2026.4.21  自己管理ミス

先日は日本眼科学会総会。

木曜日から日曜日までの4日間。

自身の経験年数とともに若年医師の比率増。

新しい知識を求めて院長もフル参加。

 

2日目の金曜日の夜。

学会終了後、ホテルに戻るとスタッフから着信履歴。

金曜代診日に何かあった?

掛け直すと…

『明日代診の先生って来られます?』

『えっ?A先生(金曜代診)じゃないの?』

『違うんです。帰り際、「明日もお願いします」って言ったら「予定に入っていません」との答えでした』

何てこと!

LINEを確認。

完全なる思い込み。

『どうしましょう、明日』

HPにも院内にも代診の貼り紙。

『帰る!今から。博多だから駅まで行けば何とか新幹線あると思う』

 

東京行きのぞみは、既に通路側しか空きがありません。

あと5分のところで、一番早いのぞみに乗車。

ここまでの思いもよらぬ展開に、席に着くなりへたった院長。

座席は空席が目立ちますが、これは新神戸まで。

新大阪では満席になりました。

名古屋駅のタクシー乗り場も混むだろうと、少し離れた場所で迎車を電話予約します。

ビール缶を開ける音、美味しそうなお弁当に匂い。

何も買えなかったので持参の水とお菓子で過ごすしかありません。

東京行き最終のぞみは、出張の帰り?単身赴任で家族の元へ?恋人に会いに行く?色々な人が乗っているはず。

院長みたいなをへまをした人間も。

手持無沙汰で、普段気に留めないスマホの設定を触ったのが運の月。

緊急設定の項目を見つけ、いざと言う時の連絡先を入力。

 

名古屋に到着。

駅のタクシー乗り場は長蛇の列。

予約して良かった…と指定した場所へ行くと…

タクシーが見つかりません。

なんで?タクシー会社に電話をかけるようとするも、電話自体が操作不能。

どういうこと?

しばらく待っても見つからず、駅構内の公衆電話を探します。

電話が見つからない。

その時間、道行く人は速足でとても呼び止められる雰囲気ではありません。

電話も他の通信手段も全部使用できなくなっています。

ここまで順調だったのに…

何回も同じ道を行き来し、泣きそうになる院長。

お店の立て看板を持って立っている二人の金髪青年に『あの、かくかくしかじか』

2人が顔を見合わせて『SIMがないんじゃないか、Wifiが繋がってないんじゃないか』などなど原因を探してくれます。

ポケットWi-Fiでネット接続を試みるも出来ません。

『勝手に自分で帰ったらどうです?』

『でも予約したから、その確認はしないと』

結局、青年の電話を借りてタクシー会社に。

何と、その夜その時間には配車の用意できず、携帯に連絡したとのこと(その頃、携帯は作動しなくなっていた)

なんてこと…!

『かくかくしかじか…でした。ありがとうございました』

『タクシー、あっちに行くとすぐ捕まりますよ』

院長、去るふりをしながら財布を開きます。

お札は1万円札のみ2枚。

さすがに…(そこまで太っ腹になれず)どうしようと思っていたら、未使用のQUOカードが。

『あの、1枚ずつどうぞ。すごく助けてもらい嬉しかったです。仕事の後に、何か食べてください』

『えっ!いいんですか?ありがとうございます』

『お仕事頑張ってください。おやすみなさい』

 

タクシーを拾い、深夜に帰宅。

かなりハードでドキドキハラハラの一日。

明日の診療に間に合いほっ(元々は自己管理ミス)。

翌日は院長の通常診療、終了後速やかに博多へ。

 

ちなみにスマホの原因は緊急時設定をすると人工衛星に繋がり、しばらく端末が使用不可になったためだそう。

 

*4/28と5/12公センセの部屋はお休みです。

つばめのお祝い。博多駅にて。

こちらもご覧ください。

2025.4.22 科学は美しい(日本眼科学会総会)

2024.4.23 学会と祈願

2023.4.11 2023日本眼科学会総会

2022.4.19 現地は新鮮

2020.5.12 WEBで学会

2019.4.23 日本眼科学会総会のあとの暗闇

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事

2026.2.3 さようなら、固定電話

毎日ずつ少しずつ掃除・整理整頓・断捨離癖が付いてきた院長です。

ある日机の下に置いてある電話機に目が行き…

これっている?

