2020.1.7 暮れにも一人で

昨年は一人旅(高尾山)で始まり、一人旅で終了しました。

 

両家の年末年始の挨拶をやめにして、家族旅行を決行したある年。

開業医と子育て・家事に加え大学院の研究と、仕事納めの後も息つく間もないほど課題が。

そして、両家への顔出しをすると、自分の休息のないまま仕事始めです。

それが続いていました。

その時、目にした大晦日発の2泊3日ツアー。

秋田男鹿で本物の『なまはげ』が民家に来る風習を体験(息子たちには強烈な体験でした)。

日本海沿いを北上して、津軽鉄道ストーブ列車に。

その後下北半島の入口へ向かい、十和田湖を縦断して盛岡から帰途へ。

旅行は大当たり!

その時の感動が忘れられず、もう一度、行きたい!泊まりたい!思いが募っていました。

 

良い思い出には違いないけれど、今は家族旅行よりゴルフを優先する我が家の男性陣。

4人一組なら収まりよし(いつもは2&3バッグ)。

年末ゴルフは辞退して、一人旅決行。

 

今回は、青森県に向かいます。

男鹿はまたの機会に。

一旅一か所がモットー。

今回青森にしたのは、他にも訳があって、途中の駅で、知人に再会するためです。

距離があるため、なかなか会えない相手とは、自分から出向くのも自分らしさ?かな、と思う院長は、早速連絡。

往路、復路それぞれ違う駅で降車し、再会の予定も組み込みました。

 

東北新幹線の降車駅で60歳後半のAさんに再会します。

5年前に鎌倉の海岸ですれ違い、挨拶して以来のやり取り。

彼女とは、初再会。

 

それから第3セクターの鉄道に乗り換えます。

キーンとする冷たさは、北国ならでは。

ワンマンカーに揺られながら、街はどんどん淋しくなりますが、帰省時期だけにほぼ満員。

隣の若い女性の取り出した『東京都内→下北』の切符がちらりと見え、胸が熱くなりました。

駅を降りると、迎えの車でホテルへ。

 

15年前と変わらない外観です。

玄関の壁画の前で記念写真。

15年前は、ここで家族5人で撮影。

持ってきた写真には、あどけない(保育園児~小学校低学年)息子たちが。

私(院長)も若い!

 

夕食前にお風呂に入ります。

雪が積もって風情ある露天風呂は変わらず。

でも、前回は、小さい息子たちも一緒に入り、裸で雪遊びをしたり、はしゃいだりで、気が気でなかった…

しみじみと、物思いにふけりながら、ゆっくりと浸かる今。

あの頃には想像できなかったわ~

 

お風呂の後は、夕食。

部屋食なので、浴衣を着て、座っているだけで、お膳が整います。

3~4人前ある船盛にお寿司、御膳、鍋物などなど。

デザートも。

自分のペースで、ゆっくりと完食。

なかなか乙な体験です。

 

そのあとは、読書タイム。

静寂な中(ホテルでもテレビは付けない院長です)、ちょっと良い本を読むには最適です。

 

再び、露天風呂から帰ってくると、布団が敷かれていました。

12畳の和室に、布団一組。

家族ラインで写真を送ったら『寂しいもんやな笑』長男のコメント。

前回は、布団が5組だったので、部屋全面に敷き詰められていました。

家族5人同室で寝た旅行は、最後はいつだった?

寝相の悪さに布団直してばかりだったわ~などと思い出しつつ、眠ってしまいました。

寂しいと感じることもなく…

 

翌朝、もうひと風呂浴びて、朝食を。

前回子供たちが興奮した太くて大きなつららは、今回は残念ながらありませんでした。

外を歩くつもりが、『転倒』が頭をよぎり、玄関先で止めておきました。

15年の月日は、自分を慎重にさせています。

 

帰路は、再び第3セクターで新幹線駅へ。

途中、仙台で降車し、Bちゃんに。

彼女とは、高3以来の文通友達。

約7年ぶり。

 

1年の最後に、『いつか』のうちの一つ『もう一度旅』を達成し、久しぶりの親交を楽しんだ院長。

決行して良かった!

