2012.8.1  おかげさまで15年

8月1日は開院記念日。おかげさまで、当院も15周年を迎えることができました。女医の待遇は改善されつつありますが、その当時は、出産後フルで働くか辞めるかの1か0の選択。大学と縁のない土地で働くには開業しか選択がありませんでした。乳児、幼児を抱えてまだまだ医師としても若輩での開業医出発でしたが、息子③の出産後1週間(出産前は0日)の自身の休養のみで今日まで診療を続けてこられたことは、困難に対するちょっとした強みになっています。

医師は患者さんによって成長するといわれますが、まさにその通り。病気のみならず、その背景(人生経験)、15年の開業期間を通して、自身の頭の中には患者さんと情報網がびっしり築かれています。悼む人になられた患者さんも記憶の中に生きています。病気は個人差があり、名解答ばかりが出てくるわけではありません。少しでもの軽快に向け、悩みつつの診療もあります。時々のごほうびは、患者さんからの’ありがとう’とか、’先生に診てもらってよかった’の言葉。うちを選んで来院された患者さんとのご縁を大切に、そしてたくさんのうれしい言葉を診療の糧に、これからも地域の眼科医として歩んでいきたいと思います。何かあれば、「適切な診療と満面の笑顔が迎えてくれる」そんなクリニックをスタッフ一同こころがけています。これからもよろしくお願いします。

カテゴリー:クリニックに関すること 公センセの想い
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