2023.8.22 何しにカンボジア? その1

比較的短期間で行ける東南アジア。

世界遺産・アンコールワット遺跡群を見尽くす!+α(個人的興味&好奇心)の旅。

 

アンコールワットは遺跡群の中でも、抜群に知名度が高くその美しさも有名です。

しかし、それ以外にもアンコールトムやまだ修復中の遺跡(寺院)がたくさんあります。

 

ガイドは現地のTさん。

日本語がペラペラです。

聞けば、20年前に仕事先の日本人から日本語を習い、その後私塾で勉強を続けているそう。

日本渡航歴はなし、憧れの日本にいつか…と貯金に励んでいるとのこと。

 

アンコール遺跡の歴史。

仏教寺院、ヒンドゥー寺院、両方が融合した寺院。

建物・壁画・像の説明。

メモ魔の院長に、復習の意味でTさんが質問(説明の確認)。

書くけどすぐ忘れている院長(記憶力低下甚だしい)。

しかし、3日間いくつもの遺跡群を訪ねて話を聞くと、古代9-12世紀のクメール王朝時代の偉大さが偲ばれてきます。

寺院の壁画は、天国から地獄の様子まで、中には恐竜の絵(この時代に何故?は謎)もあり、書物のない時代、壁画が図書館の書物の役割を果たしたのだとか。

カンボジアが、宗教戦争、民族戦争、内戦など戦争ばかりの歴史の国であることも、石像や宝物の損傷・紛失が物語っています(Tさん説明あってこそ)。

1日当たり約2万歩、アップダウンも激しく、院長より年上と思われる人は見かけません。

遺跡群を堪能するなら、体力は絶対!

普段の筋トレの成果が発揮できました。

アンコールワットの朝日鑑賞(5時から開園)や、空港では、老若男女・世界中の人がいたので、見るだけの人が圧倒的に多いのかもしれません。

 

Tさんは

『農村部と農村地の違いは何ですか?』

『崩壊と破壊の違いは何ですか?』

『連日を言い換えるとどういう言い方がありますか?』

などなど、ガイドの時に疑問に思った日本語のことを尋ねられるので、私もネイティブとして回答します。

『とても勉強になります、知識増えました』

車で移動中も『何でも聞いてください。答えられることなら何でも答えます』とTさん。

日本語で質問を受けるのも好きそうなので、院長も質問攻めです。

遺跡については勉強不足で、深い質問は出来ません。

しかし医療や文化には興味があるので、あくまでも一日本人の観光客Ms.HASEGAWAとして色々尋ねてみました。

 

Tさんは、医療については専門外なので、あまり詳しくありません。

また前提として、滅多に病院にかからないから。

と言うより、かかれないから。

この国は、公的医療保険制度はないとのこと。

公務員は何か優遇があるらしいし、民間の医療保険に入る裕福な人もいるそうです。

ガイド(国の認定要)は自営業。

Tさんも保険未加入、受診すれは100%自費です。

そのためか、町のあちらこちらに薬局を見かけます。

何か症状が出たら、薬局で薬を購入。

数日~数週間様子を見ても改善しなければ、病院へ行く構図。

医師の数も少なく、医療レベルもあまり高くないので、富裕層は私立病院や外国に行ってしまうそうです。

日本の皆健康保険制度、フリーアクセスで負担も0~3割。

僻地医療の課題はあるものの、概ね医師全体数は多く、医療レベルも世界水準の日本。

Tさん『日本の国、大変羨ましいです』

 

次回に続きます…

こちらもご覧ください

何しに台湾?  その1

何しに台湾?  その2

カテゴリー: 健康 公センセの日常の出来事

2023.7.4 目の神様 in 仙台

先日は仙台で学会。

仙台と言えば、学会以外に気になる場所が。

目の神様ミーハー(罰当たり)の院長としては、マークしておいた目の神様にお参りに行かねば!

 

青麻(あおそ)神社と言います。

地図で調べると、『宮城県民の森』の中にあるそう。

基本、公共交通機関+自分の足で移動派の院長。

東北本線で仙台から北上し、岩切駅下車。

そこから神社までは5キロちょっと。

表参道は桜の名所だそうです(今回は時期外れ)。

歩けない距離ではありません。

 

しかし、目指すは森と言うより小山。

天候は小雨。

フォーマルではないものの、仕事で通用する格好。

 

駅前のタクシーに乗ります。

タクシーはぐんぐん坂を上がり山の上へ。

通りすがりの人影も車もなく、タクシー乗車でさえやや不安です。

徒歩決行せずに良かった!

