2026.4.21  自己管理ミス

先日は日本眼科学会総会。

木曜日から日曜日までの4日間。

自身の経験年数とともに若年医師の比率増。

新しい知識を求めて院長もフル参加。

 

2日目の金曜日の夜。

学会終了後、ホテルに戻るとスタッフから着信履歴。

金曜代診日に何かあった?

掛け直すと…

『明日代診の先生って来られます?』

『えっ?A先生(金曜代診)じゃないの?』

『違うんです。帰り際、「明日もお願いします」って言ったら「予定に入っていません」との答えでした』

何てこと!

LINEを確認。

完全なる思い込み。

『どうしましょう、明日』

HPにも院内にも代診の貼り紙。

『帰る!今から。博多だから駅まで行けば何とか新幹線あると思う』

 

東京行きのぞみは、既に通路側しか空きがありません。

あと5分のところで、一番早いのぞみに乗車。

ここまでの思いもよらぬ展開に、席に着くなりへたった院長。

座席は空席が目立ちますが、これは新神戸まで。

新大阪では満席になりました。

名古屋駅のタクシー乗り場も混むだろうと、少し離れた場所で迎車を電話予約します。

ビール缶を開ける音、美味しそうなお弁当に匂い。

何も買えなかったので持参の水とお菓子で過ごすしかありません。

東京行き最終のぞみは、出張の帰り?単身赴任で家族の元へ?恋人に会いに行く?色々な人が乗っているはず。

院長みたいなをへまをした人間も。

手持無沙汰で、普段気に留めないスマホの設定を触ったのが運の月。

緊急設定の項目を見つけ、いざと言う時の連絡先を入力。

 

名古屋に到着。

駅のタクシー乗り場は長蛇の列。

予約して良かった…と指定した場所へ行くと…

タクシーが見つかりません。

なんで?タクシー会社に電話をかけるようとするも、電話自体が操作不能。

どういうこと?

しばらく待っても見つからず、駅構内の公衆電話を探します。

電話が見つからない。

その時間、道行く人は速足でとても呼び止められる雰囲気ではありません。

電話も他の通信手段も全部使用できなくなっています。

ここまで順調だったのに…

何回も同じ道を行き来し、泣きそうになる院長。

お店の立て看板を持って立っている二人の金髪青年に『あの、かくかくしかじか』

2人が顔を見合わせて『SIMがないんじゃないか、Wifiが繋がってないんじゃないか』などなど原因を探してくれます。

ポケットWi-Fiでネット接続を試みるも出来ません。

『勝手に自分で帰ったらどうです?』

『でも予約したから、その確認はしないと』

結局、青年の電話を借りてタクシー会社に。

何と、その夜その時間には配車の用意できず、携帯に連絡したとのこと(その頃、携帯は作動しなくなっていた)

なんてこと…!

『かくかくしかじか…でした。ありがとうございました』

『タクシー、あっちに行くとすぐ捕まりますよ』

院長、去るふりをしながら財布を開きます。

お札は1万円札のみ2枚。

さすがに…(そこまで太っ腹になれず)どうしようと思っていたら、未使用のQUOカードが。

『あの、1枚ずつどうぞ。すごく助けてもらい嬉しかったです。仕事の後に、何か食べてください』

『えっ!いいんですか?ありがとうございます』

『お仕事頑張ってください。おやすみなさい』

 

タクシーを拾い、深夜に帰宅。

かなりハードでドキドキハラハラの一日。

明日の診療に間に合いほっ(元々は自己管理ミス)。

翌日は院長の通常診療、終了後速やかに博多へ。

 

ちなみにスマホの原因は緊急時設定をすると人工衛星に繋がり、しばらく端末が使用不可になったためだそう。

 

*4/28と5/12公センセの部屋はお休みです。

つばめのお祝い。博多駅にて。

こちらもご覧ください。

2025.4.22 科学は美しい(日本眼科学会総会)

2024.4.23 学会と祈願

2023.4.11 2023日本眼科学会総会

2022.4.19 現地は新鮮

2020.5.12 WEBで学会

2019.4.23 日本眼科学会総会のあとの暗闇

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの日常の出来事

2026.4.7 たった5分のめぐり逢い

地下鉄ホームの階段を下りたら、乗客が乗り込んだところ。

良くないけれど、慌てて駆け込み乗車。

座席に小さなスペースを見つけ、両隣に『すみません』と断り、お尻を置きます。

ほっと一息。

『あの~』

『えっ?』隣席の青年。

『これって、栄(駅)行きますか?』

『桜通線なので行きませんよ』

『ヤバい!どうしよう。間違えた』隣の友人らしき青年に伝えます。

『大丈夫です。久屋大通(駅)で名城線に乗り換えれば、一区で栄に行けますよ』

『ありがとうございます。久屋大通、久屋大通…気を付けとかないと…』

『大丈夫ですよ、久屋大通に着くとき教えてあげますから』

『良かった~俺、名古屋に来てまだ4日目なんすよ』

『まあ!それなら、わからないよね。どちらから?』

A(隣席)『山口!』

『(山口の名所を挙げながら…)錦帯橋には最近行ったわ。いい所だった』

A『そうっすよね。俺、地元岩国(錦帯橋の場所)なんですよ!』

B(Aの隣席)『俺は三重。県庁所在地だけど何もないっす』

『名古屋は大きいでしょ?』

A『はい、すごく人が多いです。俺、人多いの好きじゃないんで…(というか慣れていないんだよね、院長も田舎出身だからわかります)

ぶつからないようにしないといけないし』

B『津と全然違う』

A『物価もすごく高いです』

『例えば?』

A『カラオケ、地元600円くらいだったのが、名古屋だと2000円くらい』(まずカラオケが物価指数に関与するところが面白い)

