2025.6.10 ナビではない

学会では、講演がもちろんメインですが、そのほかに機械展示などもあります。

今回の視野画像学会。

 

日本盲導犬協会が初の参加。

会場の片隅にちょこんとこげ茶のラブラドールレトリバーが。

『盲導犬との歩行体験できます』

『やってみたいです!』

ではまず持ち方を…

普通飼い主は紐を持ちますが、盲導犬の場合は、まず革紐を手首にはめるようにして付属のスティックを持ちます。

『こんな風ですか?』と手間取っている間も、お利口にじっとしている盲導犬。

『自分が主体でスティックを持ってください。引っ張らず、引っ張られないように』

では早速進みましょう。

 

と、その前に。

『盲導犬はナビではありません。犬が連れて行ってくれるわけではありません。自分の行ったことがある場所を飼い主は記憶していて、そこへ連れていく補助をするのが盲導犬なのです』

びっくり!無知な眼科医。

盲導犬は犬ナビではなかった!

 

右足を少し前に出して、右手を軽く前へ振り、『Go Straight!』と言います。

指示を聞くと、ラム(犬の名前)は早速歩き出します。

決して引っ張るようなことはせず、飼い主(この場合は院長)に合わせて歩きます。(もちろん協会の人も傍で指導)

 

角に来てラムは立ち止まります。

角に何のお店(音や匂いで)があるかも知っているようです。

右へ曲がるときには、右手を少し前に振り『Go Right!』

角では必ず止まる(信号や横断歩道も)ので、そのたびに指示を与えます。

会場内の椅子などの障害物もうまくよけてくれます。

会場の休憩コーナー(コーヒーとお菓子がある)を横切った時には、『ラム、お菓子の誘惑に負けないんだね~子供より偉い!』と感心。

(目の前に食べ物を出されると食べてしまうこともあるとか)←盲導犬の気を引く行為は慎むべき!

 

無事一周してきました。

盲導犬になれるような犬は相当のエリート、頭も性格も秀逸。

ラム、初体験に付き合ってくれてありがとう!

 

さて、視覚障害者が移動する手段としては

白杖

盲導犬

視覚ガイドヘルパー

があります。

各人の希望に応じて何を使うかを決めるそう。

 

白杖は、杖だけ(自分だけ)で状況把握し歩いて行かねばならず、時に危険もあります。

小さい頃からロービジョンで白杖を使い慣れている人は、操作にも長けており、身一つで即行動できるため、白杖愛用者が多いように思います。

チームドクターとして関わっているフロアーバレーの面々たちも、白杖で地下鉄バスを乗り継いで練習に来ます。

(しかもコートの中では白杖なしで動いています)

 

盲導犬は、物にぶつかった経験があったり(もしくはそれらを恐れて)、一人では怖くて外出できない人の補助となります。

ナビにはなりませんが、飼い主を安全に目的地に誘導してくれます。

白杖と違い、盲導犬が障害物や危険を察知してくれます。

ただし、きちんと犬の世話が出来ることが条件です。

 

健常者の視覚ガイドヘルパーは、依頼人が知らない場所へも的確に安全に連れて行ってくれます。

ただし、予約制で時間にも場所にも制限があります。

 

どれを選択するかは当事者が決めます。

 

ちなみに盲導犬は無償でロービジョン者に貸与されます。

盲導犬協会は、ほとんど寄付で成り立っています。

当院もわずかながら寄付をしています。

マスクを忘れた患者さんから20円を徴収することにして以来、20円は盲導犬協会の寄付箱へ。

マスクを忘れていなくても寄付は歓迎です。

 

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カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2025.6.3 巡視しながら商品も

某日、学校検診の後は産業医の職場に直行。

 

職場(スーパー)の店長さんは関西出身なので『GW(売上)いかがでしたか?』

『今年のGWは天気が悪くてあきませんでしたわ。天気悪いと出かけーへんし、よそから遊びにもけーへんし』

吉本新喜劇好きな院長としては、関西弁の人と話すのは、外国人と話すみたいに新鮮でちょっと嬉しいです。

そうは言ってもGWはかき入れ時、タイミーさんも動員。

『何してもらうんですか?』

『例えば、ご飯の量を測る。卵焼きを散らす(ちらし寿司)とか。』

退職した再雇用の高齢者も。

こちらは、お店のことが分かっているので楽にお任せできるそうです。

 

ある日泊った歴史あるホテル。

スタッフは3割強が院長より上の年代のよう。

ドアマンは77歳。

定年後も再雇用で通算41年とのこと。

またデザートのワゴンサービスのシェフも同年代。

送迎の運転手さんも同年代。

異口同音に、好きな仕事があるから元気でいられるとのこと。

ホテルの歴史とスタッフの経験の重みに、安心して身を委ねリフレッシュ出来ました。

 

