今年はスギ花粉が非常に多く飛散しています。
スギ花粉症持ちの院長にとっては、久しぶりの当たり年です。
自身は、目の症状はなく鼻に出るタイプ。
くしゃみ鼻水鼻詰まりがここ数日で一気に悪化し苦しい思いをしています。
(院長が鼻声なのはそのせいです)
院長がここまで悪化したのは…
初期療法を今年は開始しなかったこと。
初めて花粉症症状が生じて以来、気を付けていたのは、たとえスギ花粉症が生じたとしても最小限・生活に支障がない程度にしようとするための治療。
スギ花粉が本格飛散する少し前から、抗アレルギー点眼薬や内服を開始すると、アレルギー反応が抑えられます。
もちろん、花粉の曝露を控えることや、花粉を室内に侵入させないことも大事です。
名古屋ウイメンズマラソンはいつも3月初めの日曜日。
10数年前にマラソンに打ち込んでいた院長は、花粉症対策(内服・マスクも付けて)しての練習・本番。
自己ベスト(4時間19分)を最後に勝手に勇退?した院長ですが、花粉症のためには良かったのかも⁈
例年2月初旬から内服の院長ですが、今年の2月は夏の地域・しかもスギどころか植物もない地域を旅していたので油断していました。
結局帰国してから辛い思いをしています。(ちなみにスギ花粉症は日本特有で、英語圏では牧草(hay)が主です)
目に来る人、鼻に来る人、どちらにも来る人とも初期療法は有効ですが、今年は時すでに遅し。
症状が出たら、速やかに受診しましょう。
毎年、ほぼ変わらず1年に1~2度来院の患者さんと再会するのもこの時期。
子供の患者さんの成長ぶりを見るのは嬉しいですが、結構アレルギー性結膜炎症状がひどくなってから。
しかし、前回の点眼薬が効いているなら(効いたから1回だけ受診)、もしくは変えた点眼薬が効いているなら、所見が大きく変わらない場合同じ点眼薬を処方します。
帰宅時の人口涙液での眼洗浄や、生活指導も併せて。
一昨年、アレルギー性結膜炎に点眼薬ではなく、軟膏(塗り薬)が発売されました。
先日勉強会があり、再度機序使用方法について確認。
1日1回まぶたに塗るとかゆみが軽減する。
大体決まった時間に1日1回塗ります。
まぶたを通して、結膜(まぶたの裏側)に浸透していき、かゆみを抑えます。
1日1回で簡便である、目薬が上手くさせない人にはいいと思います。
小児にも可能です(が、12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は未実施)。
また、目のかぶれや目の腫れには効果がありません。
その場合は、別の軟膏を処方します。
軟膏=まぶたの炎症に効くというイメージが先行する中、新発想の薬です。
アレルギー性結膜炎への効能はほぼ同じですが、化学構造や作用機序・点す回数・刺激などで異なります。
そこに患者さんの特性も加わってきます。
所見の程度・かゆみの感じ方・性格・年齢など。
新しい薬はどんどん発売されますが、新しければ良いというものではない。
目の前の患者さんに合った薬、というのが大事。
新しい薬は処方する価値はありますが、現状が安定していれば、変えずにというのが院長のスタンスです。
また、時にはステロイド点眼薬の追加が必要なこともあります。
これも眼圧上昇など副作用の有無を確認し、対処できる眼科医だからこその処方になります。
鼻づまりとガラガラ声で筋トレに行ったら、『花粉症の時は無理しないでお休みしてください』
しばらくおこもり生活。
おうちでドラマ三昧⁈WBC観戦⁈楽しみます。
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所用で沖縄日帰り。
空港を含め沖縄滞在時間は6時間半。
それでも一応旅です。
沖縄行きはいつもかりゆしウエアで。
沖縄へのささやかなリスペクトです。
那覇市内はゆいレールが便利。
一番前の席は前向きで運転席のすぐ後ろ。
前方が広く見える特等席です。
一番前に座りたくて、出発を一便ずらしたことも。
今回は時間がなく残念。
座ったのは、もうすぐ就活(話の内容から)の男子学生たち。
ゲームとおしゃべりに夢中で景色は全く見ていません。
話を聞いていても(聞こえる)楽しい年頃。
(景色見ないならオバサンに代わってよ~)心の声。
所用を済ませて残り数時間。
行きたい所、やりたい事は欲張らず絞るのがコツ。
今回は初めての福州園。
老師(先生)おすすめの場所です。
那覇市制70周年記念と那覇市と福州市(中国福健省)の友好都市記念締結10周年記念事業の庭園です。