 

言われは…

岩切村の山中に青麻権現社があった。

高さ1丈余りの岩窟があり、古来大日・不動・虚空蔵の三佛を祭ると伝えられていた。

純朴正直な青年が、長く目を患い、遂には失明に至った。

1682年4月1日に、一人の老人が、天を拝み黙禱(もくとう)するように告げた。

『吾はお前が純朴なので、目が見えなくなったのを憐れに思う。お前が吾が教えに従えば程なく病は癒えるであろう』

青年が毎日拝み続けることで、30日余りで目の病は全快した。

再び、老人が現れ、名を問うたところ、源義経公の臣下であった日立坊海尊とのことであった。

その後、海尊仙は、この岩窟に入られたとのこと。

 

現代の眼科では、失明は病気のエンドステージで、不可逆な状態です。

わずかな光でも感じられれば、失明ではないので、可逆的な(良い方向へ)期待が出来ます。

そして、その最先端は、iPS細胞を網膜に移植する研究・治験です。

 

しかし昔々であれば、目が見えなくなった=(現代の)失明ではないのでしょう。

おそらく、極端な近視や遠視もなく(もっとも、細かい文字を書いたり読んだりする機会もほとんどなく)、平均寿命も短かった(加齢に伴う現代の病気が発症する前に寿命が尽きた)ので、生活するうえで支障になる眼病はほとんどなかったのだと推察します。

感染症(結膜炎や角膜炎)は、当時のほうが、治療困難を極め(点眼薬なし)、眼病の主な原因だったかもしれません。

当時の生活での不自由さが生じた時点で、失明と定義されたのかも。

 

現在の眼科医は科学者ではありますが、心の拠り所としての寺社参拝は、日本人だからか?院長だからか?

今回も、患者さんのためにお参りします。

自身にも眼科医としての能力をもっと授けてください(願うだけでは叶いません)。

 

待たせておいたタクシーに乗って下山します。

帰りも誰ともすれ違わない不思議な道でした。

 

再び仙台駅に戻り、大好きだけどなかなか食べる機会のない『ずんだ餅』を。

一口頬張り『幸せ~』

若い子たちはずんだシェイクを頼んでいたけれど、お餅が王道でしょ~

 

今回も、迷医の院長がすがる?お守りをいただいてきました。

もちろん、院長も自己研鑽します。

 

■目の神様シリーズはこちらからご覧ください

やりなおしたい?

初めての御朱印

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目の霊山

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鎌倉好き

医者も祈願する!?

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2023.6.27 何しに台湾?  その2

前回からの続きです。

 

台湾では、近視矯正手術やオルソケラトロジーも盛んです。

日本では、眼科医がオルソケラトロジーの講習を受け認定を受けて始めます。

当院でもガイドラインに沿って実施しています。

さて、近視大国?の台湾ではどうなのか、眼科の窓口に行ってみることにします。

 

大きな眼科です。

扉には、医師の名前、治療項目が書いてあります。

日本と同じ表記もあれば、中国語特有の表記も。

屈折手術をした有名人の立て札があります。

オルソケラトロジーについて聞きたいと言うと、隣接の眼鏡屋さんを紹介されました。

 

日本では、現在オルソケラトロジーは、近視になり始めの早期介入が勧められ、中等度近視までが良い適応とされています。

大体小学生位から中学生までの装用が多いようです。

 

一通り聞いて、息子の年(20代)と近視度ではどうか尋ねてみました。

(日本では、適応外となる年齢、近視度)

眼鏡屋さんは慣れた様子でオルソケラトロジーのパンフレットを見せ、息子の年齢でも可能だが、片眼は近視がより強いので料金は○○台湾ドル余分にかかることを説明してくれました。

きっとオーダーコンタクトレンズのデザインが変わったり、時間をより要するからなのでしょう。

 

ミッション2

オルソケラトロジーの適応範囲は日本より広い。

オルソケラトロジーは眼鏡屋さんの担当。

 

オルソケラトロジーが眼鏡屋さん担当なら、コンタクトレンズも眼鏡屋さんの担当です。

『コンタクトレンズを買いたい』と伝えると、

1デイか2週間タイプか?

