2019.9.24 ついでに息子?

新年早々高尾山に一人旅した私(院長)。

その話を聞いて『行ってみたいな~』と夫。

 

それでは…と、連休を利用して行くことに。

前回は、『初めて』『一人』『冬』ということで、ケーブルカーで途中まで上がり、そこから山頂を目指しました。

『今度は自分の足で麓から登ろう!良い季節だし』

高尾山に行くなら、そっち方面(関東圏)に住んでいる息子についでに会いに行こう。

勝手に引っ越しした部屋も見てないし。

 

予定を聞くと、運よく?その日はフリーとのこと。

『え~来るの!?』

『高尾山のついでだから~』(ついでという地理ではないが)

そうこうするうち、『一生に一回くらい高尾山行った方がいいよ』という母(院長)の押しで、同行することに。

 

さて、当日、夫婦それぞれ荷物を詰めます。

『何か、荷物多くない?』

自分のボストンバッグには、身の回り品、お菓子。

果物なんか買わないだろうからと、桃と梨をプチプチで包装してイン。

これだけなら、二人で一つのバッグでいいのですが…

数日前の息子からの『米送ってください』ライン。

いつもは送っているのですが、どうせなら持っていけばいいのではないか…と、全くのバカ親ぶり。

『5キロ超ダンベルを持って歩く筋トレ』と考えれば、それほど重くも感じません(夫に知られてはいけない)。

 

さて、息子の新居へ。

ワンルームですが、こざっぱりと片づけられており、『ちゃんと生活しているのね~』と一安心です。

バッグから出したお米に、『お~すげ~!持ってきたの!?ありがとう!』

あきれた表情の夫。

 

3人で高尾山に上ります。

メジャーな表参道コースは3.8キロ、上り100分が目安です。

舗装されてはいるものの、かなりの勾配で、物を落としたら確実に下まで転がっていきます。

筋トレ仲間の息子と私は、黙々と人を抜かして(道幅は広い)進みます。

ある地点まで行くと、下方から見失った夫が登ってくるまで、トークタイム。

色々突っ込まれるのは苦手な寡黙な息子なので、自分から話すのを静かに聞きます。

途中、焼き立ての『天狗焼き』も頬張り、エネルギーチャージ。

お正月は、すごい行列だった天狗焼きも、並ばず手に入るほどの残暑日でした。

 

頂上まではもう少し。

3人で無事山頂にたどり着き『グータッチ』

あいにく今回富士山は見えませんでしたが、山並みをバックに3人でパシャ!

帰りは、雲行きも怪しくなってきたので、私お勧めのケーブルカーで下ります。

『二人乗りだけど、どういう組み合わせにする?』

『父さんと母さんと二人で乗ればいいじゃん』

『いやいや、父さんとは新幹線で並びだから…』

息子と並んでリフトに乗ります。

澄んだ空気の中、息子との会話は弾み、嬉しくてもう少しで1000円のツーショット写真を購入するところでした(ある箇所でカメラマンが乗客を撮影しています)。

 

夕食を3人で囲み、楽しい時間もお別れの時間が。

夫婦はホテルへ、息子は下宿へ帰ります。

デパ地下のスーパーで『いるものあったら買ってたら?』

『じゃあ…』

パスタソース数種、パスタ、中華調味料数種、卵、納豆。

ニンジン、玉ねぎ、ピーマン、キノコ、キャベツなど…

『高いな~』と言いつつも、母財布なのでポイポイ(普段は買いません)。

買い物袋を持って駅の改札に入る息子をずっと見送っていた母(院長)でした。

一度も振り向かなかったけれど。

 

『高尾山のついで…なんて言って、ほんとは息子に会いに来たんでしょ。何か付き合ってあげた気分』と、夫。

その通りかも。

そうは言っても、夫もまんざらでない様子でしたが。

 

息子への愛は続きます…

 