人生100年時代。

折り返しは自明。

今年も、自分のやりたいことを一つでも実現すべく、謙虚に精進したいと思います。

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2019.12.24 わすれられないおくりもの

今年もあと残り1週間です。

個人的には、日帰り一人旅(時々学会絡みで2日)を何回か実現させた一年でした。

行けないと思っている場所でも、おおよそ交通の便が良くて、一か所に絞れば可能ということが分かりました。

『いいな~』と思うだけでなく、やってみること。

院長にとっては、限られた日(休診日)の中で、やりくりしただけなのですが、なかなかの充実感。

そして、何より、自分にとって『一人の時間』は大切なのだと感じました。

結婚していても、家族があっても、『一人』は大事だし、最期は『一人』だし…

誰かと行動しないから淋しいとは違う、『自分のしたいことを一人でする』単独行動が出来ることは、自信を持っていいのだ!という再確認。

若い頃は、誰かと一緒に行動しないと恥ずかしい…なんて思っていましたが。

 

さて、晩秋に大切な友人の訃報が届きました。

友人と言っても、元々母の友人で、院長が小学校低学年時からの(友人の子としての)知り合いです。

医学生になってからは、個々の、より親密な付き合いになったので、準友人くらい。

東京の在職中も定年で北海道に戻ってからも、その都度、訪ねて行きました。

息子たちも、各々北海道の自宅に遊びに行ったので、彼らにとっても準々友人です。

腫瘍が見つかり、札幌の病院へ日帰りでお見舞いに行ったのが、2年前です。

その後は、だんだん、葉書のやり取りも間が開き、やがて途絶え…亡くなった知らせを受けました。

『日本一優しい看護婦さん』として新聞に掲載、表彰された東京のS病院の助産師さんでした。

一生独身で、キャリアウーマンなのに、チャーミングで、要所要所で、知恵やアドバイスをもらえたことは、『忘れられない贈りもの』です。

残された、葉書の文面と筆跡に、Nさんを偲びます。

 

Nさんの10歳くらい年下のKさんも心に浮かびます。

院長が大学時代、北海道をさすらいの旅(往復の航空券のみ)に出た時、NさんがKさんにお世話になるように言ってくれました。

初対面での小樽駅での待ち合わせ。

銀行員のキャリアを捨て、スナックを開いて間もないKさん。

昼間は、余市のニッカウヰスキーや銭函の海岸などの観光から始まり、小樽の街中を住人のように。

夜は、スナックの片隅で、接客もせずに、人間観察を(お店の手伝いはしなくてもいいと、きつく言われた)。

お店が終了すると、人生観を語り合ったり。

当時40歳過ぎの独身女子が、友人の頼みとはいえ、初対面の20歳そこそこの女子大生を約2週間居候させたなんて、今思えばびっくり。

Kさんとの共同生活から、そしてその後のお付き合いから学んだことも『忘れられない贈りもの』です。

NさんもKさんも、はるばる結婚式にも出席してくれましたが、Kさんはその数年後、癌で亡くなりました。

 

二人とも、独身で、家族は持ちませんでしたが、私の心の中に『忘れられない贈りもの』を残してくれました。

 

自分が、人生の折り返し地点に立った今、そういうことが出来るのか…と問えば、とてもハードルが高い気がします。

でも、自分より若い人たちに『ちょっとした何か』の足しにはなりたい…と思うようになりました。

 

雪が解けたら、Nさん、Kさんの故郷の小樽に参ろうと思います。

 

本棚を整理していて、子供たちによく読んだ『わすれられないおくりもの』絵本を見つけ、再読しました。

しみじみ良い絵本だと思いました。

大人にこそ、お勧めです。

こちらもご覧ください「スカーレットの旅」

こちらもご覧ください「寄り道、まわり道」

こちらもご覧ください「新春プチトリップ」

こちらもご覧ください「やれない?やらない?」

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの想い

2019.11.26 二人でお上りさん

学会が一番多く開催される東京国際フォーラム。

丸の内南口を出て国際フォーラムへは徒歩5分ほど。

途中、目に入るのは『はとバス』と乗客の人々。

 

『はとバス乗りたいな』

そう思いながら、学会(仕事)に向かうこと度々。

 

パンフレットを見ると、都内観光名所(観劇・食事処も)を効率よく巡る、お勧めのコースが盛りだくさん。

ただし、この年齢になると、東京の名所は行き尽くしているし、かえって迷うところです。

家人に『お上りさん気分で、東京で行きたいところない?』

『ない』

学会場とホテル以外寄り道をしない家人。

『国際フォーラムへ行く途中のはとバス、気にならない?』

『そんな場所あった?』

 

『はとバス』に、どうにも巻き込みたくなる妻(院長)です。

コースを吟味し、『浅草演芸場どう?』好きな落語から攻めてみます。

『そこなら一度行ってみたい!』そう来るよね。

『築地場外市場→浅草散策、どぜう&演芸場→隅田川下り』決定。

 

