2025.7.1  緑のお世話

クリニックの花壇は自信をもってアピール出来るもののひとつです。

当初は、手入れをあまり要しないツツジやサツキ・低木の庭木で構成されていました。

しかし約20年前に患者さんも通行人も見て楽しい・嬉しくなるような花壇にしたいと思い、花の手入れをしてくれる造園屋さんに依頼。

以来、季節の花々が咲き、クリスマスシーズンにはイルミネーションも加わり、非常に楽しんでいただける花壇となりました。

残念なことに造園屋さんは廃業。

次を探すのに院長東奔西走。

庭師業が得意な造園屋さんだと、選定は上手いのですが花の選別がちょっと…

お花は植えるけれどメンテナンスはちょっと…

自分が造園屋に弟子入りか専門学校入学するかとまで考えたほど。

なかなか決まらない中、ついに素敵なお花屋さんに出会いました。

 

色とりどりの可愛いお花たちです。

前任の造園屋さんとはまた違うテイスト。

メルヘンの世界です。

 

さて、これらのお花のメンテナンスはプロに任せるにしても、日々の水やりは必要です。

昨年までは、スタッフもしくは院長が時々…みたいなやり方でした。

今年は例年以上にすでに猛暑。

お花を植え終わった後に、お花屋さんから水やりの依頼と注意が来ました。

 

1.朝9時までと日没後にたっぷりと水やりをする。

2.ホースの水の勢いは強いと植えたての苗は痛むので弱く。

3.根元に向かって3秒くらい。

 

2と3については初めて知った事項。

なるほど~

ガッテン!承知しました!

今期より院長、水やり係となります!

 

といわけで、毎日任務を遂行しています。

毎日毎日水やりをしていると、面倒よりも、私がお世話しなきゃ!という愛情が湧いてきます。

息子たちの食事の必要がなくなった代わりに、植物たちの食事(水)を与えています。

毎日見ていると、日々の変化も気が付きます。

花が咲いた、散った。

虫が喰った?などなど。

一部開院当初の木は残してあるのですが、その一つに『長男の木』があります。

地方病院にいたころに生まれた長男は記念植樹をいただき、わずか30センチに満たなかった木は3M近くに育っています。

冬になると枯れかけて冷や冷やするのですが、春になると緑の新芽を出します。

長男は滅多に帰ってきませんが、何も文句も言わずすくすく育つ長男の木に水をやりながら1日に2回長男のことを想います。

 

緑は目に良いと言われます。

緑色は可視光線の中間波長なので、目への刺激が少ないからではないかと考えられています。

木や森など緑色のものは、大抵は遠くのものなので、毛様体筋(ピント調節をする筋肉)の緊張が取れリラックスす効果もあります。

色彩心理学でも緑色はリラックス効果があると言われています。

 

実家には日本庭や畑があります。

子供の頃、夏の夕方になると父に水撒きをするように言われるのが嫌でした。

渋々やっていたお手伝い。

何でやるのか?意味も分からず、知ろうともせず、植物に愛着もないままの水撒きでした。

 

人生折り返しをとっくに過ぎ、この変化は何?

植物であれ、毎日手間をかけることでその愛情は更に深くなっていくことにやっと気づいたオバサン(院長)です。

 

出張の日も早起きして水やり、遅く帰っても水やり。

雨の日はたくさん降ってくれるよう願います。

 

通りがかりの人と朝の挨拶。

『頑張ってるね~』

『気持ちいいね~』

目出し帽のような黒色パーカーの怪しげな水やりオバサン。

見破られている?!

 

 

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2025.6.17 運転外来体験する

視野画像学会でのもう一つの体験。

 

東京に続いて、神戸・新潟・名古屋でも眼科における『運転外来』が開設されています。

名古屋では、名古屋市立大学医学部付属東部医療センターで開設(紹介状予約必須)。

この『運転外来』は、緑内障や網膜色素変性症、脳血管障害により視野異常のある人の運転リスクを適切に評価し、自身の運転リスクを把握してもらうことが目的。

市街地や住宅地の運転を疑似体験できるドライビングシュミレーター(DS)という装置を使います。

運転外来で使用するDSには、視線計測機能がついており運転中の目線を追跡・解析できます。

 

数年前もDSを体験した院長。

運転外来が名古屋に開設されたこともあり、患者さんを紹介する前に再度体験することに。

 

前回は、健常者としてのDSの体験。

今回は…

『どんな視野・病気の体験をしましょうか?』と担当の人(学会なのでDSの会社の人が対応)。

1.上方視野障害」(緑内障後期)

2.下方視野障害(緑内障初期だが実際に事故を起こした事例)

3.軽度の上方障害(緑内障初期)

4.左半盲(脳梗塞)

5.高度の求心性視野狭窄(中心だけがみえている・網膜色素変性症の進行例)

院長は2を選択。

視野を見て、眼科医としての闘志が。

『絶対に事故らない!』

 

DSの運転は直進のみ。

アクセルとブレーキのみの操作です。

歩行者やバイク・自動車などが飛び出してきたり、思わぬ方向から接近してきたり。

状況に注意して運転しないと。

 

スタート!

