酷暑の毎日。
屋外は、風でさえ生暖かいどころか熱風に感じるほど。
強い日射しが気になります。
往診で外に出ても、人を見かけません。
日焼けとは、一般的には肌の日焼けが知られており、紫外線を浴びることによって皮膚が赤く炎症を起こしたり、メラニンが皮膚表面に色素沈着を起こしたりします。
帽子・日よけの服・日傘は当たり前になってきました。
時には男性でも、小学生でも日傘をさしているのを見かけます。
登下校の日傘の使用や高校野球大会でのサングラス使用を認めている高校もあります。
紫外線は、目にも大きな影響を与えます。
例えば、目の充血・目のゴロゴロする感じ・涙が出る。
ひどくなると目に強い痛みを感じる場合があります。
特に紫外線の反射が強いスキー場や海水浴場などで、長時間、紫外線に直接さらされると角膜が傷つきます。
このような目の症状を「雪目(ゆきめ)」と言います(冬の雪山のイメージ)。
患者さんから相談されることが多いのは瞼裂斑(けんれつはん)。
茶目(角膜)の3時9時方向の白目(結膜)部分が黄色くなったり、黄色味を帯びて盛り上がったりする状態を言います。
通常治療する必要はありませんが、「目のシミ」とも言えるので、女性だと『ショック~』と言われる方も。
炎症を起こしている場合は、治療をします。
紫外線曝露量が大きく関係しています。
白内障も紫外線の影響を受けます。
最近では、高温も関係しており、サウナ・熱中症経験患者で白内障進行が起こり易いことも報告されています。
通常の生活で、紫外線を浴びたからと言って、すぐにひどいダメージを受けるわけではありません。
目を閉じて目を休める。
コンタクトレンズは外す、眼鏡にする。
人口涙液などの目への水分補給。
目を労わりましょう。
一晩休んでも良くならない場合は、炎症がひどい場合が考えられます。
その場合は、眼科を受診してください。
濃い色のレンズだと、薄い色に比べて光を通しにくくなるため、瞳孔が広がり、そのぶん目の奥まで届く紫外線量が増えてしまいます。
サングラスを選ぶ際は、色の薄いレンズを選ぶのがポイントです。
もちろん、紫外線カット加工レンズであることが前提。
最近は一般のメガネレンズでも、紫外線カット加工がされています。
普段眼鏡をかけているだけで、紫外線予防はされています。
(眼鏡をかけている部分だけが顔の他の部分より白いのは、眼鏡がしっかり日焼け対策となっているからです)。
本来、茶目(角膜)は涙でおおわれています。
涙は紫外線の吸収を抑え、角膜への直接刺激を緩和しています。
目の乾き(ドライアイ)などで涙の量や質が安定していないと、角膜がダメージを負いやすい状況になるので、ドライアイの対策も大切です。
目に良いとされる栄養素も積極的に。
「ルテイン」は、紫外線を吸収して目を守り、抗酸化作用によって活性酸素を除去すると言われています。
緑黄色野菜に多く、ほうれん草やブロッコリーなどに含まれています。
もちろんサプリメントも有効です。
先日、ホテルの屋外プールで泳いだ院長。
日が高くなっても、プールサイドにいるのは白人系の人たち。
サングラスをして、チェアに寝そべって肌を焼いています。
目は守られているけれど・・肌が白いから黒くしたいのかもしれないけれどダメージ大きそう…
余計なお節介はせず、人種?文化?の違いを感じながら眺めていました。
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『長い間お世話になりました。4月から夜間中学に赴任します』
学校医にとって、養護教諭は学校の一番身近な存在。
校医担当校のA先生が昨年転勤の挨拶に。
夜間中学とは初耳。
『ぜひ一度見に来てください』
『必ず行くね~』と約束した院長でした。
院長も知人から聞くまで知らなかった夜間中学。
名古屋市立なごやか中学校といいます。
夜間中学のイメージは、戦後の混乱期義務教育を受けられなかった人(現代では高齢者)対象かと思っていましたが…
むしろ最近は
本国で義務教育を終了せずに、日本で生活を始めることになった外国籍の人
形としては中学卒業だが、不登校などで十分学校に通えなかった人
が多いとのこと。
名古屋市在住(愛知県内在住も可)で義務教育年齢(15歳)を過ぎた人が対象。
17時半からホームルームが始まり、4時間が終わると21時です。
17時前後から、私服の生徒たちが三々五々集まってきます。
先生たちも何人か門でお迎え。
生徒は10代が圧倒的に多い、といっても全学年で60人と言うこじんまりした規模です。
顔の特徴、肌色など様々。
国語の授業を見学。
日本語なので程度に合わせて1~3に分かれます。
