2026.9.8 目元ケアしてる?

若い時(今はオバサンなので)は、ナチュラル(自然体)がいいと思っていた院長。

数年前、今は亡き内館牧子さんの小説(愛読)の中で、76歳の主人公がつぶやきます。

『ナチュラル(あるがまま)は、偽装することを面倒くさがるだけの無精者だ』

『真の姿がバアサンであっても、若くきれいに装い続ければ、その人はきれいで若い人ということ』

以来、まだバアサンではないもののオバサンである院長も身だしなみを整えるよう努力しています。

ナチュラル(あるがまま)は、家の中のみ。

それ以外は偽装(ではなく、それなりにきちんと整える)。

 

お化粧の仕方も、きちんと習いに行ったり、コスメのスタッフに選んでもらったり。

年を重ねた分、仕事や家事子育てに余裕が出来たのもあるかもしれません。

若い頃、全然イケてなかったのは少々悔やまれますが、きれいになりたい欲求も余裕もなかったのが事実。

 

さて、目元は専用のクレンジングで落としていますが、お化粧をしない人でも目元のクレンジング・お手入れは重要です。

眼科医からの目元のお手入れの提案です。

目元やまつ毛は、ほこりや花粉が付いたり、メイクや皮脂汚れがたまりやすい場所です。

今、眼科的に、まつ毛の根元の汚れをしっかり落とす『リッドハイパージーン』が推奨されています。

アイシャンプーとしてお勧めしています。

 

1.ドライアイ・マイボーム腺機能不全対策

まつ毛の根元の内側に、白もしくは黄色いつぶつぶが出来ている人がいます。

つぶつぶはマイボーム腺(脂腺)の出口を塞いでいます。

涙は涙腺(るいせん)から出た水成分とマイボーム腺から出た油成分が混ざって角膜を覆っています。

マイボーム腺が詰まっていると、脂が出ないので涙が蒸発しやすくなり、ドライアイを悪化させます。

目元をきれいに洗い、温めることで改善します。

2.ものもらい、めんぼ対策

いわゆるめんぼ(眼科的には霰粒腫さんりゅうしゅ)は、マイボーム腺の出口が詰まってしこりが出来ます。また、ものもらい(麦粒腫ばくりゅうしゅ)は、マイボーム腺や汗腺に細菌感染、炎症が起こります。

日頃からまつ毛の根元をしっかり洗うことで、マイボーム腺の出口の汚れを取り除く効果があります。

3.まつ毛ダニ(デモデックス)対策

まつ毛ダニは、まつ毛の毛根に寄生して毛根の脂を餌にしています。

眼がごろごろする・目やにが出る・瞼が腫れる・まつ毛が抜けるなどの症状が出ます。

寄生・増殖を防ぐためにも目元の洗浄は効果があります。

4.花粉症対策

花粉は目の中の結膜(白目)角膜(茶目)に直接飛入しますが、まつ毛や目の周りの皮膚にも大量に付着します。

アレルギー性結膜炎の点眼薬は処方しますが、目の周りのケアも重要です。

特に、見落としがちなまつ毛や目元をしっかり洗うことで、より良い効果があります。

 

眼科学には色々な分野があって、マイボーム腺疾患に特化した研究会もあります。

その研究会監修のアイシャンプーは、院長も愛用中。

 

泡タイプで少量でしっかり洗えます。

Tea Treeオイルとライムエキスも配合されており、低刺激で爽やかです。

 

目元のお化粧もそれなりに気遣っている院長(誰も気づかないが)。

朝はナチュラルから公センセになる儀式として、夜は公センセからナチュラルに戻る儀式として、アイシャンプーを使う院長です。

目元トラブルは皆無、瞼の縁はきれいな院長です。

 

気になる方は、院長が1プッシュしますので試してみてください。


エジプト:パピルスに描かれたホルスの目

こちらもご覧ください

→2019.3.19 リッドハイジーン

→2023.11.7 マイボーム腺問題

カテゴリー:健康 公センセの日常の出来事 眼に関すること

2023.11.7  マイボーム腺問題

ドライアイは、誰でも知る病気となってきました。

涙の分泌が少ないか、蒸発が多くて目が乾く自覚があります。

涙は、3層構造になっていて、表層から水分・油分・ムチンとなっています。

ムチンは涙と角膜をくっつける役割をしています。

つまり、目の表面に涙を均一に乗せてしっとりさせる役割があります。

 

油分は、涙の蒸発を防ぎます。

ヒトの瞼の際には、マイボーム腺という油分の出る分泌腺があります。

まつ毛の生え際より内側の、通常は透明の目立たない小さな穴口です。

ここから出る脂がとても重要です。

 