高齢者のスタッフが増えると、転倒による労災事故も増えます。

小売業では一番多い転倒です。

最近弊社全体の労災ニュースでも、気を付けること以外に、転倒しない身体作りを勧めています。

今月は転倒予防体操の紹介。

足を一歩前に伸ばしふくらはぎのストレッチ(柔軟性)。

手を横に広げ片方の足を4回持ち上げる。反対も同様に(バランス力)。

『店長さんが率先してスタッフにお手本を見せてくださいね』(産業医も見本を見せます)

 

いつものように巡視。

前回よりサラダやカット野菜コーナーが充実。

夕方には補充が必要とのこと。

『単身者が多いんですか?』

『違うんです。この辺り老人が多いから、夕方買いに来る人のためにも』

魚コーナーでは、あん肝や鯵のなめろうが1パック298円!

『こういうのも結構老人に人気あるんです』

職場巡視ですが、商品にまで目が行く産業医です。

 

今度は卵売り場にて

『うちは、月に何回か卵の安売りするんですよ~』

『卵高くなりましたからね~(価格にも詳しい産業医)』

『安売りすると卵だけ買いにその日はお客さんが増えますわ』

『○○円以上で1パックって条件付きですか?』

『いやいや、社の方針で購買条件は無いんですよ』

『ということは、ただ卵だけ2パックとか3パック買う人もいるってこと?』

『まあ、そういうお客さんもいますね。大抵はなんか1個くらい買ってくれるんですけどね~』

『いくらで売り出すんですか?』

『前回は238円、その前は218円ですわ』

『安っ!それはやっぱり卵以外にも買ってもらわねばいけませんね~』

 

6月から暑い環境(職場)で働く人への熱中症対策が義務化されます。

気温や湿度、日射などから算出する『暑さ指数』の基準に該当する作業です。

熱中症による死傷者の割合は、建設業が最多です。

製造業、運送業、警備業、商業…と続きます。

 

スーパーでは、総菜売り場とベーカリーが注意。

暑くても火を使うので薄着にはなれません。

水分補給も随時。

 

巡視の結果はレポートにして提出。

そこまでで一回の産業医活動(嘱託)は完了。

 

自分より年上の人たちの働き方を見て、自分の仕事に誇りを持てる生き方をしたいと切に思うこの頃。

 

電車から見る田植えが済んだ水田は郷愁を誘う風景。

今は名古屋人(=都会人?)と自負している割に、本当は田んぼが好きな院長です。

 

 

カテゴリー:健康 公センセの日常の出来事 産業医

2025.5.27  紫外線は目にも…

学校検診・視力検査も始まり、受診のお勧め用紙を手に来院される患者さんも多くなっています。

視力の他に保護者からの質問が色々。

年の功?性格?質問には即答の院長です。

直球で答えることが多いのですが、人によっては変化球で返すことも。

 

薫風の季節、爽やかどころか急に暑くなり、紫外線に関連する質問もいくつか。

 

紫外線被ばくによる眼障害は急性と慢性があります。

急性とは急に起こるもので、屋外活動後の結膜充血や角膜炎です。

有名なのは雪山での『雪目』、ゴーグルなしでスキーをしていると紫外線による角膜炎が起こります。

その夜から翌日、角膜炎による激痛が起こり眼科受診することになります。

南方のビーチなどでもサングラスなしだと数時間で角膜炎が起こることがあります。

 

少年野球やサッカーなどで一日屋外活動をすると充血するのは、目の日焼けです。

翌日には治癒軽減していることが多いので、目が日焼けをしている自覚はないかもしれません。

しかし、この繰り返しで慢性障害である瞼裂斑(けんれつはん)を発症しやすくなります。

瞼裂斑は、角膜(茶目)の水平方向の結膜(白目)が盛り上がり充血したものです。

同年齢の児童を対象に、沖縄県と石川県で瞼裂班の発症率を調べたところ、沖縄県での発症率が高かったという報告もあります。

 

さらに、紫外線は白内障のリスクを高めます。

加齢により紫外線を浴びる量は当然多くなりますが、紫外線被ばくにより特徴的な白内障のタイプもあります。

高温環境もリスク有とされており、高温下での屋外作業やスポーツ下でのサングラス着用はぜひ。

 

眼の紫外線対策として

*紫外線カット機能付きコンタクトレンズ

まぶしさを自覚しなくても、太陽が高い時間帯では

*帽子(UVカット率約50%)