学生さんかと思いきや、就職とのこと。

名古屋で1年研修を受けて、全国に配置されるらしい。

B『俺たち、上司にもう嫌われてるんですよ。』

『数日で?』

A『お前たちは、本当に役に立たんって言われるんです』

『ホントに?まだ役に立たないけど期待はしてると思うよ。昔のボスだから、今風に褒めてないだけかもね(パワハラになってしまう)。

毎日少しずつ出来ることが増えてくるから』

A『そうっすかね~?!』

『そうよ~絶対。簡単にやめようと思わないでね』

A『はい、止めないっす』

B『俺、将来会社を作りたいんです。だから、こうやって悩む経験(まだ数日だけど)も将来大事かな~って思って』

『そうよ、その調子。伸びしろすごくあるんだから、頑張ればきっと仕事も出来るようになると思うわ』

話は弾み、『次は久屋大通』のアナウンス。

『ここで降りて、栄・金山方面の名城線に乗り換えて。一つ目が栄だからそこで降りてね。行く先の方面間違えないでね。名古屋城に行っちゃうから』

A『ありがとうございます、頑張ります』

B『楽しかったです、大好きです!』

手を振ってバイバイ。

 

たった5分の時間が、その日一番良かった出来事になりました。

『大好きです』今風の若者はさらりと言うのか不明ですが、気持ちの良い言葉も嬉しいプレゼント。

 

院長も職場の長として、改めて、若い世代を理解しようとする態度を見せなければと思いました。

最近の管理職の心得には『おひたし』という言葉が。

怒らない・否定しない・助ける・指示する

そうは言っても『ほうれんそう』も大事。

報告・連絡・相談

 

昭和気質の院長には、少々苦手ではありますが、時代の変遷についていくことも大事。

『ほうれんそうのおひたし』

 

青年たちとのたった5分の会話が、上司の心得に派生。

出会いって面白い。

 

Aくん、Bくん、新しい世界に飛び込んだ若者たち、応援していますよ!

5分のめぐり逢いでちょっと心が軽くなればラッキー。

オバサン(院長)ウエルカムです。

クリニック裏手の桜

こちらもご覧ください

2026.4. 7 連想ゲーム

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2026.4. 7 連想ゲーム

ある言葉から連想が始まり、繋がることが多い院長。

先日も先日も息子たちとKフライドチキンを食べていた時、息子の『たまに食べるんだから、骨までしゃぶってよ』に、『ちょっと、待った!』

『何?』

『骨までしゃぶって…』

『何?』

『え~っと…確か…そうそう…』

本棚から持ってきたのは外国の児童文学作家の本。

『ほら、主人公の友達がアルバイトでピアノを弾いているレストランの名前が‘骨までしゃぶって‘だった』(すっきりした)

『ホントや~』

 

急に漢字の『錦』が頭にポッ。

鹿児島の錦江湾、きれいだったな。

故郷に錦を飾る、錦鯉(魚も、お笑いも最近見ていない)、にしきのあきら(古い)…錦帯橋。

錦帯橋は、大学1年の夏、同期といった場所。

 

思い立ち錦帯橋へ。

当時は、クラブの大会が山口であり、先輩の車に同乗して応援に行ったのでした。

帰りは自由解散だったため、同期女子達と山口観光のひとつだったような。

新幹線で新岩国まで意外に近い。

そこからタクシーですぐ。

錦川にかけられた橋だから錦帯橋(知らなかった)だと運転手さんが教えてくれます。

岩国名所や著名人など、短い乗車時間にガイドも。

錦帯橋の文字に何かもっときらびやかなイメージがあったのですが、実際は、木造の落ち着いた橋です。

1673年流されない橋を目指して研究され創建されました。

弧を描いていますが、板が低い段差で並べられており、一歩一歩、江戸時代に思いを馳せて渡ります。

パンフレットも熟読。

 

ポーズを決め、写真を撮り合っていた大学1年の夏。

みんなで来られた解放感だけを味わった夏。

同じところにいるのに、見方も感じ方も全然違います。

〇十年後の自分がこのようになっていることは全く想像できなかったし、まだ未来もよくわからなかった(医師になることは確実だったけれど)のでした。

大会の打ち上げで、6年生の先輩が歌った『22歳』(谷村新司)。

10代の自分とは違う大人の世界の人だと思った時でした。

当時医学部の先輩やOBの御用達のスナック(死語?)は柳ケ瀬(岐阜一の歓楽街)。

昼のショッピングではなく、夜に柳ケ瀬に行くのは背伸びして少し大人になったような気になりました。

今、数歳違いを大人だと思いませんし(そもそも自分が相応な年齢の大人)、20代も30代もまとめて若い人なのですが。

小学生たちが連れ立って橋を渡ってきます。

『学校の帰り?』と聞くと『そうです』

毎日、錦帯橋が通学路。

観光客だけでなく、地元の人に普段使いされているのも微笑ましく思いました。

連想ゲーム的に行き先を決め、過去の自分と重ねるのも感慨深い時です。

 

錦は身近にもあります。

名古屋市中区錦(にしき)です。

特に錦3丁目はきんさんと呼ばれ、中部一の歓楽街です。

近場ですが縁遠い場所です。

『見渡せば柳桜をこきまぜて 宮古ぞ春の錦なりける』(古今和歌集)から、柳と桜を広小路通りと桜通りに見立て錦なりけるから錦通りが名付けられたとのこと。

今更ながら『へ~』

 

ちょっとしたことがきっかけで楽しめる一日になりました。

連想ゲームで現実のトリップだけでなく、タイムトリップも楽しめます。

小学生の通学路でもあります。

 

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