2025.9.2 Jambo!  in ケニア1

オバサンになっても(なったからこそ)やりたいこと続々の日々。

見つけた2泊機中2泊現地の個人ツアー。

現地集合現地解散。

まさにコンパクトに自分が行きたいところだけ!

 

経由地を経て約1日かけての到着先はナイロビ。

ケニアのナイロビ空港集合・解散。

Ms.HASEGAWAの札を持ったガイドを見つけほっ。

『Jambo!ジャンボ (スワヒリ語でこんにちは!)』

この日はナイロビ泊。

素晴らしいホテルなのに翌朝は5時半出発、ゆっくりできません。

 

翌朝ナイロビ国立公園へ。

まだ暗いうちに1番の到着。

この国立公園は面積117平方㎞ナイロビ市街地の南東約7に㎞に位置し、野生動物の背後には市内のビル群がそびえたっています。

サファリ用ランクル(ランドクルーザー)に乗って出発。

シマウマの群れが草を食んでいます。

カバが朝になり水の中に潜っていきます。

サイの親子がゆったりと歩いています。

キリンも悠長に首を伸ばして高い木の枝の葉を食べたり、下におろして低い木の葉を食べたり。

『キリンのまつ毛はたくさん。とても長いです。ホコリや砂から守ります』

ケニア人ガイドのAさん(男性)。

なるほど…

かくいうAさん、ドライバーのBさん(男性)ともまつ毛はパーマをかけたように長くてきれいなカール。

ヒトも長い歴史の間に環境に適するような仕様になっているのだと改めて確認。

 

この国立公園にはゾウはいません。

ゾウは1日300㎏の餌を食べるので、この公園ではゾウが住むに十分なエサがないとのこと。

 

ということで約200㎞強離れたアンボセリ国立公園に向かいます。

 

ナイロビ(首都)もそうでしたが、市外に出ると、砂埃の国道脇を度々人が歩いています。

ケニアにはナイロビ・モンバサを結ぶ高速鉄道しかありません(中国が支援)。

移動はバス・車(高価なのでなかなか買えない)・タクシー・バイク(多くはない)など。

バス停の表示はなく、トタンか木の枝で作った露店が多く集まっているところがバスターミナルです。

 

何で歩いているのか?(気になるとすぐ質問)。

『歩くしかないからです。ケニア人はよく歩きます。大体私も毎日10キロ歩きます』

ガイドのAさんも自宅からバス停まで歩き、バスの後職場まで歩く。

市場へも歩く。

バス停自体の間隔も遠いし、自宅もバス停から遠いのが一般的だそう。

必要だから歩く。

シンプルな回答。

日本人の健康のために歩きましょう、ではない。

 

ケニアは1700Mの高地なので25度くらいで涼しいとはいえ、紫外線も強いです。

しかし、歩いている人(市場の人たちも)で帽子を被っている人はほとんど見かけません。

『帽子を被らないのですか?』

『みんな被りません』(習慣がないよう)

黒人の髪の毛は縮毛です。

縮毛が故、頭皮に浮く形で髪が伸びていくので、外気と頭皮の間の髪の毛が断熱材のようになり頭の温度が高くならないようになっています。

また縮毛は、頭を全体に覆うように伸びているので紫外縁からも頭皮を守ってくれます。

おそらくそれで帽子を被る習慣がないのかもしれません。

黒い肌だってそう(長袖も多い)。

 

サファリカーの移動中、二人の頭を後ろからじっと観察。

 

ヒトも環境に適応し進化してきたことをまた改めて確認。

マサイキリン

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2019.3.19 リッドハイジーン

花粉症でマスク装用の院長ですが、春らしくアイシャドーを新調しました(誰も気づかないけど)。

 

さて…『目の縁のただれ・腫れ・かゆみ・ゴロゴロ感・まつ毛が抜ける』などの訴えで受診される患者さん、多いです。

診察すると、まぶたやまつ毛の周りが汚れている場合が、多々あります。

ホコリやめやに、落とし残したアイメイクなど。

そして、まつ毛の周りには、汚れだけでなく、『まつ毛ダニ』(正式名称はDemodex)が寄生していることも。

ダニが繁殖すると、繰り返す眼の炎症・不快感・ものもらい・まつ毛の抜けなどの要因になります。

また、まつ毛の生え際すぐ内側には、『マイボーム腺』という脂腺があります。

涙の安定性を保つ(涙の蒸発を防ぐ)のに有用な脂を出します。

マイボーム腺が、ホコリやアイメイク(マスカラやアイラインなど)などで詰まると、ドライアイや、ものもらい・不快感の原因になります。

それぞれの症状・所見に応じて薬を処方します。

 

加えて『リッドハイジーン』の指導を。

英語だと…?ですが、日本語表記だと『眼瞼清拭』

まぶた・まつ毛周りをきれいにすることです。

化粧落としの際は、クレンジングをしっかりと。

洗顔は、瞼の際まで意識して。

最近のお勧めは『アイシャンプー』(当院で取扱いあり)です。

目元専用の汚れ落としで、泡立ちがなく、石鹸のようにしみたりしません。

手でなでるようにして、拭き取る(洗浄も可)だけです。

 

往診の依頼で多いのが、長引くめやに。

すでに、抗生物質点眼が処方されていることもあります。

同一の抗生物質の使用が長いと、耐性菌が出てくることもあるので、場合によっては、めやにの培養(眼脂培養)をします。

どんな細菌による感染かわかると、どのグループの抗生物質が有効かがはっきりします。

めやにだけでなく、まぶた・まつ毛周りの汚れを伴うことはよくあります。

併せて、介助者に指導するのが、アイシャンプーによる『リッドハイジーン』

往診の患者さんは、自分で洗顔や眼瞼清拭を出来ない方が大多数です。

手でなでるようにして、拭き取るだけなので、介助者にも負担になりません。

 

毎日洗顔をすることは習慣になっていても、まぶた・まつ毛周りを意識して、清潔にすることには、意外と気にしていないかもしれません。

目元のチェックもしてみましょう。

特に『アイメイク・付けまつげ・エクステ年代』と『中高年』には、アイシャンプーによる『リッドハイジーン』をお勧めします。

院長は両方(アイメイク&中年)に該当するので、気を付けています。

 

 

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