国語1は、日本語が十分でない生徒向け。
ひらがなからの習得です。
生徒は少ないですが、ボランティアの指導者も巡回しています。
『昨日からこの学校に来た中国の子ですよ』
まだ幼い(でも15歳以上)顔の女の子が、日本語もよく聞き取れず四苦八苦していました。
『ニーハオ。どこから来たの?いつ日本に来たの?』などなど、ちょっと話しかけてみると、あれ?と言う反応。
『中国語勉強しているから、少しだけ話せるの』
ちょっと安心したみたいで、中国語で答えてくれました。
『加油(がんばって)!』
文章を書く、話すクラスもあれば、枕草子のひとコマを勉強しているクラスも。
『全部わからなくてもいいから。知っている単語だけでも聞けたらいいから』
先生が1小節読むと、続いて生徒も読みます。
外国ルーツの子供たちが古典を知る、触れることだって大きい。
国語の先生が来て
『私、学校検診でお世話になりました。クリニックにも通ったことあるし。覚えてますか?』
マスクを外し、ネームホルダーをかざすと
『え~!○○△ちゃん!覚えていますよ~』
院長の記憶力、さらに○○△ちゃんのお母さんは○○×さんだと上書き保存。
壁には、日常の単語が日本語・英語・ネパール語・中国語で書いて貼ってあります。
ネパール語は全く分からず。
家庭科の授業はきんちゃく袋を作成中。
ミシンをかける子、アイロンをかける子、おしゃべりしている子色々。
院長も、中国語で話しかけたり、英語で話しかけたり(ネパール人。フィリピン人)。
まだ来日1年でもかなり上手く日本語を話す子がいます。
先生たちからは、社交的・誰にでも話しかける子は上達が早いと。
院長の語学力は、上記はあるものの若さに太刀打ちできずもがいています。
外国籍の子たちはこの国で生きていくためには、日本語の習得は必須です。
また高校卒業資格は最低必要なことも、親世代を見て感じています。
同胞の中で日本語をうまく話せなくても生活は出来ないことはない。
けれど、異国で生きていくためには、言葉そしてそれを使いこなし理解できれば、もっとより良い生活が出来ます。
不安のままに来日した子たちが、日本を大好きになり、未来を支える人になってくれるよう願うばかりです。
*7月21日公センセの部屋はお休みです。
『国民は、国(政府)を信じていますから』
4回も聞く機会がありました。
少し前、北欧に。
デンマーク・ノルウエー・スウェーデン・フィンランド4か国を廻るかなり強行な日程。
有名な見どころに、きれい!可愛い!素敵!みなさん連発。
院長が印象的だったのは、景色でなくモノでもなく言葉。
各国ガイドさんが案内してくれました。
4人とも日本人で70歳前後、現地に30~40年在住。
北欧で驚いたのは、物価が高いこと。
消費税も25%で、ペットボトルや缶にはリサイクル料金(40円程、リサイクルすれば返金)が上乗せ。
税金は約50%。
その代わり、教育・医療・福祉(老後など)は無料です。
自由行動の時間に
『そんなに税金高いと国民から不満が出ませんか?』と尋ねたら、冒頭の返事。
国(政府)は、国民のことを考えて税金を分配していますから。
院長、日本で社会人になって以来真面目に税金を納めています。
みんなそうだと思います。
しかし、少なくとも『国(政府)を信じている、税金は国がきちんと国民のために使っている』と聞いたことは皆無。
むしろ『税金の無駄使い』と言う声ばかり。
高い税率の代わりに、人生で最も大きな費用のかかる教育・医療・福祉が保証されているのは、この国では当たり前になっているようです。
政治家の汚職も北欧4国では極めて少ないとのこと。
お金をがつがつ溜めなければいけない理由もなくなります(老後の資金がありません…にはならない)。
人生・仕事に対する考え方、生産性についても日本人とは違いそうです。
デンマークの医療について聞いた話では
一人のジェネラルドクター(総合医)開業医は1600人の住民の主治医となる(契約)。
1600人分の年間契約料としての報酬、個々に患者として受診した分の報酬が自治体から支払われる仕組み。
主治医の紹介状がないと専門科へは受診出来ない。
(もしくは急ぐなら完全自費のクリニックを受診)
病院に行くのは、救急車の場合くらい。
開業医は、主治医となる住民が重ならないようエリア分けされている。
眼科など専門科は分化特化型が多い(緑内障・白内障・斜視など)。
ノルウエーで聞いた話では
ノルウエーには専業主婦はいないとのこと。
国の税収を増やすために、国が考えたことは、女性も働いて税金を納めるようにすること。
そのため、出産育児休暇や手当などを厚くしたそう。
国会議員の44%が女性とのこと。