こちらもご覧ください

新春プチトリップ

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2019.9.10  愛情の方向性

深夜に息子が帰宅。

母(院長)は、ベッドから起きだして『お帰り~』

息子『あのさ、A(息子の友人。面識あり)が来るんだけど、シャワー浴びて泊まっていい?』

母『えっ!?いいけど。洗面所とか、居間とか散らかってないかな。片づける、ちょっと待ってて~』

息子『もう、ドアの向こうにいるから。A、入って来いよ』

A君『こんばんわ~。お邪魔します』

母『こんばんわ~。ゆっくりしていってね』(大慌てで、居間に隠れドア越しにあいさつ。すっぴんのパジャマ姿でよそ様には会えない…)

 

シャワーを済ませた後、部屋でくつろぐ息子たちのぼそぼそとした会話が聞こえます。

再び、ドア越しに『明日は?』

息子『俺たち、6時に起きたらすぐに家出るから』

母『朝ごはんは?』

息子『いらない、コンビニで買うから』

母『そーお』(といいつつ、炊飯器のタイマーを5時にリセット)

 

翌朝5時起きの母。

コンビニで買うくらいなら、お弁当の方が良いよね~

だし巻き卵を作ります。

豚肉のロール巻きも。

たんぱく質は完璧だから、後は、野菜・海草をサラダにして入れよう。

使い捨てのお弁当箱二つに、それぞれ十穀米を詰めます。

だし巻き卵、豚肉、野菜を詰め、デザートにぶどうも数粒。

冷たい麦茶を大の水筒に、アイスコーヒーを中水筒に、ホットコーヒーを小水筒に入れれば、準備万端です。

 

息子『おはよう』

母『おはよう。はい、これ』

息子『何、これ?もしかして、弁当?いらないって言ったよね!』

母『コンビニで買うくらいなら、温かいし、栄養あるし…』

息子『俺、何歳だと思ってるの?やってほしいことは言うけど、いらないって言ったことをやる必要ないんだから。そういうのって、自己満足だよ!』

ガーン!!!直球を母に投げ込み、水筒3本持って、A君と出ていきました。

 

朝ごはん時、テーブルの上には先ほどのお弁当箱。

いつも通りの自家製スムージーとコーヒー付き。

夫『どうしたの?』

『今日の朝ご飯は二人ともお弁当箱で食べよう』

かくかくしかじか、事の顛末を話します。

『いらないって言ったんだから、余計なことしない方がいいよ。何なら、何にもしなくていいくらいだ』

 

息子(今回はA君も)のためにと思っているのは、まだまだ子離れできていないのかな?と反省。

親に守られる存在から飛び立とうとしていることを、ちゃんと認めなくては。

就職すれば、家を出て経済的独立もすることを宣言しているわけだし。

 

診療前に息子からライン。

『ありがたいけど、母さんは愛情の方向性が間違ってる。弁当、夜帰ったら食う』

『はい(反省マーク)、今日も頑張ってね!』と返信。

 

帰宅した息子。

『Aに朝から母さんと喧嘩するなって言われた』

A君、精神年齢高い~

 

親離れ時期の子供たちから見たら、子への関わり(世話を焼いてしまうこと)は、親の勝手な自己満足に映ってしまうのかもしれません。

仕事もあり、子育てだけが全てではなかったけれど、ちょっぴり寂しい母。

息子たちの言動によって、今なお、もうすぐ卒業?の『母親業』を試され鍛えられている院長です。

 

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2019.7.16  薬酒に目覚める

先日の東京での勉強会後のフリータイム。

某新聞に一日体験講座の広告を見つけました。

面白そう…

時間も丁度いい。

早速申し込みました。

 

某ホテルと某酒造メーカーのコラボ企画です。

『夏バテ知らずのめぐりの良いからだをつくる食養生』のお話を聞き、薬用酒の飲み比べとワークショップ、ランチというスケジュール。

 

当日、会場に向かいます。

案内された席に座り、見渡すと…『私(院長)って若い…』

60代以上のハイソな女性ばかり。

グループ単位なのか、お一人参加なのか?

加えて、リタイア(と思われる)夫婦2組。

何やら場違いではありますが、テーマからして、年齢が高い層がターゲットだったのかしら?