最初から覚悟はしていましたが、下方のもやもやが気になります。

黒っぽい、薄く透けたような雲。

これが視野障害です。

下方が見えにくいので、つい下方に注意が集中。

とはいえ、上方の信号も見落とせません。

 

慎重になりすぎて、飛び出してくるかも?と思うと、早めにブレーキを踏み、ずいぶん手前で停止することも度々。

バイクがスッと通り抜けるときもヒヤリ。

片道1車線の狭い道路では、対向車の左折も突然のように感じられ怖い思いも。

 

終了!

緊張続きで汗びっしょり。

疲れた~。

幸い事故は起きませんでしたが、終了後に視線の追跡結果を見てびっくり。

下方が見えにくいため視線が下前方にばかり集中しており、左右への目線の動きが非常に少なくなっていました。

 

安全な運転には、目線を上下左右(特に左右)動かすことがとても大切です。

警察官の視線追跡をすると、目の動き(視線の広がり)が大きいことが分かっています。

高齢になると、視野の中心にしか目線が行かなくなり、目の動きが小さくなる傾向があります。

 

院長も体験して、意識してもっと目線を動かすようにすれば、安全に運転できるのだとわかりました。

 

視野障害があっても運転したい患者さんには、日頃当院でもお話をしています。

運転外来でDSを体験することも運転リスクを正しく知ることも安全に運転するために意義のあることです。

 

さて、今回の学会は大宮で開催。

せっかくなので、新幹線でひと駅先の小山(栃木県)で下車。

目の神様『妙建寺』へ。

目的地が近づいてきた頃、『眼科』と書かれた看板が目に飛び込んできました。

え~?目の神様の隣に眼科?

『なかなか治らないから、隣でも願掛けしてください』って患者さんに言われたりして…

と妄想しながら近づいてみると…

『○○』…全然違う!

目の錯覚にしても脳の誤認識ひどすぎ~!

勘違いも甚だしい…

 

 

しっかりお参り。

いつもながらの願掛け。

 

帰りは両毛線で大宮へ。

時には遠回りも大切。

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2025.6.10 ナビではない

学会では、講演がもちろんメインですが、そのほかに機械展示などもあります。

今回の視野画像学会。

 

日本盲導犬協会が初の参加。

会場の片隅にちょこんとこげ茶のラブラドールレトリバーが。

『盲導犬との歩行体験できます』

『やってみたいです!』

ではまず持ち方を…

普通飼い主は紐を持ちますが、盲導犬の場合は、まず革紐を手首にはめるようにして付属のスティックを持ちます。

『こんな風ですか?』と手間取っている間も、お利口にじっとしている盲導犬。

『自分が主体でスティックを持ってください。引っ張らず、引っ張られないように』

では早速進みましょう。

 

と、その前に。

『盲導犬はナビではありません。犬が連れて行ってくれるわけではありません。自分の行ったことがある場所を飼い主は記憶していて、そこへ連れていく補助をするのが盲導犬なのです』

びっくり!無知な眼科医。

盲導犬は犬ナビではなかった!

 

右足を少し前に出して、右手を軽く前へ振り、『Go Straight!』と言います。

指示を聞くと、ラム(犬の名前)は早速歩き出します。

決して引っ張るようなことはせず、飼い主(この場合は院長)に合わせて歩きます。(もちろん協会の人も傍で指導)

 

角に来てラムは立ち止まります。

角に何のお店(音や匂いで)があるかも知っているようです。

右へ曲がるときには、右手を少し前に振り『Go Right!』

角では必ず止まる(信号や横断歩道も)ので、そのたびに指示を与えます。

会場内の椅子などの障害物もうまくよけてくれます。

会場の休憩コーナー(コーヒーとお菓子がある)を横切った時には、『ラム、お菓子の誘惑に負けないんだね~子供より偉い!』と感心。

(目の前に食べ物を出されると食べてしまうこともあるとか)←盲導犬の気を引く行為は慎むべき!

