2026.5.26 千里の道も一歩から

『壁の巣どうしますか?』

昨夏、クリニックの屋上から水漏れが生じ、大がかりな補修工事を行いました。

外階段も塗り直しをすることに。

塗り直しに当たって尋ねられたのがツバメの巣3個。

 

外階段と言えども雨が入らない構造になっており、開院以来3個の巣が出来ています。

20年以上の間にどのように作られたかは覚えがありませんが、ツバメにまつわるエピソードは

子供たちの小さい頃の思い出のエピソードでもあります。

ひなが孵った卵の殻を大事にしていたり(今は見向きもしない)、落ちたひなを農業センターの獣医さんに連れて行ったり…

 

3個の巣のうち、ここ数年現役で使用されているのは、一番大きな巣でした。

そのままにしておき、巣を避けて塗り直してもらおうか迷いました。

ツバメが来る家は幸せが来ると言うし…

取り外してツバメが来なくなったら…代わりに不幸が来たらどうしよう…

息子たちとの思い出の巣でもあるし…

どうしよう…

3日間返事を待ってもらうことに。

 

やはり全面きれいな壁(それまではツバメのうんちだらけ)にしたい!

『巣を外してください。ただし、一番大きいのは私に下さい』

物好きな人と思われてもいい、何十年と毎年使われてきたツバメの巣を手にした院長でした。

草木の細い枝と唾液でかなりしっかりした巣になっています。

巣の中は想像していたよりも深さはなく、ほぼ平坦くらい。

だからひなはお尻を出してうんちをしやすいし、時々落ちてしまう理由もわかりました。

『ツバメの巣・宝物』と書いて箱に入れ、知人たちにちょっとだけ自慢。

今も大切にしまってあります。

外階段の壁は均一にクリーム色に塗られ明るくなり満足。

 

さて、今年は来ないよね~でも来てくれたら嬉しい、などと儚い期待。

4月の終わり頃、ツバメが何羽も飛び交うようになりました。

今年は、昨年までの中古住宅(巣)はありません。

来たものの、何もないことに絶望して他所に行くのか?と思っていたところ、ある日から1羽のツバメが急に突貫工事を。

選んだのは、新しい電灯の上。

電灯という土台がある分住宅(巣)を作りやすいと踏んだのか…

毎日、定点観測をすると少しずつ家が出来ていくのが分かります。

何もないところから、毎日毎日一生懸命何かを運んでいます。

ついに巣の体が完成しました。

そこから更に強度・高さを補強していきます。

千里の道も一歩から。

 

さて待っていたのは、ツバメの糞掃除です。

昨年までは、巣の下の新聞紙の取り換えだけでした。

何十年もにわたり壁に着いた糞はもう仕方ないと割り切って。

しかし、今年は真っ新の壁。

昨日付けたであろう糞。

見つけたら拭く。

毎日コツコツとが大事。

ただし、背の届かない壁の上方や、巣のある電灯は掃除できません。

最低限の掃除を毎日コツコツと。

息子たちも社会人になり、お世話することもなくなったので、毎日お世話をすることは(面倒ですが)新鮮と思うようにしています。

 

先日、長男の初めての保育園(院内保育所)の担任の保育士さんが遊びに来てくれました。

いつまで経っても生後数か月の可愛い長男のイメージ、有難い!

あの頃は、布おむつで毎晩ベランダに干していたっけ。

子供たちの使用済み布おむつは、各自のバケツに入れてあり、持ち帰ったものでした。

それに比べると、ツバメのうんちなんか何でもないか…

 

今は卵を温めているようです。

ひなが生まれたらもっと掃除強化せねばなりません。

福が来ると信じている院長の日課です。

長年使用された巣。内部初公開。

こちらもご覧ください。

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