春・夏・秋冬を建築物や石像彫刻・木々で表現。
どの場所から見ても絵になります。
静寂の中、時々すれ違う人々が話してるのは中国語。
それゆえ、中国式庭園と相まって異国にいる錯覚に。
併設のカフェで沖縄風かき氷を。
注文にきたスタッフが日本人ではなかったので、もしかして中国人?中国語実地チャンス!と思い、国を訪ねると
『ミャンマー』
あれま、それでもしばらく日本語で話をしました。
知らない誰かと話すのも旅の楽しみ。
北海道では杉植林がないので、スギ花粉症は発症しません。
沖縄は…というと、沖縄でもスギ・ヒノキは非常に少ないので、内地(本州)のようなスギ花粉症は発症しません。
琉球松(リュウキュウマツ)が2~3月に花粉飛散しますが、抗原性が低いので、ほとんど症状発症に至りません。
この時期沖縄暮らしもいいなあ~と見果てぬ夢。
名古屋は既にスギ花粉がいくらか飛散し始めました。
毎年予防的に早めに点眼開始する患者さん(早期治療が最も効果的!)、ムズムズやかゆみ・違和感を感じる患者さんは、すでに来院されています。
スギ花粉症の院長も既に開始済み。
昨年夏の暑さの影響で、例年比よりかなり多めの飛散予想です。
東海地方では特に津(三重県)市と静岡市は飛散非常に多しです。
素晴らしい庭園を満喫して帰ります。
スーパーや市場が大好きな院長。
地元の人が利用するお店を覗くのは楽しみ。
沖縄産のバナナ・パパイヤ・ドラゴンフルーツなどが並んでいます。
島バナナは嬉しくて買ってしまう果物のひとつ。
初めて沖縄県産の法蓮草・セロリ・サラダ菜を見つけました。
このような野菜が沖縄で栽培されているとは…
地元では当たり前かもしれませんが、沖縄と結びつかず驚き。
地産の野菜や果物を買うのも旅の楽しみ。
特筆すべきはサンマの塩焼き。
台湾産と表記。
『台湾産、ま?!(吉本新喜劇の茂三じいさん)。台湾サンマ?!』
サンマが台湾で獲れるの?
サンマ=北海道や三陸沖のイメージ、サンマ=台湾とは結びつかずまたまた驚きです。
沖縄と台湾の距離・親交を実感。
野菜や果物・魚をその日のうちに空輸(院長とともに)
なんて贅沢な法蓮草やサンマ達。
法蓮草もセロリも普通の味でした(何を期待した?)。
サンマは、普段食べている北海道や東北のものに比べると、スリムで脂がない感じ。
こういう経験もお楽しみ。
花粉症でクリニックも忙しくなります。
元気に仕事をするためにも、束の間の非日常は大切な時間です。
今年もスギ花粉情報が発表されました。
春に飛散するスギやヒノキの花粉数は
前年の6~7月の日照時間&前年春の花粉飛散量
が大きく影響します。
前年(2023)春は全国的に飛散数が多かったので、今年の雄花は前年より減少する見込み
また、東日本を中心に前年の猛暑で日照時間は例年比やや増加
ということで、今年の予想は…
大量飛散の前年(2023)と比べてやや減少の見込みです。
良かった、良かった…
スギ花粉症の院長も一安心と思いきや…
全国的にはやや減少なるも、愛知県では前年を上回る見込みとのこと。
名古屋市では、過去5年平均飛散数2916個/㎠に対して今年は4955個/㎠とUP。
患者さんは早期治療を開始するに越したことはありません。
眼科では、点眼薬が主で、内服や塗り薬を処方することもあります。
まずは、自覚症状がないうちから弱めのお薬を始めましょう。
回数も2回型と4回型がありますが、症状と患者さん(性格や生活様式)に応じて決めていきます。
同じ薬でずっと効く場合もあれば、花粉の飛散量や行動パターンの変化により、薬を変える場合もあります。
まずは、抗アレルギー剤から始め、きちんと使用しても効かない場合は、点眼の変更やステロイドの追加を考えます。
アレルギー性結膜炎がひどいと、レンズが汚れやすかったり、ゴロゴロしたりします。
コンタクトレンズを中止するのが最良ですが、その他、2週間タイプソフトコンタクトレンズ(SCL)使用なら1dayタイプにするのも眼への負担は少ないです。
更に、抗アレルギー剤がSCLに含まれている1dayタイプの商品もあります。
そのSCLを使用しているときは、抗アレルギー剤の点眼をしなくてもよい利便性があります。
また、SCLの上から点眼をして(眼科医の許可を得た場合)、点眼の水分でアイメイクが滲むことも防げます。
院長が、昨年ゴルフ場で使用した経験では、大変快適でした。
アウトドアで過ごすことがCL多いCLユーザーは、試してみるのも良いと思います。