日本では、1か月タイプや通年性のSCL(ソフトコンタクトレンズ)、ハードコンタクトレンズがあります。

台湾では、1デイか2週間のSCLのみ。

以前使ったSCLがあれば、同じ商品を勧められます。

種類は日本より少ないようです。

遠近両用SCLもありません。

『眼科に行かなくてもいいのか』と聞くと、必ずしも必要でないとのこと。

コンタクト初めてまたは希望すれば屈折検査(機械でどの程度の近視か測定)をしてくれます。

その値からSCLの度数を選んでくれます。

初めて台湾製のSCLを見つけました。

値段は、他の外資系SCLに比べても、一番の高価格です。

『なぜ、これはそんなに高いのか』と聞くと、シリコン素材の高品質で、保存液にはヒアルロン酸配合とのこと。

『せっかくなのでそれが欲しい』と言うと、遠近がない(院長老眼あり)ので、両眼遠方重視で近くを見るときに眼鏡をかけるか、片眼視(片眼で遠くを見えるようにし、もう片眼で近くを見えるようにする)を提案されました。

この辺りは、しっかり説明してくれます。

『試しにはめてみて、フィッティングと視力を測ってほしい』と言うと

???

日本の眼科での処方を話します(一般患者として)。

相互理解に至る、この時間が長かったです。

中国語トライ→英語トライ→翻訳アプリ。

苦笑しながら店員さん。

『試してみるとか、はめてから視力を測るというシステムはありません!』

『買ってから付け心地や視力の出が悪かったらどうするの?』

『まずは買ったのを使ってみて、次回別のを試(購入)しましょう』

 

ミッション3

台湾ではコンタクトレンズは診察なしで買える。

ただし、かなり自己責任部分があることも忘れず。

日本の眼科医による処方は安心(眼疾患の有無も確認)!

 

ほんの少しの中国語+少しの英語+翻訳アプリで気になっていたことを解決。

行かなきゃわからなかった。

中国語玉砕のリベンジは…します!

 

こちらもご覧ください。

2023.6.13  近視進まないで~

 

カテゴリー: 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2023.6.20 何しに台湾?  その1

近視関連の学会や話題が多くなってきた近年。

オルソケラトロジーも含め近視関連の論文を読んでいると、意外に中国・台湾・シンガポールといった東アジア発が多いことに気が付きます。

論文は英語なのですが、何篇も中国・台湾・シンガポール…と出てくると、近い外国だしいつか行ってみたい…

そんなきっかけから約1年前独学で中国語を開始。

腕試しも兼ねて一番行きやすそうな台湾行きを決行!

与那国島から見えたくらいだからね~

 

中部国際空港から台湾桃園国際空港へ。

人々の顔は似ていますが、中国語が飛び交います。

来ちゃったけど、大丈夫?

 

今回のミッション

1.台湾の小学校での近視進行予防の取り組みを聞いてみる

2.台湾でのオルソケラトロジーの話を聞く

3.台湾でコンタクト処方をしてもらう

 

故宮博物館を観覧していると、小学生の集団がやってきました。

小学3~4年生くらいです。

20代男性の先生が、注意を述べた後、自由観覧となりました。

チャンス!

すすすーと近づき

『初めまして。私は日本から来た眼科医です。2時間以上の屋外活動で近視を抑制したという台湾の論文を読みましたが、現場ではどうでしょうか?』

初対面なのに、かなり図図しい日本人オバサン(院長)。

若い先生は、警戒することなく(いい人だった~)対応してくれました。

ちなみに、最初の2文(中国語)は練習してきたからスムーズ。以後、文にならず…途切れ途切れ…だんだん英語に…

先生も、最初は中国語でゆっくり話してくれましたが、院長に合わせて英語で。

しかし、双方とも医学用語や教育用語など微妙なニュアンスが伝わらず、後半は日本語・中国語翻訳アプリの登場となりました。

アプリ恐るべし。

子どもたちが珍し気にどんどん集まってきました。

『何してるの?』『この人だれ?』って感じで。

どの国の子供も同じ。

 

まとめると…

小学生の近視の増加は、学校も気づいているし、気にしている。

厳密に何時間屋外活動とカリキュラムに取り入れられてはいないが、担任ごとに努力はしている。

例えば、昼休み90分の間はPCやテレビを見ないように指導。

月に一度は野外活動を計画。

先生は、『名古屋』や『三重』の地名や日本語も少し知っていて、大学で学んだとのこと。

 

別日に出かけた台湾民主記念館でも、同様の答えが。

この時は、小学1年生だったせいか、屋外でもさらに賑やか。

また、あちこち行かないように複数の先生が号令を。

天気の良い日だったので、バイオレット光も良く浴びました。

 

屋外活動が良いということはわかっているが、厳密に管理されているのではない。

(論文は、方法をきちんと設定したうえでのデータ)

しかし、教育の現場は何処も学童近視が少しでも進行しないように、努力している。

 

