3月2日「視神経の再生成功」~マウス実験~
大阪大学、東北大学で行われた実験です。
視神経が損傷しているマウスに、SHP(※)の働きを抑える化合物を与えました。
※視神経の再生を抑制する物質が、視神経細胞と結合した時に集まる酵素のこと。
――すると、2週間で視神経の再生が進んだのです!
さらに、神経の再生を促す物質の動きも高まっていたとのこと。
研究チームは、SHPの働きを抑えれば、再生を抑制する物質の影響を逃れて再生を促せることが確認できたとみています。
3月2日日経夕刊
大阪大学、東北大学で行われた実験です。
視神経が損傷しているマウスに、SHP(※)の働きを抑える化合物を与えました。
※視神経の再生を抑制する物質が、視神経細胞と結合した時に集まる酵素のこと。
――すると、2週間で視神経の再生が進んだのです!
さらに、神経の再生を促す物質の動きも高まっていたとのこと。
研究チームは、SHPの働きを抑えれば、再生を抑制する物質の影響を逃れて再生を促せることが確認できたとみています。
3月2日日経夕刊
市販薬は手軽で人気ですが、注意が必要です。
それは、長く使っていると、薬の効果が得られる期間が短くなるということ。
効き目があまり感じられないと思ったら、早めに受診することをお勧めします。
そのまま放置すると、重症化するケースも少なくありません。
市販薬をある程度使って効果が得られなければ、受診した方が良いです
――(ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック永倉院長)。
また、花粉症が重症化すると、気道粘膜が腫れて呼吸困難を起こしたり、
目の粘膜の異常からコンタクトレンズがはずれなくなったり、花粉による皮膚炎も起こり得るとのこと。
アレルギー疾患は一端症状が強くなると体が過敏になり、治療に時間がかかる上、強い薬も必要となります。
スギ花粉症を放置するうちに、イネ科(カモガヤなど)やキク科(ブタクサなど)の花粉にも敏感に反応する
「多重花粉症」を引き起こしかねません ――(アレジオ銀座クリニック呉院長)。
3月2日現在名古屋は昨日までのお天気と打って変わり快晴。いよいよ花粉全開と思われます。
他の病気もそうですが、おかしいな?と思ったら病院へ。早期発見早期治療が功を奏します。早めの受診を。
――(※当院院長コメント)
失明すると、触覚などの能力が高くなる!
――という仕組みを、横浜市立大学の研究チームが発表しました。
米科学誌ニューロンによると、それはラットの実験により明らかになったとのこと。
研究では、瞼を開かないようにしたラットは、周囲の状況を知るためにひげを駆使した。
その結果、視覚の代わりにひげでモノを触る感覚が強くなったらしい。
(※神経情報伝達を担うセロトニン物質が増加したため)
人も同様の可能性があります。
目が見えない人は他に比べて、聞こえにくい小さな音も敏感にキャッチするケースが多々見られます。
日々の診療の中でも、
かなり視力が弱い患者さんが視覚以外の神経を研ぎ澄まして生活しておられるのを目の当たりにします。
ある機能が完全でなくても他の部分でそれを補える、という生体の強さを感じます。(※公センセのコメント)
(日本経済新聞2月24日夕刊より)
花粉が飛び始めましたね。
鼻うがいや洗眼が効果的といわれていますが、それぞれに注意していただきたいことがあります。
1・鼻うがいの場合、水道水は粘膜を刺激してしまいます。
→→◎生理食塩水(500mlの水に対し、塩小さじ1杯)を体温程度に温めて使用するとよいです。
2・洗眼も有効ですが、塩素や真水は目を傷つけやすいので注意してください。
これは、目を保護する涙を洗い流してしまうことで、無防備な状態になってしまうためです。
傷からバイ菌が入ったりすると、病気になってしまうので二重・三重のリスクに‥
→→◎洗眼の場合は、防腐剤なしの人工涙液がお勧めです!(※公センセのコメント)
次に、家で花粉を吸い込む量を減らすための効果的な掃除のコツは――
掃除する時間は、朝か帰宅時がお勧め(※花粉がまだ舞いあがっていない)
モップやワイパーなど乾いた布でから拭き→掃除機→軽く水拭きが効果的です。
上着は家に入る時に払い、玄関にかけるなど花粉を家に持ち込まない工夫もしてくださいね。
(日本経済新聞2011.2.23朝刊より)
目は口ほどのモノを言う、とよくいわれます。
実は、心の動きは瞳孔の大きさにも表れます。
瞳孔は周囲の明るさに応じて開いたりしぼんだりし、目に入る光の量を調整します。
それだけでなく、人が何かに興味や関心を持つと瞳孔は広がります。
文字通り、「眼を見開く」というわけです。
たとえば、お笑い番組が好きな人にビデオを見せたとしましょう。
その人の好きなタレントが出てくると瞳孔が2~5割広がり、同時に口元や目じりが緩んだそうです。
逆に嫌いと思われるものを見せると、瞳孔が広がるのに表情は険しくなりました。
瞳孔の測定も他の身体情報と組み合わせて調べれば、人間の感情にもっと迫れるかもしれませんね。
(日本経済新聞2011.2.20朝刊より)
いよいよ、花粉症の季節ですね。今年は昨年の10倍以上の花粉が飛散する地域もあるようです。
今から花粉を迎え撃つのに有効なのは、レーザー手術や体質改善ではなく、「薬」だと思われます。
「2009年アレルギー診療ガイドライン」では、専門家医から薬による「初期療法」が勧められており、
薬を適切に使えば症状をずいぶん抑えられるようです。
さて、その薬とは――。
①「第二世代」と呼ばれる、新しいタイプの抗ヒスタミン薬。
└市販薬に多い「第一世代」と比べ、眠気や口の渇きなど副作用が少ないのが特徴。
②鼻に吹き付けるタイプのステロイド薬。
└症状が強い場合、①と合わせて使うと効果的。
③内服のステロイド薬
└かなりの重症の場合に服用する。
――と、以上の3種類に大別されています。
ポイントとしては、いずれの薬においても、自己判断で服用を始めたり止めたりしないこと。
薬を適切に使うために、医師のアドバイスをよく参考にしていただくことが重要です。
(朝日新聞2011.2.3記事より)
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