2019.11.19 宿題と肥満者率

医師会の講演会は、主に医学の話題ですが、今回は経済学のお話。

演者は、Eテレ『オイコノミア』という経済番組に又吉直樹さんと出演されていた、大阪大学の大竹先生。

又吉絡みで見始めた院長ですが、平易な言葉で、素人でも経済学をかじれる良質の番組でした。

 

今回のタイトルは『医療現場の行動経済学』

『行動経済学』とは、心理学や社会学の成果を経済学に組み入れた、経済学の一分野だそうです。

現実の人間の思考の傾向を考慮して、経済を考える、というもの。

 

例えば…

問1

1.コインを投げて表が出たら2万円もらい、裏が出たら何ももらわない。

2.確実に1万円もらう。

どちらを選びますか?

問2

1.コインを投げて表が出たら2万円支払い、裏が出たら何も支払わない。

2.確実に1万円支払う。

どちらを選びますか?

大多数は、問1では2を選び、問2では1を選ぶそうです(院長も同じ)。

得をすることは確実な方を取りたいけれど、損をすることは不確実な(危険性のある)方を取る傾向があるそうです。

 

同じ金額だと、得をした嬉しさよりも、損をした悲しさの方が大きくなる。

また、嫌なことは先延ばしし、嬉しいことは前倒しする傾向もあるそうです。

これらを含め、ヒトの心理をどのように医療現場の経済で活用するか。

 

薬や手術の効用・成功率と副作用・不成功率を患者さんに伝える場合。

副作用や不成功率がわずかだったとしても、患者さんはそれ以上に大きく捉える傾向があることは、自身の経験からも気づいていましたが、ヒトの心理的な傾向・癖だと初めて知りました。

医師は、エビデンスに基づいて、客観的に事実を話しますが、良いこと(回復・治癒)と悪いこと(悪化・一生の病気)では、患者さんの受け止め方が違うのは、もっともです。

 

健康診断の受診率を上げるには、どういう文面が一番有効か?

臓器提供のドナーカード同意率を上げるには?

予約の無断キャンセル率を防止するには?

大腸内視鏡の痛さの記憶を和らげるには?

などなど、数々の論文を引用し、解説されました。

医学と同様、リサーチ・集計・解析・結果・考察という流れは、経済分野の研究においても同じだと思いました。

数学も駆使し、文系というより理系なのでは?と思います。

 

中学生の時、夏休みの宿題はいつ頃やることが多かったですか?(大阪大学調査)

1.夏休みが始まる最初の頃

2.どちらかというと最初の頃

3.毎日ほぼ均等

4.どちらかというと終わりの頃

5.夏休みの終わりごろ

 

院長は1です。

『宿題後回し傾向』が強いと、喫煙率やギャンブル習慣、飲酒習慣が優位に高くなることが分かっています。

消費者金融の利用も。

それ以外に、肥満者率ともかなりの相関があることがわかっています。

 

中学時代の宿題癖で、将来の傾向までわかるとは…

 

ちなみに長男に上記の宿題の問いをしたところ…

『当てはまるの、無いわ』

『えっ?』

『だって、宿題やったことなかったもん…やろうとすら思わなかった』

選択肢に該当しない人がいるとは…

理由の詳細まで忘れましたが、何度も学校から親(院長)の呼び出しがあったからね~

相関の結果を知ると、先が思いやられます…

 

『行動経済学の知識で患者さんの意思の傾向を理解できる』

『何気ない表現で患者さんの意思決定が変わる』

 

勉強したことを日々の医療現場で試してみようと思います。

愚息が今からでも『宿題先終え傾向』になるよう、家庭でも行動経済学試してみます。

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2019.11.12 ずっとAだったのに…

中学3年生のB君が来院しました。

『最近、プリントとかを離して読むようになったんです。離したほうが見やすいって言うんです。若いのに』と付き添いのお母さん。

裸眼視力は右1.2左1.2でしっかり見えています。

近くの見え方も、右1.0左1.0で全く問題なしです。

『学校の視力検査ではずっとA(1.0の指標が読める)だったんです』

眼科の病気になったこともないので、生まれて初めての眼科受診でした。

眼位(目の向き)は正常。

診察でも異常はありません。

 