北欧では、どこも専業主婦は(ほとんど)いないとの声を聞きました。
ちなみに院長も専業主婦経験なし、社会進出している方です。
スウェーデンの『ゆりかごから墓場まで』は、小学生の頃に社会で習った覚えが。
最近は、施設よりも在宅ケアへ移行しているそう。
地下鉄駅構内はかなり深く(地下鉄桜通線よりもっと深い?!)、天井には様々な絵(THE ART)が描かれていました。
実は有事に備えての防空壕でもあるとのこと。
なんと1%しか現金は流通していませんが、国は、有事に備えて1週間分の現金を手元に置いておくように指示したとのことです。
有事・戦争…北欧4か国はそれなりの緊張感があるようです(日本幸せです)。
観光バスはリトアニア(旧ソビエト)から。
運転手もリトアニア人。
海を渡ってスカンジナビア半島を運転してくれました。
北欧よりもリトアニアのバス会社に頼む方が、料金が抑えられるとのこと。(ここにも格差が)
各国、あちこちで国旗がはためいていたのも意外でした。
日本では見ない光景。
知らないこと、違うこと、世の中にたくさん。
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ライトハウスに行ってきました。
院長2度目の見学説明会。
初参加の視能訓練士も一緒に受講。
通称『ライトハウス』は、名古屋ライトハウス情報文化センターの略です。
視覚障害者情報提供施設(社会福祉法人)です。
見ることに不便さがある人=(ロービジョン+全盲)の人たちが、日々の生活をよりよく送るための情報や手助けを提供しています。
まずは大きく5つに分けてそれぞれ説明を受けました。
1,視覚障害者用ポータブルレコーダー(デイジー図書再生機)
デイジーは以前見学した時(15年以上前)も既にありました。
しかし、今回はWiFi接続でネット図書館から自分の読みたい本を探し、拡大文字や音声で読み上げる機能や、印刷物をスキャンし音声で読み上げる機能などが装備。
時代の流れと進歩を感じました。
2.白杖
白杖の役割は、情報収集(段差や障害物感知)
安全確保(杖は自分の少し前に突くので人との接触防止になる)
シンボル(自分が視覚障害者であることが一目でわかり、配慮や注意喚起を促す)があります。
通常の1本タイプのほか、折り畳み式もあります。
また、高齢者用に普通の体を支える杖ですが白く塗ってある白杖もあります。(←シンボルとしてのみの効用)
スポーティでクールなデザインの白杖も、ミズノ(スポーツメーカー)から発売されています。
3.パソコン音声ソフト
パソコンに画面読み上げ音声ソフトを組み込むと、Word,Exelを始めあらゆることが、晴眼者(目の見える人)と同様に出来ます。
視力が低下しロービジョンになっても、最近は障害者枠での雇用形態も整備されていますし、就労をあきらめる必要はありません。
4.拡大読書器
テレビ画面のモニターにカメラで映ったものを映しだす機能です。
自分の病状に合わせ、拡大率を変えたり、白黒反転(ロービジョンになると背景黒に白文字が読みやすい)、コントラストの上下などができます。
拡大読書器は以前からありましたが、精度の上昇・簡便さ・携帯型の開発など、こちらも時代の変化を感じました。
5.生活便利グッズ
音声で時刻を教えてくれる時計、体重計、体温計など。
腕時計は、音声のものと、蓋を開けて針に触り針の位置で時間を確認するタイプとあります。
計量カップは、内側に段差があり、液体の中に指を入れてその段差の場所で量を確認する仕組みでした。
そのほかに、歩行訓練もしています。
点字出版(名古屋市広報も点字様式にすると分冊3冊計5センチの厚さに!)や点字図書・音声図書の貸し出しもしています。
毎日目の病気を診ている院長。
視力が低下していくこと、視野が狭くなっていくことはとてもつらいこと。
少しでも進行を抑えられるよう、一緒に治療に臨むのですが、眼科治療も時に限界があります。
視覚障害者用補装具適合判定医師の認定・障がい者スポーツ医の資格ありの院長。
華々しい活躍(パラリンピックの選手クラス分けなど)はしていませんが…
次につなげる情報を渡せるように、エールを送れるようにとの努力はしているつもり。
『見えにくくなっても、何もできなくなるわけではない。よりよく生活できる術はあるし、同じ仲間の会もあります』
帰りに偶然寄ったインド・ネパールレストラン。
話しかけたい熱、再燃。
お店の主人(ネパール人)と会話。
ふむふむ…なるほど…と盛り上がり。
ライトハウスとカレーハウス、どちらも有意義な時間でした。
ライトハウスは、晴眼者のボランティアも募集しています。
ぜひ!