朝9時に東京駅に着くよう新幹線に乗ります。

はとバス乗り場には、時系列で乗るバスと乗り場が書いてあり、すっかりお上りさんの気分。

 

ガイドさんの案内で、まずは築地場外市場へ。

場内市場は豊洲に移転しましたが、場外市場は残り、観光客で騒然としています。

卵焼き屋さんはどこも、長蛇の列。

その場で焼きたても食べられます。

卵焼き大好きの院長は、『おかずにしよう』と多めに購入。

魚屋さんやお寿司屋さんも盛況で、人に揉まれながら、自分も完全に観光客。

 

浅草に移動すると、老舗のドジョウ料理屋さんへ。

予約席があるのは、ツアーの良いところ。

柳川鍋は初めてでしたが、見た目とは大違いで、あっさり美味しいドジョウに感激。

濃いめの味付けは、ご飯がすすみます。

 

その後、浅草演芸場へ。

名古屋の大須演芸場よりも大きく、2階席へ案内されました。

すでに昼の部は始まっていましたが、暗いので、遠近両用コンタクトレンズでは演目のしおりが読めません。

『今、誰がやっている?』

『えっ!読めないの?僕は読めるよ』メガネで来た家人は、裸眼でピントが合う近視度です。

暗所でのコンタクトレンズは、中年にはお勧めしません…(実体験)

満腹で、知らない噺家さんの噺は子守唄のように…

『そろそろ出ようか…』と促されて出たものの、家人の行きたかった場所なのに…何故?

 

『面白くなかった?』

『噺は面白かったけど、ウトウトしていたら(院長のこと)噺家さんに失礼だから』

申し訳ない…ひどく反省。

本当に落語が好きな人は、昼・夜十分楽しめるのです。

 

浅草散策の後は、隅田川下り。

何本もかかる橋をくぐるたび、、両岸の情景が変わり、今昔の情緒を感じる初体験でした。

 

『はとバス』メインでサブは『浅草演芸場』の院長(ウトウト…)

『浅草演芸場』なら、と『はとバス』に付き合ってくれた家人。

 

妥協・譲歩・共有・共感…

相手をリスペクトしつつ、自分の要望も実現する術をお互い?確立して、共働き医師夫婦、結婚生活25年。

 

『はとバス』もそんな夫婦の一コマでした。

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2019.11.19 宿題と肥満者率

医師会の講演会は、主に医学の話題ですが、今回は経済学のお話。

演者は、Eテレ『オイコノミア』という経済番組に又吉直樹さんと出演されていた、大阪大学の大竹先生。

又吉絡みで見始めた院長ですが、平易な言葉で、素人でも経済学をかじれる良質の番組でした。

 

今回のタイトルは『医療現場の行動経済学』

『行動経済学』とは、心理学や社会学の成果を経済学に組み入れた、経済学の一分野だそうです。

現実の人間の思考の傾向を考慮して、経済を考える、というもの。

 

例えば…

問1

1.コインを投げて表が出たら2万円もらい、裏が出たら何ももらわない。

2.確実に1万円もらう。

どちらを選びますか?

問2

1.コインを投げて表が出たら2万円支払い、裏が出たら何も支払わない。

2.確実に1万円支払う。

どちらを選びますか?

大多数は、問1では2を選び、問2では1を選ぶそうです(院長も同じ)。

得をすることは確実な方を取りたいけれど、損をすることは不確実な(危険性のある)方を取る傾向があるそうです。

 

同じ金額だと、得をした嬉しさよりも、損をした悲しさの方が大きくなる。

また、嫌なことは先延ばしし、嬉しいことは前倒しする傾向もあるそうです。

これらを含め、ヒトの心理をどのように医療現場の経済で活用するか。

 

薬や手術の効用・成功率と副作用・不成功率を患者さんに伝える場合。

副作用や不成功率がわずかだったとしても、患者さんはそれ以上に大きく捉える傾向があることは、自身の経験からも気づいていましたが、ヒトの心理的な傾向・癖だと初めて知りました。

医師は、エビデンスに基づいて、客観的に事実を話しますが、良いこと(回復・治癒)と悪いこと(悪化・一生の病気)では、患者さんの受け止め方が違うのは、もっともです。

 

健康診断の受診率を上げるには、どういう文面が一番有効か?

臓器提供のドナーカード同意率を上げるには?

