2017.11.28 念には念
木曜日、母より電話。
『何だった?』
『ごめんね、昨日ラジオ(CBCラジオ:水曜日PM4:00~オトナのクリニックに院長出演)聞けなかった。警察来たりしてバタバタしたから』
『何~?警察?』
何が起こった?
父の預金を、行き来のしやすい近くの別銀行に移そうと、母が委任状・印鑑・保険証などを持って市中心部の銀行へ。
今どきの振り込み詐欺事件を警戒して、銀行では、使途を確認。
母は、やらしくて(※岐阜弁:体裁が悪い)『そんなこと、言わないといけませんか?こっちの都合です』
銀行:『それなら警察に確認してもらいましょうか』
母:『そんなに大変なことなら、もういいです』
銀行:『もう呼びましたから』
間もなく、私服警察官登場。
警官:『息子さんに確認を取りたいのですが』
母:『仕事中だし、困ります』
警官:『ご本人(父)に確認取ります。電話かけますね』
母:『主人は電話が鳴っても出ません』(実際、かけても出ず)
警官:『仕方ないですね。御在宅なら、家まで行って直接確認します』
警官と母は、警察所有の軽トラ!に乗って、自宅へ。
父に直接確認。
事件性なしと判明。
再び、軽トラに乗って母は銀行へ。
無事預金を下ろせました。
予定が大幅に狂い、一日数本の巡回バスに乗れなくなった母は、その旨を訴え、再び軽トラで自宅へ。
結果、現金は、最も安全に運ばれました。
という話を、一気にまくしたてた母。
事件性がなかった話に、安心し、途中から吹き出しそうになりました。
でも、それだけ振り込み詐欺が多発しており、金融機関や警察が、予防線を張ってくれているのでしょう。
『私、まだまだしっかりしとるからね~』という言葉だけでは、世間一般には信用されない年齢になってきたのです。
『ばあちゃん、笑わしてくれるわ~』と息子たち。
以前も『オレオレ詐欺』に遭遇しかけた母。
笑い話で済んだ一件、幸いでした。