博物館からの帰り、タクシーに乗ってホテルを告げると、運転手さん『?』

地図は日本語と英語表記。

大きなホテルです。

しかし、ホテルも中国名で言わないとわからない運転手さんでした。

メーターは上がる、ちっともホテルに着かない…

どうしよう…焦っていると、交番の前で停車。

『場所を聞いてくる』(速い中国語で聞き取れず)と言ったよう。

戻ってくると、中国でホテル名を言いグ~の合図を。

ホテルはすぐそこでした。

メーターより安くしてくれて、謝ってくれました(ここは聞き取れた)。

『謝謝』

 

ミッション1終了。

続きます。

 

近視関連についてはこちらもご覧ください

2023.4.11 2023日本眼科学会総会

2020.5.26 ステイホームで見すぎちゃう

2018.3.6 子供の近視

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2023.6.6 やりなおしたい?

眼科医なのに?眼科医だから?目の神様にお参りするのが好きな院長。

偶然『やりなおし神社』を知りました(神様繋がり)。

名前からして気になります。

 

新大阪からJRで淀川を渡り、梅田から阪神でもう一度淀川を渡ります。

名古屋からの道中、やり直すなら…?いつ?何を?と、仮定法の妄想を膨らまそうとする院長。

そもそも、やり直したいか?

50年以上生きていると、仮定法の世界では生きていけません。

『たら、れば』然り。

結果として今の自分がある、良くても悪くても向き合うしかありません。

人間生きていると、強くなる(鈍感化?)と感じます。

 

さて、神社のある最寄り駅に到着。

やや下町の住宅街といった印象。

 

グーグルマップで神社を目的地に。

少し歩いて行くと、順路からずれています。

立ち位置から向きが分かりづらいのは院長だけ?

建物や交差点名などが記載されている地図があったらいいのに…と痛感するアナログ派。

 

少し先のスーパーの店先で、大阪のおばちゃん(といっても院長世代)が二人立ち話。

名古屋のおばちゃん(院長)、早速駆け寄り、目的地を尋ねます。

『ここ真っ直ぐ行ってな、信号渡らんと手前の道を右に行って~そしたら神社が見えてくるで~』

お礼を言って言われたように歩いて行くと目的地。

尋ねて正解!

グーグルより親切確実!

 

『やりなおし神社』は、正式には『姫嶋神社』と言います。

阿迦留姫命が新羅の王子の妻となるが、夫に耐えかね祖国に逃避行。

摂津の姫島で再出発し、女性たちに機織りや裁縫を教えたそうです。

そのため『決断と行動の神様』と信仰されてきました。

また、大阪大空襲により社殿などが焼失。

戦後の再起を図る人々と信仰も重なり『やりなおし神社』とも言われるようになったそう。

 

『たら、れば』ではなく、『一からやり直し』の現実派の神様でした。

 

かなりこじんまりした神社です。

参拝者は、3組(自分含む)。

 

授与所で、ホタテの貝殻、ペン、直径15センチ位の赤い布玉をもらい、説明を受けます。

 

1.ご本尊参拝

2.帆立絵馬(縁起の良い帆立の貝殻が絵馬)に目標や夢を書く。

(必ず期限も一緒に書くこと)

3.目標や夢を叶えるために断ち切らなければいけない事を赤玉(断ち玉)に念じる。

4.はじまりの碑の穴を通り抜けるまで、赤玉を投げる。

(碑に穴が抜けてあります。ボール投げの苦手な院長は5回目でやっと通過)

5.帆立絵馬を碑にかける。

(ホタテのツリーみたいになっています)

 

目標や夢に対して、期限を設定、目標達成のための断つべき事柄・邪心を挙げること。

自己実現のための手引き書のような手法。

斬新な願掛けです。

 

戦後の再起復興と比べれば、とても小さな自分の目標を書いて、教えられたように祈願。

他の絵馬にも、具体的な目標が多く書かれていました。

 

一組の中年カップルは、何をやり直し?