眼科では、視力検査と同時に、屈折検査(機器)も行います。

データによって、近視・正視・遠視・乱視があるのか、どの程度なのかが分かります。

B君は軽度遠視が出ていました。

 

乳幼児の多くは軽度の遠視ですが、就学時の頃には正視(近視も遠視もない状態)になります。

軽度の遠視では問題はありませんが、強度の遠視では近くも遠くもぼやけて見えるようになり弱視になることが多々あります。

また、無理にピントを合わせようと調節すると両目が内向きになる内斜視を起こします。

小学校低学年までの子供は、調節力(ピント合わせ)が強いので、視力が良くても、遠視が隠れていることもあります。

また、視力が出にくく近視の値が出ても、実は近視ではない場合もあります。

子供では、調節を完全に取ることが出来ないため、調節を麻痺させる検査用目薬を使い、正しい値を把握します。

 

中学3年生だと、通常の屈折検査で十分です。

しかし、B君は『視力良好』『でも、近く見づらい』『軽度遠視』から、調節麻痺点眼を使い検査をしました。

すると…中等度の遠視が隠れていました。

これじゃあ、近くが見にくいわ~

 

B君は生来中等度から強度の遠視があったと推測されます。

3歳時健診以降、視力や眼位で異常が見つかることが多いのですが、B君はたまたま眼位異常もなく視力低下もなくスルーしてきてしまったのでした。

老眼と違って、調節力が十分あり、近くも見えるので、本人も周りも気にしていなかったようです。

中学3年生になり、勉強量も増えてきたあたりから、近くにずっとピントを合わせるのが辛くなってきたようです。

早速、遠視のメガネを処方することにしました。

 

後日、出来たメガネの確認にB君来院。

『すごく良く見えます。目も楽だし』

B君、良かったね。

お母さんも、『あれ?』と思い連れてきてくださって良かったです。

ぐっと、勉強しやすくなったはず。

受験、頑張って!

 

視力検査は、意義があります。

ただし、視力検査だけでは、分からないこともたくさんあります。

視力が良くても、例えば『本を読んだり細かい作業をすると集中できない・すぐ飽きる』場合、強い遠視が隠れていることもあります。

子供(未成年)は、自分からはあまり訴えないので、周囲が『あれ?』と思ったら受診をお勧めします。

一番楽な(目の)状態で、最大視力を出すアドバイスをするのが眼科医です。

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2019.10.29 電子カルテがやってきたけど…

今月より電子カルテを導入しました。

 

初日、メーカーのSE(システムエンジニア)さんが付き添ってくれましたが、『先生、操作早いです!全然問題ないですよ!2週間後に再訪します』

『行けるわ~』と調子よく見送るも、その晩、ぐったり。

気合を入れて、1週間、電子カルテで診療をしていたのですが…

入力操作の不慣れもあるものの、未だかつてない肩凝りと眼精疲労の日々。

人並み以上に肩・首・背中の筋トレをしているのに何で~

診療の合間に、ストレッチをせざるを得ない状況。

『電子カルテ、返品したい~』

 

産業医の公センセ(院長と同一人物)の声が…

『不調を来たしている原因を考えましょう。問題点を挙げて、解決できるようにしましょう』

公センセが職場巡視をします。

 

問題点は…

①PCの傾き

眼科用の電子カルテは、スケッチもできるように、PC画面が後方に傾けてあります。

40度くらい。

図を描くにはいいのかもしれませんが、室内の蛍光灯がPC画面に反射します。

その跳ね返りの光の下での入力は、非常に疲れます。

また、PC画面に近づこうとして、かえって猫背になります。

 

②PC画面の背面と文字のコントラスト

背面は薄いグレー、カルテの文字の色は黒ですが、字体がとても細い。

コントラストが悪いので、入力や判別の確認に非常に疲れます。

 