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先日、日本弱視斜視学会が名古屋の金山で開催。
金曜日の午後と土曜日の午後院長も参加してきました。
金曜日の夜は、最後まで聞くと19時半。
午後休診にして参加したので、クリニックの仕事が残っています。
いつもは地下鉄・バスなのですが、今回はタクシーを拾いました。
行き先を告げると、『今日は熱田祭りで込みますから、大きい道を避けて行きますね』
『熱田祭り?』
尋ねると、初夏の恒例のお祭りで、献灯まきわらと花火が夜空を彩るそう。
運転手さんは熱田周辺にマンション(購入時より1.5倍に価格上昇とのこと)があり、部屋からも見られるとのこと。
『羨ましい、いいですね~』
話しているうちに川沿いの細い通りに。
新堀川沿いだそう。
『この通りには小さな工場がたくさんあって…昔より減りましたけどね』
『郵便局の集配センターもここ(走行方向右手)に来たから、中央局よりもここに持ってくるのが一番早いですよ』
建て替えで名古屋駅の郵便局と集配センターは分かれたそうです。
古い町並みが続きます。
何処をどう走っているのかわからないけれど、時々『ここは熱田区の○○で~ここは瑞穂区の○○で~』と案内が入ります。
やっと知っている通りに出て『ここに繋がっているの?』とびっくり。
名古屋市内を走行にもかかわらず、旅先でタクシーに乗った時みたい。
『安全に走るのが基本ですが、渋滞の時とかに他のいくつかのルートを知っておくことも大事ですからね』
どんな仕事にも通じること。
金山からクリニックまでの王道ルートは知っているものの、渋滞予想でイレギュラーの道を急いでくれた職業意識に、院長もちょっとした旅気分に。
今回は弱視と斜視の勉強をしてきました。
この分野もどんどん進化し新しい治療や手術方法が出ています。
小児のスポットビジョンクリーナーでの判定後、眼科医としてどう対処するか?
近視進行抑制治療のポイント
子供の眼鏡処方のポイント
弱視治療のアイパッチの代わりになるデバイスの提案。
斜視手術の新しい手技などなど。
当院も小児患者さんが多いので早速アウトプットしていくつもりです。
近視については
東アジア、特に日本の子供の近視人口が爆発的に増加しています。
近視で何でいけないの?
眼鏡もあるし、コンタクトレンズもある。
レーシックもあるしICLもあるのに?
今の日本では近視になるのはほとんど避けられません。
ただし、近視進行を放っておいて、強度近視になると将来に重大な目の病気が起こるリスクが爆増します。
緑内障・網膜剥離・近視性黄斑症・眼底出血・脈絡膜病変など。
眼鏡や手術で改善できなくなることもあります。
一生のうちで、6歳から9歳は最も近視進行が著しいことが分かっています。
(6歳では近視有病率19%→9歳では50%に!)
