2017.6.13 急がば回れ

いつものように、夜のウオーキング。

『ちょっと、いいですか?』
突然、警官が近づいてきました。
私:『あ、はい…』(何かした?)
警官:『よく、歩いていますよね~』
私:『は、はい…』(何でわかるの~?)
警官:『そこの交差点を少し行ったところで、歩行者がはねられた事故について、何かご存知ですか?』
私:『まったく知りませんでした』
警官:『中央分離帯を越えて渡ろうとして、はねられたんです』
私:『そんな事故があったんですか…』
警官:『必ず、横断歩道を渡ってくださいね。確認もお願いします。
   靴に貼る反射板を配っていますので、靴の後ろにつけてご活用ください』
私:『ありがとうございます。ご苦労様です』

もらったチラシには
『夜間の運転にはハイビーム』
『夜間、直進する車両と、運転手から見て右から横断する歩行者との死亡事故が多発』
『歩行者から見ると、左からくる車両に要注意。しっかり確認してから横断』
『外出時は反射材』

帰宅後
『どうして、いつも歩いているってわかったのかな~?』
『手ぶらで軽装で、疲れた顔もしていなかったら、ウオーキングしかないやろ~』
『暇なおばさんだと思われたんだわ~』
確かに、あの時間、あの交差点は、通勤通学の人でいっぱい。
その中で、急いでなさそうな人が声をかけられたのね~

せっかくもらった反射板『ブラックほたるくん35』
自分が使うより、夜遅い息子の靴に貼ったらと言うと…
『危ない年寄りだからと、警察がくれたんだから、自分が使ったらいいやん』と、拒否。
『横断歩道で、はねられたことあるやろ~』

そういえば、数年前、夜、横断歩道をランニング中、左折車両と接触。
大した事故にはならなかったものの、何回か通院しました。

クリニックの前にバス停があります。
バス停とクリニックを挟んだ道路は交通量が多いのに、時々、横断する人を見かけます。
バス停から横断歩道まで30メートル。
車の途切れるのを待って、大急ぎで渡るより『急がば回れ』
横断歩道を、しっかり確認して渡りましょう。

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2017.6.6 映画『 光』

2017年カンヌ国際映画祭選出、エキュメニカル審査員賞受賞。
河瀨直美監督作品『光』を見てきました。

単調な日々を送っていたヒロイン美佐子(水崎綾女)は、視覚障がい者に向けた「映画の音声ガイド」の仕事をきっかけに、弱視(眼科医としては、病気を推測できますが)の天才カメラマン、中森(永瀬正敏)と出逢います。
美佐子は、中森の無愛想・無遠慮な態度に苛立ちながらも、彼が過去に撮影した写真に心を動かされ、交流が始まり、関係が深まっていきます。
命よりも大事なカメラを前にしながら、美佐子を最後の写真として撮る中森。
次第に視力を奪われていき、白状生活となる中森。
彼の葛藤を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わり始めます。

映画の音声ガイドとは、映画の映像を言葉で説明することです。
視覚障がい者の人は、映画を鑑賞する際、セリフなどの音声しか楽しめません。
そこで、スクリーンの風景を描写するのが、音声ガイドです。

人物の表情や風景。
感情や主観は入らず、淡々と描写されます。

「緑に囲まれた日本家屋」
「庭の木が、家よりも大きく繁っている」
「逆風を前にして立っている」
などなど。

映画では視覚障がい者(の役)モニターたちが、美佐子の音声ガイドに対して意見を述べます。
例えば、「砂の彫像」という表現では、すぐに砂の像が浮かばない。
写実が多すぎて、せかされているようで、映画の世界と自分が一体になれない。などなど。
美佐子は痛手を受けますが、またトライしてよりよいガイドを作ろうと奮起します。

見えない世界で、映像をイメージするための補助となる音声ガイドは、とても難しいものだと感じました。

永瀬正敏演じる中森。
そのほか視覚障がい者を演じる役者さんたちは、眼科医から見ても、視覚障害のある人が演じているようでした。

映画では、本筋とは離れていますが、美佐子が認知症の母に尋ねる場面があります。
「お母さんは幸せ?」
「うん、美佐ちゃんが幸せなら」
そうなんですね~
息子たちが幸せなら、私は幸せ。
同様に、私が幸せなら、母も幸せなのでしょう。
子が幸せなら、どんな状況下でも親は幸せなんだ…
当たり前のことを改めて教えられました。

機会があれば、ぜひ見てください。
(伏見ミリオン座にて上演中)