息子たちが学生の頃は、保護者の連絡先には固定電話番号を書くのが

ほぼ常識だった時代。

もし携帯電話番号(ガラケー)だけだったら、『あそこの家、固定電話ないの?』

『固定電話がないと信用に関わるよね~』などと話していた時代。

うちの電話機も家具屋さんで購入した電話台に鎮座していました。

『もしもし、はい、長谷川でございます』よそ行き声で。

もう随分言っていません。

小学生の息子たちが丸覚えで、受話器を取ると『はい、長谷川でございます』と言うので表向きは上品な子供さんと思われてたのも懐かしい思い出。

さて、スマホが普及するようになって、我が家もご多分に漏れず固定電話は使用しなくなりました。

勧誘や選挙の留守電が時折入るだけ。

毎月基本料金とユニバーサル使用料を払い続けて早幾年。

単身・家族のいるスタッフ全員(院長より若い)に尋ねたところ、全員スマホのみ。

家電(固定電話)なし。

解約決定。

固定電話を引いた時の思い出ともさようなら。

院長は単身地方病院赴任になって初めて自分の電話を引きました。

確か12~13万だったような。

高い買い物と同時に大人になった、独立した、制限されずに電話が使える!などと思ったものです。

戻ってくる?なわけないか…

NTTの営業さんに家電の権利金について尋ねたところ『ゼロ円です』

金の暴騰に反して何たる暴落。

 

実家の固定電話の末尾2桁は、2桁の若い番号です。

田舎の小さな町で電話を引いた順番の番号そのものと、小さい頃祖母から聞かされました。。

明治生まれの祖母。

戦争未亡人でしたが、助産師(当時は産婆さん)の資格を活かし助産院を切り盛りしていました。

助産院を建てる前は出張して自宅分娩の介助をしていた時代。

電話番号は、役場など公共機関の00から始まり、祖母は女手一つで勝ち取った(権利を得た)番号という自負があったようです。

私の小学校の同級生も大多数が、祖母に取り上げられていました。

子供の頃はお産が立て込むと親戚のおばさんたちが駆り出され、お湯を沸かす人・食事を作る人・加えてお産の声・赤ちゃんの声が混じり合い…

電話も一般家庭より需要があったため、よく鳴っていました。

子供心にも、普通のおばあさんとは違う祖母。

中学1年の時に祖母は亡くなりましたが、自宅電話の処分に当たり、久しぶりに祖母との思い出が溢れてきました。

帰省も墓参りもさぼりがちで、両親はきっと罰当たりと思っているかもしれませんが、ふと思い出すことこそ孝行であり、自分は誰かにふと思い出してもらえる一抹の人になりたいと思っています(言い訳?)。

 

自身は、固定電話・携帯電話の番号ともに何の思い入れもありません。

初めての固定電話・携帯電話ともに数個の中から縁起がよさそうな番号を選んだくらいです。

 

今は携帯電話の通話ばかりなので、よそ行き声もかかってきた相手が通知された時だけ。

あとは、クリニックの受付から転送された時。

この時は、昔取った杵柄?(マナー)で、『もしもし、お待たせいたしました。長谷川です』と対応。

当院の受付スタッフも気持ちよく電話応対しています。

見えないからこそ、声は大事。

 

さようなら、我が家の固定電話。

処分に当たって、思い出がぞろぞろ。

記憶の中にあれば良し。

そういえば、いまだに小学校の同級生の電話番号を覚えている院長です。

長男 1歳、初めての電話に興味津々。

 

*2月10.17.24(連休翌日のため)はブログお休み、次回は3月3日です。

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2026.1.20 魚を見つけて~

壁紙の小さなめくれ。

見つけてしまうとに気になるもの。

院内を回ると、すごく目立つわけではないけれど同様の傷みがちらほら。

壁や天井、清掃の具合などは人によって感じ方は様々。

国によっても随分違います。

院長もずぼらではないけれど、徹底した綺麗好きでもなし。

しかし、毎日小掃除(10分くらい)を始めたことと、掃除を仕事にしていた知人の影響で、以前よりちょっとした汚れや不備が気になるようになりました。

ということで、久々の院内内装工事。

 

開院当初は、オーソドックスなモスグリーンの内装でした。

が、自分の好みではなかった!と、もやもやしたまま診療していました。

自分が好きなのはピンク(今は赤)だから…と、ピンクを基調とした壁紙や花柄の壁紙で刷新。

その後、似たような色合い、柄でリニューアルしてきました。

(残念ながら、同色の場合ほとんど気づかれません)

 