キャリーケースの若い女性は、何やら訳あり気。

 

いただいたお守りには『順風満帆』の文字が。

 

順風満帆の人を見て羨ましいと思った若い頃。

順風満帆に見えても、見えないところで苦労はある(あったはず)し、努力もしているはず。

人生後半戦になると、よくわかります。

 

駅に戻る途中、先ほどのおばちゃんたちはまだ立ち話中。

大阪弁が心地よい。

 

阪急電車の旅も良かったのですが、阪神電車の旅も面白そうです。

新大阪に戻ると、車体にパンダの特急くろしおが。

強行軍のJR旅も良かったな~

 

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阪急電車 続き

 

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2023.4.25  八重山にとって…

先月陸上自衛隊が石垣島に駐屯地を開設、その後安全保障についての報道が目に留まるこの頃。

 

石垣島は、昨年島医療・へき地医療への好奇心で訪れた島のひとつ(もう一つは与那国島)です。

石垣島にある八重山病院は、八重山諸島の中核を担う病院。

 

これから就職活動をする医師(老若男女問わず)ではないので、何で?と思われるも、院長(私)熱意により見学許可。

事務方のYさん(THE沖縄姓)に丁寧に案内していただけました。

 

宿泊したホテルの創業記念誌があり、それを暇に任せて読んだのですが、八重山の医療・八重山病院についても書かれており、病院見学前に予備知識が付きました。

 

抜粋すると

2011年に内科医9名中8人退職を受けて地域で『八重山の医療を守る郡民の会』が発足。

八重山病院から移動退職医師たちに感謝状を贈り、新赴任医師たちに歓迎行事を行った。

県や議会に老朽化した八重山病院の新築やドクターヘリの導入などを要請。

島の3高校対象に、医療・介護人材啓発事業(医療職を自前(自島)で育成)。

 

八重山病院は2018年に新築移転。

旧石垣空港跡地に建設。

とてもきれいな病院です。

各専門科がありますが(眼科は休診中)、総合診療医(いわゆる島医者)の育成に力を入れています。

地域医療の研修病院として、全国から研修医が来ていました。

分娩は、島内でここだけなので、大忙し。

未熟児のためのNICUもあります。

小児科も大忙し。

外科・脳外科も大忙し。

特に一人科長では24時間オンコールです。

時間外窓口に救急?患者も多く待っていて驚きました。

 

移住者が多い島ゆえ、都会と同様のニーズが求められるようになっているとのこと。

限りある医療資源(島という特性)を患者側からも考えないと、医療が疲弊してしまいます。

 

海が好きな医師が多いそうですが、島で働くモチベーションとしてはありだと思います。

ON/OFFは大事。

 

潜水病のための高気圧酸素治療室は、島ならでは。

精神科は、こころ科と称され、病棟の入院患者さんも少ないそう。

地域で見守ることが根ざしているのか…?

 

最後にヘリポートへ案内されます。

石垣島も離島ですが、周囲のもっと小さな島々からの急患を受けたり、薬品など物資の空輸にもヘリコプターは必須です。

海上保安庁と自衛隊のお陰で島の医療が成り立っている。

島人にとって、(医療においては)身近な自衛隊のようです。

与那国島も石垣島も周囲の離島も行き来は、空路か海路しかないのですから。

 

色々な人がいて色々な仕事があって…まだまだ知らないことばかり。

かりゆし姿でビールを飲みながら、もの思う院長でした。

生ビールの泡にラテアートみたいに『ハイビスカス』の絵が。

他の2種も描いてもらいたくて追加2杯。

『沖縄来たらORIONでしょ』(の文字)

『シーサー』(の絵)

明らかに飲みすぎた夜でした。

 

『自衛隊』は与那国や石垣の医療をめぐる小さな旅を思い出させます。

与那国島ではレンガ色の駐屯地を横目に海沿いを自転車で走りました。

 

LOVE&PIECEを願います。

 

*5月2日公センセの部屋はお休みです。

 

 

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2022.12.20 リアルDr.コトー  その3

翌朝、前日の雨風は止み(と言っても時々降ってくるのが島の気候らしく、何回か降ります)、島内を電動自転車で周ることにしました。  →前回の記事はこちら

与那国島は一周27キロとはいえ起伏が激しいとのこと。

島に沿って道があるので、走っていきます。

サトウキビ畑を横に、ひびの入ったアスファルトを進んでいきます。

晴れると一気に日差しが強い!

日焼け止め塗っておいてよかった。

石垣島の子供には瞼裂斑(瞼裂班)が多いという論文がありましたが、納得。 → 「目が黄色い」

加えて、白内障も進行しやすいだろうな~

展望台に行っても、与那国馬の放牧場を通っても人はいません。

念のため、グーグルマップに次の目的地を入れることにしました。

 

Dr.コトーの診療所を目指します。

ひどい急斜面を降りることになり、途中自転車は置いて進みます。

テレビで見たDr.コトーの志木那島診療所。

一昔前の診療所(昭和~)って感じです。

既にリアル診療所に行き、リアルDr.コトーに会った後もあり、感動はそれほどでも。

でも、自身が離島医療を勉強するきっかけとなったので、見ておかねば。

 