クリニック待合室にパンフレットを置いておきます。

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2017.5.30 2017学校検診

学校検診シーズン。

近隣の学校なので、いつも自転車か徒歩で行きます。

ある中学校の校門で、自転車を引いて中に入ろうとしていたら…
『〇年〇組の○○ですけど。孫が弁当を忘れていったので、ついでに先生に渡してもらえませんか?』

保護者の一人と間違えられ
『いえ、いえ。保護者じゃないんですよ…一緒に職員室まで行きましょう』と案内。

おばあさんから見たら、まだ中学生の子を持つ、そこそこ若い母親に見えたのね~

眼科検診は、一列に並んで、順に目の病気がないか診ていきます。

名前を呼ばれると『ハイ』
たまに『ホーイ』とふざける子がいて、『返事はハイ!と言いましょう』と諭してから検診。

『気を付け!の姿勢で真っすぐ立ってね』と先生に言われているにも関わらず、ポケットに手を突っ込んだまま立っている子。
『気を付け!の姿勢は、ちゃんとポケットから手を出さなきゃ。出して立ってみて』

学校の先生だったら、『口うるさいオバサン先生』と陰口をたたかれそう。

でも、昔の先生は厳しかったですよね~

ほとんどの子は、眼科検診を心得ていて、先生・生徒の協力により非常にスムーズ。

さて、色覚検査が始まって2年目。

名古屋市は、希望者を募って検査をします。

今年は30人を超える希望者が出た学校も。

色覚検査は、ひとりひとり呼んで、隔離された場所で行うので時間がかかります。

それでも、希望者が年々増えるのはよいことです。

眼科でも検査ができるので、当院に来院されて受けられる方もいます。

『色覚検査ってなんですか?よくわからないけど、学校からお知らせが来たから。とりあえずやってもらおうと思って』
という保護者も。

自分の見え方を知るうえで、検査を受けることは意義のあることです。

色覚異常はごくまれに後天性(何かの病気)で起こることがありますが、、ほとんどは先天性(生まれつき)です。

そのため、基本的には、いつやっても、何回やっても結果は変わりません。

検査のできるようになる小学生の時期に、受けておくことをお勧めします。

もし、色覚異常だと診断されたとしても、自分の色の見え方を知り、日常生活や将来設計に取り込むことが出来ます。

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2017.5.23 母の日に

先週日曜日は母の日。

日頃、母の愛をいっぱいに受けているはずの息子たちですが…

思春期に入ってからは、我が家の『母の日』は忘れられていました。

図々しく『今日は、何の日?』とライン。

『日曜日』(当たり前だわ~)
『ヴィクトリアマイル(競馬レース)』(おいおい…)
『何の日やった?』(ちょっと~)

過去にそういうやり取りがあった母としては、前もって母の日をアピール(なんて母でしょう!?)。

『母の日だから、母のリクエストに応えてね~』と次男にライン。
久しぶりに息子の下宿へ。
そして、温泉もリクエスト。
息子の運転で、中央道を走りながら、一路、秋山温泉へ。

途中、長男よりラインの着信。
『いつもありがとうございます!』
じ~ん。
『ありがとう』のハートいっぱいのスタンプで返信。

温泉は源泉かけ流しで、とても気持ちよくリラックスできました。
脱衣所から休憩処に行くと、すでに、お風呂上がりの次男と家人が。
二人ともコーヒー牛乳を手に。
『〇(次男)が買ってくれた』ニコニコ顔の家人。
『いいな~』
『飲む?少し飲んだけど』と次男。
『えっ、いいの~!?飲む飲む』
ちょっとだけキュン。

帰りは、下宿近くの中華料理店へ。
『野菜が食べられるから丁度いいわ』と思っていたら、頼んだのはチャーラー(炒飯とラーメン)セット。
身体に気を遣ってよ~と息子を案ずる母。

無事帰宅すると、長男・三男がカーネーションを。
『あざーす!』
『嬉しい!ありがとう!』
早速写真を撮り、花瓶に。

三男:『母の日ってカーネーション高いよね~』
長男:『そんだけで1300円もしたから、よっぽど仏花にしようかと思った~』
三男:『仏花、安かったね~』(まだ、成仏してません!)
母:『来年から、お花じゃなくていいよ。甘いものもいいな』
三男:『チョコのデコレーションケーキ?』
母:『それは、〇(三男)の誕生日でいい。母さんは、シュークリームで』
長男:『じゃあ○○(チェーン店)のでいい?安く済むな』
母:『せめてデパ地下にして』
長男:『けっこう、わがままだな~』