③キーボードの色と文字。

黒い本体に灰色の文字のキーボードが届きました。

コントラストが悪く、明るいところでの作業ならまだ良いのですが、眼科のような暗室では不向き。

これらをまとめて、SEさんに連絡。

 

今までは、検査結果の提示などでPCを使用するものの、あくまで紙カルテがメインだったので、机や椅子の高さ、勾配を気にしていませんでした。

しかし、PC作業には、環境作りが大事です。

ディスプレイから40センチくらい離して。

椅子は、両足裏が床に着地するように。

机と身体は直角になるよう、目線はややPCを見下ろすように。(←眼の乾燥を防ぎ、ドライアイ・眼精疲労予防になります)

キーボードを操作する腕を置くレストを椅子かキーボード周囲に置く。

今までは、気にしていなかったことを見直してみました。

 

さて、PCの方は…

①角度を15℃くらいに立ててもらいました。

蛍光灯の反射がなく、これで一番のストレスから解放。

図は美しくは描けませんが(院長の技量?)所見は問題なしです。

②背面は、わずかにしか明るく出来ないとのこと。(画像や写真を見るときのコントラストのためらしい)

字体は、少し太く強調されました。

③本体が白、文字が黒のキーボードに。

 

今回のPCに対する不満は、加齢に伴うコントラスト感度の低下によるものです。

45歳くらいから急激に低下してきます。

水晶体の濁り(白内障までいかなくても)や硝子体の濁り、調節力(ピント合わせ)の低下が原因です。

明るいところでは見えていても、薄暗いところで小さな文字は読みにくくなったり、薄暮で運転しにくくなったり…と言った症状です。

今回の電子カルテも、もっと若い眼科医を想定していた設定?(眼科カルテ専門メーカーです)

あと10年早く導入していたら、不満の多いオバサン院長とは思われなかったかも?

でも、大事なことは、今の自分の身体状況に合わせて、環境を変えること!(45歳以降)

物に自分を合わせるのではなく、自分に物を合わせること。

 

産業医公センセとともに、50代眼科医に優しい作業環境作り。

究極のカスタマイズ目指します!

 

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2019.10.1 Optosがやって来た!

先日、講習会の案内が届いた最新機器、超広角眼底撮影のOptos(オプトス)。

講習会参加の旨を、ディーラーさんに話したところ…早速、試乗車ならぬ試用Optosを手配してくれました。

 

Optosは、1ショット0.4秒、無散瞳で眼底の約80%の面積を撮影できる操作型レーザー検眼鏡です。

簡単に言えば、瞳孔を薬で大きくしなくても、目の奥の隅々まで一回で撮影できる眼底カメラです。

 

普段の診療で見ている(見えている)部分は、視神経や黄斑と言った、一番大事な中心部分です。

しかし、飛蚊症や糖尿病などがあり、周辺部まで詳しく見る必要のある場合は、瞳孔を大きくして観察しないといけません(でした)。

そのうえで、患者さんに『左上見てください、左、左下…』と目の向きを指示します。

更に、眼科医も、患者さんの目の動きに合わせて、身体(腕)を動かします。

傍から見ていると、腕と首と腰を使ってストレッチをかけているような動きです。

一朝一夕では身に付かないので、研修医時代に、身体と目の動かし方でどこまで見られるようになるかを習練します。

 

それが…もっと広い角度を、Optos1枚撮ることでカバーできるのです。

 

スタイリッシュなデザイン。

インテリア(こんな高価なインテリアはありませんが)として置いても違和感がありません。

 

早速、撮影した画像は…どれも、広範囲で鮮明!

 

飛蚊症で来院された患者さんに撮影して、心配がないこともお話しできます。

糖尿病網膜症は、周辺部から小さな出血が見つかることもありました。

もちろん、必要な場合は、更に、瞳孔を大きくして精密眼底検査をしますが。

 

試用品ながら、すっかり虜になってしまった院長。

『絶対欲しい!』

講習会までに(もちろん講習会参加しました)購入を決定!

