2016.9.6 引いてしまった

旅行から帰ってきた息子がくれたのは、某ホテルの期間限定『月餅』
旅行疲れなのか、だるそうな息子。
翌日にはダウン。
「夏休みだから、時間はたくさんあるから寝てたら…」
ごろんとしている息子を横目に、有り難く月餅をいただいていたら、自分ももらってしまいました…『風邪』

1年に数回風邪を引くかどうかの、『健康体』の院長。
医師の体力は、スポーツが出来るなどの『運動能力』ではなく、『病気しない丈夫な身体能力』であると、医師になってから身をもって気づきました。

まさかの風邪。

しかし、引き始めても、自分の『とっておき』の回復法があります。
いつもは、この方法で、1~2日で回復。

『食べて寝る』
古典的な方法です。
幸い、体調を崩しても、食欲は減退しない有り難い体質です。

『鍋』→『焼肉』→『カレー』のヘビーローテーション。
バリエーションはありますが、これらが、朝・昼・晩と続きます。
効くと信じている『ニンニク(出来るだけ無臭を選ぶ)』『生姜』『唐辛子&豆板醤』を、料理に加えて摂取。
目安は、自分量では、1日ニンニク1個(1かけらではない)、生姜1回1かけ×3、唐辛子は適宜。
加えて常備のはちみつレモン(レモンのはちみつ漬け)。
風邪の時は、お湯割りが効きます。

周囲にいる家族やスタッフは、ちょっと…という臭いを感じているかもしれませんが、気にならないふりをしてくれています。

それでも…今回は2日で回復せず。

喉の痛みと、鼻閉・鼻汁。

スタッフに言わせると、顔が『どよ~ん』としてきたそう。
つらい…日々。

久々の体調不良も丸5日経って、やっと回復の兆しが。

お土産の月餅は、今までに食べたことがないほど、美味しかった!
欲しくもない風邪もまた、今まで罹かったことがないほど、ひどかった!

大陸、恐るべし…

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2016.8.30 いつまで使う?

「目が痒いので、前と同じだと思って、もらった目薬を使ったけど、かえってひどくなっちゃって…」と患者さん。
診察してみると、『アレルギー性結膜炎』
前回の診断も『アレルギー性結膜炎』で抗アレルギー点眼薬を処方しています。
しかし前回の来院の時期は、なんと4年前!
4年ぶりの来院。
その目薬は、もちろん一度開封したもの。
4年もの間、冷蔵庫に大事に保管されていた?
恐るべし…
患者さんには、一度開ければ、品質が不安定になり、かえってアレルギーをひどくさせた可能性もあると話し、新しい点眼薬を処方しました。

医師が処方する(医療用)点眼薬のほとんどは、開封後4週間以内で使い切るように設計されています。
その間、有効性、安全性に問題がないことが確認されて発売されています。
防腐剤は大方の点眼薬には添加されていますが、時代とともに、眼への影響の少ないものや、低濃度のものに変わってきています。

大まかな目安としては、1日1回両眼点眼で約4週間分、1日2回で約3週間分、1日3回で約2週間分となります。

点眼薬は一度開封すると、ラベルに書いてある使用期限ではなくなります。
開封後は、有効性、安全性の確認されている期間を超過したときは、破棄しましょう。

保存方法も大事で、
『室温保存』は、1~30℃
『冷所保存』は、1~15℃の場所です。
室温保存の点眼薬でも、直射日光(窓際、車中)を避け、涼しい場所で、投薬袋に入れて保存、
冷蔵庫に保存する場合も凍らないように。

また、湿布薬や防虫剤、芳香剤などと一緒に保存すると、それらの薬品の揮発性成分が、点眼薬の容器を浸透して、点眼時に刺激を感じる場合もあります。

点眼薬の容器の形態も、押す場所がわかりやすいもの、軽い力で押せるものや、液だれしにくいものなど、メーカーごとに色々工夫がなされています。

後発品が推奨されていますが、同じ点眼内容といっても、点眼容器から始まり、添加剤の微妙な配合は違います。
当院では、原則、先発薬も後発薬も院長が使用した経験のある点眼薬のみを処方しています。

処方してもらった点眼薬は、その時の病気に効いたら、いざという時のために取っておくのはやめましょう。
4年前に開けた調味料を、冷蔵庫にあったからと言って使う勇気のある人は、まずいないでしょう。

4年ぶりの患者さんのエピソードの後、冷蔵庫の断捨離をしたのは言うまでもありません!!