こうして今年の母の日は、終了したのでした。

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2017.5.9 顔ニモマケズ

某新聞で取り上げられた『見た目問題』
顔の変形やあざ、麻痺、脱毛などによって、学校や恋愛、就職で困難に直面する問題だそうです。

『見た目問題』の当事者9人の体験について紹介した本が『顔ニモマケズ』

「人は見た目が9割」という言葉もあるほど、外見は大きなイメージを持ちます。
しかし、「見た目」を乗り越えて、その人なりの幸せをつかんだ体験が描かれています。

登場人物は、パッと見て、明らかに健常者とは違いますが、その笑顔は素晴らしく輝いています。

「完璧な状態を目指すのではなく、今の状態を与えられた環境として受け止め、その状態のまま進み続ける」

「外見以外の部分で、自分には多くの魅力があることに気づき、その魅力が伝わりやすい場所を見つける」

「自分が自分に対して注目している部分と、他者が自分に対して注目している部分は、違っている場合が多い」

「とことん悩みぬくことで、自分の状態を受け入れられるようになる」

「人との間にある壁は、相手だけではなく自分も作り出している」

「自分と同じ悩みを抱えた人を助けることで、人は成長し、癒される」

「自分の悩みを人と比べる必要はない」

「悩みに対して「自分の行く手を阻むもの」ではなく「自分のためになるもの」だと、とらえることで乗り越えられる」

「世の中にあるものは、どんなものにも必ず何か意味がある」

9人からのメッセージの一部です。

『夜と霧』の著者、ユダヤ人精神科医ヴィクトール・フランクルの『あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに期待することをやめない』
『それでも人生にイエスという』の言葉を思い出しました。

著者は『夢をかなえるゾウ』(1~3。こちらもお勧め)の水野敬也さん。

印税は、見た目問題の当事者を応援するNPO「マイフェイス・マイスタイル」に全額寄付されるそうです。

ぜひ、手に取ってみてください。

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2017.5.2 模様替えとエゴノキ

スタッフ全員女子の当院。
『見られている』意識をもって、身だしなみはもちろん、クリニックの内外にも気を付けています。

待合室の少し剝がれている壁紙発見。
どうせなら、壁紙を新調。
待合室の模様替えをすることになりました。

あまり大胆に変わっても…
『はせ川こうクリニック』らしさは、そのままで…
業者さんのサンプルと提言を元に決定。

Gw初日は、その作業。

待機している院長は、院長室で、ためておいた本に集中!
書店に行くと、つい何冊も買ってしまうので、読書スピードが追い付かなくなっていました。

仕上がった待合室は…
玄関から待合室に入ると、最初に、オトナ・メルヘンチックなピンクの花柄が飛び込んできます。
90度回って、受付方向は、清潔感あふれる真っ白な壁紙です。
今まで、院長のプロフィールを始め、啓発ポスターをあれこれ張っていましたが、何もないシンプルな状態が清々しい。
当面何も貼らずに様子を見てみます。

ロールスクリーンは、当院のイメージのピンクで。
玄関のスクリーンは、ラズベリーピンク。
ちょっと目を引きます。

現在、椅子も張替えに出しています。
1~2月かかるそうなので、しばらく代替品(落ち着いたベージュ)です。

クリニックの模様替え番をしている間に、家人にお願い。

『今年もグリーンがあるといいな~
実用的な野菜がいいな~
それと、木も植えられない?』
『誰がやるの?わしかい?(普段は自分のことを「わし」とは言いませんが…)まあ、いいけど』

プランターに植わった野菜は、ミニトマト・大葉・薬味ネギ・チャイブ・スペアミント・リーフレタス。
洒落た鉢には、5月ごろ小さな花をつけるという、洒落た木が。

『いいね~何の木?』
『札に書いてあるよ』
『エゴノキ。エゴノキ。エゴ(利己主義)の木?』
考えすぎよね~
和名は、果実を口に入れるとのどや口を刺激して、えぐい(えごい)ことに由来するそうです。
『私の留守の間に、ありがとうね~』