予約の無断キャンセル率を防止するには?

大腸内視鏡の痛さの記憶を和らげるには?

などなど、数々の論文を引用し、解説されました。

医学と同様、リサーチ・集計・解析・結果・考察という流れは、経済分野の研究においても同じだと思いました。

数学も駆使し、文系というより理系なのでは?と思います。

 

中学生の時、夏休みの宿題はいつ頃やることが多かったですか?(大阪大学調査)

1.夏休みが始まる最初の頃

2.どちらかというと最初の頃

3.毎日ほぼ均等

4.どちらかというと終わりの頃

5.夏休みの終わりごろ

 

院長は1です。

『宿題後回し傾向』が強いと、喫煙率やギャンブル習慣、飲酒習慣が優位に高くなることが分かっています。

消費者金融の利用も。

それ以外に、肥満者率ともかなりの相関があることがわかっています。

 

中学時代の宿題癖で、将来の傾向までわかるとは…

 

ちなみに長男に上記の宿題の問いをしたところ…

『当てはまるの、無いわ』

『えっ?』

『だって、宿題やったことなかったもん…やろうとすら思わなかった』

選択肢に該当しない人がいるとは…

理由の詳細まで忘れましたが、何度も学校から親(院長)の呼び出しがあったからね~

相関の結果を知ると、先が思いやられます…

 

『行動経済学の知識で患者さんの意思の傾向を理解できる』

『何気ない表現で患者さんの意思決定が変わる』

 

勉強したことを日々の医療現場で試してみようと思います。

愚息が今からでも『宿題先終え傾向』になるよう、家庭でも行動経済学試してみます。

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2019.11.5 お茶はあちら…

秋は学校医にとって、就学時健診の季節です。

いつもの健診は、保健室で行いますが、就学時健診では、それぞれ教室が割り当てられます。

 

教室に入り椅子に座ると、担当の先生(男性)があいさつ。

『本日の記録係です。よろしくお願いします。あ、それからお茶はあちらです』

『あちら?』の方向を見ると、教室の隅の机の上に湯のみが乗ったお盆が。

用務員さんが、早めに持ってきて置いていったようです。

『今日はビュッフェなんですね~』と茶化す院長(オバサンならでは)。

傍にいたベテラン先生(女性)が気が付き、『すみませ~ん』と慌ててお盆を取りに行って、お茶を出してくれました。

 

『一応来客だから、お茶は直接お出ししないとね。客に取りに行かせるのではなくて』諭すように院長。

『た、大変失礼しました』(汗)

A先生は、どう見ても、息子たちと同世代。

聞くと、1年目だそう。

お茶出しなんかしたことないんだろうな~

男女雇用均等法の下でも、新米研修女医(院長)は、医局でお茶やコーヒーを出すこともあったし、流しに湯飲みやカップが積んであれば、洗っていたな~

教えられてやったわけでもなく…

やらなくても良かったのかもしれないけれど…

気が付かないのよね~きっと。

うちの息子も思いやられるわ~

 

 

就学時健診は、緊張する子供たちも多く、スムーズとは言い難いのですが、無事終了。

視力がB(0.9以下)の子は眼科で再検査を。

緊張で上手く検査できなかったのか、屈折異常などの原因があるのか、確認してくださいね~

その他、気になる所見があった場合は保護者に伝えます。

 

教職員や生徒は毎年変わりますが、小学校3校20年以上学校医をやっている院長としては、学校の生き字引みたいなもの。

そして、児童を見る眼差しも変わってきます。

小学生になるって、こんなに大きくなるんだわ~と、未就学児の息子たちの成長を思い描いていた頃。

中学生になるって…(中学校の学校医もやっています)と、小学生の息子たちがたくましくなるのを思い描いていた頃。。

息子たちが、その年齢も越してしまうと、生徒たちを慈しむ眼差しの院長です。

そして、今回、フレッシュな先生が記録係でついてくれて…息子たちを重ね合わせてしまいました。

 

『仕事がちっともはかどらなくて、毎日遅くまで残っています。同僚の先生たちから色々アドバイスいただけるので助かっていますが』

『最初は、どんな仕事でもみんなそうよ。まずは、目の前のことを確実にこなしていくこと。3年たてば、少し周りが見えてきますよ』

職業人として老婆心ながらアドバイス。

 