一番端の席で、講義に聞き入ります。

東洋医学的な話で、ゆる~く聞ける内容です。

胃腸の不調の原因とケア方法。

胃腸をケアする食養生。

体の巡りをよくして、夏バテを防止する方法。

ハーブやスパイス、薬酒の効用などなど。

 

次に、飲み比べとワークショップ。

薬酒と効いて、このメーカーの定番を予想していたのですが…いやはや世界に薬酒は多種多様。

生薬とお酒を組み合わせて造る薬酒は、健康のお酒なんだそうです。

 

そして今回の薬酒は『ジン』

『ジントニック』『マティーニ』『ギムレット』何やらお洒落なカクテルのイメージですが…

 

『ジン』は17世紀オランダの医師により、『ジューニパーベリー』(和名:セイヨウネズ)をアルコールに浸して蒸留したお酒を熱病の特効薬として処方したことが始まりだそうです。

薬酒の効用だけでなく、香りと味も高く評価され、世界に広まったのだそう。

世界的に有名な『ビーファイター』『ボンベイ(プレミアム版)』『当社クラフトジン香の森』を、水で割ってそれぞれ飲み比べ。

 

まさか、ジンの飲み比べとは…想定外!

どれもアルコール度40%超えなので、薄めてもアルコール感は強い!

3種それぞれ、香りが全然違います。

順に、『ジュニパーベリーとレモンが印象的』『スパイス・柑橘系の華やかな感じ』『針葉樹林の中にいる澄んだ感じ』(個人的イメージ)

 

『クラフトジン』とは、作り手により、原料(ボタニカル)・製法・産地にこだわって作られたジンです。

ジュニパーベリーをベースに、柑橘系・ベリー系・スパイス系・爽やかな森系・深い森系などの生薬やハーブ、スパイスを組み合わせて、クラフトジンが出来上がるそうです。

 

今回の『即席クラフトジン風』の材料は…

ジュニパーベリー30~40粒

カルダモン3粒

コリアンシード・オレンジピール・レモンピール小さじ1/2~1

ジンジャーひとつまみ

これらを混ぜ合わせて、ウオッカ200mlを注いで一晩以上置いたら出来上がりです。

 

ジュニパーベリーが多いと、男性好みのすっきりとした味わいに、オレンジ・レモンが多いと女性好みの華やかな甘い味わいになるそうです。

 

『どんな感じにしようかしら?』

オバサマ達、急に女子会のようにワイワイ。

 

成人して『ジン』を覚えた息子に、手作りのクラフトジンをプレゼントしようと、ウッディな仕上がりを期待して、ジュニパーベリー多めに。

ロックかソーダ割で、一緒に味わうのを楽しみに、帰路に着きました。

出来上がりは如何に…?

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2019.7.2 スマホ内斜視

今年6月開催の日本小児眼科学会&日本斜視弱視学会で取り上げられて、メディアでも話題になっている『スマホ内斜視(俗称)』

短期間のうちに、片方の目が内側に寄って、左右の視線のずれが生じる『急性内斜視』です。

片眼が内側に寄るとともに、遠くを見た時に『複視(ものが二重に見える)』を自覚し、受診に至ることも多々。

 

『内斜視』は、目を内向きにさせる筋肉の働きが強い場合、外向きにさせる筋肉の働きが弱い場合に起こります。

近くを見るときは、輻輳・調節(よりピントを合わせるために寄り目になる)のため、遠視が強い場合、遠視性内斜視を起こすこともあります。

最近は、乳児検診で見つかることも多く、幼少時に治療を開始します。

一般的な内斜視では、複視はありません。

 

『急性内斜視』は、眼科医が数年に1度遭遇するかどうかの稀な病気(脳や神経由来が多い)と言われていましたが…

学会のアンケートによると2018年1年間で5~35歳の急性内斜視患者の診察経験は4割(158/371人)以上。

そのうちスマホなどデジタル機器由来と関連があると思われた患者は約8割。

という結果。

 

学会では…『デジタルデバイスと斜視』のブースで、色々な症例が発表され、考察されました。

低年齢(小学生)では、視機能が未発達なので、影響を受けやすいのではないか?

近視の正しい矯正がされていないのが要因の一つでは?