*眼鏡(同70~90%)

*眼鏡と帽子との併用(95%程度)

*サングラス(90~95%)

の併用もお勧めです。

 

紫外線はお肌に悪い…なんてことも知らずに、沖縄のビーチで日焼けオイル(ココナッツの香り)を塗りたくって小麦色に焼いていた大学生の頃。

化粧品のキャンペーンガールも憧れの小麦色の肌(昭和)。

 

眼科医になり、暗室での診療のため日中紫外線を浴びることが激減。

紫外線による眼障害の患者さんには多く遭遇。

お肌のみならず目の紫外線障害について、患者さんにお話ししています。

 

今年のA小学校での検診。

新任の養護教諭と挨拶。

あれ?どこかで見たことがあるような…

『先生、お久しぶりです。B小学校に居た…○○(旧姓)です』

『え~○○先生!?お久しぶり~!何年振り?』

『B小学校に赴任した時から17年になります』

『え~!』(の連続)

目の前のC先生が一気に17年前の○○先生に。

新卒のC先生は、当時マンモス校のB小学校養護教諭No2(2人体制)として赴任。

一生懸命仕事を覚えている姿、それに伴う成長を検診や学校保健委員会の時に嬉しく眺めていたものです。

まだお姉さんのようだった可愛いC先生もベテランの域。

今では3児の母だそう。

B小学校でお世話になっていた我が息子たちのことも覚えてくださっていました。

息子たちがもう社会人。

C先生も3児の母。

月日の速さを感じます。

『育休明けの赴任先の学校医が公センセで安心しました』

『私も嬉し~』

長く学校医をしていると、先生たちとの出会い・別れそして再会も。

 

『先生、変わらないですね~』

お気遣いに感謝。

また誰かに言ってもらえるよう紫外線対策に励みます。

 

敦煌特産の水晶石眼鏡

 

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カテゴリー:クリニックに関すること 健康 公センセの家族・恩師・友人など 眼に関すること

2025.5.20 お付き合い10年

『僕たちお付き合いしてもう10年になりますね』

『えっ?!もう?』

『早いですよね~第1印象は細っ!でした。華奢な人なんだな…って』

『まぁ。確かに当時は華奢でしたけど』

『話を聞いてストイックな人だと思いました。だからこそ、あの頃よりずっといい体になっていますよ』

『わ~嬉しい!ありがとうございます』

 

薄暗いバーのカウンターでの男女の秘密の会話?

 

いえいえ、明るいジム内でトレーナーとオバサン(院長)のオープンな会話です。

筋トレ指導の合間にて。

 

筋トレを始めたのは、フルマラソンを辞めた後。

 

初心者なのに、憑かれたように練習に励んでいた日々。

往診先から白衣を脱いでランニング。

昼休みに新瑞橋(地名)までランニング。

休みの日は名古屋駅までランニング。

足首や膝の故障にも負けず。

最高記録は4時間19分。

過去最低の体調不良(貧血など)で。

体重も過去最低、筋肉量も鍛えた(走った)つもりでもそれほどありませんでした。

 

これを機にマラソンと決別、パーソナルトレーナーに付いて筋トレをすることに。

初回の筋トレでは、ずっと負荷は軽いのに翌日筋肉痛で歩けないほど。

それでも以来10年に渡り指導を受けてきました。

真面目に筋トレ10年。

お陰様で、通常の男性よりもずっと重いダンベルが持てます。

日常の荷物の重さも気にならず、階段昇降も平気です。

 

ランニングを始めたとき、何回も怪我をし整形外科のお世話に。

スポーツ(種目に応じて)する身体の構造や機能を知らない自分に、健康スポーツ医を取得することで医学的な総論・各論を学ぶことが出来ました。

 

先日の研修会から興味深かったことをいくつか…

 

中高年(特に閉経後)の骨粗しょう症が問題になっています。

学童期の子供が踏み台昇降(61センチ)を1日100回種に週に3回7か月すると…

しなかった群に比べて大腿骨頚部と腰椎の骨密度が増えていた。

小児期にいかに骨量を増やしておくかがカギ。

飛んだり跳ねたりして体に刺激を与えることは大事。

 

妊娠中や授乳期は骨密度が低下する。

産後は最大10%低下する。

授乳期間が6か月以上の女性では、骨密度が優位に低下する。

産後負荷運動と有酸素運動を週3回すると回復する。

産後6週以降に週150分の身体活動を開始してよい。

 

激しいジョギングをする人は走らない人と長期的な死亡率は差がない

軽いジョギング(スロージョギング)が一番良い。

 

