2026.7.7 北欧ちょっとだけ

『国民は、国(政府)を信じていますから』

4回も聞く機会がありました。

 

少し前、北欧に。

デンマーク・ノルウエー・スウェーデン・フィンランド4か国を廻るかなり強行な日程。

有名な見どころに、きれい!可愛い!素敵!みなさん連発。

 

院長が印象的だったのは、景色でなくモノでもなく言葉。

各国ガイドさんが案内してくれました。

4人とも日本人で70歳前後、現地に30~40年在住。

 

北欧で驚いたのは、物価が高いこと。

消費税も25%で、ペットボトルや缶にはリサイクル料金(40円程、リサイクルすれば返金)が上乗せ。

税金は約50%。

その代わり、教育・医療・福祉(老後など)は無料です。

自由行動の時間に

『そんなに税金高いと国民から不満が出ませんか?』と尋ねたら、冒頭の返事。

国(政府)は、国民のことを考えて税金を分配していますから。

院長、日本で社会人になって以来真面目に税金を納めています。

みんなそうだと思います。

しかし、少なくとも『国(政府)を信じている、税金は国がきちんと国民のために使っている』と聞いたことは皆無。

むしろ『税金の無駄使い』と言う声ばかり。

高い税率の代わりに、人生で最も大きな費用のかかる教育・医療・福祉が保証されているのは、この国では当たり前になっているようです。

政治家の汚職も北欧4国では極めて少ないとのこと。

お金をがつがつ溜めなければいけない理由もなくなります(老後の資金がありません…にはならない)。

人生・仕事に対する考え方、生産性についても日本人とは違いそうです。

 

デンマークの医療について聞いた話では

一人のジェネラルドクター(総合医)開業医は1600人の住民の主治医となる(契約)。

1600人分の年間契約料としての報酬、個々に患者として受診した分の報酬が自治体から支払われる仕組み。

主治医の紹介状がないと専門科へは受診出来ない。

(もしくは急ぐなら完全自費のクリニックを受診)

病院に行くのは、救急車の場合くらい。

開業医は、主治医となる住民が重ならないようエリア分けされている。

眼科など専門科は分化特化型が多い(緑内障・白内障・斜視など)。

 

ノルウエーで聞いた話では

ノルウエーには専業主婦はいないとのこと。

国の税収を増やすために、国が考えたことは、女性も働いて税金を納めるようにすること。

そのため、出産育児休暇や手当などを厚くしたそう。

国会議員の44%が女性とのこと。

北欧では、どこも専業主婦は(ほとんど)いないとの声を聞きました。

ちなみに院長も専業主婦経験なし、社会進出している方です。

 

スウェーデンの『ゆりかごから墓場まで』は、小学生の頃に社会で習った覚えが。

最近は、施設よりも在宅ケアへ移行しているそう。

地下鉄駅構内はかなり深く(地下鉄桜通線よりもっと深い?!)、天井には様々な絵(THE ART)が描かれていました。

実は有事に備えての防空壕でもあるとのこと。

なんと1%しか現金は流通していませんが、国は、有事に備えて1週間分の現金を手元に置いておくように指示したとのことです。

有事・戦争…北欧4か国はそれなりの緊張感があるようです(日本幸せです)。

 

観光バスはリトアニア(旧ソビエト)から。

運転手もリトアニア人。

海を渡ってスカンジナビア半島を運転してくれました。

北欧よりもリトアニアのバス会社に頼む方が、料金が抑えられるとのこと。(ここにも格差が)

 

各国、あちこちで国旗がはためいていたのも意外でした。

日本では見ない光景。

 