ここ最近、以前より変化や自由を好む院長。

壁紙カタログを見て、今までと変えようと決心。

白を基調にしました。

廊下の通路は白のレンガ調に。

ミーティング室は白の花柄に。

視野検査室は白基調の北欧風に(暗室なのでほぼ見えない)。

そして検査室は束の間の水族館にしました。

池袋のサンシャイン水族館の水槽からの眺めの写真がそのまま壁紙になっています。

待合室から検査室に入るとき、水槽からの眺めが飛び込んできます。

マンタやたくさんの魚(種類は不明)など。

しっかり見たい人は、検眼前後の待合の時間にご覧になれます。

少しでも楽しんでもらえたらな~と、院長の遊び心です。

 

外の花壇も毎月花屋さんにメンテナンスをしてもらっています。

季節ごとに、選りすぐりの花々とデコレーション。

 

当院は、開院してずいぶん経ち経年劣化は避けられませんが、古さを感じさせず気持ちよく来院していただくために、メンテナンスを怠らないようにしています。

院長自身も同様。

 

先日Aさんが20年ぶりに来院。

子供さん2人も当時患者さんで、遠視や近視、結膜炎など良く通院されていました。

(名前を見ただけで患者さんだけでなく、家族やエピソードも芋づる式に出てくる院長)

『Aさんこんにちは。お久しぶりです』

『センセ~久しぶり~年取ったね~』

は?!(一瞬の間をおいてしまった院長)

『あのさ~、右目のここ、腫れたんだけどさ~』

20年経ってAさんも50代ですが、変わらない話し方。

子供さんたちの近況も聞き、無事診療も終了。

それにしても、直球で経年変化を指摘されてしまいました。

美容にすごく気を遣ったり、お金をかけているわけではありません。

が、それなりに努力はしているつもりだったのですが。

 

『全然変わらない』と言ってもらえることもあります。

さすがに気を遣ってくれていることは百も承知。

でも嬉しい。

 

クリニックと同様に業者を介入して経年劣化を防ぐか?

アンチエイジングに乗っかる?

いやいや有機物の人間は過度に外見(若さ)にしがみつかず、その分中身で補えばとも思います。

経験と知識は豊かになってきているはず。

けっこう熟成ワインになってきたのでは…と少々自惚れ。

オバサンだけどオバサンじゃない。

院長のできる範囲で、身繕い心がけます。

 

水槽の世界、覗いてみてください。

どんな魚が見えますか?

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2026.1.6  未来を明るく

昨年大晦日に無事篠座神社の眼御守が届きました(ほっ)。

手紙とともに。

『中略~大神様の尊い御神徳がかがふりますようご祈念申し上げ、右、取り急ぎお届けのご挨拶といたします。』(原文ママ)

今年一番の御守は篠座神社の眼御守。

 

クリニックの診療だけでなく往診もする院長は、常々老後の生活のことも考えてしまいます。

往診は、老後についても転ばぬ杖を学ぶ場でもあります。

 

『テレビが見にくい』往診先での訴え。

眼鏡で調整できそうです。

『眼鏡を処方しましょうか?』

『でも、たくさんあるからいらない』

テレビは小型サイズ。

テレビの位置を前にするか、椅子を前に持っていくかの提案に『でも、ここから見たい』

眼科医、力及ばず(というか説得できず)『もう少し様子見ましょうか…』としか。

別の個人宅では、ベッドで基本生活されていますが、大画面のテレビが設置されておりニュースや娯楽を楽しみにしておられました。

 

そんないきさつで、院長も自宅テレビを新調。

以前のもそこそこの大きさでしたが、思いっきり大画面に。

テレビの視聴時間は1日30分弱でしたが、大画面になったことで今までスマホで見ていた番組もテレビで見るようになりました。

ソファーはずいぶん後ろに移動。

でもこれなら、もっと年老いても、万一ベッドの生活になっても情報はクリアに得られそうです。

 

室内の電球も変えました。

介護施設では暖色が使われています。

暖かみはありますが、施設の入居者より若い院長にとっても暗く感じ、この明るさの下で本を読んだり書きものをする気にはなれません。

ムードよりも明るさが重要。

若い人とは感じ方が違い(白内障などで)より暗く感じるので、むしろより明るくした方が活動的になります。

(活動的を施設は求めていないのかもしれませんが)

LED仕様にしたこともあり、以前よりずっと明るくなりました。

少しムードのあった部屋も、明るくなったことで最初は戸惑いましたが、すぐ慣れました。

蛍光色ばかりでは味気ないですが、活動する場はメリハリをつけ明るくすると、読書も書き物もしたくなります。

明るくしたことで、汚れも気になるようになり、今年は毎日10分掃除を課すことにしました。

 