アイメイクの滲み・崩れは、女性なら気になるもの。
院長は、遅まきながら(遅まきが多い)メイクレッスンに通って、お化粧の凄さを実感しました。
良い化粧品(発色とか)と、化粧技術で、見た目は変わることを。
40代の頃までは、素の目力で勝負!なんて思っていたけれど、目元こそしっかり手入れしないといけない50代(院長)でした。
点眼薬一滴入れても、多くは流れてしまうので、きちんと拭かないと目元の化粧崩れの原因になります。
また、中年以降の目元の化粧崩れの原因として、涙がよく出るという訴えもあります。
涙が継続的に出ている場合は、鼻涙管閉塞(涙の流れていく穴から鼻につながる管のつまり)の場合もあります。
しかし、多くは、中高年のドライアイによる現象です。
常に目の表面が潤っていないため、すごく乾いてくると、脳から涙を出す指令が強すぎて‘じゅわ~‘と出てしまうのです。
涙の質を安定させる治療をします。
院長も最近、風にあたると涙が出ることがあります。
眼鏡の時は、レンズに涙の水滴が付きます。
眼科医も長くなってきましたが、加齢による実体験も仕事に大きく活きていると感じます。
加齢=良いことでもある。
ポジティブシンキングです。
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来週の『公センセの部屋』はお休みです。
新聞やテレビ、ネットで花粉飛散情報が流れるようになってきたこの頃。
毎年の院長のアドバイスを守って初期療法(花粉飛散前から、症状が出る前から点眼や内服)を始めている模範患者さんも多数。
きっと一年の自分のスケジュールに、「花粉症治療を開始する・こうクリニック受診」などと覚え書きされているのだと思います。
点眼開始第1、第2クールが終わる頃ですが、未だ自覚症状はなし。
それでもきちんと点眼を続行。
素晴らしい!
院長が眼科医になった頃は、高齢者は花粉症になりにくい…と言われていました。
実際、60歳以上のスギ花粉症推定有病率は1987年では5%弱、1996年では10%です。
しかし、H28年度東京福祉保健局の調査では、都内のスギ花粉症指定有病率(全体)は増加傾向がみられ、60歳以上でも同様の傾向(35%弱)が見られたと報告されています。
院長研修医の頃から比較すると、子供だけでなく成人・高齢者とも花粉症患者さんが増加している印象を受けます。
また、今では、どちらかというと高齢者(60歳以上)に近い年代になっています(とほほ)。
現在2月半ばを過ぎましたが、ちらほらアレルギー性結膜炎の患者さんが。
「かゆい」はもちろんですが、「ショボショボ」「涙っぽい」「白っぽい目やに」などの訴えもあります。
そのうち、花粉飛散量がmaxになると「白目(しろめ)がぶよぶよ」も。
少しでも早く来院されることをお勧めします。
そして、プロアクティブ点眼を勧めます。
プロアクティブ点眼とは…
発症期間中は症状の有無に関わらず、抗アレルギー点眼薬を用法通りに使用する点眼治療のことを言います。
プロアクティブ点眼により、結膜中の薬物濃度を維持し、目のかゆみの発生を持続的に抑制できます。
「かゆい時だけ点せばいいですか?』
「かゆくなったら、2~3滴さしていいですか?』
の質問をよく聞きます。
「いけません!処方通りの回数でさしましょう。片眼1滴で十分です」
一般に、自覚症状があると点眼したくなり、症状がないと点眼忘れ…は、よくあるパターンです。
アレルギー性結膜炎の場合は、目の中のかゆみを抑える薬物濃度をいつも一定にしておくことで、急に花粉が大量に入っても、一気にかゆくなるのを抑えてくれます。
かゆい時に何回かさしても、目の中の薬物濃度がさした分だけ上がるわけではないので、あまり効果がありません。
これは、結膜炎やものもらい、白内障、緑内障などどんな病気にも当てはまることで、処方通りに点眼することで、目の中の薬物濃度が保たれ、治療効果を最大に発揮します。
コンタクトレンズ装用者は、花粉症の時期は、1day使い捨てSCL(ソフトコンタクトレンズ)や眼鏡をお勧めします。
SCLの材質分類で、グループⅣ(高含水率・イオン性)のものは、汚れや防腐剤を吸着しやすいので2weekタイプなどでは要注意です。
また、抗アレルギー剤を含んだ1day使い捨てSCLもお勧めです。
これからますます花粉飛散が多くなります。
新型コロナ禍でのマスク生活は、花粉症対策にも有効ですが、目のケアも!