知らないこと、違うこと、世の中にたくさん。

地下鉄シェルター

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2023.8.29   何しにカンボジア?  その2

農村部は、高床式住居です。

蒸し暑く雨期と乾季がある国。

高床式なのは、

1.暑さをしのぐため。

2.夜は放し飼いの番犬(鎖もなしでその辺を歩いている)、家畜、鶏などの寝場所に。

3.雨期の浸水を避けるため。

道路は舗装されてはいるものの、敷地内は土です。

道端では、自家製の農作物や串に刺した肉(カエルも蛇もある)や生肉・飲料などを売っています。

売り子はスマホを見たり、おしゃべりしたり、ハンモックで寝ていたり。

その周囲で、子供たちが遊んでいます。

自家製の店(というかパラソルやトタン屋根)の裏に高床式住居があり、その裏に畑があるのが一般的な農村です。

庭には、多くの種類の木々が茂っています。

『便秘の時は、青パパイヤを食べます』

『下痢の時は、グアバ茶を飲みます』

『体を温めるときはレモングラス茶を飲みます』

『手が臭い時は、レモングラスの葉を揉みます』等々。

農村部では、まずは伝統的な漢方薬や生薬が試されているようです(薬局に行く前に)。

おばあちゃんの知恵と言えば聞こえがいいですが、健康保険制度の未導入が大きいと思います。

 

アンコールワット遺跡群周囲を観光して思うのは、子供がとても多いということ。

バイク(125ccc以下は免許不要)の運転性の前に小さな子供、運転手のお父さんは片手で子供を抱きかかえています。

後ろには、お母さんと別の子供。

中学生くらいの3人乗りも普通に見かけました。

バイクの後ろに荷台を付けて、トゥクトゥク(タクシーみたいな乗り物)や貨車が走っています。

20~40代の若年層の人口が一番多い若い国。

『子供は病気になりやすいけど、どうするのですか?』

子どもは12歳まで医療費無料とのこと。

そのため一応安心して(医療レベルは日本より低い)、12歳までは子育てが出来ます。

一方日本でも、年々子供の医療費負担ゼロの年齢は上がり、18歳まで無料の自治体もあります。

カンボジアでは、12歳過ぎたら、健康は自己責任になります。

Tさんの『大変羨ましいです』が、身に沁みます。

 

アンコールワットの日の出を見た帰りの6時過ぎ、ある通りで多くの男性が立っていたり座っていたり。

『何かあるのですか?』

『あの建物は、公立のこども病院です。診てもらうために、みんな遠くから連れてきます。付き添いは、一人しか病院内に入れないので、他の家族は外で待っています』

よくある光景だそう。

お金持ちは、私立病院や海外の病院を受診するそうです(たとえこども病院が無料であっても)。

 

さて職業柄、眼鏡店は気になります。

カンボジアはクメール語と英語の表記です。

ドアを開けようとすると、表に座ってスマホをいじっていた20歳くらいの女の子が立ち上がって『Hello』

店員さんでした(地元のお店ははほぼ同様の接客)。

お客はひとりだけなので、もう一人の店員(同じくらいの子)、もう少し年上の店員、店長と思しき男性と4人が院長を取り巻きます。

フレームとレンズは別々の価格設定。

他国のフレームは安いのですが、日本製は高い。

レンズも然り。

どんなフレームが好みか?

ラウンド型は?スクエア型は?などなど、色々勧めてきます。

店長は、当店で屈折の検査をすることもできるし、眼鏡のパワーを測定することもできると。

はめてきた遠近両用眼鏡を測定してもらうことに。

渡されたデータは近視度のみ。

近視が強すぎてびっくりしているようでした。

老眼もあるので、近用度も入っていると言ったのですが…(会話は英語)

この眼鏡で近くも見えているならOKみたいな流れになってしまいました。

 

次回に続きます。

 

こちらもご覧ください

何しに台湾?  その1

何しに台湾?  その2

カテゴリー: 健康 公センセの日常の出来事

2019.3.12 花粉症ゴホゴホ

スギ花粉飛散が、予想以上に多い今春です。

 

飛散開始前なら、アレルギー反応を起こさないように、もし起こっても最小限で済むように予防策としての点眼薬を処方します。

しかし、飛散開始後、これだけ飛散数が多くなると、即効性のある点眼薬になります。

それでも、効果がない時は、ステロイド点眼薬も使います。

ステロイドは、消炎効果はありますが、眼科医の管理下で使用しないと、眼圧が正常値を大きく超えて緑内障になることもあります。

他科で処方される場合もありますが、眼圧を測定せず、使用するのは危険です。

 

花粉症の院長も、今年は、当たり年になってしまいました。

40歳過ぎて、遅咲き?で花粉症を発症した年の苦しさが忘れられず、前もっての投薬をしていたにも関わらず…です。

 