患者さんたちの調節力(近くを見るときにピント合わせをする力)は正常だったので、従来の内斜視とは違うのではないか?

などなど…

 

スマホやタブレットが引き金になる可能性は高いのですが、因果関係はまだ解明されていません。

医学的には、因果関係がはっきりした後、治療法や予防法が確立されます。

 

読書の平均距離は30センチほど。

スマホだと7センチほど短い距離で見ていると言われています。

正しい矯正(度の合った)メガネで、読書と同様の距離(30センチ位)で、スマホやタブレットは見るようにしましょう。

また、長時間見ていると、輻輳(近くを見るときに目を寄せる眼球運動)ばかりになってしまいます。

最長1~2時間にとどめ、遠くを眺めることで、開散(遠くを見るときにやや目が外向きになる眼球運動)もします。

『30分見たら10分休む』くらいが、良いと思います。

 

『スマホ内斜視』と疑われた場合、まずはスマホの使用を控えます。

それでも回復しない場合(けっこう多い)は、視線が真っすぐになるような角度を付けたプリズム眼鏡をかけます。

目の筋肉に、ボツリヌス毒素の注射をすることもあります。

最終的には、手術(目の筋肉を動かす)です。

 

『スマホ内斜視』の言葉が独り歩きする懸念はありますが、2008年日本でスマホ発売以来の、新しい病気という気はします。

ベッドで寝そべりながらスマホ。

お風呂でもスマホを離さない息子。

『はあ~(母の嘆息)』

3人の息子に一斉ライン『スマホ内斜視注意!発症したら手術になることも!詳細は母まで!』少々脅しておきました。

『はい』

『ほーい』

既読スルー

 

眼科医としても母親としても、気になる病気です。

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2019.6.18 阪急電車

有川浩原作『阪急電車』その映画『阪急電車』(2011年公開)、どちらとも大好きな作品で、今まで何回読んだり見たことやら。

いつかは聖地巡礼。

決行すべし(今年の目標・モットー)。

 

『阪急電車』は、阪急電車今津線に、乗り合わせた乗客同士の偶然の関わり合いの物語です。

阪急電車今津線のうち『宝塚』⇔『西宮北口』が映画の舞台です。

往路・宝塚→西宮北口

復路・西宮北口→宝塚

往路で巡り合った登場人物が、違う季節での復路で違うめぐり逢いをし、繋がります。

原作と映画は少し違いますが、セリフは概ね原作通り。

 

梅雨の晴れ間、新幹線で大阪まで。

前日までに、もう一度、原作を読みDVD鑑賞。

事前準備をすることで気持ちも高まります。

 

梅田から阪急電車宝塚線に乗り、宝塚へ。

原作では、宝塚駅の手前の『清荒神駅』からお話が始まるのですが、今回は、映画メインで。

『宝塚』から『西宮北口』まで、片道15分の短い路線。

ですが、一駅ごとにストーリーが。

今回の目的は、各駅下車。

映画に思いを馳せます。

 

まずは『宝塚』駅で下車。

宝塚ゆめ広場には、宝塚歌劇のブロンズ像が。

緑の木立を宝塚大劇場に向かって歩いていきます。

何となく華やかな気分。

多くの人が大劇場へ。

今日も歌劇が上演されるのね~

 

院長の最初の目的は『手塚治虫記念館』

これは、映画とは無関係ですが、今回の旅を企画するにあたって、大の手塚治虫ファンの夫が『宝塚行くなら、手塚治虫記念館でしょ!』

『家族で楽しみの共有は重要』を信条にする院長としては、夫が持ってきてくれた、愛蔵の『ブラックジャック』を今更ながら25巻初読破することに。

『第〇巻のあの章の○○好きなんだ』と言われても、速読に近い読み方をした院長には『どんな話だったけ?』ですが、医師としても『ブラックジャック恐るべし』を実感したのでした。

その下準備の下、記念館へ。

やはり、見方が違います。

手塚治虫の偉大さを実感。

さすが、『漫画の神様』

 

