6月9日 ハイビーム 顔だけ避ける

日亜化学工業が開発した微細な発光ダイオード(LED)が、最新の車のヘッドライトに採用された。
対向車や歩行者を検知すると、顔の部分だけハイビームが当たらないように自動で調節し、まぶしくないようにできる。
今秋にもドイツの高級車メーカー『ポルシェ』の新型車に搭載され、初の実用化となる。
将来的にはヘッドライトで路面に文字やマークを投射できる。
法整備が進めば、路面に速度制限を表示したり、一時停車の際に横断歩道のマークを映して歩行者に横断を促したりできる。

中日新聞 2023.6.6

5月31日 花粉発生量半減へ

花粉症に関する関係閣僚会議を首相官邸で開き、30年後に花粉の発生量の半減を目指すなど健康被害を抑えるための対策を公表した。

政府の花粉症対策のポイント

・30年後に花粉の発生量の半減を目指す

・花粉発生源のスギ人工林の伐採規模を現在の年間約5万ヘクタールから約7万ヘクタールに拡大し、10年後に面積を2割程度減らす

・10年後には苗木生産の9割以上を花粉飛散の少ない品種にし、植え替えも進める。

・「舌下免疫療法」普及に向け、治療薬生産を年間25万人分から100万人分に増やす

・スーパーコンピューターや人工知能(AI)を活用し、飛散量予測システム精度向上

中日新聞 2023.5.31

5月29日 視覚障害の遺伝子治療薬

米国では1億円を超える価格がついている遺伝子治療薬が、日本で承認される見通しになった。

遺伝子の視覚障害に対する薬で、厚生労働省の専門家部会が26日、承認を了承した。正式に承認されれば、目の病気では国内初の遺伝子治療薬となる。

この薬は、製薬大手ノバルティスファーマが製造販売する『ルクスターナ注』。米国での価格は両眼で計85万ドル(約1億2000万円)で、同国の最も高額な薬の一つになっている。

対象は『RPE65』という遺伝子の異常で生じる『遺伝子性網膜ジストロフィー』の患者。眼球の奥にある網膜で光を感じる仕組みがうまく働かなくなる難病で、治療法がなかった。はっきりした推計は、ないもののRPE65に異常のある患者数は少ないとされる。

ルクスターナ注の国内価格は今後決まる。国の高額療養費制度などが使えれば、患者負担は抑えられる。

朝日新聞 2023.5/27

5月29日 視覚障害者に囲碁の楽しみを

アイゴは基盤の格子状の線が立体的に作られ、裏に溝のある碁石を交点にはめ込んで固定する。表面に突起や模様がある碁石が黒で、何もないのが白。盤面を手で触って全体の状況を把握するため、碁石が動かないよう工夫されている。

1980年代、奈良県の男性が失明した親族のために考案。「目(アイ)(ゴー)」との思いから名付けられた。金型がさびて生産停止状態だったのを、普及に努める日本視覚障害者囲碁協会代表理事で全盲の棋士である柿島光晴さんらが2013年に復活させた。

日本経済新聞(夕刊)

 

5月8日 40歳過ぎても近視が進行

近視とは、眼軸長(目の奥行き)が延びてピントが合いにくくなり、遠くがぼやけて見える状態のことを言います。近視の進行、つまり眼軸長の延長は、遺伝要因とさまざまな環境要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。
近視の進行は成人になると止まることが多いですが、一定以上進行した『高度近視』では、成人後も眼軸長の延長が継続しやすいことが報告されています。緑内障や網膜剥離、黄斑変性などの目の病気にかかりやすくなることも分かっています。
ここで最も重要なことは、視力低下の原因が近視の進行だけなのかどうかです。高度近視では様々な目の病気にかかりやすくなるので、病気による視力低下の可能性も考えられ、その場合は病気の治療が必要です。
近視の進行が原因であったとしても、専門医に相談することで、相談者に最も適した矯正(眼鏡やコンタクトレンズなど)の方法を選ぶことで、見え方が改善する可能性があります。いずれにしてもまずは早急に眼科を受診し、視力低下の原因を診断してもらうのがよいでしょう。