「スギ花粉症のない北海道(シラカバ花粉症はあり)に、花粉症の時期だけ住みたいね~』と知人。
高齢者の仲間入りしたら、その時期だけ北海道に出稼ぎに行くのもいいかも!?
今度は、北の果ての医療が気になります…
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眼科春シーズン開幕中です。
この時期、眼がかゆい・充血・しょぼしょぼ、・めやに…などの訴えで来院される患者さんが多くなります。
毎年スギ花粉症で受診される患者さんには、『昨年もこの時期でしたね~お久しぶりです』
毎年必ず、次年度からは初期療法を…とお伝えしているのですが、忘れてしまうのね~
スギ花粉飛散のピーク、つまり自分の症状がかなり強くなってから来院されます。
『かゆくならないと、なかなか眼科来る気にならないですよね~でも、来年は早めに治療したほうが楽に済みますよ~』
もちろん、院長の草の根啓蒙活動により、初期療法から来院される患者さんも増えてきましたが…
アレルギー性結膜炎は、花粉が原因で起こる季節性と、季節を問わない通年性があります。
季節性は、今まさにシーズンのスギ花粉。
続いて起こるヒノキ。
5月からのイネ科のカモガヤ。
秋のキク科のブタクサがあります。
北海道では、スギ花粉がない代わりに、シラカバ花粉があります(北海道出身の患者さんからの体験談)。
通年性はダニ・ハウスダストが主な原因ですが、犬・猫・ハムスターや鳥なども。
いずれにしろ原因を除去するか避けることが一番ですが、点眼治療も開始します。
かゆみが主ですが、強くなると充血・異物感・痛み(この場合かゆみの延長による痛み)・まぶたの腫れや荒れが起こります。
眼の裏を見れば、ひどいと、肉眼でもぶつぶつ(濾胞)があるのが分かります。
また、時に白眼がぶよぶよになることもあります。
強いアレルギー反応(多くは搔きすぎ)で、結膜(白目)が充血して水がたまり浮腫が起こった状態です。
眼が飛び出すんじゃないかと思うくらいの浮腫(白いぶよぶよの中に茶目)の場合は、びっくりされるのも無理はないと思います。
『元に戻りますか?』
『大丈夫です、一時的にアレルギー反応が強く出ただけですよ。目薬をしっかりさして、こすらないように』
抗アレルギー剤の点眼薬のほか、ひどい場合はステロイド剤の点眼薬も追加します。
ステロイドは、眼圧が上がる副作用もありますが、眼科医の管理の下で使用すれば、大変効果のある薬です。
加えて、外出から帰ったら、人口涙液で目の中に入った花粉を洗い流すのも有効です。
洗い流すのがポイント。
その後、処方された点眼薬を、指示通り、かゆくない時もさします。
目がぶよぶよ…の訴えで患者さんが一番多く来院されるのは、実は5月です。
春の遠足が、カモガヤ花粉シーズンと重なります。
カモガヤは、イネ科の雑草で、公園や道端に生えている丈の短い草です。
小学校低学年の子供の背丈位まで飛散するので、遠足から帰ってきたら目がぶよぶよ!で、びっくり!となります。
イネ科アレルギーの子供さんは要注意です。
院長もスギ花粉症です。
20年くらい前に初めて発症して以来、いつも鼻症状。
つらさ回避のため、初期療法開始しています。
先日、ラウンドにてマスクを外した途端、くしゃみ5連発。
マスクの効果は偉大です。
アレルギー抑制効果のあるコンタクトレンズを装用してプレイしたスギ花粉症の知人。
終了後の感想は『とても快適だった』
アレルギー症状の緩和と快適なゴルフ(その他屋外スポーツ)に、興味のある方はご相談ください。
名古屋も先日雪が降り、寒い1月です。
とはいえ、2月上旬にはスギ花粉の飛散が始まります。
2022年春の花粉飛散予測第2報では…
スギ花粉の飛び始めは全国的に例年並み
飛散量は九州から関東甲信で例年並みに少ないが、東北と北海道は例年より多い
東海から北海道は前シーズン(2021年春)と比べると飛散量が多い
とのこと。
東海では、例年比では少ない(70%)が、前シーズン比ではやや多い(130%)という予想です。
ちなみに例年とは過去10年の平均値です。