長男が小学1年生の時のある日の連絡ノート。

担任は、卒後3年目の若いB先生(男性)。

『〇(長男)君が、帰り際泣いていました。聞くと、今日(木曜日)は、お母さんが遅くしか帰って来ないからとのこと。

二人で色々話をしました。

お母さんも頑張っているから、〇君も強くなるよう私と約束しました』

長男就学と同時に大学院生になった院長。

休診日の木曜日は今までは、保育園の早いお迎え、母親と遊べる特別の日。

なのに、木曜日は朝早くから夜遅くまで大学なので、ずいぶん寂しかったようです。

今は、『母親なんてどうでも~』の長男ですが、泣いたことと先生に言われたことは覚えているそうです。

そして、母(院長)もそのことを励みに、大学院生活を両立させました。

 

一片の思い出になれる先生に。

A先生、応援しています。

若者、頑張れ!

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2019.10.15   片道200キロ女子旅

今年もスタッフが『お誕生日ドライブ』を企画してくれました。

『諏訪湖行ったことある?』の何気ない一言からプラン作成してくれたよう。

 

秋晴れの当日、諏訪湖に向かってGO!

中央道を使い、片道200キロ。

ドライバーは3人体制で万全、SAでは女子ならではのお土産探し(まだ往路なのに)や、飲み比べタイムなど。

今回、マニアのAスタッフが用意してくれたのは、豆乳5種。

『こんなのあるんですよ~』と出てきたのは『きなこ餅』『マカデミアナッツ』『アーモンド』『ほうじ茶』『メロン』

利き酒ならぬ利き豆乳。

『こっちが好み、あっちもいいかも』これだけで盛り上がり。

 

諏訪湖に行く前に、『諏訪大社』に参拝します。

日本最古の神社の一つ。

上社を始め4社からなる神社ですが、強力なパワースポットとしても近年人気があるそうです。

大木に杉苔、静寂で厳粛な社内です。

本殿では、お祓いの最中。

『私、今年本厄なんで、お祓いしてもらいました』

『私の時、やらなかったわ~』

『本厄の年に、男の子産むと、厄払いになるって言うから、子供産んで厄落としになったわ~』

『私も~』(←院長)

などなど他愛ない話をしながら参拝した一行でした。

 

お昼は、予約の湖畔レストランへ。

信州十四豚(ジュウシーポーク)をメインに、サラダバーで野菜をたくさん。

ここは、以前クラフトジン作りをした某薬酒メーカーYがプロデュース。

お洒落な店内は満席。

結婚式も出来るそうです。

薬酒の老舗メーカーなのに、ジンの時も驚いたけど、この多角化戦略にびっくり。

またまたファンになりそう。

 

階下のショップを見ているうちに、お腹もこなされてきます。

『次は温泉です』

向かったのは、同じく湖畔沿いの老舗旅館N。

160年余の伝統ある宿の天然温泉へ。

案内されたお風呂に行くと…誰もいない…

『わ~い、貸し切りだね~』

露天風呂は、湯の温度も丁度良く、秋の風に吹かれて、話も弾みます。

久しぶりの『入浴女子会』

シャワー派お風呂派それぞれですが、温泉好きは共通。

入ってしまえば裸の付き合い。

何時の時代か?と言われそうですが、院長は、みんなで温泉に浸かるのは大好きです。

わいわいガールズトークは、一人ではできません。

給水器も用意されているので、紙コップにいれた水を傍らに置き、仕事以外のどうでもいい話で盛り上がります。

 

宿の向かいは、諏訪湖。

火照った体を鎮めるために湖畔を歩きます。

一周15.9キロのうち、ちょっとだけ散策。

静かで穏やかな湖面。

『諏訪湖、初めて!』

『うん、うん』

『このまま、泊まりたくなりますね~』

 

最後は、湖岸を車で一周して帰路へ。

 

電子カルテ導入以来、眼精疲労と肩凝りに悩まされている院長。

綺麗な景色で目の保養、温泉で凝りほぐし。

今年もありがたい『お誕生日ドライブ』をいただきました。

スタッフに感謝です。

 

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薬酒に目覚める

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など

2019.9.24 ついでに息子?