特に中高年にとって身体活動・運動を習慣にすると…

精神面(うつの抑制やストレス減)

不整脈になりにくい

血栓や動脈硬化の予防

など良いことがたくさんあります。

 

身体活動指針2023では…

成人の目標は一日60分の歩行(6000歩)

週60分以上の運動

週2~3回の筋トレ

座りっぱなしを避ける

 

高齢者は一日40分以上の歩行(4000歩)

週3日以上の多要素な運動

週2~3日の筋トレ

座りっぱなしを避ける

 

筋トレは自重(器具を使わず)でも可能です。

無理しないことが大事。

 

健康スポーツ医としても、校医としても、子供のうちから体を動かす楽しさを知ってほしいと思い、アナウンスしています。

そして運動は一生続けることが大事!

院長は、運動音痴で体育は全然楽しくなかったけれど、フルマラソンをきっかけに運動が習慣に。

ずっと自分の足で移動できるように、トレーナーとのお付き合いは今後も続きます。

Let’s exercise!

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カテゴリー:健康 公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2025.4.22 科学は美しい(日本眼科学会総会)

毎年大きな学会にはテーマがあります。

今年の日本眼科学会総会のテーマは『科学は美しい』

会期は毎年4日間。

今年は東京国際フォーラムにて。

開業してからは、4日通しでの参加は縁遠い院長。

オンデマンドで後から聴講できるとはいえ、やはり臨場感を味わってこその学会。

 

今回念願の全日参加を果たしました。

学会のスタイルも時代の流れ。

たまたま初日の聴きたいセッションはENGの表示。

講演が始まると、日本人座長・演者なのにオールEnglish!

英語のスライドは見慣れているものの、講演まで英語となると、日本語への変換をしつつ内容を理解する脳内処理の連続。

1時間20分!

質疑応答も英語。

そのせいか外国人の参加者も多い。

講演が終わるとぐったり。

いかに第1言語(母国語)は、音楽のように脳に入ってきて理解されているのかを再確認。

会場で英語千本ノックを受けるとは(母国語と同様に英語が堪能なDrは日常でしょうが)。

 

外国の先生の招待講演は、以前は同時通訳でしたが今回はAI(と思われます)。

演者の話に応じて、スクリーンに和訳がどんどん出てきます。

そのまま訳してくるからでしょうか、文脈を読んで理解するのに精いっぱい(内容が高度だったせいもあるかもしれませんが)。

単語や言葉も状況に応じて使い分けします。

AI翻訳だと、言葉が生きていない気がしました(内容を理解していないままそのまま訳すみたいな)。

 

さて今回は、『レジェンドと語る○○』というシンポジウムも目玉。

○○は、目の各部位なのですが、緑内障セッションでは、院長の師匠であるY先生が登壇されました。

Y先生はK教授の招きで岐阜大学眼科学教室に来られ、研修医院長と入局は同年。

緑内障の手術が大きく変わって行く時代でした。

診療・手術や研究を大きく担っていたのが当時中堅どころのY先生でした。

緑内障の患者さんの眼圧日内変動を調べるため、研修医は2時間ごと24時間測定しました。

深夜から早朝は12時2時担当と4時6時担当に分かれるものの、2人ともそのまま仕事。

働き方改革などない時代、診療もやり研究(の末端)もやり、それでも一人前の眼科医になるためには必要なことと信じていました。

(お陰で博士論文が書けました)

Y先生は以前日本緑内障学会会長も。

今までの診療・研究の軌跡を発表されました。

 

『患者さんを診ていると見えないものが見えてくる、病気だけでなく患者さんの人生を診(見)ている』

Y先生の言葉を肝に精進していきたい!と改めて決意した院長でした。

 

さて、信心深い?院長。

今回は市ヶ谷の茶ノ木稲荷へ。

稲荷神社の御神使の白狐が茶の木で目を突き、それ以来崇敬者は茶を忌み、正月3が日は茶を吞まない習俗があったとのこと。

特に眼病の人は、17日あるいは37日21日の間茶を断って願えば霊験あらたかであったと言われています。

たくさんの眼病治癒祈願の絵馬が。

いつものように患者さんたちが良くなりますように。

 

科学(医学)は、事実の積み重ねをデータ化し解析し結果を考察し結論に至る。

その結果、新たな発見・真実に至ります。

だからこそ美しい!

 

目の神様は科学から離れて気(と脳)を緩ませてくれる場所です。

市ヶ谷の駅の傍には都会(新宿区)なのに釣り堀が!