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2016.8.23 コンビニ詣で

残暑も厳しいある日、いつものようにウオーキング。
毎日通りすぎるコンビニの『チョコレートフラッペ・ミルクティーフラッペ』ののぼりを横目に、『そういえば、今年かき氷食べてない』

ふだん、持ち金なしのウオーキング。
『明日、財布持ってこよっと』

翌日、ウオーキングの帰路、目的のコンビニには、昨日までののぼりがなく、替わりに『炙り弁当』
えっ!?でも、この暑さだし、扱ってるよね~

『チョコレートフラッペください』
俳優えなりかずき似のお兄さんは
『少々お待ちください。確認してきます』…
『すみません、在庫切れてるんで、発注しときます』

コンビニなので、品ぞろえは早いと踏んで、翌日少し早めに同じコンビニへ。
またもや、えなりお兄さん。
『チョコレートフラッペください』
『発注かけてるんですけどね~』
『じゃあ、ミルクティーフラッペを』
『少々お待ちください』…
『ミルクティーも品切れです』

この日は、財布を握りしめてのかき氷モード全開。
ドーナツ屋さんでもかき氷があることを思い出し、とにかく氷を口にしなければ、とお店へ。
注文したのは、かき氷というイメージからほど遠い『コットンスノーキャンディ』
洋風かき氷といったところです。
ふわふわ、しゃりしゃり、しゅわしゅわと、はかなげな一品。
冷房がガンガン効いた中で、最後は寒くなってしまいました。
やはり、暑い中で食べないと。
とりあえず、その日のかき氷は満足したものの、『チョコレートフラッペ』への思いは募るばかり。

さらに翌日。
今回は、えなりお兄さんにうんざりされても…と思い、時間帯を変更して午後に来店。
『チョコレートフラッペください』
眼鏡オバサンが即答。
『期間限定で、もう発注もできないんです。でも、もしかしたら、まだ在庫ありのお店があるかもしれませんけどね~』
え~!あの『発注かけてます…』は何だったの~?!

でも、あきらめてはいけません。
一昨日往診で通った市外のコンビニは、まだ『フラッペ』ののぼりだったような…
歩いて汗をかいた方が美味しいに決まってる!と目的地を変更。

てくてく、てくてく…
汗だくでたどり着いたコンビニ。
茶髪のお姉さんは冷凍ケースに案内してくれ、気の毒そうに
『あるのは、定番のカフェか抹茶しか…チョコもミルクティーも、期間限定なので、もうどこにもないんですよ』
ガーン!…ここまでして来たのに…買わずに帰れません。
『抹茶ください』
手渡されたのは、抹茶氷の入ったカップ。
『?』
『そちらで作ってくださいね~』
『?』
(察して)『作りましょうか?』
『お願いします!』
カップごと手で揉み揉みして、ホットミルクをジャーっと注ぎ、太いストローでかき回します。
かき氷そのものというより、解けかけたかき氷ドリンクという感じ。
期間限定のぼりのチョコレートとミルクティーには、縁がなかったけれど、これだけ歩いてゲットしたフラッペは最高!と思いたいです(自己満足)。

歩きながら飲むのはお行儀が悪いと躾られた年代。
コンビニ入り口で全部は飲みきれず、カップを手にし帰路に。
立ち止まっては飲むの繰り返し。

コンビニが多く便利な場所に住んでいるにも関わらず(ふだんのウオーキングコースに6件!)、今年コンビニに足を踏み入れたのは10回いかないほど。
3日連続4回コンビニ詣で。
ついに2桁です。