先週、新品のOptosがやって来ました。

 

春にOCT&OCTA(名前はトリトンです)がやって来て、大活躍中。

今秋にはOptos(名前はデイトナです)がやって来て、こちらも、日々の診療に大活躍してくれること、間違いなしです。

 

『最新機器だね~』と声を掛けてくださる患者さんも多く、ちゃんと自分の受ける検査機器を観察しておられるようです。

 

同時に、電子カルテも導入しました。

眼科は、他科と違い、視力を始め視野やOCT&OCTA、Optosなどあらゆる検査と画像をカルテに繋げないといけないので、質量ともに多く、大変です。

今までも、視野や画像の一部は診察室のPCに繋いでいましたが、今まで以上に『診療の見える化』を図りたいと思います。

まだ慣れるまで、バタバタしておりますが、日々スムーズに稼働できるようになってきています。

 

15年位前、大学病院で緑内障外来を担当していた時に電子カルテが導入されました。

その当時はとても使いにくかったのですが、同メーカーながら、現行版は、ずっと改良されてます。

 

また、先日、東日本大震災で津波に被災した三陸の開業医の先生から、紙カルテは全滅だったけれど、電子カルテは1か月で復旧したとの体験談を聞きました。

 

Optosがやって来ました!

電子カルテがやって来ました!

こうクリニックも、オバサン院長も、まだまだ『わくわく』!

またまた『わくわく』!です。

ときめき?の秋です。

検査機器の紹介ページもご覧ください。

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2019.7.9 はるばるハンバーグ

初夏になると、恒例のスタッフとのお出かけです。

『今年はどこに行きましょう?』

あれこれ考えているうちに…

一昨年、息子が友達と高速に乗ってハンバーグを食べに行ったことを思い出しました。

あの時は『たかがハンバーグに?わざわざ?暇だね~』と呆れていたにも関わらず、何故か、急にそのハンバーグが浮かびました。

『静岡のSハンバーグ食べたことある?』

『ないです。でも、すごく有名ですよね~うちの息子も行ってきました』(同年代Kスタッフ)

『こんな機会でもないと、一生食べないだろうから行こう!』

 

さすがに、『ハンバーグだけで静岡県』は、勿体ないので、他に行く場所を考えます。

昨年は、同方面のお寺巡りでしたが、ハンバーグは思いつきませんでした。

これも何かの縁。

 

静岡県にしかないSハンバーグは、かなり有名で人気があるらしく、GW中は400分待ちの店舗もあったそう。

Kスタッフは、毎日、お昼の待ち状況をチェックし、行程を組み立ててくれました。

『まずは、平日と言えども侮れないので、開店の11時ではなく、整理券配布の10時過ぎには到着します。

定刻通り11時入店しランチです。

女子のランチは弾むから余裕を持って、13時に第1の工場見学、15時に第2の工場見学予約しました!』

完璧なプラン!

 

東名高速で静岡県に向かいます。

第1の工場見学が袋井市内ということで、S袋井本店を目指します。

10時23分到着。

外観はウッディ風ですが、目立つ構えではありません。

駐車場は広々、車はゼロ。

全員小走りでお店の入り口に向かいます。

発券機で予約券を取ります。

栄えある?一番乗り。

良かった~

しかし、開店10分前までは、待合室を使えないので、駐車場周辺をぶらぶら。

15分前になると、にわかに人が増えます。

あれよあれよという間に待合室は一杯。

 

一番に呼ばれた私たちは、テーブルに案内されます。

既にSに来たことがあるスタッフが『頼むなら絶対げんこつハンバーグですよ!』

全員同じメニューをオーダー。

来たことがないオバサングループ(もちろん院長含む)は、『何か、ドキドキするね~』

 

