2025.8.5 すみませ~ん!いいよ~
よしもとの祇園花月劇場も8月で閉場となります。
よしもと新喜劇ファンとしては、終了前に行かなくては。
なんば花月は本場ですが、いつも満員御礼。
以前、院内旅行でなんばグランド花月に行ったときには、奇跡的に最前列!
すち子の投げた飴もキャッチして天にも昇る思い。
それ以外は、いつも後ろの方の席しか取れません。
対して祇園花月では最前列も取れるし、当日でも5~8列くらいには座れます。
思い立ったら祇園花月!というほど、京都で一番好きな場所でした。
閉場まで数か月前のある日。
異様に多い人。
初めて『し』の列。(あ行から)
閉場が発表されてからどっと観客が増えたそうです。
若手の漫才から始まります。
トリの頃には安定の笑い。
それから新喜劇が始まります。
新喜劇のストーリーはいつも同じで分かっているのに、ついつい笑ってしまいます。
ワクワクドキドキのない安定安心の笑い。
頭をフル回転させなくても、劇に合わせていつも同じ流れで笑える安心感というのか…
祇園花月の壇上でズッコケる練習をしたことも思い出されます。
誰でもできそうに見えることが、本当は難しい。
誰かを貶めたりけなさず、純粋に笑わせることって本当に難しい。
それらを極めるのってすごい。
若い頃には思いもしなかったことです。
座長のひとり、アキさんが流行らせたシーンに
相手『すみませ~ん』
アキ『いいよ~』
突っ込み『いいんですか?』
アキ『いいよ~謝ればいい~』
実際、特に社会では謝れば済む問題ばかりではないけれど、やはり非があれば『すみません』と謝ることは大事だと思います。
解決はしなくても、少し場は収められる。
そこから話し合いをしていけると思っています。
院長になってからの方が、『すみません』を発することは圧倒的に多いです。
でも相手の言い分を聞き、当方の方針や改善や提案などをお話しすると分かっていただけることがほとんどです。
最近は若い人で『すみません』が言えない人が増えてきたように思います。
自身の主張を言う前に、ミスがあったり出来ないことがあったりしたら『すみません』
状況を少し緩めるクッション言葉(担当学校医の小学校でよく使います)となります。
先日鹿児島中央駅でバスを待っていると、ロータリーに『えッ!』と声を上げそうな表示を付けたバスが入ってきました。
『すみません回送中です』
名古屋市バスは『回送』のみの表示。
日本の南・九州の下の方で、こんなクスっと笑えるバスに出会うとは。
『すみません回送中です』と掲げられると、目の前をスーッと通り過ぎても『いいよ~』と言いたくなります。
鹿児島市バスのユニークな取り組み。
ロータリーでしばらく立っていましたが、残念ながらその1台のみしか遭遇せず。
(なので写真はとっさの1枚です)
回送バスは、今後鹿児島での回想シーンに出てくること必至。
まだまだ日々『すみませ~ん』の院長(お客様相談係兼務)ですが、患者さんの温かい『いいよ~』で、お陰様で開業28周年を迎えることが出来ました。
経験と新しい知識を還元できるよう精進します。
今後ともよろしくお願いいたします。
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