新年早々高尾山に一人旅した私(院長)。

その話を聞いて『行ってみたいな~』と夫。

 

それでは…と、連休を利用して行くことに。

前回は、『初めて』『一人』『冬』ということで、ケーブルカーで途中まで上がり、そこから山頂を目指しました。

『今度は自分の足で麓から登ろう!良い季節だし』

高尾山に行くなら、そっち方面(関東圏)に住んでいる息子についでに会いに行こう。

勝手に引っ越しした部屋も見てないし。

 

予定を聞くと、運よく?その日はフリーとのこと。

『え~来るの!?』

『高尾山のついでだから~』(ついでという地理ではないが)

そうこうするうち、『一生に一回くらい高尾山行った方がいいよ』という母(院長)の押しで、同行することに。

 

さて、当日、夫婦それぞれ荷物を詰めます。

『何か、荷物多くない?』

自分のボストンバッグには、身の回り品、お菓子。

果物なんか買わないだろうからと、桃と梨をプチプチで包装してイン。

これだけなら、二人で一つのバッグでいいのですが…

数日前の息子からの『米送ってください』ライン。

いつもは送っているのですが、どうせなら持っていけばいいのではないか…と、全くのバカ親ぶり。

『5キロ超ダンベルを持って歩く筋トレ』と考えれば、それほど重くも感じません(夫に知られてはいけない)。

 

さて、息子の新居へ。

ワンルームですが、こざっぱりと片づけられており、『ちゃんと生活しているのね~』と一安心です。

バッグから出したお米に、『お~すげ~!持ってきたの!?ありがとう!』

あきれた表情の夫。

 

3人で高尾山に上ります。

メジャーな表参道コースは3.8キロ、上り100分が目安です。

舗装されてはいるものの、かなりの勾配で、物を落としたら確実に下まで転がっていきます。

筋トレ仲間の息子と私は、黙々と人を抜かして(道幅は広い)進みます。

ある地点まで行くと、下方から見失った夫が登ってくるまで、トークタイム。

色々突っ込まれるのは苦手な寡黙な息子なので、自分から話すのを静かに聞きます。

途中、焼き立ての『天狗焼き』も頬張り、エネルギーチャージ。

お正月は、すごい行列だった天狗焼きも、並ばず手に入るほどの残暑日でした。

 

頂上まではもう少し。

3人で無事山頂にたどり着き『グータッチ』

あいにく今回富士山は見えませんでしたが、山並みをバックに3人でパシャ!

帰りは、雲行きも怪しくなってきたので、私お勧めのケーブルカーで下ります。

『二人乗りだけど、どういう組み合わせにする?』

『父さんと母さんと二人で乗ればいいじゃん』

『いやいや、父さんとは新幹線で並びだから…』

息子と並んでリフトに乗ります。

澄んだ空気の中、息子との会話は弾み、嬉しくてもう少しで1000円のツーショット写真を購入するところでした(ある箇所でカメラマンが乗客を撮影しています)。

 

夕食を3人で囲み、楽しい時間もお別れの時間が。

夫婦はホテルへ、息子は下宿へ帰ります。

デパ地下のスーパーで『いるものあったら買ってたら?』

『じゃあ…』

パスタソース数種、パスタ、中華調味料数種、卵、納豆。

ニンジン、玉ねぎ、ピーマン、キノコ、キャベツなど…

『高いな~』と言いつつも、母財布なのでポイポイ(普段は買いません)。

買い物袋を持って駅の改札に入る息子をずっと見送っていた母(院長)でした。

一度も振り向かなかったけれど。

 

『高尾山のついで…なんて言って、ほんとは息子に会いに来たんでしょ。何か付き合ってあげた気分』と、夫。

その通りかも。

そうは言っても、夫もまんざらでない様子でしたが。

 

息子への愛は続きます…

 

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カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2019.9.10  愛情の方向性

深夜に息子が帰宅。

母(院長)は、ベッドから起きだして『お帰り~』

息子『あのさ、A(息子の友人。面識あり)が来るんだけど、シャワー浴びて泊まっていい?』

母『えっ!?いいけど。洗面所とか、居間とか散らかってないかな。片づける、ちょっと待ってて~』

息子『もう、ドアの向こうにいるから。A、入って来いよ』

A君『こんばんわ~。お邪魔します』

母『こんばんわ~。ゆっくりしていってね』(大慌てで、居間に隠れドア越しにあいさつ。すっぴんのパジャマ姿でよそ様には会えない…)

 

シャワーを済ませた後、部屋でくつろぐ息子たちのぼそぼそとした会話が聞こえます。

再び、ドア越しに『明日は?』

息子『俺たち、6時に起きたらすぐに家出るから』

母『朝ごはんは?』

息子『いらない、コンビニで買うから』

母『そーお』(といいつつ、炊飯器のタイマーを5時にリセット)

 