お店のお姉さんが鉄板に載ったハンバーグを持って登場。

『(紙の)マットの端をお持ちください』

野球ボールサイズ(250グラム)の丸いハンバーグを二つに割って、鉄板にぎゅうぎゅう押さえつけます。

何かのショーみたいで、じっと見入る私達です。

紙マットで油跳ねを防いでから、各々が好きなだけ肉種を鉄板に押し付けて食べます。

今回が2度目というスタッフによると、生っぽいのが売り(新鮮な豪州牛肉100%)なんだそうです。

『ハンバーグは、中までしっかり火を通すように、普段調理しているから、なんか変な感じだね~』と言いつつも、初めての食感。

ステーキのレアならぬ、ハンバーグのレア。

院長は、いつものように一番に完食。

『誰か残すかも』の心配(残したら食べちゃおう)とは裏腹に全員完食。

デザートは別腹。

お店を出るころには、さらなる人が。

早く来て良かった!

 

次に大塚製薬工場でポカリスエットの製造工程を見学。

大塚製薬の点眼薬も展示してあり、スタッフ共々親近感が。

最新の自動化された工場はほぼ無人でした。

 

再び高速に乗り浜松へ。

うなぎパイファクトリーでの『窯出しうなぎパイツアー』(期間限定)です。

工場見学の後は、出来立てのうなぎパイをいただきます。

熱々でしっとりとして、定番のさくさくのとは、ずいぶん違いました。

パイにケーキとコーヒー、ここでもガールズトーク。

最後は、うなぎパイキャラクターと記念写真。

 

『お腹パンパンですね~』

『話のネタになりますね~』

『息子に自慢しよ~』

 

楽しい新体験、楽しくスタッフと共有した一日となりました!

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2018.10.16 臨床眼科学会2018

臨床眼科学会に参加してきました。

目という小さな球体ながら、眼科の学会だけで、部位別(角膜とか網膜とか)病気別(白内障とか緑内障とか)診断・治療・研究など細分化されているのですが、今回は最大規模な学会です。

会場は、東京国際フォーラムに加え、年々規模が大きくなったためかJPタワーも。

 

東京駅から会場に行く途中には、はとバス乗り場。

ツアーを楽しみ人たちが、たくさん並んでいます。

知人と上京して、はとバスの『ホテルの夕食とニューハーフショー』ツアーに参加したことを思い出します。

はとバスでなかったら、足を踏み入れることのない世界でした。

また、乗りたいな~(つい、パンフレットをもらってきました)

 

当たり前ですが、会場は、眼科医・眼科医・眼科医…

エスカレーターにゆっくり乗る二人組の女性は、明らかに80歳越えです。

その年になっても、学会に行き、勉強する女医。

つまりは、まだ現役?

感服しました。

 

一方、ベビーカーを引いた若い女医さんも。

最近は、大きな学会では、託児室が臨時に開設されます。

第1号が出来た時に、院長も、息子を預けて参加したことを思い出しました。

あの時は、ベビーカーでなく、おんぶ紐で来たな~

ホテルの部屋にも、ベビーベッドを置いてもらって。

産後1週間で復帰・現在に至るオバサン女医(院長)が、心の中でエールを送ります。

 

たくさんの演題や講演があるので、予め、自分で聴講プログラムを作り、広い会場を移動します。

最近は、ポスター展示は、パソコンで見ることが出来、効率もアップしました。

学会の短い期間で、インプットされる量は相当なものです。

帰って、整理して、アウトプット出来るようにせねば。

 

書籍コーナーにも立ち寄ります。

名古屋にも大きな書店はあるのですが、眼科関連だけで何十冊という規模は、学会場だけです。

今回、医学書籍なのに、衝撃的なタイトルだった本は『7年前の常識は現在の非常識 眼科診療の最新標準』という本。

『私、大丈夫かしら?』不安になって、買ったばかりの本を、休憩椅子に座って読み始めます。

しばらく読み始めたところで、『変遷も今の常識も知っていることだった~良かった!』

かと言って、安心は出来ません。

専門分野や、関心の強い分野ではないところは、要確認です。

もし、7年間眼科医を休んでいたら、この本のタイトル通りなのかな?