自転車を置いた場所までの上りの急勾配、更に自転車を押しての急勾配に泣きそうになります。

徒歩用にマップを設定していたようで、狭い獣道みたいな経路にはまり込んでしまったのです。

人影は全くない。

役場か診療所にヘルプ!?は避けなければ(いい迷惑)。

過酷な筋トレを課された…のだと言い聞かせ、歯を食いしばり脱出。

 

日本国最西端之碑。

ついに日本の最西端に。

2019年に丸木舟で男女5人が台湾から45時間かけて与那国島にたどり着いた記録が。

それだけ近いということ。

事実、以前は台湾との行き来が盛んな島だったそうです。

 

クルマエビの養殖場・製糖工場を通れば、ここの産業医は?

小・中学校を通れば、学校医も診療所医師が兼務だけど、眼科医は?歯科医は?と、思うこと色々。

 

約半日で1周出来ました。

起伏の多さと急斜面獣道迷い込みにより、体力消耗激しい院長。

ほぼ誰にも会わない道路。

ただの観光というより、ダイビング・釣りの客が多いようです。

 

もし眼科の診療のお手伝いができる日が来たら…

不安もありますが、自身の経験があれば役に立つのでは…とも。

目下、自身のフィールドは『眼科はせ川こうクリニック』。

20年以上にわたる患者さんの眼の健康を最後まで守ることが、一番の使命だと思っています。

離島よりは恵まれた立場ですが、地域医療の信念は変わらない。

総合内科ではないですが、総合眼科(造語)として何でも受け入れる姿勢は貫きたいと思います。

 

与那国空港はとても小さな空港です。

Dr.コトーのポスターが貼ってあります。

島には映画館がないのですが、町の体育館で上映会が開催されたとのこと。

映画館もなくてもいいけれど、あると嬉しい施設のひとつ。

商店も島に数件あるのみで、商品は非常に限られています。

厳しい現実はこんな所にも。

 

なぜか空港の待合室は賑やかというか騒々しい。

中学生たちがおしゃべりしたり、ふざけあったり。

行き先は石垣島。

『何かあるんですか?』気になるオバサン(院長)質問。

『バスケの試合に行くんです』

飛行機に乗って、バスケの試合に!?

離島の飛行機は、こちらの地下鉄と言う感じでしょうか?

島で生まれず(産科施設がない)、生後少し経ってから島に戻ってきた子たち。

高校がないので、15歳になれば島を出ることになる子たち。

 

今回、いつもと違う学びや、考えることが大容量。

離島医療の重みを感じた与那国島の医療体験でした。

 

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県立八重山病院(石垣島)は別の機会に。

今年も一年ありがとうございました。

 

こちらもご覧ください

 

 

 

カテゴリー: 健康 公センセの想い

2022.12.13 リアルDr.コトー   その2

与那国島へは、プロペラ機で入島します。  →前回の記事はこちら

蒸しっとした暑さと、ひどい強風と雨(突然降って突然止む)。

南の島~のイメージは到着後、すぐ打消し。

 

島は周囲約27キロ。

人口は1700人弱(ちなみに当院がある名古屋市緑区は約25万人)。

与那国診療所は、島に3つある集落の最も中心の集落にあります。

町立ですが、地域医療振興協会(JADECOM)の管理となっています。

所長(といっても医師一人)こそ、リアルDr.コトーのS先生です。

S先生は、JADECOMの理事ですが、先月で医師不在になり、急遽那覇から与那国に移住し、診療されています。

無医島にするわけにはいきません。

沖縄県には離島が多くあり、JADECOM、県立病院からの派遣、その他経路で医師が診療に従事しています。

みんなリアルDr.コトーです。

 

この日は、割と一般的な病気ばかりだったので、救急搬送をしないといけないケースはありませんでした。

電子カルテが導入されており、CTも設置。

地元の患者さんはそれほど多くないのですが、観光客の増加に伴い多忙になる時も。

一応何でも見ないといけないので、総合診療の現場でもあります。

そのため、初期研修医の地域医療実習機関にもなっており、1年目の医師が1か月研修に来ていました。

いい年をしたオバサン医師(院長)が突然何しに?と、当初、不審そうな目。

そうですよね~(ちゃんと、自分の経歴を説明)。

 

島の医療体制で限界と思ったら、すぐ石垣島や本島(沖縄)に紹介するのが、離島医療の約束。

一人で抱え込まないのは、何処の医療でも同じ。

ヘリや飛行機・船で島外の医療機関に受診して、軽症なら何より。

手遅れにならないように見極めることは、島医療で大事なことです。

Dr.コトーは一人で大手術もしてしまいますが、それはドラマならでは。

 