クリニックの通路階段も変えました。

階段は幅も広く問題ありませんが、人感式のライトは反応が悪くなっっていたので総入れ替え。

加えて、階段のステップには黄色い蛍光テープを貼ってもらいました。

緑内障で下方が見えにくい患者さんには、踏み外し防止でお勧めしていたのですが、実際に体験すると、階段のヘリがはっきり確認できるので上りも下りも安心できます。

スタッフは全員院長より年下なので、その恩恵はもっぱら院長だけかもしれませんが。

 

30代の頃には50代のライフスタイルの体験記やエッセイを読み、40代の頃には60代の…の自身としては、未来(老後)の生活を考える・想像することは、悲観よりむしろ楽しいことです。

年上の知人たちの活躍・行動を含むライフスタイルはまさにお手本。

今年も人生について、老後について学ぶこと多いだろうな~

 

昨年は多くの若い知人と縁が出来ました。

若い人の感性に触れることで、年下からも学ぶこと多し。

 

会いたいなぁと思われる人に。

話したいなぁと思われる人に。

『しない』のではなく『する』と決めよう。

老後へのグレーゾーンを行く院長。

未来(老後)を少しでも明るく!

 

今年もよろしくお願いします。

足元が安心です

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御守り売り切れ

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2025.10.21 ストレスと緑内障

緑内障の患者さんにとって眼圧は気になります。

眼科医はもっと気になります。

当院では緑内障患者さんには毎回院長が測定した数値を伝えています。

 

眼科雑誌にあった外国の論文の紹介。

『心理ストレスが緑内障患者の眼圧に与える影響』

 

ストレス負荷をかけた群とストレス負荷をかけないコントロール群を設定し、眼圧変化を比較検討した研究。

緑内障(原発開放隅角緑内障)患者39例。

21例にトリア社会的ストレステスト(TTST)という強いストレス反応を誘発するテストを仕掛けます。

例えば、病院での採用面接用スピーチの準備を10分以内でするよう指示。

白衣を着た面接官の前で採用面接用スピーチを5分間行うよう指示。

1022引く13の数を順に口頭で回答し5分以内に終了するよう指示。

計算を間違えたら最初からやり直し。

これらのテスト終了40分後にこの試練は研究のためと明かされます(ドッキリみたい)。

 

テスト前後で不安スコア、眼圧、血圧、心拍数、唾液検査。

コントロール群はストレス負荷群が与えられた指示に取り組んでいる間休憩。

 

この結果、ストレステスト実施直後の眼圧は、ストレス負荷群では右4mmHg左4.2mmHg上昇した。

コントロール群は右0.9mmHg左0.8mmHgk上昇した。

ストレスを掛けられた群は有意に眼圧上昇があった。

ストレス負荷群の6割が眼圧4mmhg以上上昇というのがこの研究の注目すべき点。

(4mmHg上昇というのは緑内障診療においては大きな意義あり)

 

40分の休憩後、ベースラインと同様の値に低下した。

 

一過性とはいえ、心理的ストレスは優位な眼圧上昇をもたらすことを初めて前向きにした貴重なスタディと評価されています。

 

血圧と同じように、眼圧も日内変動や日日変動や季節変動があります。

一喜一憂するのは良くありません。

しかし、緑内障は眼圧の変動幅が大きいほど進行しやすいと言われています。

診察での眼圧はもちろん重要ですが、眼圧が落ち着いていても進行する場合、日内変動が大きい場合もあります。

 

また眼球運動により緑内障が進行しやすいという報告もあります。

内転(眼球を内向きに動かす)すると他方向の動きより視神経の変形(画像レベル)が起こった。

また外転(眼球を外向きに動かす)すると他方向の動きより眼圧上昇が大きかった。

では眼球運動を制限すれば緑内障は進行しないのか?

実際眼球運動を制限する手術は報告されています(現実的ではないですが)。

 

緑内障を進行させないためには、日々ストレスを回避すればいい?目をあまり動かさない方がいい?などと短絡的に考える必要、実行する必要はありません。

これらはまだある研究の報告の段階にすぎません。

 

大事なことは、自分の病気・病期を知り、きちんと処方された点眼薬を遵守、定期的に診察を受けること。

心配なこと、気になることは目の前の主治医に尋ねること。

眼科医と緑内障患者さんの目標は、一生見え方に困らないQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を維持することです。

変わらないのは良いこと。

変化があれば経過次第で対応します。

何十年もお付き合いの患者さん。

頼っていただき有難いことです。

応えるためにまだまだ勉強しないといけない院長です。

熊は回避。白熊↑は歓迎。

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2025.8.5    すみませ~ん!いいよ~

よしもとの祇園花月劇場も8月で閉場となります。

よしもと新喜劇ファンとしては、終了前に行かなくては。

なんば花月は本場ですが、いつも満員御礼。

以前、院内旅行でなんばグランド花月に行ったときには、奇跡的に最前列!