この時期に適切な近視進行抑制治療をすることで、将来、近視に起因する目の病気のリスクを減らせます。
様々な治療が出ています。
ある程度実績のある治療、実績があるであろう治療など院長も日々勉強しています。
ちなみに低濃度アトロピン点眼による近視進行抑制治療は今年6月から選定医療に指定されました(目薬代は自費)。
どんどん医学は進歩しています。
息子たちの子供の頃に、このような治療があったらな~(息子たちは全員近視)。
習い事も良いですが、子供の目に投資することは一生のプレゼントだと思います。
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今年も学校検診シリーズ開幕。
色覚検査(希望者のみ)は、今年から当院で行っています。
院長自ら検査をすることもあり、感じることは…
1年生では検査を受けるのに時期尚早では?ということ。
数字が読めない、2桁が読めない、意図する意味が分からないなど。
検診は診療ではなく、疑いのある児童をチェックすることにあるので、誤答があれが『色覚異常の疑い』ということになります。
保護者にその旨を伝え、再検査は焦らなくてもよいことを伝えます(明らかに色覚が異常が認められる場合を除く)。
院長小学生時代(かなり昔)は小4で検査だったように思います。
一生に一回正しく実施出来ればよいので焦らず少し学年が上がってからでも良いかと思います。
院長は中学1校小学3校の眼科学校医です。
今年中学校の検診で思ったこと。
検診が終わると、『はい、終わりです』の合図として左腕にそっと触れます。
あれ?腕パンパンの女子がほとんどいない?
中学生女子は2次性徴の時期でもあり、ふくよかになっていきます。
もちろん運動で筋肉も付き、腕は張り感が出てきます。
なのに、細い華奢な腕が続きます。
ダイエット・シンデレラ体重(身長×身長×18で計算した体重)そんな言葉が憧れとして中学生にも流行っている?
10代で最大骨量が決まります。
無理なダイエットしないで~
そして更に驚いたのは…
女子の約9割(院長推定)がストレートに前髪を下ろし、パッツンパッツンに目の上ぎりぎり(もしくはかかる)でカット。しかも、すだれのよう。
セットした前髪(検診するのに)崩すけどごめんね…と思いながら、前髪をよけてから検診した院長でした。
更にさらに…
男子の約7割前髪こんもり。
あれ?ちょっと前髪邪魔なんですけど…と思いながら、前髪をよけて検診。
前髪、前髪…心の中で何百回叫んだことか…(全生徒約800人!)
昨年まで気にも留めなかったから、今年のトレンド?
猫も杓子もとという言葉がぴったりなくらい、似たヘアスタイル。
昔々、院長が中学生~高校生だった頃、『聖子ちゃんカット』が流行っていたけれど、それでも半数に満たなかったように思います。
もちろん、院長もその他大勢の地味な子だったので、そんな大それた?ヘアスタイルはしませんでした。
さて、美容院に行ったときにその話をすると、さすが餅は餅屋!早速レクチャーしてくれました。
まずは、男女とも韓流Kポップが流行り。
女子は黒髪つやつやストレート。
でもそれでは前髪が重く見えます。
なのでシースルー(玉すだれ状態)にカットして軽く見せるそう。
小顔効果もあり。
小顔・可愛い・清潔感がキーワードらしい。
男子はマッシュヘア。
学校では前髪を下ろして小顔を作る。
時には、おでこを少し出して左右の髪は外へ。
黒目から外側を下に下ろすセンターパートにすることも。
全部美容師さんの受け売りなのですが、ヘアダイの間、ふむふむと聞き入り、メモまで取った院長でした。
なるほど、何となく理由がわかりました。
アイドルを真似したい!若いからこそ、みんなと一緒でも憧れの姿ならいいと思えるんだろうな~
個性を出せばいいというものでもないけれど。
オバサン院長としては(今更ながら)自分らしさの範囲で可能性を試してみる境地。
美容師さんも冒険を望むお客(院長)には色々提案・チャレンジ出来てまんざらでもないようです。
ぱっつんぱっつん?
髪の要件に該当せず、オバサン(院長)にはチャレンジ不可です。
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産業医の日。
2カ月前は、年末年始の繁忙期に備えての体調管理の話をしたけれど、もうすっかり春。
今回店長がお休みとなり、急遽担当してくれるのは初対面の水産部門のAさん。
少し早く着いたので、Aさんに取り次いでもらいます。
事務所に顔を出したAさん、『すみません、今ブリ捌いているのでもう少し待っててもらえませんか?』
『もちろんです。ブリ優先で』
その間に、健康診断結果のチェックをします。
未治療で数値が悪いと、精密検査を勧めます。
至急受診という項目もあるのですが、これは従事する職務をする上で、緊急に可か不可を決めないといけない数値が出たときです。
BMIが高く肥満傾向の人が多いのが気になります。
BMIは一つの目安で、体組成がもっと重要です。
痩せていても、筋肉が少ないのは将来フレイルに繋がります。
ブリの捌きが終わり、Aさんと職場巡視をします。
Aさんは半年前に他県のチェーン店から転勤、愛知県のことはまだよく知らないとのこと。
でもきっと将来のホープさんなんだろうな。
いつもは店長と巡視するので、今回は院長がリードします。
台車の置き方やごみの処理など整理整頓はいつもできています。
総菜売り場は、夕食に向けての揚げ物作りの始まり。
Aさん担当の水産バックヤードは、ブリが最後なのか、もうきれいに片付けられていました。
技能実習生も、どんどん日本語がうまくなっていて羨ましい。
若い(20歳前後)、その土地に住む、仕事で必要となる、これは語学上達するはず!