眼科・皮膚科・耳鼻科・整形外科・産婦人科は月に一回2~3時間外部からの医師による診療があります。

数時間の診療なのは、医師が日帰りのため。

 

カバーが掛かった眼科の機械は、割と新しい。

外来開設に合わせて導入したとのこと。

しかし、最低限のものしかなく、特に眼科は精密光学機器の発展が著しいので、初期の診療にとどまらざるを得ない歯がゆさを感じました。

緑内障のフォローは難しい…

 

先日、鉄粉が入った患者さんが来院。

取れず、石垣島の眼科へ紹介したとのこと。

『どうすれば?』と聞かれ、『眼科医なら顕微鏡下で鉄粉を削り取ります(お手の物)』と答えるも、眼科医でも顕微鏡がない場合は無力だ…と気付く院長でした。

 

産婦人科も月に1回。

妊婦は予定日1か月前になると、島から出て、石垣島や本島・里帰り出産の準備をします。

それ以前に破水でもすれば、ヘリで搬送です。

 

島に暮らす人は、島医療の限界を知っているから、島外に行くことにはそれほどハードルが高くないようです。

石垣島へは、飛行機で25分、フェリーで4時間ですが、生活用品や診療など結構日常的に出かけることが多いようです。

 

民宿の食堂で3人で夕飯を。

ひどく疲れていた院長。

お疲れさま!の一杯が欲しいところ。

S先生は飲まない(飲めない)のだとか。

常にオンコール。

携帯の119が鳴ったら出勤です。

離島では、飲めない体質の方がいいようです。

土日は休みですが、島外からは出られません。

かといって、島内で何をするかというと…?

好きな趣味やすることがあればいいのでしょうが。

院長も若い頃、岐阜の地方の病院に赴任、仕事後は手持ち無沙汰になった記憶が。

結局、地元のオジサンオバサン(と当時は思っていましたが、50~70代)の文化人サークルと称する飲み会に入れてもらいました(一応紹介承認制)。

代診の派遣でまとまった休暇がとれるような制度はあるそう。

医師も人間、解放される時間は必要。

 

島医療の熱い話を聞きながら、医師の生き方あれこれ、自分の来た道あれこれ交錯。

布団に入ってもなかなか寝付けませんでした。

 

*次回に続きます*

カテゴリー: 健康 公センセの想い 公センセの日常の出来事

2022.12.6 リアルDr.コトー  その1

地図を眺めるのが大好きな院長です。

行った所は、回想を。

行ったことがない所、行ってみたい所は想像・妄想を。

 

北は稚内・利尻島・礼文島まで(学生時代)。

南は石垣島まで(家族旅行)。

石垣島は、子供たちが小さい頃だったのでマリンスポーツ三昧。

そして、西表島を筆頭に周囲の離島観光。

ドタバタの珍道中だったけれど、過ぎてしまえば懐かしい思い出(親だけ)。

 

さて、石垣島・西表島を南下すると、日本の最西端の島『与那国島』。

どんなとこだろう?

以前から気になってはいたものの、行くにはハードル高し。

名古屋から1791キロ。

石垣島から117キロ。

日本最西端の岬の先は、111キロ先の台湾。

 

与那国島は『Dr.コトー診療所』のモデルにもなっている島です。

吉岡秀隆さん演じる主人公『Dr.コトー』と島の人の医療をめぐるヒューマンドラマ。

自身の吉岡さんのイメージは、『北の国から』の純、『男はつらいよ』の光男。

どちらも、ほぼリアルタイムで見たので、院長の年代が分かるというもの。

『Dr.コトー診療所』は、現実にはない虚構(医療ドラマはほぼそうです)で職業柄興味もなく、つい最近再放送で見たくらいでした。

 

院長は、旅先・学会先で、つい病院や医院の看板や建物に目が行ってしまいます。

ここでどんな先生がどんな診療をしているのだろう?

地方に行けば尚更で、時には宿の人に質問してしまいます(変人の客かも?)

 

Dr.コトー診療所のロケ地やモデルの診療所が今もある与那国島。

リアルな診療所が実在するはず。

実際、町立の与那国診療所があります。

そこではどんな医療がされているの?

架空の島『志木那島』でなくて、与那国島のリアルDr.コトーに会いたい。

離島医療を知りたい、勉強したい!