一般に花粉症は、眼・鼻に来ることが多いのですが、院長は、今年、何と気管支に来てしまったのでした。

例年、眼のかゆみはそれほどでもなく、くしゃみ・鼻水が多いタイプの院長。

なぜか、今年は、咳で悩むことに。

出始めると連続して咳込み、夜中でも突然ゴホゴホ。

風邪ではなく、アレルギーによる咳です。

 

スギ花粉(30μ前後)の表面にあるオービクルという微粒子(数μ)が、気管支に入り、アレルギー反応を起こすと考えられています。

また、花粉症による鼻水がのどに流れ、のどや気管支を刺激するのも原因の一つです。

いずれにしろ、気管支の粘膜で炎症が起きている状態です。

 

内服を増強するも、ついに吸入薬も追加することに。

診療中は、マスクを着用。

 

天気の良い日が恨めしい毎日。

洗濯物は、乾燥機で。

部屋には空気清浄機を。

ゴルフコンペも急きょキャンセル。

アウトドア活動は原則自粛。

 

何とか落ち着いているのに、また、花粉にやられるのが怖くて、珍しくインドアの日々です。

 

医療とセルフケアを組み合わせて、このつらい季節を乗り切りたいものです。

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2018.10.16 臨床眼科学会2018

臨床眼科学会に参加してきました。

目という小さな球体ながら、眼科の学会だけで、部位別(角膜とか網膜とか)病気別(白内障とか緑内障とか)診断・治療・研究など細分化されているのですが、今回は最大規模な学会です。

会場は、東京国際フォーラムに加え、年々規模が大きくなったためかJPタワーも。

 

東京駅から会場に行く途中には、はとバス乗り場。

ツアーを楽しみ人たちが、たくさん並んでいます。

知人と上京して、はとバスの『ホテルの夕食とニューハーフショー』ツアーに参加したことを思い出します。

はとバスでなかったら、足を踏み入れることのない世界でした。

また、乗りたいな~(つい、パンフレットをもらってきました)

 

当たり前ですが、会場は、眼科医・眼科医・眼科医…

エスカレーターにゆっくり乗る二人組の女性は、明らかに80歳越えです。

その年になっても、学会に行き、勉強する女医。

つまりは、まだ現役?

感服しました。

 

一方、ベビーカーを引いた若い女医さんも。

最近は、大きな学会では、託児室が臨時に開設されます。

第1号が出来た時に、院長も、息子を預けて参加したことを思い出しました。

あの時は、ベビーカーでなく、おんぶ紐で来たな~

ホテルの部屋にも、ベビーベッドを置いてもらって。

産後1週間で復帰・現在に至るオバサン女医(院長)が、心の中でエールを送ります。

 

たくさんの演題や講演があるので、予め、自分で聴講プログラムを作り、広い会場を移動します。

最近は、ポスター展示は、パソコンで見ることが出来、効率もアップしました。

学会の短い期間で、インプットされる量は相当なものです。

帰って、整理して、アウトプット出来るようにせねば。

 

書籍コーナーにも立ち寄ります。

名古屋にも大きな書店はあるのですが、眼科関連だけで何十冊という規模は、学会場だけです。

今回、医学書籍なのに、衝撃的なタイトルだった本は『7年前の常識は現在の非常識 眼科診療の最新標準』という本。

『私、大丈夫かしら?』不安になって、買ったばかりの本を、休憩椅子に座って読み始めます。

しばらく読み始めたところで、『変遷も今の常識も知っていることだった~良かった!』

かと言って、安心は出来ません。

専門分野や、関心の強い分野ではないところは、要確認です。

もし、7年間眼科医を休んでいたら、この本のタイトル通りなのかな?

 

医師の働き方の問題が話題になっています。

女医の育休・子育てとの両立など、働き方改革も進んでいますが、日進月歩の医療の世界。

子育て中も、勉強は休まず、少しでも医療に関わり続けてほしいと思います。

『女医』(医師)って、華やかではなく、『気力・体力・知力』あって当然の、地味・地道な職業ですから(私見)。

私も、80歳相当の女医さんたちを目標にします!

 

学会は、非日常の世界で、たくさんの刺激を受ける絶好の機会。

また、日常診療頑張ります。

 

■学会に関する過去の記事はこちら

日本臨床眼科学会2017

光栄です

日本臨床眼科学会

 

 

 

 

 

 

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