マイボーム腺は、しっかり開口していると、穴口は目立たず、透明な油がさらさらと分泌され、目の表面を覆います。

マイボーム腺機能が上手く働かないと、まぶたの辺縁もギザギザ(不整)になったり、毛細血管がまぶたの際に浮き出てきます。

また、脂がまぶたの際やまつ毛にまとわり付いていることもあります。

穴口が詰まると、際にぷつっとした油のふくらみ(タピオカサイン)や、白い粒のようなものが出来ます。

 

眼科医がふくらみを圧出すると、粘度のあるねっとりした脂が出てきます。

 

今年、日本眼科学会から『マイボーム腺機能不全診療ガイドライン』が出たくらい、マイボーム腺問題?もホットな昨今です(眼科医にとって)。

 

マイボーム腺をきれいに、健康的に保つためには、

1.目の温めを。

眼科では温罨法(おんあんぽう)と言います。

ガイドラインで、実施を強く推奨!です。

院長が研修医の頃には、古い病院に温罨法の器具もありましたが、現代とは用途が違ったかもしれません(使用経験なし)。

最近の温罨法は、蒸しタオルや市販の温かくなるアイマスクのことです。

脂の線を開口させ、きれいな脂が出るのを促します。

リラックス効果もあるので、眼精疲労にも効果大です。

 

2.まぶたの洗浄を。

ぬるま湯か専用のアイシャンプー(当院で取り扱いあり)で目元を優しく5回くらいなでるように洗う癖を付けましょう。

冷たい水はお勧めしません。

アイシャンプー使用で格段にまぶたがきれいになり、すっきりします。

アイメイク落としにも良いですし、高齢者の目の周りの不快感には特に有効です。

 

マイボーム腺機能不全は、加齢になるほど増加し、50代で32.8%・60代で41.9%・70代で48.4%・80代で63.9%と報告されています。

加齢に伴い、マイボーム腺が要因の目に不快感が増えてくるのも納得です。

院長は50代ですが、毎日の温罨法とまぶたの洗浄のお陰か、マイボーム腺機能は健全です(32.8%に入っていない)。

 

毎日患者さんの眼球も眼瞼(まぶた)もしっかり観察(診察)している院長。

もちろんアイメイクも見ています(目に入る)。

 

かなり遅まきながら、少し前から美に目覚めた!?院長。

メイクアップ教室に通ったし、化粧品も良質なものを使うように。

 

先日、新しいアイラインを付けたら、夕方スタッフに『センセイ、目、ぶつけました?』

鏡を見ると、無残なパンダ目。

早速、お店に行き、メイクの仕方をもう一度習います(申し訳ないので、何か買う羽目に。その繰り返しです…)。

 

ナチュラル(すっぴん)は恥ずかしいお年頃(院長です)。

メイクは念入りに(マイボーム腺まで埋めないように)。

そして、クレンジングは更に念入りに。

お肌もマイボーム腺もケアは大事です。

オバサンだって(それなりに)綺麗に見られたい願望はエンドレスです。

 

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2020.11.10 時にはバスボム

スタッフも今年はWEBで勉強会です。

先月の勉強会の後、院長の誕生会を兼ねてお茶会を開いてくれました。

この勉強会は、スタッフ向けだったので、院長は終了後にクリニックの一室へ。

コロナ流行の中、院長のお気に入りをスタッフに用意しました。

 

さて、スタッフルームの即席のテーブルにケーキの箱が。

『一番先に好きなケーキ選んでください!』

色とりどりのケーキ。

『久しぶりにモンブランにする!』

『それ、お勧めなんですよ~』

全員にケーキと紅茶が行き渡ったところで

『少し遅れましたが、誕生日おめでとうございます!』一斉にスタッフ。

『ありがとう!』感謝です。

毎年、この時期に、スタッフがお出かけ(ドライブ&温泉)を計画してくれるのですが、今年はさすがに…ね。

『ほんの気持ちですが、プレゼントです』

『ありがとう!私も、ほんの気持ちだけど、どうぞ!』と、スタッフにラッピング袋を。

同時に開けてみると『あれ?』

プレゼントしてもらったのは、バスボム(球体の入浴剤)のフィギュア入り。

プレゼントしたのも同様のバスボム。

院長セレクトは、愛用のアンパンマン&ディズニーもの。

スタッフからのは、愛用シリーズ以外に、おさるのジョージやお菓子シリーズ。

 

院長の好きなものをちゃんと知っているスタッフ、自分の好きなものをスタッフに使ってもらいたい院長。

偶然、同じものを思いついた結果。

 

