2018.11.6 お金ないのに…

平日夜間診療所(午後12時まで)当番のため、夫は『夕飯いらない』日。

息子からは『友人と自主練(習)してから帰る。7時半過ぎ帰宅。夕飯食べる』LINE(メール)。

久しぶりに、息子とご飯だわ~

 

お腹空いているだろうから、ボリュームある品も作らないとね~

帰宅時間に合わせて作り始めます。

 

7時半過ぎても帰ってきません…

もう少し待とう…

8時まで待って『帰り、何時ごろ?』LINE。

返信無し。

仕方ない、一人で食べよう。

せっかく作ったのに~

『ご飯、冷めた(泣きマーク)』

 

8時半『ごめん、もうすぐ着く』やっと返信あり。

10分そこそこで帰宅。

 

『これ、買ってきた』

差し出したコンビニの袋。

『ありがとう~何?』

中にはケーキが3個。

コンビニにしては、お値段高めのお洒落なケーキが3種類。

つい口から出たのは『お金ないのに…』

『お金ないから…何?ディスってるの?(侮辱、見下すの若者言葉)』

慌てて『違う、違う。お金ないのに、こんなすごいの買ってきてくれたから。嬉しくて!』(でも、いつも金欠なんだから無理しなくていいのに…とも思ってしまったのでした)

『そんなら、良かった。○○(友人)達が、コンビニ寄るって言ったからさ~。丁度、ハロウィーンだし、美味そうだなって思って』

『ありがとう~』

息子の食事が済んだところで、デザートタイム。

『好きなの選んで食べよう』

『今日は、一個を半分ずつにしない?』

『ひとり一個ずつあるよ』

ちらっと見たカロリー表示。

この時間に一個は、オバサンにとっては恐ろしい値!

胃もたれも怖い。

しかも、明日は人間ドック。

血液検査に反映されそう。

午後9時以降の絶食指示まであと10分。

『ごめん、明日ドックだから…』

ハロウィーン仕様のケーキを半分ずつ。

十分美味しい。

 

ケーキご馳走様。

今度は、夕飯一緒に食べようね~(時間に帰ってきて~)

 

 

 

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2018.6.5 だるまちゃんの思い出

先月、絵本作家の『かこさとし』さんが亡くなられました。

享年92歳。

ニュースで知り、息子に『加古里子(かこさとし)さん、亡くなったんだって』

『誰、それ?』

『だるまちゃとてんぐちゃん、書いた人』

『あ~、スズメ捕まえる話か!』

『そうそう、覚えとる?』

『ま~』

『小さかったよね~可愛かったよね~』と回想に入ったところで、息子はいなくなっておりました。

 

『だるまちゃんとてんぐちゃん』はとても有名なお話ですが…

「だるまちゃん」は、「てんぐちゃん」と同じ格好がしたくて、うちわ、ぼうし、履き物、鼻のリクエストを「だるまどん(お父さん)」にするのですが、用意してくれたものは見当違いの物ばかり。

それでも、最後は、気がついて、「だるまちゃん」のお気に入りの物を作ってくれます。

お餅で作られた鼻をつけて、「てんぐちゃん」のようになった「だるまちゃん」。

鼻の先にスズメが止まって、捕まえて、にこにこしたところでお話しは終わるのです。

 

『ちがうよ ちがうよ まるでちがうよ』と、「だるまちゃん」が「だるまどん」に訴えると、『ごめん ごめん これはおおまちがいの とんちんかん』と謝る「だるまどん」。

言葉の掛け合いが、子供たちには、大受けして、良く真似していたものです。

 

子供が成長して、かこさとしさんの『未来のだるまちゃんへ』を読むと、それは親と子のすれ違いを描いたものでもあることを知りました。

子供が欲するものと、子供が欲しいだろうと親が思うものとに隔たりがあること。

子供たちが小さい時には、深い意味も考えず、面白く読み聞かせをしていましたが、絵本の奥行きは深い。

 

同じく有名な絵本に『からすのパンやさん』もあります。

これも、美味しそうなパンの数々に、本筋以上に、夢が膨らんだものでした。

 

さて、かこさんは、晩年、家の中でもパナマ帽をかぶっていたそうです。

自著によると、30年来緑内障で、視力低下、視野障害がひどく、家の中でもどこかにぶつかってしまうことがあったようです。

そのため、ぶつかりそうになっても、帽子のつばが先に当たれば、回避することができるということを思いついたそうです。

どんな進行状態だったのだろう?点眼薬は?手術はされたのかな?などと、眼科医ならではの関心も出てしまいます。

間違いなく、緑内障の病気は後期。

その状態で、単行本(2014年時88歳の時執筆)を書かれたのは、すごいことです。

 

もう、息子たちに読み聞かせる機会はありませんが、小さかった息子たちを思い出しながら、一人で読み返してみます。

仕事・家事育児に忙殺される毎日の中での、実は『ほっこりとした幸せな時間』だったのだと、今になって思います。

 

 

 

 

 

 

 

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2017.9.26 女医会

年に一度、緑区女性医師の懇親会が開かれます。

 

お洒落してお出かけというのは、あまりないので、こういう時は気合が入ります(私だけ?)

何着ていこう?と悩んだ挙句、『せっかくだから』の口実で、一目惚れしたワインレッドのワンピースをゲット。

 

当日は、早めにデパートの化粧品コーナーに立ち寄り、ファンデーションを買うついでに化粧直しをしてもらいます。

今秋流行りの口紅は、濃いめの赤。

『女性らしいお色目ですよ。お肌が透き通って見えますし、お顔映りもいいですよ』

『赤にオレンジが入っているので、軽やかです』

唇に引いてもらうと、いいかも。

その気になって、『これもいただきます』

というわけで、装い・化粧ともよそ行き仕立てで、会場にGO。

 

『緑区医師会で予約しています』

係の男性が『お待ちしておりました。ご案内いたします』に続き

『素敵なお洋服ですね。大変お似合いでいらっしゃいますよ』

やった~(何が?)

お世辞だとしても嬉しい。

 

さて、会長の挨拶で会が始まります。

アラフィフから70歳オーバーまで。

一人3分の近況報告ということで、仕事の悩みや家事育児(ほぼ終了)介護との両立、楽しみや趣味など。

各々が『うん、うん、わかる~そうだよね~』とうなずいたり、質問をするので、自然に、一人当たりの時間が長くなります。

女性医師同士の安心感からか、男性医師がいたら(会長は男性ですが)話題にならないような、日々細々としたことが話のタネに。

『男性にとってどうでもいいことでも、女性にとっては大変な問題よね~同等の仕事しているのに』本音もチラリ。

 

おしゃべりのスピードに合わせて、料理が出てくるので、時間を忘れてしまいます。

最後の水菓子が出て、『そろそろ』と、閉会の辞。

約3時間。

未だ年少に属する自分は、いつも先輩女医さんたちの言葉に励まされたり、参考にさせてもらったり。

 

いい気分で帰宅して…

『この口紅どう?』

『いつもより赤いね~』と家人。

『今年の秋の流行り』

『いいんじゃない』

『でしょう?』

 

『オバQの唇みたい』と息子。

『唇がすごく目立っとる』

母の心、推し測れないの~!?

その言葉無視して、トレンドを身につけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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