すち子の投げた飴もキャッチして天にも昇る思い。

それ以外は、いつも後ろの方の席しか取れません。

対して祇園花月では最前列も取れるし、当日でも5~8列くらいには座れます。

思い立ったら祇園花月!というほど、京都で一番好きな場所でした。

 

閉場まで数か月前のある日。

異様に多い人。

初めて『し』の列。(あ行から)

閉場が発表されてからどっと観客が増えたそうです。

 

若手の漫才から始まります。

トリの頃には安定の笑い。

それから新喜劇が始まります。

新喜劇のストーリーはいつも同じで分かっているのに、ついつい笑ってしまいます。

ワクワクドキドキのない安定安心の笑い。

頭をフル回転させなくても、劇に合わせていつも同じ流れで笑える安心感というのか…

 

祇園花月の壇上でズッコケる練習をしたことも思い出されます。

誰でもできそうに見えることが、本当は難しい。

誰かを貶めたりけなさず、純粋に笑わせることって本当に難しい。

それらを極めるのってすごい。

若い頃には思いもしなかったことです。

 

座長のひとり、アキさんが流行らせたシーンに

相手『すみませ~ん』

アキ『いいよ~』

突っ込み『いいんですか?』

アキ『いいよ~謝ればいい~』

実際、特に社会では謝れば済む問題ばかりではないけれど、やはり非があれば『すみません』と謝ることは大事だと思います。

解決はしなくても、少し場は収められる。

そこから話し合いをしていけると思っています。

院長になってからの方が、『すみません』を発することは圧倒的に多いです。

でも相手の言い分を聞き、当方の方針や改善や提案などをお話しすると分かっていただけることがほとんどです。

最近は若い人で『すみません』が言えない人が増えてきたように思います。

自身の主張を言う前に、ミスがあったり出来ないことがあったりしたら『すみません』

状況を少し緩めるクッション言葉(担当学校医の小学校でよく使います)となります。

 

先日鹿児島中央駅でバスを待っていると、ロータリーに『えッ!』と声を上げそうな表示を付けたバスが入ってきました。

『すみません回送中です』

名古屋市バスは『回送』のみの表示。

日本の南・九州の下の方で、こんなクスっと笑えるバスに出会うとは。

『すみません回送中です』と掲げられると、目の前をスーッと通り過ぎても『いいよ~』と言いたくなります。

鹿児島市バスのユニークな取り組み。

ロータリーでしばらく立っていましたが、残念ながらその1台のみしか遭遇せず。

(なので写真はとっさの1枚です)

回送バスは、今後鹿児島での回想シーンに出てくること必至。

 

まだまだ日々『すみませ~ん』の院長(お客様相談係兼務)ですが、患者さんの温かい『いいよ~』で、お陰様で開業28周年を迎えることが出来ました。

経験と新しい知識を還元できるよう精進します。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

すみません回送中です。
out of service

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2017.8.22 みんなで大阪

2019.2.26  日帰り京都旅

2020.2.18 ずっこけ体験

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの想い 公センセの日常の出来事

2025.7.29   ペイハラ研修

あちこちでハラスメントという言葉が飛び交っています。

お客さんからのカスハラ。

患者さんからのペイハラまで話題に上がるようになりました。

 

医師会でも医療従事者のためのハラスメント実技研修が行われ参加してきました。

医療従事者は、患者さんに対して善意の元で診療にあたっています。

しかし、近年言われるペイシェエントハラスメントとは…

要求の内容の妥当性に照らして、その実現手段や態度が社会通念上不当であり、そのために医療機関職員の就業環境が悪化しているもの

だそう。

 

①暴言や威圧的な言動

大声で怒鳴る・侮辱的な言葉・医師や職員の人格否定など

②過剰な要求やクレーム

医学的に不要な検査や処方を強要する

時間外の対応を強く求める

院内に長時間居座るなど

③暴力や器物破損

④セクハラ

⑤ストーキングやプライバシー侵害

 