朝日新聞 2023.5/2

4月26日 iPSから目に移植

2014年にiPS細胞から作った細胞移植の世界初の症例となった、加齢黄斑変性の患者の長期経過が明らかにされた。定期的な経過観察の最新データとして移植から7年の時点で腫瘍化などはみられず、手術前の視力が維持できていたという。
神戸アイセンター病院の栗本康夫院長が発表した。
この患者の1年以上の長期間の経過が、学会などで報告されるのは初めてという。
現在神戸アイセンター病院では、網膜色素上皮(RPE)細胞をひも状にしたものを、他人のiPS細胞から作り、加齢黄斑変性の患者に移植する臨床研究を行っている。
他人のiPS細胞を使う方法では、免疫抑制剤を使う必要があるが、患者ごとに高品質のiPS細胞を作ることよりは、コストやかかる時間が少なくできる。
栗本さんは『将来的には、だれでも使える治療法を目指したい。』と話した。

朝日新聞 2023.4/26

4月25日 視覚障害者に囲碁の楽しみを

アイゴは基盤の格子状の線が立体的に作られ、裏に溝のある碁石を交点にはめ込んで固定する。表面に突起や模様がある碁石が黒で、何もないのが白。盤面を手で触って全体の状況を把握するため、碁石が動かないよう工夫されている。
1980年代、奈良県の男性が失明した親族のために考案。「目(アイ)(ゴー)」との思いから名付けられた。金型がさびて生産停止状態だったのを、普及に努める日本視覚障害者囲碁協会代表理事で全盲の棋士である柿島光晴さんらが2013年に復活させた。

日本経済新聞(夕刊)2023年4月24日(月)より

2月24日 眼鏡が合っていないと頭痛やめまい起きる

眼鏡が自分の目に合っていないと、頭痛やめまい、吐き気などを起こすことがある。

消費者庁は、まず眼科医を受診し、処方箋を基に眼鏡を作ってもらうよう呼び掛ける。

同庁によると、眼鏡による体調不良は昨年8月までの約10年8か月間に238件報告された。原因は「レンズの度数などが合っていない』が126件で最多。

子どもの場合、合わない眼鏡は目の発達にも影響する。

 

2023.2.23中日新聞

2月22日 視力弱い人も撮りやすい

ソニーは21日、視力の弱い人でも被写体を鮮明に見ながら撮影できるカメラキットを売り出すと発表した。

網膜に直接映像を投影するファインダーが特徴だ。

人間の目はカメラのレンズに当たる水晶体の厚みを変えることでピントを合わせている。

ただ、病気や加齢によって厚みが変わりづらくなるとぼやけて見える。そうした人でも、網膜に直接光を送る技術を組み込んだファインダーをカメラに就けることで、被写体を鮮明に見ることが出来る。

発売日は3月24日。

ファインダー越しの映像の見え方に個人差があるため、全国のソニー直営店で体験した人のみに販売する。

2023.2.22  朝日新聞

2月15日 花粉飛散 今年は要注意

2023年は関東や近畿など各地で過去10年で飛散量が最も多くなる恐れがある。国内の花粉症患者は約20年で2倍超に増えたと推計され、若い世代の増加が目立つ。

年代別では10代や20代の増加が著しい。

花粉症に詳しい日本医科大大学院の大久保教授は、若い世代で患者が増えている背景について「外で遊ぶことが減り細菌に触れる機会が少なくなり、免疫反応が花粉に向かいやすくなった」と分析する。

「マスクやアイガードを着用したり、服に付いた花粉を取り込まないよう着替えを頻繁にしたりして対策を取ってほしい」と話す。

2023.2.13    日本経済新聞

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