クリニックの模様替え、プランターの野菜や白い花の開花。
楽しみが始まったGW初日でした。

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2017.4.25 黄砂・PM2.5にご用心

スギがやっと下火になってきたら、今度はヒノキ。
GWが明けると初夏のイネ科の花粉が飛び始めます。

さて、最近、春から初夏のかゆみ・充血・涙など花粉症によく似た症状が、黄砂やPM2.5により引き起こされるということがわかってきています。

黄砂は、東アジア内陸部の砂漠地帯から上空に巻き上げられた砂塵が、東アジアに飛来し、地上に降り注ぐ気象現象です。
黄砂現象が春に起きることは昔から知られており、俳句の季語にも使われています。
例えば、『霾(つちふる)』、『霾風(ばいふう)』、『霾曇(よなぐもり)』(読めませんね~)。
また、『春がすみ』や『おぼろ月夜』も黄砂が関わる言葉で、今私たちがイメージする『黄砂』とは、似ても似つかぬ風流な春の季語です。
童謡『おぼろ月夜』の幻想的なイメージは、黄砂が絡んでいたとは…
『くもりたる古鏡の如し朧月(おぼろづき)』高浜虚子

実際には、黄砂単独というより、黄砂に付着した微生物(カビなど)の死骸、花粉、大気汚染などでアレルギー症状を増悪させています。
黄砂の月別観測日数(1981~2010の平均値)は、4月、3月、5月の順で、他の月を引き離しています。
黄砂飛散時には、アレルギー性結膜炎の症状悪化に注意です。

さて、黄砂より小さい大気中の浮遊粒子のうち、最近注目されているのはPM2.5です。
PM2.5とは、粒子の大きさが2.5㎛以下のものです。
髪の毛の太さは平均80μmなので、かなり小さいものだと想像できます。
黄砂に比べて重量が軽いため、大気中に浮遊しやすく、眼内に入りやすいと考えられます。
PM2.5の月平均値(平成24年度一般環境測定局)は、やはり3月、5月、4月の順に多いです。

アレルギー性結膜炎症状を起こしたら、点眼薬で治療できます。

しかし、予防策として、黄砂やPM2.5警告が出ているときは、外出をできるだけ避けた方が無難です。
外出時のマスクは、防塵マスクがお勧めです。
また、花粉用ゴーグルも効果があります。
空気清浄機も有用です。

当院も空気清浄機がフル稼働しています。
患者さんによって、清浄機のパワーが上下します。

スギ花粉症からようやく解放されると思っていたのに、油断できません。
トホホ…

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2017.4.18 ひとりも楽し

誰かと何かをしたり、どこかへ行くことは楽しいけれど、ひとりも好きな院長です。

家人が前日からの学会出張。
息子たちも、それぞれ予定があり、一日中まるっと空くことがわかっていた日曜日。
以前より練っていた計画を。

早々と起床。
家事を片付け、モーニングへ。
『モーニング大国名古屋』というものの、朝食は必ず『家で・たっぷり』派なので、最後に行ったのが思い出せないほど昔。
普段読まない週刊誌に目を通しながら、コーヒーとパンを。
しかし、いつもの朝食に比べ、格段に少ないので、帰宅してから、朝ごはんをちょい足し。

新聞にザーッと目を通したら、映画館へ。
誰かに付き合ってもらうには、少々心苦しいマイナーな、しかし秀逸な映画を鑑賞。
エンドロールまで見て、余韻に浸り退出。

館外へ出て明るい光を浴びた後は、美術館へ。
今回の特別展は『フィンランド・デザイン展』
展示と同仕様の、洗練され落ち着いた椅子があり、心地よく、ずっと座っていたい気がしました。
いつか北欧に行きたいな~

その後、地下鉄で移動して、ふだん行かない街を散策。
気になった数件を行きつ戻りつ、今日のランチを。

人も時間も気にせず、ウインドーショッピング。
気になるお店に入り、品を手に取ります。

そして、お目当てのチョコレートショップへ。
自分のご褒美用に少々値の張るチョコレートを。

ぶらぶら歩いていると、夕方の時間。

最後に極めつけは、バーに一人で入ること。
周囲にバーに行くような知人はいません(家人は専ら家飲み)。
そもそも、夜の外出は、仕事以外まずありません。
自分の中でやってみたいことの一つでした。

ホテルのバーは、まだ早い時間なので客人は数人。
せっかくならカクテルを、と、バーテンダー『お勧めの一杯』を。
暗いので本は読めませんが、空想しながら一人の時間を過ごすのもオツ。
もう一杯『お勧め』をいただいて、アルコールも加わり、自己陶酔したのでした。

本日、与えられた時間は12時間。
めいいっぱい『おひとり様』を楽しんだシンデレラ?は、地下鉄を乗り継ぎ『ふつーのオバサン』に戻るのでした。
洗濯物を取り込み、家族の夕食の用意。
帰宅するや否や忙し~。
一気に酔い覚めです。