医療機関と言えども、長時間待たされたり、自分の思っていた病気や治療と違っていたり、期待や予想を下回ることは起こります。

不満は口に出してもいいですが、医療側の説明に納得していただければ、ピンチはチャンス!今後も患者さんと良い関係が築けると信じています。

患者さんがどんな背景があってそこまで不満を持ってしまうのか、今クリニックでの不満はほんの引っ掛かりのことではないのか…

 

当院は小さいクリニックでもあり、院長が、相談窓口係や予約係を兼務しています。

院長が説明時にはお詫びすることでご理解いただけ、また良い関係が続くことを願っています。

もちろん、人と人なので、相性もあると思います。

名医と合う人も合わない人も。

迷医と合う人も合わない人も。

最新の病院や若い医師と合う人も合わない人も。

年季のある病院や医師と合う人も合わない人も。

性格もそれぞれだし。

ただ、少なくとも院長は全ての当院受診の患者さんが好き!良い人!(性善説)との前提で診療に取り組んでいます。

性格の相性は別として。

 

起こり得る確率は少ないのですが、警察官によるさす又や盾を使う実習もしました。

さす又はそこそこの重さがあります。

女性だとぐらついてしまう人も。

性善説で仕事をしている医療従事者にとっては、初体験。

相手との距離を取ることが大事なんだそうです。

ナイフを持っているかもしれない。

その他の凶器も。

相手との距離を取ろうとしてかわされてしまうことも度々(実習では、警察官が犯人役になります)。

これは知っておいて損はないでしょうが、実践するときが来るのだろうか?

あまり

の下手さ加減(実習する私たち)に、『まずは逃げてください!』

まあ、そうでしょうね~

逃げられたらいいけど、足がすくんでしまったらどうしよう…

 

併せて簡単な護身術も。

相手に腕をつかまれたら、えいや~と腕を回して交わす(曖昧です)。

この実習で、院長は自分の握力がかなりあることを知りました。

日頃の筋トレのお陰、何歳からでも握力も増加します。

小中の体力テストの握力は最下位だったのに。

 

警察官は日頃訓練も受けているし、そういう人たちを相手にしているので、動きも迅速で美しい。

でも命張る仕事。

同世代の医師と『こんな実習をすることになるとは思いもしなかったですね~』

 

生活の多様化で、受診の仕方も多様化していました。

医療従事者が健康でなければ、安全な医療は提供できません。

働き方改革とともに患者さんの受診意識も大事です。

 

お互い理解し信頼ある関係を作りたいと、今日も相談窓口係は診察室で開いています。

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事

2025.7.15 エビデンスある近視予防

大阪駅で迷ってばかりではなく、ちゃんと近視学会で勉強してきた院長です。

 

近視に関する最新研究として

子どもの近視に伴う脈絡膜(眼球の奥の茶色い膜)の厚みの変化。

網膜信号を用いた近視抑制目的のコンタクトレンズの開発研究などなど。

へ~っと思うようなことばかり。

近視の治療の確立はまだまだ先ですが、新しい研究や試みも知っておくのに越したことはありません。

 

昔の常識が今では非常識なことは医学でもあります。

近視進行に効くと言われていた点眼薬や望遠訓練(当院でも昔は実施)は今では非常識です。

現在自費治療ですが、効果があるのがオルソケラトロジー(夜コンタクトを装用して寝る)や低濃度アトロピン点眼です(当院でも実施)。←今の常識

 

新しい事実をインプットして患者さんにアウトプットすることが、現役医師としての使命と思い勉強している院長です。

 

地域の眼科医・学校医として…

1.まず学校検診でB以下の用紙をもらったら、眼科を受診しましょう。

学校検診の資料検査だけでは目の状態を正確に把握できません。

視力低下が近視のためなのか、他の病気によるものか眼科で詳しい検査を受けましょう。

強い近視や遠視・乱視による弱視の場合、8歳以降だと改善が難しくなります。

よく子供に『見えてる?』 と尋ねる親さんを見ますが、子供は自分の見えにくさに気づいていないことが少なくありません。

お母さんの顔が見えていれば『見える』、鮮明に見えていなくても『見える』(広義の見えると言う意味では正しいのですが)。

テレビや本を見る距離が近くない?

遠くを見るとき目を細めてない?

