2018.5.8 もたれかかる人
ひと月ほど、下宿の息子がスマホを使いすぎて、家族全員、WiFiのない状況下ではインターネット環境が劣悪な状態になっています。
そのため、院長は、自宅以外で、スマホをネットに繋がないようにしています。
手持ち無沙汰になるのが、電車の中。
以前は必ず読書をしていましたが、スマホを手にした時期と老眼が重なり、安易にスマホを触ることが多くなりました。
そのスマホに制限がかかると、意外にもすることがありません。
吊り広告を見たり、人間観察をしたり、何か思いを巡らせたり。
そんな状況下で何故か遭遇することが多くなったのは、もたれかかる人。
座席に座ると、前を向いて座っているのですが、だんだん隣からの圧を感じてきます。
子供なら微笑ましくて許そうという気になります。
(大体、親が気づいて起こし、謝ります)
男性には、ちょっと困ってしまいます。
肩をずらして、気づくかな?とアピールするのですが、一度で気づいてくれる人ばかりではありません。
先日は、何回か、肩でもどしても、またもたれかかってくる30代くらいの男性で、隣を見ると、もう寝顔が10センチ以内の至近距離。
アラフィフのオバサン(院長)も、どうしたものかと(かえって赤面)。
起こして注意も出来ず(怖そうな人ではなかったのですが)。
20代の女性にもたれかかられられた時も、肩で何回か戻そうとしたのですが、それにもかかわらず、もたれかかりの繰り返し。
しかも、長い髪も、自分の方へ。
意を決して、『あの~すみません。もたれかからないで、いただきたいのですが…(精いっぱいの遠慮)』
『あ~、すいません』
分かってくれたかと思いきや、再びうとうと、もたれかかり。
そういう人は、隣席の客の様相を確認して、『大丈夫、安心』と思って、(うとうと)寝始めるのでしょうか?
『よく、もたれかかられるけど、どうしたらいい?』と、知人に尋ねたら、
『物を拾うように、さっと前かがみになる(相手が、ガクッとなり、気づく』
『浅く座りなおす』
『黙って席を立つ』
なるほど。
電車で眠りこんでしまった経験はありませんが、今後、加齢により、うとうとの恐れのある院長。
明日は我が身と思って、寛容に。
『電車内の少女のうたた寝はるじおん 莟(つぼみ)はみんな俯(うつむ)いている』
5月6日の新聞の短歌欄。
少女は何時の時代もうたた寝さえ絵になっています。
羨ましい~