オバサン院長、上述の3つとも該当せず、これでは亀のような進歩です(でも中国語あきらめていない)。
売り場も巡視。
途中、落ちていたごみをさっと拾うAさん。
オバサン(院長)見ていますよ~
魚コーナーへ。
『これ、さっき捌いたブリです』
塩焼き・煮つけにも、とあったので、塩焼きは食べたことがない院長が訪ねると、さっと塩を振って焼くだけで美味しいとのこと。
『どれがお勧めですか?』
『白いほうが、脂が乗っていてお勧めです』
『帰りに買いますね』
『イサキのお刺身はどんな感じでしょう?』
『白身魚でTHE 刺身っていう感じです。もっちりしていて旨いですよ。アジは好みがありますが、イサキは万人受けします』
ついでにアジのお刺身も買おうと持っていたけれど、イサキに変更。
Aさん、売り場店頭で『私が今捌きました!』なんてやったら、もっと売れるのでは!?(院長は営業担当ではないけれど)
仕事終了後、いつもは何か一つ職場のスーパーで買って帰る院長ですが、今日はここでたくさん買いたくなってしまいました。
カートを押して、野菜コーナーから。
冷凍品や重いものは無し。
先程のブリの切り身も、イサキのお刺身もカゴに。
お買い物袋は結構一杯になり、家まで大移動だったことに気が付きあらら…
パンも行きつけ(というのか)、お気に入りのパン屋さんに寄ります。
若い夫婦が二人で切り盛りしている小さなお店です。
今日はかなり売り切れていて、春色のクリームパン(自分で勝手にそう名付けている)も無し。
バゲットを買います。
支払いがすむと、奥さんが『ありがとうございました』
その後すぐ、奥から旦那さんの『ありがとうございました~』
この言葉の連動が心地よく響きます。
産業医出務は、いつも半分お楽しみアリ。
毎回プチトリップ(の気分)、新しいことや面白いことを発見。
人生の春は過ぎたけれど、まだまだときめきたい春です。
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今年はスギ花粉が非常に多く飛散しています。
スギ花粉症持ちの院長にとっては、久しぶりの当たり年です。
自身は、目の症状はなく鼻に出るタイプ。
くしゃみ鼻水鼻詰まりがここ数日で一気に悪化し苦しい思いをしています。
(院長が鼻声なのはそのせいです)
院長がここまで悪化したのは…
初期療法を今年は開始しなかったこと。
初めて花粉症症状が生じて以来、気を付けていたのは、たとえスギ花粉症が生じたとしても最小限・生活に支障がない程度にしようとするための治療。
スギ花粉が本格飛散する少し前から、抗アレルギー点眼薬や内服を開始すると、アレルギー反応が抑えられます。
もちろん、花粉の曝露を控えることや、花粉を室内に侵入させないことも大事です。
名古屋ウイメンズマラソンはいつも3月初めの日曜日。
10数年前にマラソンに打ち込んでいた院長は、花粉症対策(内服・マスクも付けて)しての練習・本番。
自己ベスト(4時間19分)を最後に勝手に勇退?した院長ですが、花粉症のためには良かったのかも⁈
例年2月初旬から内服の院長ですが、今年の2月は夏の地域・しかもスギどころか植物もない地域を旅していたので油断していました。
結局帰国してから辛い思いをしています。(ちなみにスギ花粉症は日本特有で、英語圏では牧草(hay)が主です)
目に来る人、鼻に来る人、どちらにも来る人とも初期療法は有効ですが、今年は時すでに遅し。
症状が出たら、速やかに受診しましょう。
毎年、ほぼ変わらず1年に1~2度来院の患者さんと再会するのもこの時期。
子供の患者さんの成長ぶりを見るのは嬉しいですが、結構アレルギー性結膜炎症状がひどくなってから。
しかし、前回の点眼薬が効いているなら(効いたから1回だけ受診)、もしくは変えた点眼薬が効いているなら、所見が大きく変わらない場合同じ点眼薬を処方します。
帰宅時の人口涙液での眼洗浄や、生活指導も併せて。
一昨年、アレルギー性結膜炎に点眼薬ではなく、軟膏(塗り薬)が発売されました。
先日勉強会があり、再度機序使用方法について確認。
1日1回まぶたに塗るとかゆみが軽減する。