少し歩いていくと『宝塚南口』です。

すぐ先には1926年創業の宝塚ホテルが。

ここは、映画で結婚式場が出てくる場面。

レストランは、予約席でいっぱい(恐らくヅカファン)。

代わりに、ラウンジで、サンドイッチとケーキを。

中庭を見ながら、クラシックな空間で、優雅なひと時を過ごしました。

 

お腹が満たされた後は『宝塚南口』から乗車します。

次の駅は、『逆瀬川(さかせがわ)』

駅から出ると、商業ビルがあり、結構、都会的で便利そうな街です。

先ほどの『宝塚』『宝塚南口』より新しさを感じる街です。

この駅での場面を思い出し…

次の『小林(おばやし)』駅に向かいます。

 

『小林』は、時江(宮本信子)が、傷心のOL・翔子(中谷美紀)に『あそこはいい駅だから』と下車を勧める駅です。

駅を降りてみると、映画のままではありませんが、こじんまりして、生活感のある街です。

ふと目に付いた八百屋の店先のパプリカ。

大分産で98円!

大きなパプリカは、外国産が多く、国産は限られたお店でしか手に入らないのに、この安さ!

他の野菜も安い!

赤と黄のパプリカくらいならいいよね~

『え~っ!鹿児島産ニンジンが15本で98円!!!』

他の野菜もびっくりするほど、すごくお値打ち。

『いい街だわ~』(主婦目線)

見たこともない熊本産巨大スイカが2980円!しかも『無料配送します』の札が。

でも、名古屋までじゃ、無理よね~

結局パプリカ2個とニンジン一袋を買ってしまったのでした。

お洒落なリュックは、パンパンに。

まだまだ、この先があるのに…

 

 

阪急電車の旅は続きます…

 

 

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2019.5.21  時には想像(空想)

歩いていると、走っていると、車に乗っていると、気になる建物・お店を発見してしまう院長です。

 

例えば、一年中サンタクロース人形が吊るしてある家。

北向きの玄関で、北側以外に窓がない家。

庭先の車に超高級スポーツカーのカバーがかかっている普通の住宅。

天気の良い日は、布団と枕をベランダ一面に干している単身用アパートの一室。

などなど。

お家拝見!をお願いするほど、図図しくもないし、一応分別ある大人ということで、空想の世界にふけっています。

 

どんな人が住んでいて、どんな間取りで…

どうでもいいことですが、あれこれ、ついつい空想してしまいます。

家人に話すと『へ~』(それだけ)。

 

気になるお店もあります。

こじんまりした文房具屋。

こじんまりしたコーヒー専門店。

こじんまりしたイタリアン。

こじんまりしたカレー屋。

見た目の、こじんまり度が高いことが共通です。

 

家人に『〇〇気にならない?』と聞くと、『そんな処、あった?』

 

客になって来店すればいいわけですが、意外にも、こじんまり度が高いということは、個人経営可能性大!

店主と1対1ということもあり得るので、覚悟(客なのに)が必要。

予め、買うもの、頼むものをおおよそ決めていきます。

 

文房具屋は、便せんを買う予定で(便せんならあるはず)。

入ったら、店番のオバサン(院長もオバサンなのに)しか居なくて、便せんは売っていない、ランドセル中心の店内。

ファンタジーの世界を想像していたのに…残念。

 

コーヒー専門店は、HPがあったので事前に確認。

想像通りのマスターが美味しいコーヒーを淹れてくれて、脳内『気になるお店・お気に入り』に追加。

 

イタリアンは、平日の昼間のランチで。

よくあるメニューは、想定外。

こだわりを期待していました。

お客は、自分だけだったから、もっともっとシェフと奥さん(たぶん)が、料理をアピールしてくれてもよかったのに…残念。

 

自分にとっての当たり・はずれはありますが、想像してから出かけることで、好奇心を満たすわくわく感が楽しめます。

 

ずっと気になっていたお寿司屋さんがありました。

クリニックを開業する前からあったのですが、一度も、お客さんが入るのを見たことがないお店。

どうやって営業しているのだろう?と気になりつつも、入ったら『すべて時価』だったらと恐ろしくて、足を踏み入れず。

少し前に閉店してしまいましたが、少なくとも20年以上営業していました。

行っとけばよかった!