 

無事一周してきました。

盲導犬になれるような犬は相当のエリート、頭も性格も秀逸。

ラム、初体験に付き合ってくれてありがとう!

 

さて、視覚障害者が移動する手段としては

白杖

盲導犬

視覚ガイドヘルパー

があります。

各人の希望に応じて何を使うかを決めるそう。

 

白杖は、杖だけ(自分だけ)で状況把握し歩いて行かねばならず、時に危険もあります。

小さい頃からロービジョンで白杖を使い慣れている人は、操作にも長けており、身一つで即行動できるため、白杖愛用者が多いように思います。

チームドクターとして関わっているフロアーバレーの面々たちも、白杖で地下鉄バスを乗り継いで練習に来ます。

(しかもコートの中では白杖なしで動いています)

 

盲導犬は、物にぶつかった経験があったり(もしくはそれらを恐れて)、一人では怖くて外出できない人の補助となります。

ナビにはなりませんが、飼い主を安全に目的地に誘導してくれます。

白杖と違い、盲導犬が障害物や危険を察知してくれます。

ただし、きちんと犬の世話が出来ることが条件です。

 

健常者の視覚ガイドヘルパーは、依頼人が知らない場所へも的確に安全に連れて行ってくれます。

ただし、予約制で時間にも場所にも制限があります。

 

どれを選択するかは当事者が決めます。

 

ちなみに盲導犬は無償でロービジョン者に貸与されます。

盲導犬協会は、ほとんど寄付で成り立っています。

当院もわずかながら寄付をしています。

マスクを忘れた患者さんから20円を徴収することにして以来、20円は盲導犬協会の寄付箱へ。

マスクを忘れていなくても寄付は歓迎です。

 

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2025.5.27  紫外線は目にも…

学校検診・視力検査も始まり、受診のお勧め用紙を手に来院される患者さんも多くなっています。

視力の他に保護者からの質問が色々。

年の功?性格?質問には即答の院長です。

直球で答えることが多いのですが、人によっては変化球で返すことも。

 

薫風の季節、爽やかどころか急に暑くなり、紫外線に関連する質問もいくつか。

 

紫外線被ばくによる眼障害は急性と慢性があります。

急性とは急に起こるもので、屋外活動後の結膜充血や角膜炎です。

有名なのは雪山での『雪目』、ゴーグルなしでスキーをしていると紫外線による角膜炎が起こります。

その夜から翌日、角膜炎による激痛が起こり眼科受診することになります。

南方のビーチなどでもサングラスなしだと数時間で角膜炎が起こることがあります。

 

少年野球やサッカーなどで一日屋外活動をすると充血するのは、目の日焼けです。

翌日には治癒軽減していることが多いので、目が日焼けをしている自覚はないかもしれません。

しかし、この繰り返しで慢性障害である瞼裂斑(けんれつはん)を発症しやすくなります。

瞼裂斑は、角膜(茶目)の水平方向の結膜(白目)が盛り上がり充血したものです。

同年齢の児童を対象に、沖縄県と石川県で瞼裂班の発症率を調べたところ、沖縄県での発症率が高かったという報告もあります。

 

さらに、紫外線は白内障のリスクを高めます。

加齢により紫外線を浴びる量は当然多くなりますが、紫外線被ばくにより特徴的な白内障のタイプもあります。

高温環境もリスク有とされており、高温下での屋外作業やスポーツ下でのサングラス着用はぜひ。

 

眼の紫外線対策として

*紫外線カット機能付きコンタクトレンズ

まぶしさを自覚しなくても、太陽が高い時間帯では

*帽子(UVカット率約50%)

*眼鏡(同70~90%)

*眼鏡と帽子との併用(95%程度)

*サングラス(90~95%)

の併用もお勧めです。

 

紫外線はお肌に悪い…なんてことも知らずに、沖縄のビーチで日焼けオイル(ココナッツの香り)を塗りたくって小麦色に焼いていた大学生の頃。

化粧品のキャンペーンガールも憧れの小麦色の肌(昭和)。

 

眼科医になり、暗室での診療のため日中紫外線を浴びることが激減。

紫外線による眼障害の患者さんには多く遭遇。

お肌のみならず目の紫外線障害について、患者さんにお話ししています。

 

今年のA小学校での検診。

新任の養護教諭と挨拶。

あれ?どこかで見たことがあるような…

『先生、お久しぶりです。B小学校に居た…○○(旧姓)です』

『え~○○先生!?お久しぶり~!何年振り?』

『B小学校に赴任した時から17年になります』

『え~!』(の連続)

