2025.5.13 アモイ(厦門)アモーレ(amore)!
関西空港から直行便で中国福建省厦門(アモイ)へ。
位置としては台湾の西真横。
華僑の出身地としても有名です。
那覇で魅せられた福建省の庭園・福州園。
アモイは、亜熱帯で花と緑の街だけあって、とてもきれいで都会的でありながら木々や花々の自然も多い街です。
また、コロンス島は租界地だったこともあり、中華風を取り入れた西洋建築が多くあります。
まずは世界遺産の土楼を見学に。
アモイ市内からバスで約4時間。
北方からの移民、漢民族の客家(ハッカ)人が土(石・藁も)で作った集合住宅です。
13世紀から20世紀にかけて建てられたものだそう。
円形や長方形などの形で要塞のような外観。
しかし、中は広い中庭があって、1階は台所・2階は倉庫・3,4階は住居となっており、部屋はすべて同じサイズで、平等な状態での共同生活だったようです。
一族郎党600家族が住んでいたといわれる大きな土楼もあります。
今でも住んでいる人が何人かいるそうですが、トイレは汲み取りバケツに貯めるか1回の屋外トイレまで行かなければならないトイレ事情に慄いてしまった院長です。
地元の人の言葉は早くて理解困難。
屋台のバナナを買おうとした時、老師(先生)が『もっと安くするか大きいのを!』と交渉。
いつもは日本人みたいな先生が、本物の(本物だけど)中国人に見えました。
コンビニでは、中国人の子供が好きなお菓子を聞くことが出来ました(お互い英語が混じったが)。
スーパーでは、キロ売りのイチゴとサクランボを少しずつ欲しいことを伝えて(かなり怪しい中国語で)、買い方を教えてもらいレジに行きました。
就学前の5~6歳程度(でも5~6歳でも現地の子は言葉は聞き取れる)の中国語レベル?
さて、中国人ガイドさんは日本語もとても流暢。
ワーキングママのお悩みはどこでも同じ。
子育てが終わった先輩ママ(院長)に聞きたいことはたくさん(日本語)。
院長も中国の教育事情および近視対策について聞いてみました。
高校入学試験が最初のハードル。
受からないと大学進学の道は閉ざされます(アモイの高校進学率55~60%)。
大学受験も苛烈で高校生は勉強の毎日。
名門大学に入っても半数しか就職できない現状だそうです。
小学1.2年生は宿題なし。
3.4年生は1時間以内の宿題。
近視対策で体育授業も増えているそう。
近視進行予防のオルソケラトロジーや低濃度アトロピン点眼も周知されています。
近視発症の予防、進行抑制は屋外活動の推奨と近見作業の時間短縮が有効と考えられています。
子供は外で遊ぶのが普通で、読書か漫画のみの昭和の院長。
しかし近年のライフスタイルの変化により子供の屋外活動の低下、近見作業(スマホやタブレット・携帯ゲーム・タブレット使用しての授業など)の増加が近視を進行させることが、医学的に立証され定説となっています。
1日2時間の屋外活動。
20分近用作業(主にデジタルデバイス)をしたら20秒20フィート(遠く)を見る。
中国や台湾のほうが日本より積極的に(国を挙げて)近視対策をしているようです。
ちなみに院長が愛用?している学習用タブレット(中国人幼児・小学生向き)は、画面との距離が近くなると『距離が近いから画面から目を離して!』と警告が出て、一時フリーズします。
仕事のため、帰りは一行と別れて一人帰途に。
無事帰国でき、次回は一人で厦門に行けそうです。
次は小学校1~2年生レベルでの渡航を目指します!
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