2025.5.20 お付き合い10年
『僕たちお付き合いしてもう10年になりますね』
『えっ?!もう?』
『早いですよね~第1印象は細っ!でした。華奢な人なんだな…って』
『まぁ。確かに当時は華奢でしたけど』
『話を聞いてストイックな人だと思いました。だからこそ、あの頃よりずっといい体になっていますよ』
『わ~嬉しい!ありがとうございます』
薄暗いバーのカウンターでの男女の秘密の会話?
いえいえ、明るいジム内でトレーナーとオバサン(院長)のオープンな会話です。
筋トレ指導の合間にて。
筋トレを始めたのは、フルマラソンを辞めた後。
初心者なのに、憑かれたように練習に励んでいた日々。
往診先から白衣を脱いでランニング。
昼休みに新瑞橋(地名)までランニング。
休みの日は名古屋駅までランニング。
足首や膝の故障にも負けず。
最高記録は4時間19分。
過去最低の体調不良(貧血など)で。
体重も過去最低、筋肉量も鍛えた(走った)つもりでもそれほどありませんでした。
これを機にマラソンと決別、パーソナルトレーナーに付いて筋トレをすることに。
初回の筋トレでは、ずっと負荷は軽いのに翌日筋肉痛で歩けないほど。
それでも以来10年に渡り指導を受けてきました。
真面目に筋トレ10年。
お陰様で、通常の男性よりもずっと重いダンベルが持てます。
日常の荷物の重さも気にならず、階段昇降も平気です。
ランニングを始めたとき、何回も怪我をし整形外科のお世話に。
スポーツ(種目に応じて)する身体の構造や機能を知らない自分に、健康スポーツ医を取得することで医学的な総論・各論を学ぶことが出来ました。
先日の研修会から興味深かったことをいくつか…
中高年(特に閉経後)の骨粗しょう症が問題になっています。
学童期の子供が踏み台昇降(61センチ)を1日100回種に週に3回7か月すると…
しなかった群に比べて大腿骨頚部と腰椎の骨密度が増えていた。
小児期にいかに骨量を増やしておくかがカギ。
飛んだり跳ねたりして体に刺激を与えることは大事。
妊娠中や授乳期は骨密度が低下する。
産後は最大10%低下する。
授乳期間が6か月以上の女性では、骨密度が優位に低下する。
産後負荷運動と有酸素運動を週3回すると回復する。
産後6週以降に週150分の身体活動を開始してよい。
激しいジョギングをする人は走らない人と長期的な死亡率は差がない
軽いジョギング(スロージョギング)が一番良い。
特に中高年にとって身体活動・運動を習慣にすると…
精神面(うつの抑制やストレス減)
不整脈になりにくい
血栓や動脈硬化の予防
など良いことがたくさんあります。
身体活動指針2023では…
成人の目標は一日60分の歩行(6000歩)
週60分以上の運動
週2~3回の筋トレ
座りっぱなしを避ける
高齢者は一日40分以上の歩行(4000歩)
週3日以上の多要素な運動
週2~3日の筋トレ
座りっぱなしを避ける
筋トレは自重(器具を使わず)でも可能です。
無理しないことが大事。
健康スポーツ医としても、校医としても、子供のうちから体を動かす楽しさを知ってほしいと思い、アナウンスしています。
そして運動は一生続けることが大事!
院長は、運動音痴で体育は全然楽しくなかったけれど、フルマラソンをきっかけに運動が習慣に。
ずっと自分の足で移動できるように、トレーナーとのお付き合いは今後も続きます。
Let’s exercise!
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