桜の季節にお花見と参拝と釣り堀の3本立ても楽しそうです。

 

*4月29日、5月6日は公センセの部屋はお休みです。

■目の神様シリーズはこちらからご覧ください

目の神様in奈良&愛知

目の神様in 鎌倉

目の神様 in平泉

目の神様 in 仙台

やりなおしたい?

初めての御朱印

身代わりどじょう

目の霊山

余呉へGO,GO

鎌倉好き

医者も祈願する!?

 

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの想い 眼に関すること

2025.4.15  運転外来

緑内障が専門(博士論文は緑内障)なので、地域のかかりつけ医でありながら、緑内障の患者さんは経年的に増加していきます。

長い人は、大学病院時代から30年以上。

開業して以来ずっと経過を診ている患者さんも多く、一生のお付き合いそのものです。

 

緑内障は、目の神経が主に眼圧によって傷つき、その結果視野欠損や視力障害が生じる病気です。

日本人の40歳以上では約20人に1人が緑内障という疫学調査の結果を見れば、40歳になれば一度緑内障の検査を受けたほうが良いです。

特に強度近視や家族歴ありの場合はリスクファクターです。

機器の進歩により、ごく早期の緑内障や緑内障グレーの状態も発見診断することが出来るようになりました。

 

中期・後期で診断、もしくは中期・後期になってくると、視野検査でも自覚するような視野欠損が出てきます。

視野検査では見えない部分は黒くなりますが、実際には、視野欠損はその部分が黒く見えるのではなく、なんとなくぼやけたように見えるのです。

しかも、片眼で見えない部分があっても、もう片眼で見えると、脳が処理して両眼では視野欠損がないように見えてしまいます。

このため、片眼が悪くても気が付かないことが多いのです。

 

中期・後期でも視力は保たれていることが多いので、自動車の運転をされる人がほとんどです。

眼科医としては、視野も重視し、運転時の注意すべき箇所をお話ししたり、時には返納を勧めます。

見えていると思っているけれど、意外と車を擦ったり、ひやりとした経験をしたりすることは多いようです。

 

緑内障で上方視野欠損があると、信号の見落とし特に近い距離で交差点が連続してある場合、向こう側の信号を見ていて手前を見落とすなどの危険があります。

また外側に欠損が及ぶと、飛び出しに対応できない場合もあります。

下方視野障害は、手元のメーターなどがすぐに見えない場合があります。

 

網膜色素変性症という病気は暗いところで見にくくなる病気ですが、徐々に周辺から視野が狭くなっていきます。

視力が良い場合、周辺の視野の狭まりに気づかないことが多く、脇からの飛び出しや変化に対応できなくなります。

 

脳梗塞など脳の病気、脳腫瘍などの病気でも視野に影響を及ぼすことがあります。

 

運転免許は視力だけで更新できるので、視野は不問にされています(特別な場合を除く)。

 

普段の診療では、視野欠損が運転に支障を及ぼす可能性のある患者さんには随時お話をしています。

 

そして…ついに名古屋市立大学付属東部医療センター眼科でも運転外来が始まりました。

全国4番目、東海地方初です。

緑内障などで視野に異常がある人の運転能力をドライビングシュミレーター(模擬運転装置)を使用。して判断できるようになりました。

 

車を発進すると、交差点や信号があったり、車や人が横から出てきたりなどいろんな場面に出くわします。

運転中どこに視線が向いているかを追跡記録されます。

その結果から医師が運転時に気を付けるべき具体的なアドバイスをします。

 

疑似体験はすでに昨年の学会で院長も体験。

今年の学会でも再体験を申し込みました。

視力視野が正常でも加齢による変化はあるはず。

体力知力気力に自信があるつもりの院長でも、あくまで同年代に比べて…と戒めも必要。

運転能力も然り、病気があればなおさら。

自分の視野と運転能力の関係を理解するために運転外来は有用と考えます。

 

運転外来は主治医の紹介状が必要です。

 

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2024.6.11  運転止める?続ける?

砂嵐の運転

 

カテゴリー:クリニックに関すること 健康 眼に関すること

2025.4.8  ずっと0歳

今年のお正月、一本の電話。

N保育士から。

毎年年賀状のやりとりをしていたのですが、今年は時勢に乗り?年賀状じまいの院長。

『あけましておめでとうございます!年賀状じまいにしたから思い切って電話してみたの!』

懐かしい声。

お互いの健康状態を確認してからおしゃべり。

『会いたいな~って、ずっと思っていたの』

『私も~。絶対会いましょう。思い立ったら吉日。いつにする?』

『こちらは時間あるから、長谷川さんに合わせるよ~』

ってことで、いくつか院長が候補を挙げ、その中で日時お店を決定。

 

第1子産休明けで大学病院復帰の新米ママ(院長・当時は最下位の医局員)。

N保育士は、院内無認可保育園の長男の担任でした。

まだコートの中にスッポリ隠れてしまうくらいの小さな赤ちゃんを預けて働く。

たとえ当直免除でも周囲に気を遣う(今みたいに堂々と権利を主張できない)し、子供のことも気になるし…

元気でやっているのかな?