大体決まった時間に1日1回塗ります。
まぶたを通して、結膜(まぶたの裏側)に浸透していき、かゆみを抑えます。
1日1回で簡便である、目薬が上手くさせない人にはいいと思います。
小児にも可能です(が、12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は未実施)。
また、目のかぶれや目の腫れには効果がありません。
その場合は、別の軟膏を処方します。
軟膏=まぶたの炎症に効くというイメージが先行する中、新発想の薬です。
アレルギー性結膜炎への効能はほぼ同じですが、化学構造や作用機序・点す回数・刺激などで異なります。
そこに患者さんの特性も加わってきます。
所見の程度・かゆみの感じ方・性格・年齢など。
新しい薬はどんどん発売されますが、新しければ良いというものではない。
目の前の患者さんに合った薬、というのが大事。
新しい薬は処方する価値はありますが、現状が安定していれば、変えずにというのが院長のスタンスです。
また、時にはステロイド点眼薬の追加が必要なこともあります。
これも眼圧上昇など副作用の有無を確認し、対処できる眼科医だからこその処方になります。
鼻づまりとガラガラ声で筋トレに行ったら、『花粉症の時は無理しないでお休みしてください』
しばらくおこもり生活。
おうちでドラマ三昧⁈WBC観戦⁈楽しみます。
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ランニング(マラソン)をしていた頃。
まっすぐ走っていたら突然小さな子がぶつかってきました。
前を見て走っていたので、当然子供2人と小型犬を連れた女性が歩いているのは見えていました。
が、突然ドン!
『ひあ~!』と声を上げたのは私。
『大丈夫ですか?』と尋ねるものの、子供たちは何もなかったように駆けていきました。
女性と犬もそのまま散歩を継続。
『大丈夫ですか?』と聞かれなかった私は『痛っ!』と立ち止まり。
それからは走れません。
整形外科を受診すると右足首の捻挫。
走っているときに子供や犬の存在は確認していたけれど、まさか飛び出して来るとは想定外。
オバサンランナーが走ってくるの、見えてなかった?
よく子供の飛び出しによる交通事故のニュースを聞きます。
注意力が大人より未熟なこともあると思いますが、視野も成人に比べ狭いのは事実です。
正常成人では、左右150度上下120度。
子供(6歳)では左右90度上下70度。
視野が狭いため、気づくのに遅れる可能性があります。
また興味や関心のあることに集中してそちらを安全より優先してしまう(いわゆる視野が狭い)ことも要因。
ぶつかってきた子供も、きっと目の前の興味のあることが優先で、遠くから走ってくるオバサンランナーに気づかなかったに違いありません。
リールに繋がれながら走っていた犬も。
子供に怪我がなくてよかったけれど、自分は怪我してしまった(2か月ランニング中止)。
以後小さな子供がいたら前方要注意警報。
そして小型犬は苦手になってしまいました。
親はもちろん一般の成人も子供の視野の特性を知っておくことは有用です。
眼科医である院長は、ふだん病気による視野障害の有無や進行を確認しています。
視力も大事ですし、視野も大事です。
視力も視野も急激に変化しなければ、患者さんは自覚しません。
運転免許の視力よりずっと下回っているのに、自覚がないまま運転している人もいます。
眼鏡で矯正できるなら正しい眼鏡処方をしてもらい(直接眼鏡店ではなく眼科がベスト)ましょう。
また、眼科を受診すれば、他の病気があるのかもわかります。
視野検査では正常でも、眼球運動が衰え、加齢とともに運転時の視野も狭くなりがちです。
運転免許においては、視力が重視されますが、眼科医の立場からは視野も大事です。
視野障害は、目の動かし方でもカバーできることもあるので眼科医にご相談ください。
昨年知人からもらったプレゼント。
上質な紙の3年連用日記。
10年日記を2クール続けた後、日記を書くのを止めた院長。
楽しいことも書いたけれど、辛いことや怒りもたくさん書いていた自分に嫌になり、過去との訣別。