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2017.4.4  季節性のこり

新聞を読んでいたら、『季節性のこり』という記事が。

花粉症シーズンがピークを迎えると、肩や背中のこりがひどくなっている人が増えているらしいのです。

季節アレルギーからの『こり』ということで、『季節性のこり』

咳やくしゃみをするときは、周囲への気遣いから前傾姿勢になり、全身に力が入り、その結果、首や肩・背中がこります。
前傾姿勢になると、ろっ骨を広げたり狭めたりして呼吸運動をする肋間筋が使われない状態が続きます。
すると、肺が大きく膨らみにくくなり、酸素の取り込み量が減り、酸素不足による血行不良でこりがさらに悪化することもあるそうです。

改善策としては…

『口すぼめ呼吸』
1:2秒かけて鼻から息を吸う
2:口をすぼめて6秒かけて口から息を細くはく
これを10セット繰り返す
自分で意識的に、呼吸に関する筋肉を鍛えて、深い呼吸をマスターすることにより、こりだけでなく、こりから起こる頭痛・手足のしびれも改善されます。

『情動呼吸』
意識的にゆっくり、大きく呼吸することで、感情が落ち着き、ストレスが解消していき、リラックスできます。

呼吸を意識するなんて、普段の健康生活ではありません。
年に1回の人間ドックで、肺機能を調べるときくらい。
鼻をピンチで止められ、口に紙の筒をくわえます。
『吸って、吸って、吸って~はいて、はいて、はいて~』
肺の奥から二酸化炭素を出し切って終了。

しかし、酸素ボンベを持って生活している人にとっては、毎日呼吸を意識せざるを得ないでしょう(タバコ吸っている人は、やめましょう)。

1分間に15回前後繰り返す呼吸が、無意識に継続されて、私たちは生きています。

呼吸を意識して生活するだけで、日々の健康状態が飛躍的に改善されるそう。

『口すぼめ運動』は、頬・口回りもすっきりしそう。
『情動呼吸』は、イライラが減って、長生きしそうです。

花粉症、侮れません。
スギ花粉のピークは過ぎましたが、ご注意を!

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2017.3.28 ときめき片付け?

ある日、何気なくカルチャースクールのチラシを見ていると、
『近藤麻理恵さん直伝・ときめき片付け術』
1回限りでちょうど予定のない土曜日の午後。

近藤麻理恵さんの本は、『片付け』という、身近なキーワードに惹かれ全冊読破。
片付けコンサルタントの『こんまり』こと、近藤麻理恵さんは、2015年にはタイム誌の『世界で最も影響力のある100人』に選ばれた人。
その直伝(日本ときめき片づけ協会コンサルタント)の話が聞けるなんて、興味津々。

当日参加者は女性ばかり。
独身ちらほら、主婦多数と見受けられます。

片づけをする上で大切なこととは…
①自分が主役
②やり終える気持ち、覚悟(!!!)
③一気に完璧に

片づけられない2つの理由は…
①片づけの方法を知らない
②片づけをする覚悟がない

リバウンドしない5ステップとは…
①理想の暮らしを考える
②物を見極める(ときめくか、ときめかないか)
③適正量を認識する
④定位置を決める(物の住所を決める)
⑤使ったら元の位置に戻す

片づけの順番は、『衣類』→『本』→『書類』→『小物』→『思い出品』
収納のことを考えず、まず片づけるのだそう。

Q『今の自分が嫌いなんです。輝いていた頃の服が捨てられません』
A『それは思い出の品なので、最後にしましょう』
Q『書類はどうするのですか?』
A『家の書類は基本全部捨てです。会社の書類は、旬?もありますが、ときめくものはとっておきましょう』???
Q『大切な手紙はどうしたらいいでしょう?』
A『最後に、自分の中で思い出として生きていれば、処分してもいいのでは』
などなど、会場からのQ&A。

わかったような、わからないような。

『ときめく』って、喜びや期待などで胸がどきどきする感じだと思っていたので、そうそう『ときめく・ときめかない』で物の分別が出来るのかな~?

それに、オバサン(私)になると、『ときめく』閾値も高くなって(つまり鈍感になって)、『最近ときめいたのは何時だった?何にだった?』ということになります。

20年以上一緒にいる家人でさえ『ときめく』人というより、なくてはならない人生必需人(品ではなく)になっています。

夕食時、本日の内容を報告。
「『ときめく』って何~?物は『必要か、必要ないか』だろ」男性陣。
そうね~。

この片づけ法は、『若い女性』『単身もしくは小家族』『メルヘンチックな人』には、向いているのでは?
少なくとも我が家では、実行できそうにありません。
覚悟がたりない?

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