 

近視の進行ピークは8歳から12歳で、身長の伸びと同様に眼球も伸びます。

視力1.0だから大丈夫…→近視は小学生で進みやすいので油断は禁物です。

近視を治す方法はあるの?→現在近視を治す治療はありません。近視進行を抑制する治療はあります。

遺伝はあるの?→遺伝はあります。しかし環境も影響します。環境により遺伝の影響を減らすことは出来ます。

眼鏡が欲しい時は眼鏡屋へ行けばいいの?→眼科で適切な検査の上、正しい処方箋を出してもらいましょう。

近視を放置するとどうなるの?→近視になる年齢が早いほど、強い近視になりやすいです。強い近視は緑内障や網膜剥離発生のリスクとなります。放置は強い近視になり日常生活に不便は生じる可能性もあります。

 

まずは家庭で出来る3つ!

1.30分に1回は目を休ませましょう!

近くのものを見る時間が長いほど、ピントを調節する筋肉の緊張が高まり近視を誘発します。

30分近くを見たら30秒遠くを見ましょう。眼科医会では20/20/20ルールも勧めています(20分近くを見たら20秒20フィート先を見る)。

2.30センチ未満の距離で物を見続けると近視が進行します。距離に気を付けましょう。

3.外遊びを積極的にしましょう。近視を予防するには太陽光が有効です。1日2時間以上外遊びをしましょう。

 

近視リスクを高めるNG行動3つ!

1.寝転んでスマホを長時間見続ける

画面と目の距離が近くなり、ピントを合わせる筋緊張が高まります。

2.休みの日、家の中でゲームや動画三昧

屋外に出て太陽光を浴びましょう

3.悪い姿勢で、休憩なしの勉強。

机に目を近づけて読んだり書いたりは、ピントを合わせる筋緊張が高まります。

 

駅で久々に迷った院長。

経験は迷いを減らす、そう信じて経験を明日の糧にする迷医です。

屋外活動中

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カテゴリー:クリニックに関すること 健康 眼に関すること

2025.7.1  緑のお世話

クリニックの花壇は自信をもってアピール出来るもののひとつです。

当初は、手入れをあまり要しないツツジやサツキ・低木の庭木で構成されていました。

しかし約20年前に患者さんも通行人も見て楽しい・嬉しくなるような花壇にしたいと思い、花の手入れをしてくれる造園屋さんに依頼。

以来、季節の花々が咲き、クリスマスシーズンにはイルミネーションも加わり、非常に楽しんでいただける花壇となりました。

残念なことに造園屋さんは廃業。

次を探すのに院長東奔西走。

庭師業が得意な造園屋さんだと、選定は上手いのですが花の選別がちょっと…

お花は植えるけれどメンテナンスはちょっと…

自分が造園屋に弟子入りか専門学校入学するかとまで考えたほど。

なかなか決まらない中、ついに素敵なお花屋さんに出会いました。

 

色とりどりの可愛いお花たちです。

前任の造園屋さんとはまた違うテイスト。

メルヘンの世界です。

 

さて、これらのお花のメンテナンスはプロに任せるにしても、日々の水やりは必要です。

昨年までは、スタッフもしくは院長が時々…みたいなやり方でした。

今年は例年以上にすでに猛暑。

お花を植え終わった後に、お花屋さんから水やりの依頼と注意が来ました。

 

1.朝9時までと日没後にたっぷりと水やりをする。

2.ホースの水の勢いは強いと植えたての苗は痛むので弱く。

3.根元に向かって3秒くらい。

 

2と3については初めて知った事項。

なるほど~

ガッテン!承知しました!

今期より院長、水やり係となります!

 

といわけで、毎日任務を遂行しています。

毎日毎日水やりをしていると、面倒よりも、私がお世話しなきゃ!という愛情が湧いてきます。

息子たちの食事の必要がなくなった代わりに、植物たちの食事(水)を与えています。

毎日見ていると、日々の変化も気が付きます。

花が咲いた、散った。

虫が喰った?などなど。

一部開院当初の木は残してあるのですが、その一つに『長男の木』があります。

地方病院にいたころに生まれた長男は記念植樹をいただき、わずか30センチに満たなかった木は3M近くに育っています。

冬になると枯れかけて冷や冷やするのですが、春になると緑の新芽を出します。

長男は滅多に帰ってきませんが、何も文句も言わずすくすく育つ長男の木に水をやりながら1日に2回長男のことを想います。

 

緑は目に良いと言われます。

緑色は可視光線の中間波長なので、目への刺激が少ないからではないかと考えられています。

木や森など緑色のものは、大抵は遠くのものなので、毛様体筋(ピント調節をする筋肉)の緊張が取れリラックスす効果もあります。

色彩心理学でも緑色はリラックス効果があると言われています。

 

実家には日本庭や畑があります。

子供の頃、夏の夕方になると父に水撒きをするように言われるのが嫌でした。

渋々やっていたお手伝い。

何でやるのか?意味も分からず、知ろうともせず、植物に愛着もないままの水撒きでした。

 

人生折り返しをとっくに過ぎ、この変化は何?