 

医師の働き方の問題が話題になっています。

女医の育休・子育てとの両立など、働き方改革も進んでいますが、日進月歩の医療の世界。

子育て中も、勉強は休まず、少しでも医療に関わり続けてほしいと思います。

『女医』(医師)って、華やかではなく、『気力・体力・知力』あって当然の、地味・地道な職業ですから(私見)。

私も、80歳相当の女医さんたちを目標にします!

 

学会は、非日常の世界で、たくさんの刺激を受ける絶好の機会。

また、日常診療頑張ります。

 

■学会に関する過去の記事はこちら

日本臨床眼科学会2017

光栄です

日本臨床眼科学会

 

 

 

 

 

 

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2018.10.9 誕生日ドライブbyスタッフ

夏の終わりの、次男との『伊吹山ドライブウエイ』からの帰り。

次回は、雑誌で見た『びわ湖バレイ』へ行きたいな、と言ったところ

『今度は、父さん(夫)と行きゃぁ~』

夫と行くのも楽しいのですが、イマイチ盛り上がりに欠けそう。

 

ということで…

『誕生日プレゼントのドライブ、どこか行きたい所ありますか?』のスタッフの問いかけに

『びわ湖バレイが気になってるんだけど…(あくまで謙虚に)』

『大津ですか…ちょっと距離ありますね~検討してみます』

そして前日。

『明日はびわ湖バレイに行きます。いつもより早い出発です』

ヤッホー!

 

当日は、8人乗りのワゴン車で出発。

渋滞を回避して、なんと2時間で目的地到着。

 

『びわ湖バレイ』は、滋賀県大津市にある二つの山にまたがるレジャー施設です。

山頂には、広大な湖を望むウッドテラス(びわ湖テラス)が階段状に設置されていて、絶景を楽しめるのが売り。

まずは、ロープウエイで山頂へ。

搭乗者は、平日、曇天(雨ぱらり)のせいか、『こうクリニック一行(20~50代)』と『○○旅行御一行(60代以上の男女)』のみ。

山頂には『恋人の聖地』もあるというのに!?

ロープウエイから見る眼下の絶景に『きゃ~』『すご~い!』『写真、写真』

この乗り合わせなら許される黄色い声。

 

天候には恵まれませんが、山頂のウッドデッキから見る、雲の合間からの眺望に満足。

ここ(打見山1108m)から少し凸凹道を歩き、笹平(1063m)へ。

びわ湖テラスのもう一つの目玉、蓬莱山(1174m)を目指します。

『リフト組は、先に行って山頂で待っていてください。リフトで上がる人は手を挙げてください』

『は~い!』『は~い!』

いつもの3人(院長含む)以外はリフト組。

『お先に~』と上っていくリフトを見送り、徒歩で山頂目指します。

冬は、スキーのゲレンデ仕様の斜面。

歩いているうちに、妄想が。

ゴルフ場にいる自分。

打ち上げばかりのフェアウエイだったら、左足上がりばかりの斜面でどう攻めたらいいのだろうか…

私のアイアンじゃ、何打かかる…などと考えていたら、頂上。

 

ロープウエイ乗り場より約170m上から見る景色は、またまた素晴らしい!

雑誌のような抜群のお天気ではなかったけれど、大満足でした。

 

昼食の後も、また、お楽しみの場所へ。。

近江八幡にある、デパートにも入っているバームクーヘンと和菓子のお店。

一見、美術館のような造りです。

ランチビュッフェを堪能したのに、おやつの時間と称して、出来立てのバウムクーヘンを喫茶室で。

まだ生温かくて、ふんわり、あっさりしています。

『男性(夫とか彼とか)だったら、デパートで買えばいいじゃん。わざわざ、近江八幡まで行かなくても。って言います』

『そうそう、わかる、わかる』などなど、ガールズトークはここでも全開。

 

往路復路、院長を意識して、70年代80年代の選曲でのドライブ。

青春時代を懐かしんでいると…

『私もこの曲知ってますよ』

『ホント!?すごいね!』

『母が聞いてました』

『…』(私達ってそういう年なのね~と頷きあった若干名)

 

年代も様々ですが、わいわい、楽しい旅行になりました。

嬉しい誕生日プレゼントでした。

スタッフに感謝です。

特にドライバー3人は、お疲れ様でした。

ありがとう!