 

そう思わないように、気になるお店を見つけたら、最大限、足を運んでみます。

その前に、空想を膨らませることが、お楽しみでもあります。

空想だけだとお金もかかりません。

 

『あそこにある○○気になってるんだけど…』

『どんな風なんでしょうね~』

スタッフも時々院長の『気になる』談議に付き合ってくれます(ありがとう)。

『行ってみた!こんな感じだったんだよね~』

結果ももちろん報告します。

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2019.4.2 息子とドライブ

三男も免許を取り、春休みは、近場を運転しています。

最初は、一人で危ないから…と、誰かが同乗。

次男からは、厳しく注意され凹んでしまったこともありましたが、何とか一人で出かけるように。

『自分の運転で、友達と遠出してくる』と、言い出しました。

『ちょっと待って。長距離高速なら、練習した方が良いと思う』

『練習?』

『〇(三男)の運転で、家族で遠出しよう!』

母子(院長と三男)だけでは、心配なので、夫が同伴・助手席に。

長男・次男を誘うも『遠慮しとくわ』

かくして、親子3人のドライブ旅行へ。

 

今年初め、高尾山帰りに読んだ小説の舞台は、能登半島。

『和倉温泉泊まりた~い』

夫婦とも土曜の診療を終えて出発できるのは、午後。

金沢まで約4時間。

『金沢までだって、結構あるからね~』と運転手の息子。

後部座席組としては、従うしかありません。

 

それでは…金沢に向かってGO!

『ETCゲートはゆっくりね』

『合流気を付けて』

『キープレフトでお願いね~』

助手席(夫)よりも後方(私)の言葉に『わかっとるから、黙っといて』

 

1時間強ごとにサービスエリアに立ち寄るよう勧め、『疲れてない?何か欲しいものある?』と、親バカぶりの院長。

 

北陸道に入ると、雨も降り始めましたが、無事、金沢到着。

駐車場にもきちんと駐車でき、やれやれ。

 

翌日は、母のリクエストに応え、能登半島を上ります。

のと里山街道(自動車道)を利用して、輪島までは90キロ。

『遠すぎ。帰れなくなる』

輪島…あえなく却下。

日本海を左に見ながら、のと里山街道を上ります。

海風が強く、波が荒立っています。

そのため、砂浜を車で走ることが出来る『千里浜なぎさドライブウエイ』は走行不可。

残念!

 

『和倉温泉までなら行けるよ』

小説の舞台は、『七尾』『和倉温泉』『のとかしま』『のとじま水族館』

有名な『加賀屋』を始め旅館が並ぶ温泉街へ。

ここで、主人公は、日帰り温泉に入り、温泉卵を食べます。

『日帰り温泉入って、温泉卵食べない?』

『昨日の夜、温泉入ったし、温泉卵は朝ご飯で食べたからいい』と却下。

七尾駅前には、小説に出てきたミスタードーナッツが存在。

いつか、のとかしま駅の桜と、のとじま水族館のイルカを見に行きたいな~…って聖地巡礼です。

 

『満足した?』

『うん、うん』

 

息子の運転技術確認という名目で、出かけたドライブ旅行。

長男・次男の時は、勝手に高速に乗っていた(乗らせていた)のに、末っ子に対しては『いつまでも小さい・幼い』イメージ。

つい、余計な心配をしてしまう母です。

本人は、初めての長距離運転で、疲れたものの、自信もついたよう。

正しく安全に、適度な緊張感をもって、運転するよう願っています。

 

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2019.3.26 すぐ死ぬんだから

『すぐ死ぬんだから』

本屋で見かけた途端、即買いした本のタイトルです。

内館牧子さんの小説。

一気に読んで、先週また再読。

 

このタイトルを見た時、80歳過ぎの両親の口癖だと思いました。

『どうせ、すぐ死ぬんだから。どうせ、すぐお迎えが来るんだから』

娘(私)が、何か積極的なこと、革新・改革的なことを提案した時の決まり文句。

これが飛び出すと『じゃあ、無理だね。止めておこう』と応えるしかない娘。

 