日記は付けない、過去は振り返らない。
でも久しぶりに素敵な日記帳をもらい、心機一転『プラスのことを書く日記』と位置づけ、書き始めることにしました。
良い事ばかりあるわけではない毎日。
でも、一つぐらいは些細でも良いことは見つかる。
その日の良いことを考えるのは幸せホルモン(オキシトシン)が分泌されるし、良いことを探す・思い出すのは加齢により物理的にも精神的にも視野の狭い人にならないようにと自戒を込めて。
嫌なことや腹が立つこともありますが、書くなら捨て紙。
まだまだメモ程度の日記ですが、まず1年書いてみようと思います。
物事をしっかり見よう、視野を広く。
目だけでなく心もそうありたいです(まだまだ…)。
読んだ本の舞台へ…今風に言えば聖地巡礼。
新聞で太宰治の作品『津軽』に関する記事を見た時、以前『津軽』を読んだことを思い出しました。
弘前・青森・ねぶた祭・ストーブ列車・特急しらかみの旅・酸ヶ湯温泉など過去何回かスポット的に訪問している青森県。
『津軽』を読みながらJR津軽線で北上、北端の竜飛岬までが今回の弾丸旅。
2022の災害で蟹田以降は運休のまま。
乗り合いタクシーで北上します。
はるか向こうに北海道が見える竜飛岬は、歌の通り北の外れです。
津軽の三厩(みんまや)地区の描写は、文学碑にもあります。
風が強く竜飛岬・階段国道・文学碑以外は読書の時間。
さて、帰りに少し時間があったので、『津軽』にも地名が出てきた大鰐温泉へ。
弘前からほど近い温泉町です。
津軽藩の湯治場として栄えた街です。
真っ先に向かった先は、湯魂石薬師堂(ゆだまいしやくしどう)。
結構有名だと思っていたのに、誰もいませんでした。
津軽藩主津軽為信が、難治の眼病を患った。
ある晩、夢の中に薬師如来が現れ『大庭の茶臼山公園下から湧き出る温泉で目を洗えば治る』とのお告げがあり、そのお告げに従って葦原を探させた。
大石の下から熱湯が湧いているのを発見し、その温泉で目を洗ったら、難治の眼病が治ったとのこと。
為信は大変喜んで、そこに薬師堂を立てたとのこと。
ワニの口から熱い湯が出ており、触ると『熱い!』
体温よりかなり高い温水による滅菌効果があったのでしょうか?
難治の眼病と言っても、温泉水で改善するくらいなら、前眼部眼病変だったのか??
ともあれ、眼病に対するご利益はあるようです(お守りはない)。
温泉水を出すワニはずっと見てても飽きません。
足湯(ぬるめ)に浸かりながら口から温泉を出すワニを見ていると『ワニの涙症候群』が浮かんできた院長。
目の前のワニは口から温泉、昔勉強したのはワニの目から涙。
『ワニの涙症候群』とは、顔面神経麻痺から回復した患者さんが食事中に涙を流す、顔面神経麻痺合併症のひとつです。
発症から6~9か月後に出現し、頻度は3.3%。
ワニは食事中に泣くという14世紀の古い物語や、ワニが獲物を食べるとき偽善的な涙を流すという伝承から由来するとか。
顔面神経障害後の再生神経線維が、回復過程で、顎下腺から涙腺へと間違って誘導された結果、咀嚼や味覚刺激の際に、唾液分泌の代わりに涙液分泌が起こると考えられています。
患者さんに遭遇したことはないけれど、記憶の片隅に勉強したことが残っていました。
もう一度呼び起こして勉強できたのも、医学生時代の下書きがあるから。
さて、足湯だけでなくご利益のあるお風呂に入らねば。
駅前に大浴場や売店完備のコミュニティセンターがあるものの、やはり此処は公衆浴場に入りたい。
地元民の御用達、老女たちの中に入っていきます。
『やっぱり温泉は良いね~』
大鰐もやしも名物。
温泉水で生育する売り切れ必至のもやし。
大鰐もやし公認のもやしラーメンを食べます。
1本1本が『1本でも、もやしです!』と主張するくらいのシャキシャキです。
津軽を旅しながら『津軽』を読み切り、前回とは違う読後感。
新しい本を読むのも楽しいけれど、再読もまた楽しいと思うこの頃。
思いがけず見つけた眼に効く温泉。
最後は、青森名物『味噌カレー牛乳ラーメン』で〆。
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