目の前のC先生が一気に17年前の○○先生に。

新卒のC先生は、当時マンモス校のB小学校養護教諭No2(2人体制)として赴任。

一生懸命仕事を覚えている姿、それに伴う成長を検診や学校保健委員会の時に嬉しく眺めていたものです。

まだお姉さんのようだった可愛いC先生もベテランの域。

今では3児の母だそう。

B小学校でお世話になっていた我が息子たちのことも覚えてくださっていました。

息子たちがもう社会人。

C先生も3児の母。

月日の速さを感じます。

『育休明けの赴任先の学校医が公センセで安心しました』

『私も嬉し~』

長く学校医をしていると、先生たちとの出会い・別れそして再会も。

 

『先生、変わらないですね~』

お気遣いに感謝。

また誰かに言ってもらえるよう紫外線対策に励みます。

 

敦煌特産の水晶石眼鏡

 

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2025.5.13 アモイ(厦門)アモーレ(amore)!

関西空港から直行便で中国福建省厦門(アモイ)へ。

位置としては台湾の西真横。

華僑の出身地としても有名です。

 

那覇で魅せられた福建省の庭園・福州園。

アモイは、亜熱帯で花と緑の街だけあって、とてもきれいで都会的でありながら木々や花々の自然も多い街です。

また、コロンス島は租界地だったこともあり、中華風を取り入れた西洋建築が多くあります。

 

まずは世界遺産の土楼を見学に。

アモイ市内からバスで約4時間。

北方からの移民、漢民族の客家(ハッカ)人が土(石・藁も)で作った集合住宅です。

13世紀から20世紀にかけて建てられたものだそう。

円形や長方形などの形で要塞のような外観。

しかし、中は広い中庭があって、1階は台所・2階は倉庫・3,4階は住居となっており、部屋はすべて同じサイズで、平等な状態での共同生活だったようです。

一族郎党600家族が住んでいたといわれる大きな土楼もあります。

今でも住んでいる人が何人かいるそうですが、トイレは汲み取りバケツに貯めるか1回の屋外トイレまで行かなければならないトイレ事情に慄いてしまった院長です。

 

地元の人の言葉は早くて理解困難。

屋台のバナナを買おうとした時、老師(先生)が『もっと安くするか大きいのを!』と交渉。

いつもは日本人みたいな先生が、本物の(本物だけど)中国人に見えました。

コンビニでは、中国人の子供が好きなお菓子を聞くことが出来ました(お互い英語が混じったが)。

スーパーでは、キロ売りのイチゴとサクランボを少しずつ欲しいことを伝えて(かなり怪しい中国語で)、買い方を教えてもらいレジに行きました。

就学前の5~6歳程度(でも5~6歳でも現地の子は言葉は聞き取れる)の中国語レベル?

 

さて、中国人ガイドさんは日本語もとても流暢。

ワーキングママのお悩みはどこでも同じ。

子育てが終わった先輩ママ(院長)に聞きたいことはたくさん(日本語)。

 

院長も中国の教育事情および近視対策について聞いてみました。

高校入学試験が最初のハードル。

受からないと大学進学の道は閉ざされます(アモイの高校進学率55~60%)。

大学受験も苛烈で高校生は勉強の毎日。

名門大学に入っても半数しか就職できない現状だそうです。

 

小学1.2年生は宿題なし。

3.4年生は1時間以内の宿題。

近視対策で体育授業も増えているそう。

近視進行予防のオルソケラトロジーや低濃度アトロピン点眼も周知されています。

 

近視発症の予防、進行抑制は屋外活動の推奨と近見作業の時間短縮が有効と考えられています。

子供は外で遊ぶのが普通で、読書か漫画のみの昭和の院長。

しかし近年のライフスタイルの変化により子供の屋外活動の低下、近見作業(スマホやタブレット・携帯ゲーム・タブレット使用しての授業など)の増加が近視を進行させることが、医学的に立証され定説となっています。

1日2時間の屋外活動。

20分近用作業(主にデジタルデバイス)をしたら20秒20フィート(遠く)を見る。

 

中国や台湾のほうが日本より積極的に(国を挙げて)近視対策をしているようです。

 

ちなみに院長が愛用?している学習用タブレット(中国人幼児・小学生向き)は、画面との距離が近くなると『距離が近いから画面から目を離して!』と警告が出て、一時フリーズします。

 

仕事のため、帰りは一行と別れて一人帰途に。

無事帰国でき、次回は一人で厦門に行けそうです。

次は小学校1~2年生レベルでの渡航を目指します!