 

 

 

 

 

 

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2018.8.7 おかげさまで21周年

『おかげさまで21周年』の食事会をしました。

肉食女子の院長が選んだのは、お肉。

しかし、女子感もたっぷりのお店です。

 

既に用意されていた、インスタ映えする野菜の盛り合わせに

『きゃ~可愛い!』

 

まずは、それぞれのドリンクにて『乾杯!』

その後、恒例の一言挨拶です。

各人が仕事に対して思っていること、感じていること、振り返りなどなど、話してもらいます。

新しく入職したスタッフが、『院長の働き方(一応ワークライフバランス)を目指して働きたい!』と言ってくれたのには、嬉しくなりました。

結婚しても、出産しても、働き続けてね~と、エール。

そのためには、働きやすい体制を整えることも院長の務めです。

 

しばし歓談となるのが通常ですが…

○○会と名のつく、懇親会や食事会などは、おおよそ年長者や役職者が中心になって話が盛り上がるので、新参者や下々の者、口下手の者は会話に参加できず、ただ黙々と食べるしかない…という経験から、当院の食事会では『会話の全員参加』です。

 

全員に、美味しい食事と楽しい会話を味わってもらいたい!

とうことで、『お題』について、順に話していく方式が定着しました。

 

まずは『最近やめたこと』

 

院長は、あるアーティストの曲を聴くことをやめました。

CDも処分。

若い頃、すごく好きだったのに、最近聴くと歌詞が陳腐。

この歳(いいオバサン)になると、こんなシチュエーションあり得ないとか、経験則で自分流に歌詞を解釈してしまいます。

『若い時は、詞を考えずにメロディーがす~っと入ってきたんですけどね~』と、同世代スタッフ共感。

 

その後、順にそれぞれ『やめたこと』を披露(告白?)。

それに対して、院長はじめ、あちこちから突っ込みや追加発言が。

会話が広がります。

 

次のお題は『(こんなことしてるの、するの、なるの)私だけ?』

またまた、それぞれ『私だけ?』を披露。

 

院長は、深呼吸すると、ワンピースが上がってしまうことを告白。

筋トレによる胸筋の盛り上がりのせいか、姿勢のせいか、服が上に引っ張られるので、こそっと下げます(服のサイズは変化なし)。

浅い呼吸だけしていればいいのでしょうが、なぜか深呼吸をしてしまうのです。

深呼吸が癖になっているのって『私だけ?』

 

このお題は、スタッフそれぞれの個性が更に出て、面白く、突っ込みや質問が続出。

スタッフの普段知らない特性を垣間見られた良い機会でした。

 

おかげさまで21周年。

患者さんとスタッフ、家族のお陰です。

地域医療にお役に立てれるよう頑張ります。

引き続きよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2018.6.26 目の霊山

鎌倉一人旅で『本覚寺』。

スタッフみんなで滋賀の『木之元地蔵院』へ。

いずれも、眼にご利益のある寺社です。

 

小欄を愛読?してくださる患者さんから『袋井(静岡県)の油山寺(ゆざんじ)』をご紹介いただきました。

遠州三山の一つで、701年に開山した真言宗のお寺だそうです。

 

ということで、先日スタッフと参拝旅行へ。

 

梅雨空。

幸い、前日の雨はやんで、参拝日和?に。

油山寺は、山全体が霊場の寺院ということで、歩く気満々の私たち。

本堂へ至る直線ルートではなく、あちこちの建造物を見ながら、登ったり下りたりするルートを選びます。

雨上がりの、苔でヌルヌルの道は要注意。

気を抜くと、つるっと滑ってしまいます。

 

『瑠璃の瀧』

約1200年前、献上された瀧の水で、眼を洗った眼病の天皇が『効験忽ちにして御全快遊ばされたのであります』

『その頃、瀧の水は油であったと申します』(信ぴょう性?)

