映画を観ました   2006.11.23

最近旬の映画(ドラえもんは除く)から遠ざかっていた私ですが、新聞の予告を見てどうしても行きたいと思ったのが「めぐみ 引き裂かれた家族の30年」です。公開初日は土曜日だったので診療後早速映画館へ。反抗期真っ盛りの長男が映画館の併設のスポーツショップに寄りたいからと付いて来ました。北朝鮮に拉致された横田めぐみさんとその家族の今日までの軌跡です。今までいかに自分たちが拉致問題に無知であったか衝撃を受けました。肉親を失うことは最大のストレスのはずなのに、それにも負けずめぐみさんを思う御両親のひたむきな愛情による信念と行動には涙が溢れて止まりませんでした。日本人の問題をアメリカ人によって制作されたことは意外でしたが、それほど強く世界に衝撃をもたらしたということでしょう。一人でも多くの人に見てもらいたいと思いました。隣席の長男もポップコーンに手をつけることなく、泣きじゃくっていました。感極まって、無言で映画館を後にした私たちでした。帰りの車の中で長男がぽつり、’親が子供を思う気持ちってすごいんだね’。反抗期で手を焼いている長男ですが、その存在だけで十分幸せなのだとしみじみ感じました。

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事
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