翌朝5時起きの母。

コンビニで買うくらいなら、お弁当の方が良いよね~

だし巻き卵を作ります。

豚肉のロール巻きも。

たんぱく質は完璧だから、後は、野菜・海草をサラダにして入れよう。

使い捨てのお弁当箱二つに、それぞれ十穀米を詰めます。

だし巻き卵、豚肉、野菜を詰め、デザートにぶどうも数粒。

冷たい麦茶を大の水筒に、アイスコーヒーを中水筒に、ホットコーヒーを小水筒に入れれば、準備万端です。

 

息子『おはよう』

母『おはよう。はい、これ』

息子『何、これ?もしかして、弁当?いらないって言ったよね!』

母『コンビニで買うくらいなら、温かいし、栄養あるし…』

息子『俺、何歳だと思ってるの?やってほしいことは言うけど、いらないって言ったことをやる必要ないんだから。そういうのって、自己満足だよ!』

ガーン!!!直球を母に投げ込み、水筒3本持って、A君と出ていきました。

 

朝ごはん時、テーブルの上には先ほどのお弁当箱。

いつも通りの自家製スムージーとコーヒー付き。

夫『どうしたの?』

『今日の朝ご飯は二人ともお弁当箱で食べよう』

かくかくしかじか、事の顛末を話します。

『いらないって言ったんだから、余計なことしない方がいいよ。何なら、何にもしなくていいくらいだ』

 

息子(今回はA君も)のためにと思っているのは、まだまだ子離れできていないのかな?と反省。

親に守られる存在から飛び立とうとしていることを、ちゃんと認めなくては。

就職すれば、家を出て経済的独立もすることを宣言しているわけだし。

 

診療前に息子からライン。

『ありがたいけど、母さんは愛情の方向性が間違ってる。弁当、夜帰ったら食う』

『はい(反省マーク)、今日も頑張ってね!』と返信。

 

帰宅した息子。

『Aに朝から母さんと喧嘩するなって言われた』

A君、精神年齢高い~

 

親離れ時期の子供たちから見たら、子への関わり(世話を焼いてしまうこと)は、親の勝手な自己満足に映ってしまうのかもしれません。

仕事もあり、子育てだけが全てではなかったけれど、ちょっぴり寂しい母。

息子たちの言動によって、今なお、もうすぐ卒業?の『母親業』を試され鍛えられている院長です。

 

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など

2019.7.16  薬酒に目覚める

先日の東京での勉強会後のフリータイム。

某新聞に一日体験講座の広告を見つけました。

面白そう…

時間も丁度いい。

早速申し込みました。

 

某ホテルと某酒造メーカーのコラボ企画です。

『夏バテ知らずのめぐりの良いからだをつくる食養生』のお話を聞き、薬用酒の飲み比べとワークショップ、ランチというスケジュール。

 

当日、会場に向かいます。

案内された席に座り、見渡すと…『私(院長)って若い…』

60代以上のハイソな女性ばかり。

グループ単位なのか、お一人参加なのか?

加えて、リタイア(と思われる)夫婦2組。

何やら場違いではありますが、テーマからして、年齢が高い層がターゲットだったのかしら?

一番端の席で、講義に聞き入ります。

東洋医学的な話で、ゆる~く聞ける内容です。

胃腸の不調の原因とケア方法。

胃腸をケアする食養生。

体の巡りをよくして、夏バテを防止する方法。

ハーブやスパイス、薬酒の効用などなど。

 

次に、飲み比べとワークショップ。

薬酒と効いて、このメーカーの定番を予想していたのですが…いやはや世界に薬酒は多種多様。

生薬とお酒を組み合わせて造る薬酒は、健康のお酒なんだそうです。

 

そして今回の薬酒は『ジン』

『ジントニック』『マティーニ』『ギムレット』何やらお洒落なカクテルのイメージですが…

 

『ジン』は17世紀オランダの医師により、『ジューニパーベリー』(和名:セイヨウネズ)をアルコールに浸して蒸留したお酒を熱病の特効薬として処方したことが始まりだそうです。

薬酒の効用だけでなく、香りと味も高く評価され、世界に広まったのだそう。

世界的に有名な『ビーファイター』『ボンベイ(プレミアム版)』『当社クラフトジン香の森』を、水で割ってそれぞれ飲み比べ。

 

まさか、ジンの飲み比べとは…想定外!

どれもアルコール度40%超えなので、薄めてもアルコール感は強い!