昼休みにお乳飲ませに行けるかな?

朝微熱あったけれど、仕事中に呼び出されないかな?

などなど。

新米ママは心配が尽きません。

初めての子育てと仕事の両立。

当時の日誌には、毎日息子の健康状態や行動について、また母の質問が書いてあります。

母の相談にも乗ってくれた頼もしいN保育士でした。

 

大学病院のお給料(一番安かった)はそのまま保育料に消えていきます(一番保育料が高かった)。

無認可なので、バザーもあるし、保護者の掃除当番もあります。

仕事も中途半端(な気がする)。

なんのために働くのか?????

悶々とした日々。

 

自分で育てれば保育料は浮くけれど、眼科医のキャリアは中断。

継続持続勤勉が自分の強みだと思う今、中断なく眼科医を続けて来れたのは、保育園のお陰です。

新米ママかつ中途半端女医を励まし、子供の成長を一緒に喜んでくれたのは、保育園の先生たち。

 

実は院内のT保育所に預けていたのは数か月。

当時の医局人事は、大体1~2か月前に発令。

Noという選択肢はなく、医局に属するならYes。

最低在籍期間半年を切っての退園だったので、違約金も発生。

泣きそうになりながら支払いました。

 

半年に満たない在園期間でのN保育士との関りでしたが、年賀状のやり取りは続いていました。

しかし、何十年ぶりの再会にはドキドキします。

 

当日会って食事をすると不思議。

この約30年の空白がなかったようにおしゃべりが弾みます。

当時の同じクラスのAちゃんは今…Bちゃんは今…

そして長男Kも0歳の時の思い出。

N保育士にとっては、もう四捨五入30歳になる子供たちもずっとハイハイしておっぱい飲んでいる姿です。

 

長男の現在の姿は、0歳のキュートなKからは想像できないお兄さん(おじさん?)です。

が、写真を見て『うん、やっぱりここのところが似ている…』

N保育士の心の中で育っていったK。

誰かに想ってもらえているのは嬉しいことです。

 

開業して以来の患者さんはもう立派な成人なのに、初診で来院した小さい時の姿が焼き付いています。

だから何年かぶりかの来院で、成長した姿(目はもちろん!)を見ることは嬉しいものです。

N保育士の気持ちがわかります。

 

眼科医のキャリアだけでなく、人との出会いも保育園に預けたからこそのご褒美です。

働くお母さん、頑張って~

 

『必ず年に1回会いましょう!』

『絶対に会いましょう!』

また新しいお楽しみが増えました。

一緒に出勤&登園

 

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2025.4.1  頑張ったら …

先日Aさんの結膜炎の治療が終了。

『今回はこれでおしまいです。また、何かあったら来てください』治療終了の際のいつもの台詞。

『あの…私、どうしても先生に言おうと思っていたことがあるんです…』

え?!何々、この改まった雰囲気?!

『息子のT、覚えてみえますか?』

Tくん、もちろん!

中学受験して進学したところまでは覚えています(それ以降は受診なし)。

『何かありましたか?』

『実は…』

T君は、学校の色覚検査で受診勧告され、当院で再検査して確定した。

その際、色覚特性の話や、進路就職の選択可能性の話などAさん(母)とT君に話をしました。

『あの時の言葉に支えられて、進路を考えました。楽器を弾くのが好きだったので、そちらの方向に進み、今では音楽家になりました。

きちんと説明してくださって感謝しています。いつかお礼を言わないとと思っていました』

今回の結膜炎での来院がお礼のチャンスと思われたそう。

『Tももう30超えたんですよ』

年月が流れるのは早い。

『検索してみてください』の言葉に、立派な音楽家のT君が現れました。

 

