2016.9.20 光栄です

日本緑内障学会に参加してきました。
眼科と一口に言っても、各分野(例えば緑内障・白内障・角膜など)に分かれており、総合的な学会と各分野ごとの学会が、毎年行われます。

今回は緑内障に特化した学会。
そのため、かなり専門的な最新の知見を学べます。
診断方法も、治療方法(点眼・手術)もどんどん進化しています。
自分の中で、積み重ねがあってこそ、ついていける内容ばかりです。
日頃の不勉強を反省しつつ、この時とばかり集中して勉強。
インプットして、自分の頭の中で整理して、アウトプット。
患者さんに還元することが、医師の使命です。

今回の記念講演は、恩師の山本教授がされました。
緑内障診療の大家である先生の講演の概要は、若き日から今日までの緑内障診療を通して学んできたことを、いくつかのカテゴリーに分け、自験例を示しながらの講演。
講演の中で、取り上げられたスライドに、私の論文データがあり、思わずびっくり。
論文は、製薬会社の資料にも引用されていますが、教授がこのような栄えある講演で使われるとは、思ってもみませんでした。
一門の端くれではありますが、門下生として、身が引き締まる講演でした。
講演後、あいさつに出向くと「あれは、良いスタディだからね」と言ってくださいました。
開業しつつ、大学院に入学して苦しい日々もありましたが、頑張って良かったと思いました。

緑内障専門医にとって…
特に慢性緑内障の経過は長いため、長期間観察しないとわからないことも多い。
『緑内障専門医は、時の経過からも学ぶ』も、ずんと来た内容。

当院での緑内障患者さんとのお付き合いは、一番長い人だと、20年近くなります。
緑内障視野進行グラフをお見せすると、もう10年15年のお付き合いだと、お互いに驚くこともあります。
信頼関係をもって来院していただけることは、本当にありがたいことです。
学会・勉強会での机上の知識だけでなく、長い経過の患者さんからの情報を蓄積することで、経験的知識も構築でき、眼科医として成長させていただいているのだと思います。

特別講演は、医学を離れて、立命館大学の北岡教授の『錯視』(視覚における錯覚)。
色々な錯視の原理やデザインに、脳は騙されるんだな~と納得。
ホテルに戻って『北岡明佳の錯覚ページ』を検索。
『動く錯視の作品集』を開いて、見えるかどうかチャレンジ。

ホテルからの夜景は素晴らしい横浜でしたが、横浜を実感したのはそこまで。
せっかくの横浜まで来たのに…いつもと同じ規則正しい普通の夜でした。

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