一般的には、一番近い過去の花粉症の症状を記憶しているので、昨年よりは早めに治療開始をしたほうが良いです。
飛散開始の2週間くらい前から、アレルギーに対して点眼薬や内服を使い始めることを勧めています。
これを初期療法と言います。
早めに使うことで、花粉が飛び始めてもアレルギー反応が出なかったり、軽症で済みます。
毎年繰り返して初期療法についてお話しするので、心得た患者さんは、そろそろ点眼薬や内服薬を開始するために来院されます。
他のことで受診している患者さんも、スギ花粉アレルギーがあれば、初期療法を開始します。
さて、コンタクトレンズ装用患者さんでアレルギーのある場合。
コンタクトレンズの上から点眼可能な薬液にしたり、一日使い捨てタイプにしたり。
ただ、アレルギー結膜炎の所見がひどければ、コンタクトレンズは中止することになります。
昨年末、抗アレルギー剤を配合した一日使い捨てコンタクトレンズが発売されました。
アレルギー症状を緩和する点眼剤と同じ成分が、コンタクトレンズ内に取り込まれています。
コンタクトレンズを装用すると、抗アレルギー成分が涙液層に拡散し、効果が発現します。
治療ではなく、アレルギーの症状緩和なので、眼科医による適応基準があります。
気になる方は、院長にお尋ねください。
コンタクトレンズと治療を結びつける試みは今後も研究されていくと思います。
装用することで一日の眼圧測定(関連値)ができる検査用ハードコンタクトレンズはすでに発売されています。
今回は、アレルギー症状緩和のソフトコンタクトレンズ。
新型コロナウイルス流行以来、マスク着用が習慣になり、意外と鼻炎症状は起こしにくくなっているようです。
しかし、眼は覆うことが出来ないので、直接花粉が飛入します。
かなりかゆくなり、眼もひどい状態になってから来院する患者さん。
飛散が始まる前から毎年来院され初期療法を開始する患者さん。
日頃の診療でもそうですが、こと、花粉症の時期には、患者さん個々の性格を再確認してしまう院長です。
初期療法はとても有効ですよ!
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→2週間前
今年は2月17日。
日本気象協会による名古屋のスギ花粉飛散開始予測日です。
昨年の飛散が少なかったため、昨年比では、東海地方は非常に多い予想です。
とはいえ、例年よりはやや少ない予想です。
昨年からの流れで、マスクは風邪や花粉症の時だけでなく、常用する習慣になっている私たち。
この流れで行くと、何もしなくてもよいのか?と言うと、やはりスギ花粉症対策・治療は必要になってきます。
花粉症患者さんは鼻と眼に症状が現れることが特徴です。
アレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎。
アレルギー性鼻炎の3大症状としては、『くしゃみ』『鼻汁(はなみず)』『鼻閉(はなづまり)』。
アレルギー性結膜炎の主訴は『掻痒(かゆみ)』
その他、『充血』『違和感(ゴロゴロ)』
いずれも、日常生活の質(QOL)を落とす不快な症状です。
今年も最新の花粉症についての勉強会。
もちろんオンラインです。
周知されてきましたが、花粉症の対策は、花粉飛散日前に!発症前に!が基本になっています。
『初期療法』と言います。
飛散開始日は、花粉がある一定量以上飛散する日なので、飛散開始日以前でも、ムズムズしたりかゆくなる人はあります。
当院の患者さんも、花粉症レギュラー(毎年花粉症で来院)の方は、1か月~2週間前に来院されます。
眼科なので、主に目の症状の訴えが多いのですが、鼻炎の併発ももちろんあります。
最近は、ステロイドの鼻噴霧薬が発症を遅らせることがわかってきました。
ただし、誤った使用方法で、眼圧が上がってしまったという報告もあるので、眼科での眼圧チェックは必要です。
眼科では、まずは、抗アレルギー薬の点眼を処方します。
スギ花粉飛散がどんどん多くなって、症状が出た時点で開始するよりも、飛散開始の2週間前から点眼するほうが、症状が軽く抑えられます。