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2016.8.9 プレゼント探し

8月1日は開院記念日。

毎年、スタッフとささやかな食事会をします。
院長にとって、開院記念日は、息子たちの誕生日(出産記念日)と並ぶ、重要な日。
あの日の天気、院内の様子、自身の緊張がありありと浮かびます。

今年の食事会では、開院の周年祝いとともに、もう一つお祝いをすることにしました。
Kスタッフが10年勤続!そのお祝いです。

うちのような零細医院では、スタッフの一人一人の力が絶大です。
できる限り、女性ならではの診療(勤務)体制にしてはいるのですが、『結婚・妊娠・出産・育児・介護』は、継続のネックになり、スタッフの入れ替わりがありました。
そんな中での快挙。

表彰状を用意して、粗品は何にしよう…
久々に気合の入ったプレゼント探しです。
現金もいいけど、ここは、もう少しインパクトのあるものにしたい…
早速Kスタッフ身辺をリサーチ。
何気ない会話の中に、好みやあったらよさそうな物がないかを探索。
ずっと使えるものがいいな~
大まかな予測をつけて、あちこちのお店をうろうろ。
どこのブランドにしようか、色は?柄は?

迎えた当日。
表彰状とともに、プレゼントも、大変喜んでくれました。
院長も、プレゼント選びから手渡すまでのワクワクドキドキの時間を楽しませてもらいました。

さて、スタッフから院長へもプレゼントが。
何々?
箱を開けると、赤、黄、緑の、まるで宝石のような飴細工の薔薇が。
乙女心(?)をくすぐります。
何にするか、あれこれ考えてくれたのでしょう。

開封しなければ、半永久的に鑑賞できるそう。
開けたら香りと味も楽しめるけれど、1か月の賞味期限。
もったいなくて食べられない~
しばらく受付に飾っておきます。

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2016.8.2 お世辞だったとしても…

ひとりお出かけのある日、電車を待っていたら…

60代とおぼしきオバサンがダーッとやってきて「ちょっと、ちょっと」

「何でしょう?」

「その服作ったの?」

「いえ、買ったんですけど…」

「すっごく素敵。あなたにピッタリよ!」

と言うや、サーッと走り去っていきました。

突然のことに「?」

少し経ってから「褒められた?」

一気に気分はウキウキ。

この日来ていたのは、今夏買った、黒紺の生地に白い切り替えが前にあるワンピース。

夏のお嬢さん(古い言い方?)スタイル。

オバサン(私)が着ていたのですが。

 

電車到着。

おばあさんの隣に座ると、「素敵な服ね~とってもお似合いよ」

またまた?この日2度目のお褒めの言葉。

余程洋服が素敵なのか、着ている人(私)とマッチしているのか?

「ありがとうございます!」

「女学校の時は戦争中だったから、とてもお洒落なんか出来なかったわ~私も着たかったわ~そういう服。あなた達は幸せね~」

ウキウキ気分アップで、ひとしきり米寿のおばあさんとお洒落談義。

乗換駅で「さようなら、お気をつけて~」

 

目的の駅に着き、降車して歩き始めると…

「すいません~」

20代の好青年が追いかけてきます。

またまた「???」そうなら3度目、超嬉しい。

「あの~ハンカチ落としましたよ」

いやはや…ご親切にどうも。

 

それにしても、見ず知らずの他人を褒めることは、なかなか出来ません。

前述の二人の女性はすごい!

私の気分をぐいっと引き上げてくれました。

自らの感性に従って、誰かを、何かを褒めること。

相手にとっては、思いがけない嬉しいプレゼント。

変なオバサンと思われたらと躊躇しますが、褒められて嫌な人はいないはず。

さらっと褒められる人になりたいものです。

 

 

 

 

 

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2016.7.26 ポケモンGO

「母さん、散歩行こ」

週末の夕食後。

「今日は夕食前に(日課のウオーキング)済ませた」

なんで、突然のお誘い?