コロナ禍でどこにも行けない院長の楽しみの一つが、以前にもまして自宅風呂になりました。

色々な種類の入浴剤をその日の気分で入れて楽しんでいます。

炭酸の多いもの、発汗の強いもの、自然の香りのものなど、1日の終わりの最後の楽しみです。

ある日、アンパンマンのバスボムを見つけ、使ってみました。

球体だけのカラフルなバスボムは、女性受けがいいのですが、今回のはフィギュア入りの子供向け。

それが、すごく楽しいのです。

球体のバスボムが、炭酸ガスを出しながら、小さくなり、最後にぷくぷく、ひょっこりと湯面に浮かび上がるアンパンマン。

なぜか、元気が出てきました。

以来、『すごく疲れたけど元気を出したいとき』または『すごく頑張りました!』日の出番です。

ただし、1個当たり結構高いので、厳選した日に使用します。

何が出てくるかは、その時のお楽しみです。

そのフィギュアが、スタッフ用トイレの飾り棚に並びだしたので、誰がどうして飾りだしたか…ということになり、院長のバスボム愛?も露呈したというわけです。

 

さて、入浴は、血液の巡りを良くし、体も温まります。

そのため副交感神経優位になり、リラックス効果もあります。

涙腺からの涙の分泌は、副交感神経刺激により促進されます。

また、湿度が十分なため、環境的にも目が潤い楽になります。

さらに、温かいタオルを目の上に当てれば、まぶたの縁にあるマイボーム腺が開きやすくなり、脂が出ることで、涙の安定(蒸発しにくくなる)につながります。

 

院長は、生涯、自宅のお風呂に入るのが目標です。

温泉みたいに、床に埋め込む浴槽ならまたがなくてもいいのに…もっと年とったら、リフォームしよう。

知り合いの建築家に話したところ…

一般家庭で埋め込む浴槽は作れなくもないが、洗い場と浴槽が隣接するので、体を洗った湯やシャンプーなどが入りやすく不向きとのこと。

大浴場くらい広ければいいのだけれど。

なるほど~断念。

それより、生涯、浴槽をまたげる筋力をつけたほうが賢明です。

 

トイレの飾り棚にフィギュアが増えてきました。

みんな、バスタイムを楽しめたかしら?

カテゴリー:クリニックに関すること

2019.3.19 リッドハイジーン

花粉症でマスク装用の院長ですが、春らしくアイシャドーを新調しました(誰も気づかないけど)。

 

さて…『目の縁のただれ・腫れ・かゆみ・ゴロゴロ感・まつ毛が抜ける』などの訴えで受診される患者さん、多いです。

診察すると、まぶたやまつ毛の周りが汚れている場合が、多々あります。

ホコリやめやに、落とし残したアイメイクなど。

そして、まつ毛の周りには、汚れだけでなく、『まつ毛ダニ』(正式名称はDemodex)が寄生していることも。

ダニが繁殖すると、繰り返す眼の炎症・不快感・ものもらい・まつ毛の抜けなどの要因になります。

また、まつ毛の生え際すぐ内側には、『マイボーム腺』という脂腺があります。

涙の安定性を保つ(涙の蒸発を防ぐ)のに有用な脂を出します。

マイボーム腺が、ホコリやアイメイク(マスカラやアイラインなど)などで詰まると、ドライアイや、ものもらい・不快感の原因になります。

それぞれの症状・所見に応じて薬を処方します。

 

加えて『リッドハイジーン』の指導を。

英語だと…?ですが、日本語表記だと『眼瞼清拭』

まぶた・まつ毛周りをきれいにすることです。

化粧落としの際は、クレンジングをしっかりと。

洗顔は、瞼の際まで意識して。

最近のお勧めは『アイシャンプー』(当院で取扱いあり)です。

目元専用の汚れ落としで、泡立ちがなく、石鹸のようにしみたりしません。

手でなでるようにして、拭き取る(洗浄も可)だけです。

 

往診の依頼で多いのが、長引くめやに。

すでに、抗生物質点眼が処方されていることもあります。

同一の抗生物質の使用が長いと、耐性菌が出てくることもあるので、場合によっては、めやにの培養(眼脂培養)をします。

どんな細菌による感染かわかると、どのグループの抗生物質が有効かがはっきりします。

めやにだけでなく、まぶた・まつ毛周りの汚れを伴うことはよくあります。

併せて、介助者に指導するのが、アイシャンプーによる『リッドハイジーン』

往診の患者さんは、自分で洗顔や眼瞼清拭を出来ない方が大多数です。

手でなでるようにして、拭き取るだけなので、介助者にも負担になりません。

 

毎日洗顔をすることは習慣になっていても、まぶた・まつ毛周りを意識して、清潔にすることには、意外と気にしていないかもしれません。

目元のチェックもしてみましょう。

特に『アイメイク・付けまつげ・エクステ年代』と『中高年』には、アイシャンプーによる『リッドハイジーン』をお勧めします。

院長は両方(アイメイク&中年)に該当するので、気を付けています。

 

 

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