主人公の78歳・ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。

だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。

「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。

ところが夫が倒れたことから、思いがけない人生の変転に巻き込まれていく…

というストーリー。

途中、女医が出てくるあたり、同職としては嬉しいです。

 

小説の始まりから、主人公は、自分が78歳にもかかわらず、痛快なほど、世の老人たちをこき下ろします。

 

途中途中のセリフも名言(だと思います)。

『年齢を忘れるのは本人じゃなくて、他人に忘れさせなきゃいけないの』

『年の取り方のうまい人に、外見がみすぼらしい人、いないでしょ』

『ナチュラルが好きという女どもは、何もしないことをナチュラルと言い、あるがままと言っている。偽装することを面倒くさがるだけの無精者だ』

『年齢相応が良いとする男女は大っ嫌いだ、小汚いジジババは衰退ではなく、老衰だ』

『帽子をかぶってリュックをしょって、渋団扇の如き肌をさらして、そこらにある服を着るバアサンになってはいけない』

『先のない年代に大切なのは、偽装。これのみ。磨きをかけて、だますことだ』

 

あとがきには…

『すぐ死ぬんだから』というセリフは高齢者にとっての免罪符である。

『すぐ死ぬんだから』と自分に手を掛けず、外見を放りっぱなしという生き方は『セルフネグレクト(自分で自分を放棄)』することなのではないかと。

 

夫が亡くなってしばらくハナは『すぐ死ぬんだから』を連発します。

その後、本調子に戻ったハナに、娘は『言う側はいいよ。だけど聞かされる側はたまんないよ。聞き苦しい、聞き苦しい』

 

主人公と同年代の方にとっては、大いに反論・批判もあるでしょうが…

 

豊かな老後を目指す院長としては、深く考えさせられる小説でした。

実現するかどうかは別として、早速、ライフプランを立ててみました。

おおまかですが、考え始めると、意外に楽しい。

自分の強みを生かして、社会にずっと関わって行けるよう、自分磨き(外見も中身も)は続きます。

 

 

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2019.3.5  約30年ぶり

ドラゴンズの春キャンプ、基地移転問題、県民投票…『沖縄』が話題になっています。

沖縄…暖かいだろうな~

 

『そうだ、Aさん今何してる?』(テレビ番組のタイトルみたいですが)

Aさんは、大学で実習グループが同じだった仲。

朝10時に教室集合でも、来るのは午後2時頃だったこともあります。

『ごめ~ん。沖縄では普通だから…』(沖縄タイムと言うらしい)

初めて沖縄県人に遭遇した私達(ほぼ岐阜・愛知県人)にとっては、そういうものか…と、妙に納得するも、ユニークな人であったのは間違いありませんでした。

 

帰省のお土産には、米国製のガムやチョコレート。

軍基地で働いている知り合いがいると、米国製のお菓子などが手軽に入手出来るとのこと。

米軍・基地・外国菓子…自分の知らない世界。

 

卒後何年かして、実家にAさんから電話。

『どうしたの?』

『元気かな?って思い出して』

聞けば、沖縄の小さな離島の診療所で従事しているとのこと。

 

それから幾星霜。

今度は、私が思い出したのでした。

検索してみると…ヒット。

職場に電話してみると、スムーズに取次。

『どうしたの?』

『元気かなって思い出して?〇月〇日行こうと思うから、会えたらいいな~』

『ちょっと待って…。空いてる。OK』

 

と言う訳で、沖縄日帰り決行。

スプリングコート、上着、半袖でセントレアを出たのに、那覇空港に降り立つとむう~と甘ったるい南国。

 

空港へお出迎えのはずが…いない。

また?まだ?沖縄タイム?

少しは待って…と。

日にち、時間のズレが大きかったら、一人観光だわ、と考えていたら『ごめ~ん』とAさん。

卒後約30年ぶりなのに、お互い変貌ぶりはなかったよう。

外気は23℃。

一気に夏!

 

国道沿いに米軍基地を見、地元のステーキ屋さんでランチ。

沖縄風?の道、民家を通り、いかにも地元人ばかりの店内へ。

メニューのステーキは250グラムからが定番。

しかも、ベーコンが巻いてあります。

沖縄の味『A1ソース』をかけるよう勧められ、250グラム完食。

近所にあれば、筋トレ後の御用達にする!?