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2025.4.22 科学は美しい(日本眼科学会総会)

毎年大きな学会にはテーマがあります。

今年の日本眼科学会総会のテーマは『科学は美しい』

会期は毎年4日間。

今年は東京国際フォーラムにて。

開業してからは、4日通しでの参加は縁遠い院長。

オンデマンドで後から聴講できるとはいえ、やはり臨場感を味わってこその学会。

 

今回念願の全日参加を果たしました。

学会のスタイルも時代の流れ。

たまたま初日の聴きたいセッションはENGの表示。

講演が始まると、日本人座長・演者なのにオールEnglish!

英語のスライドは見慣れているものの、講演まで英語となると、日本語への変換をしつつ内容を理解する脳内処理の連続。

1時間20分!

質疑応答も英語。

そのせいか外国人の参加者も多い。

講演が終わるとぐったり。

いかに第1言語(母国語)は、音楽のように脳に入ってきて理解されているのかを再確認。

会場で英語千本ノックを受けるとは(母国語と同様に英語が堪能なDrは日常でしょうが)。

 

外国の先生の招待講演は、以前は同時通訳でしたが今回はAI(と思われます)。

演者の話に応じて、スクリーンに和訳がどんどん出てきます。

そのまま訳してくるからでしょうか、文脈を読んで理解するのに精いっぱい(内容が高度だったせいもあるかもしれませんが)。

単語や言葉も状況に応じて使い分けします。

AI翻訳だと、言葉が生きていない気がしました(内容を理解していないままそのまま訳すみたいな)。

 

さて今回は、『レジェンドと語る○○』というシンポジウムも目玉。

○○は、目の各部位なのですが、緑内障セッションでは、院長の師匠であるY先生が登壇されました。

Y先生はK教授の招きで岐阜大学眼科学教室に来られ、研修医院長と入局は同年。

緑内障の手術が大きく変わって行く時代でした。

診療・手術や研究を大きく担っていたのが当時中堅どころのY先生でした。

緑内障の患者さんの眼圧日内変動を調べるため、研修医は2時間ごと24時間測定しました。

深夜から早朝は12時2時担当と4時6時担当に分かれるものの、2人ともそのまま仕事。

働き方改革などない時代、診療もやり研究(の末端)もやり、それでも一人前の眼科医になるためには必要なことと信じていました。

(お陰で博士論文が書けました)

Y先生は以前日本緑内障学会会長も。

今までの診療・研究の軌跡を発表されました。

 

『患者さんを診ていると見えないものが見えてくる、病気だけでなく患者さんの人生を診(見)ている』

Y先生の言葉を肝に精進していきたい!と改めて決意した院長でした。

 

さて、信心深い?院長。

今回は市ヶ谷の茶ノ木稲荷へ。

稲荷神社の御神使の白狐が茶の木で目を突き、それ以来崇敬者は茶を忌み、正月3が日は茶を吞まない習俗があったとのこと。

特に眼病の人は、17日あるいは37日21日の間茶を断って願えば霊験あらたかであったと言われています。

たくさんの眼病治癒祈願の絵馬が。

いつものように患者さんたちが良くなりますように。

 

科学(医学)は、事実の積み重ねをデータ化し解析し結果を考察し結論に至る。

その結果、新たな発見・真実に至ります。

だからこそ美しい!

 

目の神様は科学から離れて気(と脳)を緩ませてくれる場所です。

市ヶ谷の駅の傍には都会(新宿区)なのに釣り堀が!

桜の季節にお花見と参拝と釣り堀の3本立ても楽しそうです。

 

*4月29日、5月6日は公センセの部屋はお休みです。

■目の神様シリーズはこちらからご覧ください

目の神様in奈良&愛知

目の神様in 鎌倉

目の神様 in平泉

目の神様 in 仙台

やりなおしたい?

初めての御朱印

身代わりどじょう

目の霊山

余呉へGO,GO

鎌倉好き

医者も祈願する!?