T君の話を聞きつつ、院長脳内検索エンジンがかかっています。

『T君、妹さんいらっしゃいましたよね?』

『はい』

『Mちゃん?!』

『そうです、先生すごい!』

Mちゃんは、心因性視力障害でみていました。

心因性視力障害とは、目に異常がなくても、視力が低下したり変動が起こります。

また、特有の視野障害を起こすこともあります。

病名の通り、心因性で、家庭内(兄弟姉妹との関係など)、習い事、友人関係などが原因の場合と、眼鏡に憧れる眼鏡願望の場合があります。

気のせい…にしてしまわず、しっかりと子供の声を聴くことが大事です。

院長自身、偉そうに言いながら、子供にちゃんと向き合えなかった母親だった自戒を込めて、小さな患者さんに接しています。

Mちゃんは、小学校には馴染めなかったけれど、新しい目標に向かって中学受験に臨みました。

いつの間にか、視力も回復。

自身も心因性視力障害の勉強をさせてもらった患者さんです。

『Mちゃん、今は?』

『SEとしてIT企業で働いています』

T君、Mちゃん、二人とも立派な社会人になって院長感涙ものです。

 

その日一番のプレゼントでした。

 

最近は記憶する必要性がどんどん減っています。

カルテも名前や番号で検索すれば、すぐに病名も内容も見ることが出来ます。

しかし、検索してもわからないことがあります。

それが、患者さんとのエピソードです。

簡単なエピソードはカルテに記載しますが、もっと深い話や診療とは関係ないここだけ(診察室)のエピソードは、院長の脳内のみです。

それでも、何か関連ワードから脳内検索すると、不思議に出てきます。

さらに、その家族までが…芋づる式に出てきます。

脳内検索処理能力、捨てたもんじゃなさそう。

 

こういうことを言うと、息子たちから『デジタル処理能力は低いことも自覚しないと!』と厳しい言葉。

先日も新幹線をネットで購入したら、ICカードに紐づけすることを知らなかった院長。

『そのまま行っても、改札でひっかかってた』息子があきれながらも紐付けしてくれました。

ご時世的には、デジタル処理脳能力向上しないと!

 

とはいうものの、無機質なデジタル検索能力より、脳内検索のほうが、名前からモノクロ画像・思い出、まつわる暖かみと広がりをもたらしてくれます。

院長脳内の患者さんデータは門外不出であり、宝物です。

頑張ったら飛べなくても翔べる!

 

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2025.3 .25  頑張っても…

『色覚検査希望』で来院した大学生のX君。

現在は、小学校中学校で任意の色覚検査のお知らせを出しています。

院長子供時代は小学4年生で全員色覚検査を受けました。

今では、任意、希望者のみです。

 

まず、診察室で色覚検査を希望する理由を聞きます。

X君は某鉄道会社の説明会にて、簡易検査で異常ありと指摘されたそうです。

 

眼には赤・緑・青を感じる視神経細胞があります。

この三色の見分け方が弱い場合、色覚異常とされます。

赤と緑が同色に見える場合は非常に少ないです。

(昔、院長の愛読少女漫画では、色覚異常はこのように描写されていました)

例えば暗めの赤と暗めの緑など、同じ色でも色自体の明度や周辺の明るさによって見分けが困難になることがあります。

つまり似たような色の仲間に見えてしまいます。

学校や眼科で行う色覚検査は、まず異常の有無です(疑い含む)。

更に色相配列検査をし、タイプを分けます。

ここまでで、色覚異常の診断と説明は出来ますが、程度を判定する(希望なら)には、特別な機器がある病院を紹介します。

 

色覚異常が分かったところで治療法はありません。

まずは、今まで日常生活に支障を感じたことがないか。

あるならどんな状況で?

自分の色の特性を理解し、気を付けるべきこと(迷ったら明るいところで見る。この色とこの色の組み合わせは注意。触ったり周囲の状況もみて色間違いを防ぐなど)を話します。

一般に日常生活に大きな支障がある人は稀です。

自動車運転免許も取得可能です。

 

職業の選択は以前よりもかなり門戸が広がりました。

これは、院長よりももっと先輩眼科医たちの働きかけの賜物です。

しかし、鉄道運転士やデザイン・色に関わる仕事はまだまだ門戸が閉ざされています。

 

X君は運転士希望でした。

『頑張ってもなれないんですね…』

色覚異常について説明しましたが、励ましも届かないくらい落胆していました。

運転士にはなれなくても、きっとX君に合う仕事があるはず。

そう願わずにいられません。

 

色覚異常は男子の約20人に1人、女子の約500人に1人です。

色覚異常の生徒の約半数は、検査を受けるまで自覚がありません(日本眼科医会調査)。

異常のタイプや程度により、一部の仕事に支障を来たすことがあります。

進路を決める前に、自身の色覚特性を知っておいた方がいいでしょう。

 

学校で受け忘れても眼科でいつでも受けることが出来ます。

先天性の場合、一生変わらないので、検査は一度診断も一度です。

 

この年になると、頑張ってもできないことがいかに多いか知っています。

頑張る前に身体特性(色覚も含む)や知的能力で不可能なこともたくさんあります。

努力で補える範囲の自分の強みで生きていくしかない、と思います。

もっと違う可能性もあるのでは?などと自分探しをした若い頃。

それでも一つのこと(眼科医)を休まず(三男出産前日まで診療、出産1週間後から再開今に至る)続けてキャリアを積み上げてきました。

地域医療のかかりつけ医として少しは貢献できていることを願います。

 

どんな仕事も社会に貢献しています。

X君ももがいて悩んで、きっと自分に合った職業が見つかることを期待しています。

 

色覚検査は随時行っています。

自分の特性を知り、その上で頑張れば掴めるもの(仕事・職業)は必ずあります!