3種それぞれ、香りが全然違います。

順に、『ジュニパーベリーとレモンが印象的』『スパイス・柑橘系の華やかな感じ』『針葉樹林の中にいる澄んだ感じ』(個人的イメージ)

 

『クラフトジン』とは、作り手により、原料(ボタニカル)・製法・産地にこだわって作られたジンです。

ジュニパーベリーをベースに、柑橘系・ベリー系・スパイス系・爽やかな森系・深い森系などの生薬やハーブ、スパイスを組み合わせて、クラフトジンが出来上がるそうです。

 

今回の『即席クラフトジン風』の材料は…

ジュニパーベリー30~40粒

カルダモン3粒

コリアンシード・オレンジピール・レモンピール小さじ1/2~1

ジンジャーひとつまみ

これらを混ぜ合わせて、ウオッカ200mlを注いで一晩以上置いたら出来上がりです。

 

ジュニパーベリーが多いと、男性好みのすっきりとした味わいに、オレンジ・レモンが多いと女性好みの華やかな甘い味わいになるそうです。

 

『どんな感じにしようかしら?』

オバサマ達、急に女子会のようにワイワイ。

 

成人して『ジン』を覚えた息子に、手作りのクラフトジンをプレゼントしようと、ウッディな仕上がりを期待して、ジュニパーベリー多めに。

ロックかソーダ割で、一緒に味わうのを楽しみに、帰路に着きました。

出来上がりは如何に…?

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2019.7.2 スマホ内斜視

今年6月開催の日本小児眼科学会&日本斜視弱視学会で取り上げられて、メディアでも話題になっている『スマホ内斜視(俗称)』

短期間のうちに、片方の目が内側に寄って、左右の視線のずれが生じる『急性内斜視』です。

片眼が内側に寄るとともに、遠くを見た時に『複視(ものが二重に見える)』を自覚し、受診に至ることも多々。

 

『内斜視』は、目を内向きにさせる筋肉の働きが強い場合、外向きにさせる筋肉の働きが弱い場合に起こります。

近くを見るときは、輻輳・調節(よりピントを合わせるために寄り目になる)のため、遠視が強い場合、遠視性内斜視を起こすこともあります。

最近は、乳児検診で見つかることも多く、幼少時に治療を開始します。

一般的な内斜視では、複視はありません。

 

『急性内斜視』は、眼科医が数年に1度遭遇するかどうかの稀な病気(脳や神経由来が多い)と言われていましたが…

学会のアンケートによると2018年1年間で5~35歳の急性内斜視患者の診察経験は4割(158/371人)以上。

そのうちスマホなどデジタル機器由来と関連があると思われた患者は約8割。

という結果。

 

学会では…『デジタルデバイスと斜視』のブースで、色々な症例が発表され、考察されました。

低年齢(小学生)では、視機能が未発達なので、影響を受けやすいのではないか?

近視の正しい矯正がされていないのが要因の一つでは?

患者さんたちの調節力(近くを見るときにピント合わせをする力)は正常だったので、従来の内斜視とは違うのではないか?

などなど…

 

スマホやタブレットが引き金になる可能性は高いのですが、因果関係はまだ解明されていません。

医学的には、因果関係がはっきりした後、治療法や予防法が確立されます。

 

読書の平均距離は30センチほど。

スマホだと7センチほど短い距離で見ていると言われています。

正しい矯正(度の合った)メガネで、読書と同様の距離(30センチ位)で、スマホやタブレットは見るようにしましょう。

また、長時間見ていると、輻輳(近くを見るときに目を寄せる眼球運動)ばかりになってしまいます。

最長1~2時間にとどめ、遠くを眺めることで、開散(遠くを見るときにやや目が外向きになる眼球運動)もします。

『30分見たら10分休む』くらいが、良いと思います。

 

『スマホ内斜視』と疑われた場合、まずはスマホの使用を控えます。

それでも回復しない場合(けっこう多い)は、視線が真っすぐになるような角度を付けたプリズム眼鏡をかけます。

目の筋肉に、ボツリヌス毒素の注射をすることもあります。

最終的には、手術(目の筋肉を動かす)です。

 

『スマホ内斜視』の言葉が独り歩きする懸念はありますが、2008年日本でスマホ発売以来の、新しい病気という気はします。

ベッドで寝そべりながらスマホ。

お風呂でもスマホを離さない息子。

『はあ~(母の嘆息)』

3人の息子に一斉ライン『スマホ内斜視注意!発症したら手術になることも!詳細は母まで!』少々脅しておきました。

『はい』

『ほーい』

既読スルー

 

眼科医としても母親としても、気になる病気です。

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