自覚がないうちの『初期療法』です。
また、例えば、1日4回処方の点眼薬を、かゆみが出たときに4回点眼するよりも、かゆみが出ていなくても間隔をあけて4回点眼することで、かゆみのコントロールができます。
かゆみなどの症状がひどくなってからより、症状のピーク前に使用することが肝心です。
抗アレルギー点眼薬で効果がない場合は、ステロイド点眼薬を処方します。
ステロイドは、とても良く効くのですが、時にステロイドで眼圧が上がってしまう人がいるので注意です。
眼科医は、ステロイドを処方したら、必ず眼圧チェックをします。
他科でステロイドを処方されていて、いつのまにか眼圧が上がって緑内障になっていた…という悲惨な症例もあります。
もし、他科でステロイドを処方されていたら、たとえ、薬が効いていても、眼科医に眼の所見と併せて眼圧チェックをしてもらうことをお勧めします。
マスク常用の毎日。
花粉症予防には一役かっていますが、それでも発症してしまうもの。
くしゃみをしたら白い目で見られる昨今。
『花粉症です』のお知らせバッジも市販されているそう。
世知辛い世の中ですが、検討の余地も…
あらぬ疑いをされないように、早めの対策を。
でも、くしゃみだって赤い目(充血)だって、花粉症と診断されているなら、白い目を跳ね返したっていいんです!
今なら、2週間前ですよ!
花粉症でマスク装用の院長ですが、春らしくアイシャドーを新調しました(誰も気づかないけど)。
さて…『目の縁のただれ・腫れ・かゆみ・ゴロゴロ感・まつ毛が抜ける』などの訴えで受診される患者さん、多いです。
診察すると、まぶたやまつ毛の周りが汚れている場合が、多々あります。
ホコリやめやに、落とし残したアイメイクなど。
そして、まつ毛の周りには、汚れだけでなく、『まつ毛ダニ』(正式名称はDemodex)が寄生していることも。
ダニが繁殖すると、繰り返す眼の炎症・不快感・ものもらい・まつ毛の抜けなどの要因になります。
また、まつ毛の生え際すぐ内側には、『マイボーム腺』という脂腺があります。
涙の安定性を保つ(涙の蒸発を防ぐ)のに有用な脂を出します。
マイボーム腺が、ホコリやアイメイク(マスカラやアイラインなど)などで詰まると、ドライアイや、ものもらい・不快感の原因になります。
それぞれの症状・所見に応じて薬を処方します。
加えて『リッドハイジーン』の指導を。
英語だと…?ですが、日本語表記だと『眼瞼清拭』
まぶた・まつ毛周りをきれいにすることです。
化粧落としの際は、クレンジングをしっかりと。
洗顔は、瞼の際まで意識して。
最近のお勧めは『アイシャンプー』(当院で取扱いあり)です。
目元専用の汚れ落としで、泡立ちがなく、石鹸のようにしみたりしません。
手でなでるようにして、拭き取る(洗浄も可)だけです。
往診の依頼で多いのが、長引くめやに。
すでに、抗生物質点眼が処方されていることもあります。
同一の抗生物質の使用が長いと、耐性菌が出てくることもあるので、場合によっては、めやにの培養(眼脂培養)をします。
どんな細菌による感染かわかると、どのグループの抗生物質が有効かがはっきりします。
めやにだけでなく、まぶた・まつ毛周りの汚れを伴うことはよくあります。
併せて、介助者に指導するのが、アイシャンプーによる『リッドハイジーン』
往診の患者さんは、自分で洗顔や眼瞼清拭を出来ない方が大多数です。
手でなでるようにして、拭き取るだけなので、介助者にも負担になりません。
毎日洗顔をすることは習慣になっていても、まぶた・まつ毛周りを意識して、清潔にすることには、意外と気にしていないかもしれません。
目元のチェックもしてみましょう。
特に『アイメイク・付けまつげ・エクステ年代』と『中高年』には、アイシャンプーによる『リッドハイジーン』をお勧めします。
院長は両方(アイメイク&中年)に該当するので、気を付けています。
スギ花粉飛散が、予想以上に多い今春です。
飛散開始前なら、アレルギー反応を起こさないように、もし起こっても最小限で済むように予防策としての点眼薬を処方します。