先入観に囚われない

 

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2025.3.18 死は幸せなこと?!  in メキシコ

ペルーを旅した院長ですが…

乗り換えの時間を利用してメキシコシティを少しだけ観光。

 

メキシコはスペインが植民地とした後、湖の上に建設された標高2240Mの都市です。

多くの世界遺産があるのですが、古い建物は傾いています。

そして少しずつですが更に傾きつつあるとのこと。

地下水のくみ上げにより、世界で最も地盤沈下が加速しているシティです。

 

国立人類学博物館にはメキシコ古代文明遺跡からの出土品の数々が展示。

無知故ガイドさんの説明を一生懸命聞いて『へ~!』の連続感嘆詞。

メキシコシティ郊外で発掘されたマンモスの骨も。

愛地球博(2005年の愛知万博)ではロシアの冷凍マンモス。

生物や人類の誕生・進化・移動も勉強になりました。

 

名古屋市とメキシコシティは友好姉妹都市です。

名古屋市民なのに初耳。

偶然にも前市長はどちらも国政に転身(名古屋市→国会議員とメキシコシティ→大統領)したとのこと。

 

歩いていると、すれ違う人々(メキシコ人)はみんな体にフィットした服装です。

日本人だとスレンダーな人でも積極的に体のラインを出す服装の人は多くありません。

一般的には、いくらか隠す服装緩めの服装です。

恥ずかしくないのかな?

視線が気にならないのかな?

ガイドさんに尋ねると

メキシコでは、胸とお尻が大きいことは魅力である。

それらを引き立たせるために、身体の線を出す装いをする。

自身のアピールでもある。

日本人の適度にふっくらではなく、肥満と断定できるほどの人たちもフィットした服です。

あれだけしっかりお尻を強調するなら、当然Tバックが主流なのも納得。

 

ふくよかさが良い価値観とはいえ、肥満の人が多いのには驚きです。

油分・糖分多い食べ物に合わせてコーラ。

量・カロリーとも相当オーバーです。

美味しそうに完食。

食習慣により肥満大国となり、糖尿病患者も激しく増加しているそう。

糖尿病は進行すると失明することもある怖い病気です。

定期的な眼科受診は必須です。

また、腎障害や末梢神経障害も合併します。

 

私達のランチのメインはトルティーヤ(トウモロコシ粉や小麦粉で作る薄焼きパン)で煮込みポークを巻いて、カカオソースとチーズが掛けてある一皿。

手の込んだ料理だそう。

出てきたのは、クレープのチョコレートソース掛けをイメージする一皿。

美味しいのですが、甘味のないカカオソースに視覚・味覚の脳内処理が追いつきません。

カカオ=甘い、の先入観がぬぐい切れず、美味しいのかどうか不明。

カルチャーショックの一例。

 

さて、メキシコでは、たくさんの骸骨の人形や置物が売られています。

骸骨は、現地ではカラベラというそうです。

メキシコ文化からの流れで、亡くなった人は悲しい思い出として記憶に残るのを嫌がり、死は幸せなことであるべきと考えられています。

死は生の延長であり、その一部である。

死を受け入れ生を楽しむ。

カラベラは、悲しみでなく喜びの象徴であり、来世で幸せな生活を示すために、踊ったり楽器を弾いたりと楽しい姿に描かれています。

毎年11月1日と2日の『死者の日』は、亡くなった家族への愛と敬意を示すお祭りです。

 

日本の死生観とは違う…

 

キュートなカラベラをたくさん目にして、死にポジティブな印象を抱くラテンの思想もいいなぁと思った院長です。

 

院長には、あんなことがあったなぁとふと思い出し自分が温かくなる故人(患者さんも含む)がいます。

ふと思い出されて懐かしい思い出にちょっと浸ってもらえる…

たまに出てくるカラベラになりたいです。

 

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2025.2.18 幸せの黄色 in ペルー その 1

2024.3.4 幸せの黄色 in ペルー その2

 

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