 

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2025.4.15  運転外来

緑内障が専門(博士論文は緑内障)なので、地域のかかりつけ医でありながら、緑内障の患者さんは経年的に増加していきます。

長い人は、大学病院時代から30年以上。

開業して以来ずっと経過を診ている患者さんも多く、一生のお付き合いそのものです。

 

緑内障は、目の神経が主に眼圧によって傷つき、その結果視野欠損や視力障害が生じる病気です。

日本人の40歳以上では約20人に1人が緑内障という疫学調査の結果を見れば、40歳になれば一度緑内障の検査を受けたほうが良いです。

特に強度近視や家族歴ありの場合はリスクファクターです。

機器の進歩により、ごく早期の緑内障や緑内障グレーの状態も発見診断することが出来るようになりました。

 

中期・後期で診断、もしくは中期・後期になってくると、視野検査でも自覚するような視野欠損が出てきます。

視野検査では見えない部分は黒くなりますが、実際には、視野欠損はその部分が黒く見えるのではなく、なんとなくぼやけたように見えるのです。

しかも、片眼で見えない部分があっても、もう片眼で見えると、脳が処理して両眼では視野欠損がないように見えてしまいます。

このため、片眼が悪くても気が付かないことが多いのです。

 

中期・後期でも視力は保たれていることが多いので、自動車の運転をされる人がほとんどです。

眼科医としては、視野も重視し、運転時の注意すべき箇所をお話ししたり、時には返納を勧めます。

見えていると思っているけれど、意外と車を擦ったり、ひやりとした経験をしたりすることは多いようです。

 

緑内障で上方視野欠損があると、信号の見落とし特に近い距離で交差点が連続してある場合、向こう側の信号を見ていて手前を見落とすなどの危険があります。

また外側に欠損が及ぶと、飛び出しに対応できない場合もあります。

下方視野障害は、手元のメーターなどがすぐに見えない場合があります。

 

網膜色素変性症という病気は暗いところで見にくくなる病気ですが、徐々に周辺から視野が狭くなっていきます。

視力が良い場合、周辺の視野の狭まりに気づかないことが多く、脇からの飛び出しや変化に対応できなくなります。

 

脳梗塞など脳の病気、脳腫瘍などの病気でも視野に影響を及ぼすことがあります。

 

運転免許は視力だけで更新できるので、視野は不問にされています(特別な場合を除く)。

 

普段の診療では、視野欠損が運転に支障を及ぼす可能性のある患者さんには随時お話をしています。

 

そして…ついに名古屋市立大学付属東部医療センター眼科でも運転外来が始まりました。

全国4番目、東海地方初です。

緑内障などで視野に異常がある人の運転能力をドライビングシュミレーター(模擬運転装置)を使用。して判断できるようになりました。

 

車を発進すると、交差点や信号があったり、車や人が横から出てきたりなどいろんな場面に出くわします。

運転中どこに視線が向いているかを追跡記録されます。

その結果から医師が運転時に気を付けるべき具体的なアドバイスをします。

 

疑似体験はすでに昨年の学会で院長も体験。

今年の学会でも再体験を申し込みました。

視力視野が正常でも加齢による変化はあるはず。

体力知力気力に自信があるつもりの院長でも、あくまで同年代に比べて…と戒めも必要。

運転能力も然り、病気があればなおさら。

自分の視野と運転能力の関係を理解するために運転外来は有用と考えます。

 

運転外来は主治医の紹介状が必要です。

 

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2024.6.11  運転止める?続ける?

砂嵐の運転

 

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2025.4.1  頑張ったら …

先日Aさんの結膜炎の治療が終了。

『今回はこれでおしまいです。また、何かあったら来てください』治療終了の際のいつもの台詞。

『あの…私、どうしても先生に言おうと思っていたことがあるんです…』

え?!何々、この改まった雰囲気?!

『息子のT、覚えてみえますか?』

Tくん、もちろん!

中学受験して進学したところまでは覚えています(それ以降は受診なし)。

『何かありましたか?』

『実は…』

T君は、学校の色覚検査で受診勧告され、当院で再検査して確定した。

その際、色覚特性の話や、進路就職の選択可能性の話などAさん(母)とT君に話をしました。

『あの時の言葉に支えられて、進路を考えました。楽器を弾くのが好きだったので、そちらの方向に進み、今では音楽家になりました。

きちんと説明してくださって感謝しています。いつかお礼を言わないとと思っていました』

今回の結膜炎での来院がお礼のチャンスと思われたそう。

『Tももう30超えたんですよ』

年月が流れるのは早い。

『検索してみてください』の言葉に、立派な音楽家のT君が現れました。

 