「いいじゃん、ポケモン探しに行こうよ~見たいでしょう?」

まんざらでもなく快諾。

 

スマホゲーム『ポケモンGO』が国内配信され、早速インストールした愚息。

どんなものか気になるし、付き合ってやるかと、川沿いの遊歩道へ。

 

画面を覗くと、自分たちが立っている位置、その周辺の地図がリアルに映されています。

「おーっ、すごーい!」

他愛もない会話をしながら、ぶらぶら。

「おっ!出た、出た!」

「やっぱ、川沿いは多いな~」

スタスタ歩いていたと思ったら、急に低速、停止。

「○○だ!ゲットしなあかん。よっしゃ~」

 

その姿は、小さかった頃の息子との散歩にリンク。

少し歩いては立ち止まり、虫がいたとしゃがみ込み、珍しい?石ころを拾い、木の幹を見上げては、クワガタやセミを見つけてみたり、一向に進まなかったあの頃。

 

「レアなポケモンだ。!母さん、見てみ~!」

それがレアなのかどうか。

昔、子供たちに付き合って、一緒にポケモン遊びをした家人(父)ならわかるでしょうが、娯楽担当は父任せにした母にはさっぱり?

 

気が付くと、同様にスマホを持った人たちが、集まっていました。

小学生くらいの男の子は、お父さんが同伴。

きっとお父さんのスマホを借りているのでしょう。

やっている本人たちは夢中で気が付かないけれど、第3者から見ると、とても不思議な光景。

「やったぜ、ゲットした。ポケスト(ポケモンゲットのためのモンスターボール補充エリア)に寄ってかないと、次ゲット出来ん」

 

今回の散歩で、『ポケモンGO』について、にわか知識がついた母。

親の知らない息子の日常も、世間話に多々盛り込まれていたし。

「いや~久々にこんなに歩いたわ~。母さん、付き合ってくれてありがと」

「明日も散歩しよっか」

ポケモンGOが目的とはいえ、息子と出かけられて嬉しい母。

なんだか、周囲に目を配りながら、犬の散歩をしている飼い主みたいですが。

 

 

今回は、遊歩道だったのでまだ良かったのですが、『歩きスマホ』は危険です。

『歩きスマホ』は視野が通常時の20分の1になるとも言われています。

また、常に歩きながら画面を見ている状態では、ピント合わせを常にしなければならず、目への負担も大きくなります。

『外へ出るようになった、歩くようになった』などと健康に良い面もありますから、上手に付き合っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

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2016.7.19 学校保健委員会

学校保健委員会の時期です。

校医は、学校検診・保健委員会(各校1~2回)・就学時検診・就学時委員会は最低限の任務です。

 

今年の学校保健委員会では、眼科医の立場からは、まず色覚検査のこと。

希望調査になっていますので、予想よりも希望者は少なかったのですが、自分の色覚の特性を知るためにも、来年度学校で、もしくは年中眼科で検査ができますので、関心を持ってください。

 

次に視力のお話。

視力検査は、A・B・C・Dで分けられます。

A(1.0以上)は、一番後ろの席からでも、黒板の文字はよく見えている

B(0.7~0.9)は、後ろの方でも黒板の文字は、ほとんど読めるが、眼科受診を勧める

C(0.3~0.6)は、後ろの方では黒板の文字は見えにくく、眼科受診が必要

D(0.2以下)は、前の方でも黒板の見え方は十分ではないので、すぐ眼科受診を

一般にBでは、近視の始まりのことが多くC・Dでは、それ以外に目の病気も隠れている可能性があります。

また、低学年では、遠視や弱視の可能性もあります。

受診のお勧め用紙をもらっても1~2年放置している家庭もありますが、速やかに受診をお勧めします。

 