植物であれ、毎日手間をかけることでその愛情は更に深くなっていくことにやっと気づいたオバサン(院長)です。

 

出張の日も早起きして水やり、遅く帰っても水やり。

雨の日はたくさん降ってくれるよう願います。

 

通りがかりの人と朝の挨拶。

『頑張ってるね~』

『気持ちいいね~』

目出し帽のような黒色パーカーの怪しげな水やりオバサン。

見破られている?!

 

 

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2025.6.17 運転外来体験する

視野画像学会でのもう一つの体験。

 

東京に続いて、神戸・新潟・名古屋でも眼科における『運転外来』が開設されています。

名古屋では、名古屋市立大学医学部付属東部医療センターで開設(紹介状予約必須)。

この『運転外来』は、緑内障や網膜色素変性症、脳血管障害により視野異常のある人の運転リスクを適切に評価し、自身の運転リスクを把握してもらうことが目的。

市街地や住宅地の運転を疑似体験できるドライビングシュミレーター(DS)という装置を使います。

運転外来で使用するDSには、視線計測機能がついており運転中の目線を追跡・解析できます。

 

数年前もDSを体験した院長。

運転外来が名古屋に開設されたこともあり、患者さんを紹介する前に再度体験することに。

 

前回は、健常者としてのDSの体験。

今回は…

『どんな視野・病気の体験をしましょうか?』と担当の人(学会なのでDSの会社の人が対応)。

1.上方視野障害」(緑内障後期)

2.下方視野障害(緑内障初期だが実際に事故を起こした事例)

3.軽度の上方障害(緑内障初期)

4.左半盲(脳梗塞)

5.高度の求心性視野狭窄(中心だけがみえている・網膜色素変性症の進行例)

院長は2を選択。

視野を見て、眼科医としての闘志が。

『絶対に事故らない!』

 

DSの運転は直進のみ。

アクセルとブレーキのみの操作です。

歩行者やバイク・自動車などが飛び出してきたり、思わぬ方向から接近してきたり。

状況に注意して運転しないと。

 

スタート!

最初から覚悟はしていましたが、下方のもやもやが気になります。

黒っぽい、薄く透けたような雲。

これが視野障害です。

下方が見えにくいので、つい下方に注意が集中。

とはいえ、上方の信号も見落とせません。

 

慎重になりすぎて、飛び出してくるかも?と思うと、早めにブレーキを踏み、ずいぶん手前で停止することも度々。

バイクがスッと通り抜けるときもヒヤリ。

片道1車線の狭い道路では、対向車の左折も突然のように感じられ怖い思いも。

 

終了!

緊張続きで汗びっしょり。

疲れた~。

幸い事故は起きませんでしたが、終了後に視線の追跡結果を見てびっくり。

下方が見えにくいため視線が下前方にばかり集中しており、左右への目線の動きが非常に少なくなっていました。

 

安全な運転には、目線を上下左右(特に左右)動かすことがとても大切です。

警察官の視線追跡をすると、目の動き(視線の広がり)が大きいことが分かっています。

高齢になると、視野の中心にしか目線が行かなくなり、目の動きが小さくなる傾向があります。

 

院長も体験して、意識してもっと目線を動かすようにすれば、安全に運転できるのだとわかりました。

 

視野障害があっても運転したい患者さんには、日頃当院でもお話をしています。

運転外来でDSを体験することも運転リスクを正しく知ることも安全に運転するために意義のあることです。

 

さて、今回の学会は大宮で開催。

せっかくなので、新幹線でひと駅先の小山(栃木県)で下車。

目の神様『妙建寺』へ。

目的地が近づいてきた頃、『眼科』と書かれた看板が目に飛び込んできました。

え~?目の神様の隣に眼科?

『なかなか治らないから、隣でも願掛けしてください』って患者さんに言われたりして…

と妄想しながら近づいてみると…

『○○』…全然違う!

目の錯覚にしても脳の誤認識ひどすぎ~!

勘違いも甚だしい…

 

 

しっかりお参り。

いつもながらの願掛け。

 

帰りは両毛線で大宮へ。

時には遠回りも大切。

こちらもご覧ください

2025.6.10 ナビではない

2024.6.11  運転止める?続ける?

2023.5.30 脳と緑内障

 

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