T君の話を聞きつつ、院長脳内検索エンジンがかかっています。

『T君、妹さんいらっしゃいましたよね?』

『はい』

『Mちゃん?!』

『そうです、先生すごい!』

Mちゃんは、心因性視力障害でみていました。

心因性視力障害とは、目に異常がなくても、視力が低下したり変動が起こります。

また、特有の視野障害を起こすこともあります。

病名の通り、心因性で、家庭内(兄弟姉妹との関係など)、習い事、友人関係などが原因の場合と、眼鏡に憧れる眼鏡願望の場合があります。

気のせい…にしてしまわず、しっかりと子供の声を聴くことが大事です。

院長自身、偉そうに言いながら、子供にちゃんと向き合えなかった母親だった自戒を込めて、小さな患者さんに接しています。

Mちゃんは、小学校には馴染めなかったけれど、新しい目標に向かって中学受験に臨みました。

いつの間にか、視力も回復。

自身も心因性視力障害の勉強をさせてもらった患者さんです。

『Mちゃん、今は?』

『SEとしてIT企業で働いています』

T君、Mちゃん、二人とも立派な社会人になって院長感涙ものです。

 

その日一番のプレゼントでした。

 

最近は記憶する必要性がどんどん減っています。

カルテも名前や番号で検索すれば、すぐに病名も内容も見ることが出来ます。

しかし、検索してもわからないことがあります。

それが、患者さんとのエピソードです。

簡単なエピソードはカルテに記載しますが、もっと深い話や診療とは関係ないここだけ(診察室)のエピソードは、院長の脳内のみです。

それでも、何か関連ワードから脳内検索すると、不思議に出てきます。

さらに、その家族までが…芋づる式に出てきます。

脳内検索処理能力、捨てたもんじゃなさそう。

 

こういうことを言うと、息子たちから『デジタル処理能力は低いことも自覚しないと!』と厳しい言葉。

先日も新幹線をネットで購入したら、ICカードに紐づけすることを知らなかった院長。

『そのまま行っても、改札でひっかかってた』息子があきれながらも紐付けしてくれました。

ご時世的には、デジタル処理脳能力向上しないと!

 

とはいうものの、無機質なデジタル検索能力より、脳内検索のほうが、名前からモノクロ画像・思い出、まつわる暖かみと広がりをもたらしてくれます。

院長脳内の患者さんデータは門外不出であり、宝物です。

頑張ったら飛べなくても翔べる!

 

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2025.3 .25  頑張っても…

『色覚検査希望』で来院した大学生のX君。

現在は、小学校中学校で任意の色覚検査のお知らせを出しています。

院長子供時代は小学4年生で全員色覚検査を受けました。

今では、任意、希望者のみです。

 

まず、診察室で色覚検査を希望する理由を聞きます。

X君は某鉄道会社の説明会にて、簡易検査で異常ありと指摘されたそうです。

 

眼には赤・緑・青を感じる視神経細胞があります。

この三色の見分け方が弱い場合、色覚異常とされます。

赤と緑が同色に見える場合は非常に少ないです。

(昔、院長の愛読少女漫画では、色覚異常はこのように描写されていました)

例えば暗めの赤と暗めの緑など、同じ色でも色自体の明度や周辺の明るさによって見分けが困難になることがあります。

つまり似たような色の仲間に見えてしまいます。

学校や眼科で行う色覚検査は、まず異常の有無です(疑い含む)。

更に色相配列検査をし、タイプを分けます。

ここまでで、色覚異常の診断と説明は出来ますが、程度を判定する(希望なら)には、特別な機器がある病院を紹介します。

 

色覚異常が分かったところで治療法はありません。

まずは、今まで日常生活に支障を感じたことがないか。

あるならどんな状況で?

自分の色の特性を理解し、気を付けるべきこと(迷ったら明るいところで見る。この色とこの色の組み合わせは注意。触ったり周囲の状況もみて色間違いを防ぐなど)を話します。

一般に日常生活に大きな支障がある人は稀です。

自動車運転免許も取得可能です。

 

職業の選択は以前よりもかなり門戸が広がりました。

これは、院長よりももっと先輩眼科医たちの働きかけの賜物です。

しかし、鉄道運転士やデザイン・色に関わる仕事はまだまだ門戸が閉ざされています。

 

X君は運転士希望でした。

『頑張ってもなれないんですね…』

色覚異常について説明しましたが、励ましも届かないくらい落胆していました。

運転士にはなれなくても、きっとX君に合う仕事があるはず。

そう願わずにいられません。

 

色覚異常は男子の約20人に1人、女子の約500人に1人です。

色覚異常の生徒の約半数は、検査を受けるまで自覚がありません(日本眼科医会調査)。

異常のタイプや程度により、一部の仕事に支障を来たすことがあります。

進路を決める前に、自身の色覚特性を知っておいた方がいいでしょう。

 