『』は、立札の説明書き。

その後、眼病に悩む多くの人が、瀧に打たれて、全快したとのことです。

 

眼科医としての一私見ですが…

当時、眼の病気は、前眼部(結膜炎とか、ものもらいとか)が主であった。

寿命が短い時代に、白内障や緑内障などは稀で、発症したとしても、わからなかったのではないか。

点眼薬もない時代では、眼を洗うこと(ここの瀧の水が、より澄んでいたかもしれない)位が、治療だったかもしれない。

現在のような清潔概念がなく、細菌やウイルスの存在も不明であったが、人々の免疫力も現代より高かったため、自然治癒力も発揮されたのではないか。

 

 

現在では、水道水で、予防的に目を洗うことは推奨されていません。

角膜表面の涙の層のバランスを壊してしまうからです。

目を洗いたい場合は、人工涙液を使いましょう。

もちろん、洗眼で治ることはあり得ません。

 

さて、本堂へ。

全ての患者さんの、目のご利益を祈願してきました。

『め御守』は、中待合室に掲げておきます。

 

ちらりと眼に入った絵馬には…

『緑内障の手術をしなくても済みますように』

『白内障が治りますように』

『ドライアイが治りますように』などなど。

 

遠州三山(医王山油寺・法多山尊永寺・萬松山可睡斎)全て行けたら良かったのですが、午前中に油山寺、昼ご飯のんびり…の時間構成では、あとは、厄除けで有名な法多山のみに。

239段(少し前を登っていたオジサンが、下方のオバサン達に向かって叫んでいた)を登って、厄除け開運をお祈り。

たくさん歩いた後に、名物『厄除け団子』が美味!

 

『本覚寺』の御守り、『木下地蔵院』のお札、『油山寺』のめ御守。

御守りに囲まれて、今日も診療に励みます。

 

 

 

 

 

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2018.1.23 右目が見えない

『先生、命拾いしたわ。ありがとう』

久しぶりのHさん来院。

『不幸中の幸いで良かったですね』

 

Hさんは、ゴルフ大好きの元気な後期高齢者です。

ある日の午後…

『珍しいですね。午後に来院されるなんて(いつも午前)』

『ゴルフやっとたら、球がかすむようになって。なんか、右目が見えんのだわ』

 

検査をすると、視力は両眼とも1.2で、よく出ています。

その他、眼球の前方、後方(目の奥)にも、特に変化はありませんでした。

視野検査をしてみると…

両眼の右側半分が見えていません。

やはり…

頭痛は?なし。

しびれや手足の動かしにくさは?なし。

血圧を測ると…高い。

 

診察・検査の結果を話し、『脳梗塞の可能性が高いです。連絡するので、病院の脳外科を受診してください。このまま、すぐに行ってくださいね』

 

同日、脳外科の先生からお返事。

『脳梗塞にて緊急入院』になったとのこと。

『ほっ』

 

左右の眼それぞれ、同じ側が見えない視野のことを『同名半盲』と言います。

今回は右側が見えていないため、Hさんは右目が見えなくなったように感じられたのですが、検査をすると、左目も右側が見えていないことが判明しました。

脳梗塞を始めとする、脳疾患が原因で起こります。

 

Hさんは、しばらく入院生活を送り、無事再来されました。

ただし欠損した視野は戻っていません。

『あの時、ラウンド途中で止めて、来て良かったわ』

『ゴルフまたやられますか?』

『いや~、もう止めた。今まで、十分楽しんだで』

某カントリークラブで名前を見つけて以来、密かに憧れていたHさん。

『麻痺が出んで良かった』

『お大事になさってくださいね』

 

ふだん、命から遠いところにいる眼科医。

ですが、脳梗塞・脳腫瘍・脳動脈瘤など、時に命にかかわる病気を見つけることもあります。

微力ながら、お役に立てた一件でした。

 

 

 

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