 

クリニックも見せてもらいます。

名古屋と沖縄では、診療時間から始まり、医療スタイルも違うよう。

 

学生時代の話。

卒後、沖縄に戻ってからの話。

離島医療の話。

大学病院での専門科の話。

沖縄の医療事情などなど、大いに盛り上がりました。

学生時代、(勝手に)Aさんを心配していたのは、杞憂。

お互い、卒後約30年経て、それなりの医療人になっていました(やれやれ)。

『ジミー』のお土産が良いと思う、とお勧めのジミー(沖縄&アメリカ的な食料品店)へ。

『小さい頃は、沖縄はアメリカだったんだよ』

そういえば、沖縄返還は1972年だったと、内地人の私は思い出しました。

小さい頃から親しんだと言うアップルパイやクッキーを選んでくれました(やはり、日本だけどアメリカだったのね~)。

 

セントレアに降り立つと、数時間前まで半袖で沖縄にいた自分が不思議に感じます。

こんな沖縄日帰り旅もありです。

 

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2019.2.26  日帰り京都旅

ふと浮かんだ『そうだ、京都行こう!』のキャッチフレーズ(JR東海)。

京都なら名古屋からは近い!

『そうだ、京都行こう!』

 

で、何しに?

『京都』は魅力的な観光地ではありますが、この年齢になると、大方の観光名所・寺社仏閣は一通り網羅。

特別拝観などの機会も何度か。

しかし、所詮、寺社仏閣にそれほど興味が無い院長ゆえ、再訪候補が浮かびません。

『でも、行きたい』

 

あれこれ考えるのが、楽しい時間です。

一緒に行くわけでないのに、夫に『こんなのどうかな~?』

 

朝食を家で食べ、夕食までに帰ってくる行程(一応主婦)。

 

当日、新幹線で京都へ。

30分余は、あっという間。

 

まずは、バスターミナルで一日乗車券を買います。

目指すは祇園。

『祇園花月』での、よしもと新喜劇は、初めてです。

チケット販売状況を見ながらゲットした席は、前から4番目中央寄り。

 

前列だったおかげで、舞台は迫力満点。

話の筋は、大体同じとわかっていても、ついつい笑えてしまいます。

生のお芝居はいいわ~

 

大爆笑をし、劇場を出ると、ランチの時間。

お店は既に予約してあります。

庭園が見える窓際の席へ案内。

オフだからワイン1杯くらい、いいよね~

京都を意識した、少しずつ出てくる素敵なお料理に舌鼓。

スタッフの接客も気持ちよいです。

デザートまで美味しく完食。

 

『笑い』で心が、『食』でお腹が満たされた後は、本日最後のイベントへ。

京菓子手作り体験。

紅梅、蕗の薹(ふきのとう)、鶯(うぐいす)が今回作るお菓子。

トレーには、色とりどりの、生菓子に使う練りきりが用意されています。

職人さんが、丁寧に手ほどきをしてくれます。

練りきりを掌の膨らんだところで転がす、梅の花は小指で押して作る…などなど、初体験にわくわく。

蕗の薹は、裏ごしした練りきりを、箸でパラパラと貼り付けます。

つぼみは、黄色の濾した練りきりを箸でちょんちょん。

鶯は、緑の胴の腹を白くして、羽を小指で作っていきます。

ゴマで目を付けます。

 

出来たての紅梅を抹茶と伴に。

見た目はそこそこ,味は上品な甘さ。

残りはお持ち帰り。

 

夕食用お弁当を購入し、帰路へ。

京都へ行って京都らしさを味わったかと聞かれれば『?』ですが、自分好みの京都旅をしたからOK。

 

帰宅後、自作の『鶯』を何に見えるか、家族に尋ねたところ、『兎』『猪』『餃子』

『そんな名前の和菓子、聞いたことある?』

『何に見えるか、聞かれたから…』

まあ、私の腕はその程度なのね~

職人の足元にも及ばない作品を食べてもらうべく、抹茶を立てたのでした。

 

 

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