2013.3.5     バリアフリー絵本

3月4日付の某新聞に「点字つき絵本」の紹介がありました。点字だけでなく、絵の部分にも凹凸があるそうです。「さわやかめいろ」「ノンタン じどうしゃぶっぶー」「こぐまちゃんとどうぶつえん」(懐かしい!)が今年2月に刊行されました。健常者は視覚から大部分を経験し、記憶します。最初から見た事がないものをどうやって記憶するのかは、とても難しいことだと思います。生まれつき全盲の青年のテープ起こし作業を見せてもらった時のこと。あまりにも音声パソコンでの変換が早くて驚きました。例えば、「はせがわ」→「長谷川」と変換するとき、「長い谷の川」と音で確認して変換終了。しかしこちらの羨望の眼差しが見えるかのように、「僕は、谷も川も見たことがないし、ましてや漢字を見たことがなかったので、ここまで出来るようになるには大変でした」と。視覚以外の感覚とそこから得た記憶をフル稼働しての結果です。健常者の目隠し体験は、既に見えていたものを記憶していての手探りにすぎません。見えない子も見える子も、子供も大人も共有していけるバリアフリー絵本。触覚で絵本を楽しんではいかがでしょう。

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