しかし、飛散開始後、これだけ飛散数が多くなると、即効性のある点眼薬になります。
それでも、効果がない時は、ステロイド点眼薬も使います。
ステロイドは、消炎効果はありますが、眼科医の管理下で使用しないと、眼圧が正常値を大きく超えて緑内障になることもあります。
他科で処方される場合もありますが、眼圧を測定せず、使用するのは危険です。
花粉症の院長も、今年は、当たり年になってしまいました。
40歳過ぎて、遅咲き?で花粉症を発症した年の苦しさが忘れられず、前もっての投薬をしていたにも関わらず…です。
一般に花粉症は、眼・鼻に来ることが多いのですが、院長は、今年、何と気管支に来てしまったのでした。
例年、眼のかゆみはそれほどでもなく、くしゃみ・鼻水が多いタイプの院長。
なぜか、今年は、咳で悩むことに。
出始めると連続して咳込み、夜中でも突然ゴホゴホ。
風邪ではなく、アレルギーによる咳です。
スギ花粉(30μ前後)の表面にあるオービクルという微粒子(数μ)が、気管支に入り、アレルギー反応を起こすと考えられています。
また、花粉症による鼻水がのどに流れ、のどや気管支を刺激するのも原因の一つです。
いずれにしろ、気管支の粘膜で炎症が起きている状態です。
内服を増強するも、ついに吸入薬も追加することに。
診療中は、マスクを着用。
天気の良い日が恨めしい毎日。
洗濯物は、乾燥機で。
部屋には空気清浄機を。
ゴルフコンペも急きょキャンセル。
アウトドア活動は原則自粛。
何とか落ち着いているのに、また、花粉にやられるのが怖くて、珍しくインドアの日々です。
医療とセルフケアを組み合わせて、このつらい季節を乗り切りたいものです。
今年の花粉(スギ+ヒノキ)飛散予想は、東海地方では例年比やや多(110%)です。
2月中旬からはスギ花粉の飛散が始まります。
花粉症の対策開始です。
スギ花粉症の院長は、2月に入り点眼・内服を開始しました。
最近は、医療的な『メディカルケア』だけではなく、患者さん自身も『セルフケア』をしましょう!という動きが。
代表的なアレルギー性結膜炎・鼻炎の原因は、スギ・ヒノキ・カモガヤ(初夏)・ブタクサ・ダニ・ハウスダスト・イヌ・ネコなどです。
自分が何に反応するかは、血液検査で調べることが出来ます。
(スギ・ヒノキ)花粉アレルギーと分かったら…
①飛散の多い日の外出や洗濯物の外干しを控える
②マスク、メガネ、帽子を着用する
③外出の時間帯を工夫して、花粉飛散の多い昼前後の外出は控える
④花粉を室内に持ち込まない
⑤コンタクトレンズ装用者は、出来るだけメガネに切り替える
これが『セルフケア』です。
そしてやはり『メディカルケア』も必要です。
眼科受診をされた患者さんには、症状に応じて、点眼薬や内服薬を処方します。
アレルギー性結膜炎が強い場合は、コンタクトレンズ中止を指示し、治療を優先してもらうこともあります。
コンタクトレンズが角膜や結膜を刺激し、炎症を悪化→分泌物(めやに)がコンタクトレンズに付着し汚れる→汚れがさらに角膜や結膜を刺激→さらに悪化という悪循環に陥るからです。
『メガネ、マスクなし群』と『花粉症用メガネ・花粉症用マスク装用群』では、結膜内花粉数が約6分の1に減少したデータもあります。
コンタクトレンズを装用する場合は、1日使い捨てのタイプ、素材として花粉が付着しにくいレンズを選びます。
人工涙液による洗眼は、抗原(花粉・ホコリなど)を洗い流すのに有用です。
水道水は、涙液の安定性を低下させるため、出来れば避けた方が。
カップ式の洗眼器具は、眼周囲の皮膚の汚れや付いた抗原をかえって眼表面に触れさせる可能性があるので、お勧めしません。
目薬を点しても『かゆくてたまらない!』時は、瞼を冷やすことも有効です。
3月のウィメンズマラソンに向けて、マスク・サングラス着用で、名古屋駅まで走っていた頃が懐かしい。
今は、ジムで、花粉を気にせず、ゆるゆると走っている、マラソンリタイアの院長です。
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