眼の病気に関しては、主に、瞼や結膜(白目)の部分を中心に診ます。

これも急を要する病気の場合もあるので、用紙をもらったら、速やかな受診を勧めます。

ここまでが、検診の結果のコメントで、あとは、トピックスをいくつか話します。

 

院長は、眼科学校医でもあり、日本医師会認定スポーツ医でもあるので、その立場からもお話。

学校現場では、眼外傷の多くはスポーツによるもので、球技(野球・サッカー・バスケット・テニス・バドミントンなど)が圧倒的に多くなっています。

後遺障害となった怪我のうち、20%以上が目の怪我となっています。

一度起きると重症になりやすいということです。

 

スポーツ外傷の9割は、保護メガネ(スポーツメガネ)で防ぐことができると考えられています。

 

球技をするから、コンタクトレンズを教師や友人から勧められる場合がありますが安易に勧めるのはどうか…という眼科医からの見解です。

 

などなど、他にも保健委員会でお話に、教師や保護者の方は熱心に耳を傾けてくださいました。

子供の成長を見られる検診とともに、保健委員会も好きな活動です。

 

歩いて行ったので、校門で、役員らしきお母さんに「PTAの方ですか?」と尋ねられました。

まだ、小学生の子供を持つ母で行けますか~?

 

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2016.7.12 安心安全のCL

これだけ暑いと、眼鏡がうっとうしくなることも多くなり、コンタクトレンズ装用者も増えてきます。

現在コンタクトレンズのシェアは、ハードレンズ(以下HCL)とソフトレンズ(以下SCL)では2:8と、圧倒的にSCL装用者が占めています。

SCLの内訳では、1日使い捨てタイプが48%、2週間までの頻回交換用レンズが48%です。

使いやすさ、清潔さが好まれている結果といえます。

さらに、乾燥を感じない、ゴロゴロ感を感じないものは、より快適性が良いとの評価が高くなります。

また、40歳以上では、老眼にも対応する利便性も追加されてきます。

 

どんなレンズを選択するか?

レンズの素材、厚み、含水率やデザインなど。

コンタクトレンズの使用の仕方(生活様式、職業など)、ドライアイなど患者さんの状態。

それらを総合して選択できるのは、眼科受診者ならではの特典です。

インターネットや量販ショップではそうはいきません。

そういう特典に加え、?と思う質問を何でもできるのは、対面の診察ならでは。

近頃、医師の診察なしで、コンタクトを購入して、『こんなことになっちゃって~』という患者さんが増えています。

 

診察時の顔、目の印象は大切。

まず目を見つめます。

そして会話。

瞼の表面を観察。

瞼を裏返し、内側の異常の有無を確認。

角膜(茶目)結膜(白目)の状態もチェック。

症状、人によっては、この限りではありませんが。

問題なければ、最後に『安心してお使い下さい』の決め台詞(うちだけ?)。

この言葉に、院長が責任を持って『今回、選択したコンタクトレンズを安心安全に使える目である』ことを保証する意味が込められています。

安心安全を買いませんか?

 

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2016.7.5 飛んでみた

「バスツアーで山梨まで、サクランボ狩りに行ってきた。良かったわよ~」と母の電話。

「いいな~サクランボ食べ放題。一度でいいから行ってみたい!」

 

早速休診日に催行されるツアーを探すも皆無。

個人で行くしかないと、家人をドライブに誘うと「4時間近く運転してまで、サクランボ食べたくない」

 

思えば思うほど、サクランボが気になってしまった今年。

調べてみると、『佐藤錦』の発祥地、サクランボ生産日本一の町が、名古屋から日帰り圏内にあることを発見。

山形県東根市。

『山形空港』があり、名古屋からは1時間5分のフライト。

 

お盆休みもお正月休みも旅行に行かなくなって久しい我が家。

家族全員は無理だけど、お盆休みの前倒しということで、果物を好んで食べない家人との『日帰りサクランボ狩り』を計画することに決定。

それぞれの日曜日の予定を考慮した挙句、予定した決行日は、サクランボも終盤戦とのこと。

 

