2020.6.9  思い出タピオカ

久しぶりにタピオカを食べました。

外出の自粛の昨今、院長の行動範囲はほぼ徒歩圏内。

その中で、楽しいこと、面白いことを探しています。

ある日、某コンビニに『タピオカプリン』の幟が。

タピオカとプリン。

どういう組み合わせ?気になるわ~

『どんな感じだと思う?』散歩の道すがら家人に尋ねると

『さあ?買ってみれば』はなから想像する気なし。

一人で、味は?構成は?と想像すること数日。

変わった新製品は、ハズレもあるし…

またまた迷うこと数日。

スタッフに同様に尋ねると、真剣に想像してくれます。

さすが女子!?

そして空腹のある日、とうとうゲット。

家に持ち帰り、飲んでみました。

想像よりずっと美味しい。

早速、スタッフに報告。

この程度のお楽しみの院長です。

 

 

院長世代のタピオカは、ココナッツミルクに浮かんだ小さな粒のタピオカ。

一度、自家製なら思う存分食べられると、乾燥タピオカとココナツミルクを用意したところ、相当量の出来上がり。

もう少し食べたいくらいが丁度いい。

すっかり飽きてしまいました。

 

 

さて近年のタピオカブーム(もう今年は下降かも?)。

気になるものの、若者の飲み物のイメージがあり、オバサン世代の院長としてはハードル高しでした。

『でも気になる~』

学会で上京する際、次男を誘うと『了解』。

タピオカとは言わず『何か欲しいもの見に行かない?』

ネットで調べたお店に行くと、長蛇の若者の列。

現役若者(息子)と並んでいるから心強いわ~。

バリエーションやオプションが色々あったものの、結局王道のタピオカミルクティーを。

息子はタピオカほうじ茶。

大粒の弾力あるタピオカと濃い甘めのミルクティーがベストマッチ。

並んだ甲斐ありの初タピオカは、『東京・人気の店・息子』のキーワードで忘れられない味となりました。

 

 

その後、一人でも臆することなく、タピオカを楽しんでいた院長。

 

 

昨年の北九州の講習会先でも、気になるタピオカ屋さんを見つけました。

東京や名古屋より価格も少し安く得した気分。

知る人がいない解放感と、昼休みを急いで会場に戻らなければ…と言う時間の節約?で、タピオカを手に持ち、歩き飲み。

陸橋を歩きながら『美味しい~』

向こうから年配のご婦人が歩いてきます。

すれ違った途端、『お行儀が悪いわね』

えっ!?私のこと!?

ゆでだこのように顔が赤くなるのがわかりました。

陸橋の手すりにもたれて、残りを一気に飲み干しました。

たった1回のことですが、図星過ぎて言い訳できません。

 

院長世代もそうですが、飲食物を歩きながら食べた飲んだりするものではないと教わっています。

今まで自分は、物を口にするときは、どこかに立ち止まるか座っていました。

オバサンとしては、若者がストローを刺した飲み物を持って、歩いたりショッピングしている姿に、今でも違和感を覚えます。

それなのに…

 

もう二度としないと誓いました。

『北九州・お行儀悪い・老婦人』、日本人の所作を再確認させてくれる戒めのキーワードです。

 

 

タピオカを飲むたびに思い出す2つの出来事です。

 

 

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2019.8.6 どっぷり、がっつり

先週は、院長不在にて代診。

ご迷惑をおかけしました。

 

『フリータイム6日間 in  ハワイ』にも行けそうな期間。

『50時間集中講義6日間 in 北九州』に参加して研修を受けてきました。

 

産業医科大学主催の『産業医学基礎研修会』です。

 

『産業医』とは、事業場において労働者の健康管理などについて、専門的な立場から指導・助言を行う医師を言います。

労働安全衛生法により、一定の規模の事業場においては産業医の選任が義務付けられています。

産業医科大学は、産業医の養成に力を入れており、卒業生は多くの大企業の専属産業医となります。

今回は、主に嘱託産業医の認定を取る医師に向けての講座です。

 

月曜日から土曜日までで、計50時間の講義と実習が組み込まれています。

初日と最終日は半日ずつ。

あとは、朝8時半受付、9時から19時40分まで、5分程度のトイレ休憩と40分のお昼休み以外は授業です。

60分もしくは120分一コマの講義が、ぎっしり詰まっています。

入退室は、毎回QRコードで管理されています。

 

産業医とは?の総論から始まり、各論が続きます。

労働安全や法体系・健康管理や作業環境管理・メンタルヘルス対策や作業管理・健康保持や実際の活動などなど…

一流の講師による講義・講義…

 

知らないこともたくさんありますが、これがこうやって職場における医学に繋がっているのか…と思うことしきり。

昔、勉強した化学も物理も教養科目も、何となく頭の片隅から思い出しましたし、眼科以外の内科系・外科系全てに古い記憶も呼び戻され…

学生に戻った気分で、聴講しました。

ただし、集中力の持続困難に陥ることもあり、トイレ休憩でさえ待ち遠しかったのも事実。

 

そんなわけで、一日講義が終わると、へとへとです。

何をする気力もない。

毎日時間外労働を2時間していると、こんな状況になるのか…

過重労働やメンタルヘルスの講義が浮かんできます。

 

職場巡視(見回り)や職場復帰の面談・保護具(防毒マスクとか…)・騒音や粉じんなどの測定実習もありました。

労働者に適切な運動を指導するための、体力測定の実習も。

身長体重測定から始まり、踏み台昇降をしたり、前屈をしたり、腹筋(30秒で26回出来ました)をしたり…

運動機能検査は最高レベル、体内年齢は31歳!嬉しい~

久々の運動と結果に、一番楽しい実習でした。

 

眼科医として中断することなく、約30年。

開業してからはずっと地域医療に従事してきました。

知識と技術を『目』だけに注ぐのではなく、『患者さん』に注ぐ診療を心がけています。

患者さんのバックグランドも重要な情報源です。

『木を見て森を見ず』から、年齢と経験と知識の積み重ねが、『まず森を俯瞰的に見られる』ようにさせてくれました。

学校医・スポーツ医・認知症かかりつけ医などの勉強なども、日々の診療に役立っています。

働き方改革・メンタルヘルスの重要性が叫ばれている中、毎日の診療で得た技術と感性は、地域医療だけでなく、企業貢献にも役立てられたら!と産業医を取得することにしました。

 

金曜日の夜、海に近い会場を出ると、大輪の花火が何発も!

その日は、花火大会だったのです。

唯一ご褒美だと、楽しんで見上げていました。

ふと、交通整理の高齢ガードマンが、目に付きました。

高齢者の労働管理(日本の課題です)…講義で習ったことをふと思い出し…

 

どっぷり、がっつり『産業保健』に浸かった6日間でした。

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