学校で受け忘れても眼科でいつでも受けることが出来ます。

先天性の場合、一生変わらないので、検査は一度診断も一度です。

 

この年になると、頑張ってもできないことがいかに多いか知っています。

頑張る前に身体特性(色覚も含む)や知的能力で不可能なこともたくさんあります。

努力で補える範囲の自分の強みで生きていくしかない、と思います。

もっと違う可能性もあるのでは?などと自分探しをした若い頃。

それでも一つのこと(眼科医)を休まず(三男出産前日まで診療、出産1週間後から再開今に至る)続けてキャリアを積み上げてきました。

地域医療のかかりつけ医として少しは貢献できていることを願います。

 

どんな仕事も社会に貢献しています。

X君ももがいて悩んで、きっと自分に合った職業が見つかることを期待しています。

 

色覚検査は随時行っています。

自分の特性を知り、その上で頑張れば掴めるもの(仕事・職業)は必ずあります!

先入観に囚われない

 

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2025.3.11 こすってますか?

この季節、受験生の患者さんたちの嬉しい報告が。

『おめでとう!』

『良かったね!』

『もうそんなに大きくなったのね~』

隣のオバサン(院長)です。

 

コンタクトレンズデビューも多くなる時期です。

 

衛生第1で選ぶなら、1dayタイプのSCL(ソフトコンタクトレンズ)をお勧めします。

もちろん1dayでも使い方が悪ければ、感染など病気になることもありますが。

 

実際には、2週間タイプ(もしくは1か月タイプ)のSCLユーザーが半数以上を占めています。

 

当院では、必ず院長が目に異常がないか確認、また度数は適正かを把握しています。

過去の使用歴・病歴はAI並みに院長の頭に入っています。

アレルギーが出ていれば、CL装用時間や洗浄方法などを聞いたり、中止して点眼処方をしたり。

『こすってますか?』

かゆい訴えの患者さんは、目をこすっています。

かゆいからこする→こするからかゆいの負のループです。

 

また別の意味での『こすっていますか?』

CLの洗浄の仕方です。

 

1990年代は、日本ではHCL(ハードコンタクトレンズ)が主流。

SCLは特別な人が装用するもの。

当時白内障手術は、眼内レンズの挿入がやっと始まった頃。

それ以前は、濁った水晶体のみ除去し眼内レンズは入れない(まだ未開発)手術だったので、白内障手術を受けた人がSCLで視力を矯正していました。

当時は煮沸消毒。

 

その後、海外から使い捨てSCLが導入され、今では日本でもSCLが主流です。

それに伴い、MPS(マルチパーパスソリューション)という、1本で洗浄・保存・すすぎ・消毒が出来るケア用品が発売され、SCLユーザーはほとんどMPSを使用しています。

 

『こすってますか?』

1日はめた後のSCLには約100万個!の菌が付着しています。

両面30回こすり洗いをすると1万~10万個(1/100~1/10)へ減少。

すすぎをすると10~1000個へ。

MPS保存前は10~1000個と報告されています。

 

両面とも30回、こすっていますか?

外して液に浸けるだけで翌朝装用…

気持ち悪くないですか?(100万個の細菌がまた目に入る)

怖くないですか?

角膜に傷があったりすれば、確実に角膜炎の引き金になります。

『しっかりこすって~』

『保存液は毎日交換して~』

4時間は浸けないと消毒になりません。

 

MPSの不適切なケアによる合併症が増加している中、注目されているのが過酸化水素によるレンズケアです。

過酸化水素は強い消毒効果があります。

ただし、過酸化水素そのものを目に入れると大変なことになるので、液が中和した後SCLを使用することになります。

6時間、確実に消毒すれば(時間を守る)こすり洗いをしなくてもOK。

また洗浄力が高いので、アレルギーでSCLが汚れやすい目の人には最適です。

 

過酸化水素は、洗浄消毒に2ステップかかるため、MPSが主流でした。

しかし、遂に1ステップタイプが登場。

1本を専用ケースに入れるだけで終了です。

誤使用防止にノズルを押し込まない限り液が出ない仕様(安全ロックノズル)になっています。

眼科医は、どちらかというと過酸化水素での消毒洗浄を勧めます(当院取り扱いあり)。

毎日両面30回こすっていると答えられる人はMPSで続行OKですが。

 

コンタクトレンズもケア用品も時代により変化します。

患者さんの眼の状態、コンタクトの使用状態、ライフスタイルなどから、いつも最新の情報を提供したいと思っています。

 

伊豆の河津桜です

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