当日、山形は雨。

傘をさしてサクランボ狩り?かと心配していましたが、ビニール屋根があり、全天候型で安心。

「食べ方はわかってるから、もぎ方を教えます。サクランボの実と反対側(上)に枝を引っ張って軸ごと取って。種はその辺に捨てていいから。んだ、んだ(全部山形弁なので、大体こんな内容)」

わーい。

たわわになるサクランボ。

どの木にしようか、あれこれ食べてみると、木によって甘さが違います。

お気に入りの木を見つけて、取る、食べる、種を捨てるを黙々と繰り返します。

最初は自分の背丈くらいのを取っていたのですが、脚立に上り上の方の実を食べてみたところ、更に甘みが強いことを発見。

枝を大きく張った老木?の上の方の太陽をたくさん浴びた、まん丸艶々の実が最高。

50個までは数えていたものの、どうでもよくなり、とにかく食べる、食べる。

制限時間は1時間ですが、さすがに20分も食べ続けると満腹。

我に返って、家人を見つけ「何個たべた?」

「20個くらい」

「え~!?たった20個!?少な~」

「食べすぎるとお腹痛くなるから~」

その分も頑張って食べよ。と、しばし休憩をしてラストスパート。

 

帰りのタクシーで「お客さん、サクランボたくさん食べました?(実際は山形弁)」

「思う存分食べましたよ~」

「夜、お腹ひどいことにならんといいですがね~」

ん?調べてみると、サクランボ中のソルビトール(糖アルコール)が、下痢や腹痛、ガス(おなら)産生を誘発するそう。

食べすぎれば…ですが。

明らかに食べすぎています…

 

 

せっかくなのでと、予約した名物の麩料理も食べて、胃はパンパン、あとは散策。

 

山形に到着から出発まで、わずか5時間半の滞在でしたが、思い切って飛んでみて良かったです。

でないと、この先も『サクランボ狩り、サクランボ狩り』と気になって仕方がないかも。

先取りした夏休み(お盆休み)の一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

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2016.6.28 イレギュラーな日曜の夜

日曜日の夕方は余程のことがない限り、『笑点』を見てゆっくりとした時間を過ごします。

月曜日からの仕事に備えて充電。

日曜日の夜の外出は極力しないことに決めたのは、いつ(何歳)頃からでしょうか?

 

珍しく日曜日の夕方から街へ。

新栄の名古屋市休日診療所の夜間当番。

午後5時30分より9時までの出務。

いつもは副交感神経優位になる時間帯なのに、今日は交感神経優位。

頭も冴えます(冴えないと困りますが)。

 

少し前に到着すると、患者さんらしき人々が待合室に。

今回はどんな患者さんに出会うのだろう?

 

子供は、結膜炎、アレルギーがほとんど。

犬を触って、目やその周囲がパンパンに腫れてしまった子も(おそらく犬アレルギー)。

コンタクトレンズによる角膜の傷は、「飲み会で外すの遅くなって~」と言い訳するカラーコンタクトの若い女の子。

鉄粉が入った、業務用洗剤が入ったなどの緊急性のある男性陣は、きっと日曜の夜まで仕事なんだろうな~と同情を寄せながら、診察。

処置と今後の対応を説明。

何となく心配で来て、心配がないことを確認して帰る高齢の方も。

何はともあれ、無事終了。

 

地下鉄への道すがら、カフェやバーが目につきます。

こんな時間に、一人で入ったらカッコいいだろうな~などと、ドラマのような『仕事する都会の女性』(一応私も仕事してきた女性)に憧れるも、その勇気もなく、家路を急ぎます。

よい子は早く帰って寝る。

帰宅して、自分に『お疲れ~』とビールで行きたいところでしたが、ただでさえ興奮している身、飲んだらますます眠れません。

ビールよりも睡眠を優先させるオバサン。

 

週の始めのお楽しみは、録画『笑点』から始まります。

 

 

 

 

 

 

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