動き出した知的好奇心は止められず…

手紙をしたため、電話をし…と、我ながら驚くほどの積極的なアプローチにて、見学出来ることに。

 

実は、院長は過去に一度だけ離島医療に従事したことがあります。

まだ、大学病院にいた頃。

当時、鹿児島のある離島に月に一度、ローテーションで外勤がありました。

土曜の朝に名古屋空港(小牧です)を発ち、鹿児島で別の飛行機に乗り換え、島へ。

土曜の午後と日曜の午前診療を終えて帰路に。

1か月に1度の外来に、多くの患者さんが来院されたこと。

急を急ぐ病気や、経過を見ないといけない患者さんは、奄美大島や鹿児島に送るしかなかったこと。

他科の医師と話して、色々な生き方・働き方があるのだと知ったこと。

大学病院しか知らない若造(院長)は、結構な刺激を受けました。

 

*続きは次回に*

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2022.11.1  鉄道応援!ワイン応援!

目洗いの湯の帰り。 →前回の記事はこちら

今回は、もう一つの目玉『ワインバレー列車』に乗ります。

長野電鉄の企画列車『特急ゆけむり~のんびり号』は湯田中駅から長野駅までを約1時間半かけて走ります。

ワインとお弁当を食べながら車窓を楽しむ列車です。

 

最近は各地で企画列車が走っていますが、院長も、念願の初乗車となります。

長野電鉄は、以前にも乗車歴がありますが、なかなかユニークな鉄道・駅です。

今回乗る『特急ゆけむり』、見たことある車両です。

小田急ロマンスカーを譲り受けたものだそう、なるほど。

中央の列車車両が地方鉄道で使われているのを見るのも楽しい。

 

コンパートメントには、お弁当が用意されています。

そしてグラスは一人2個。

地元ワイナリー各社のワインの紹介付きです。

 

この列車は、カウンターにグラスを持っていけば、好きなワインを好きなだけ飲めるというシステムです。

飲めない・飲まない人用には、巨峰ジュースもあります。

列車が走り出すと、乗客はワインカウンターへ。

 

院長もワイン好きなので、まずは軽めの白を。

お弁当のふたを開けると、信州鶏のハムから始まってお品書きがずらり。

駅前の閉まっていた食堂?みたいな所で作っているようですが、デパ地下に置いたらヒットすること間違いなし!のグレード。

別の白をもう一杯。

おいしい食事にさらにワインが進みます。

院長は、毎晩『お疲れ様1杯』というルールで飲んでいます。

本日はルール解禁なり。

 

ワイン(赤>白)はポリフェノールを多く含んでいます。

ポリフェノールの一種のアントシアニンは、青紫の天然色素で、植物を有害な紫外線から守る働きをしています。

強い抗酸化作用を持ち、目(白内障・加齢性黄斑変性症)や身体の老化防止に欠かせない栄養素と考えられています。

ポリフェノールは、体内で作ることが出来ません。

食事やサプリメントで摂取することが必要です(眼用サプリは眼科で取り扱いあります)。

特に、加齢とともに抗酸化物質の量も減っていくので、院長含めオバサン・オジサン世代は意識して摂らないと…

 

列車は見どころで速度を緩めます。

アナウンスに聞き入ります。

駅員さんが、お土産グッズを大きなかごに入れて回ってきます。

おやきやエリンギ握りずし・栗ようかんにビール、長電オリジナルグッズなど。

駅員お兄さんのアタックと長電(長野電鉄)応援魂もあり、1種類ずつ買い求めます。

 

しばらくすると小布施駅に。

ここは栗が有名です。

停車時間が長くとってあり、ホームに並んでいる栗やぶどう・梨などを買ってしまいます。

買ったものを持って乗り込むと、またまた駅員さんたちが『たくさん買っていただきありがとうございます!』

『長電だけでなく、地域振興にもなります』と言われれば、『買ってよかった、また買おう』と思うもの。

 

さっぱりした白から始まり、すっきり辛めの白。

軽くて柔らかい赤から、どっしりした赤。

ワイナリー・ワインによって、それぞれ個性があります。

美味しいごはんとご当地ワイン。

ルール解禁どころか、1週間分のワインを1時間半で。

 

かなりいい気分になって長野駅に降りた院長。

駅で、地元の野菜(卵やパン・豆などもあり)を買うことは忘れずに。

最後まで、長電応援。

 

その後1週間、禁酒したのは言うまでもありません。

もっとも、飲む気になれませんでしたが。

 

ポリフェノールは毎日少しずつ摂取がお勧めです(反省)。

 

詳しくはこちら

サプリメント

活性酸素と抗酸化物質

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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