2015.4.14 日本医学総会in京都

日本医学総会に行ってきました。

京都の桜はもう一週間早ければ満開だったはず。

散り終わりに少し残念。

学会はすべての分野の医師が参加対象ということで大盛況でした。

 

今回、日本医師会認定スポーツ医の講習内容は「リハビリテーション」

スポーツ関連ではなく、加齢や脳疾患による四肢の機能低下を早期からのリハビリで回復させようという運動器リハビリの進歩と展望。

電気刺激やロボットなど新しい試みがどんどん施行されています。

また、心臓手術をしたあとのリハビリ(心臓リハビリ)にも早期からの運動は効果が高いそうです。

病気になっても出来るだけ動かすことで、画期的な回復が得られます。

専門の眼科以外での最新の知識を得た貴重な講演でした。勉強、満足。

 

さて、せっかく京都まで来たのだから、一か所だけ観光!とホテルから一番近い三十三間堂を訪れました。

ここだけと決めると、仏像もスルーせずじっくりと拝観。京都観光、満足。

近くの鍛金工房で素敵なカトラリーを見つけ、買い物も満足。

 

嬉しいのは手ごたえ 悲しいのは口ごたえ

三十三間堂の玄関に貼ってあったお言葉。

 

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2015.3.31 お花見ゴルフのはずが…

桜の花も満開だろうと、日曜日はお花見ゴルフに行くことに。

運がよければ、しだれ梅も見られるはずと楽しみにしていました。

しかし、ゴルフ場は桜、未だ開花せず。梅は既に散った後でした。

しかも、雨に降られる羽目に。

やっと走らなくても良くなったものの、トップにダフり、あさっての方向と、梅も桜もどうでもいいという気持ちのカッパを着てのプレイでした。

花より団子。せめてお団子だけでもと茶店で一服。団子は食べたものの、お花見ゴルフならぬ、ずぶぬれゴルフとなりました。

 

ところで、ゴルフではおめでたいホールインワンですが、アイホールインワン(勝手につけた名称です。目にゴルフボールが直撃すること)の患者さんを診察したことがあります。

眼球打撲の場合、小さいもの、硬いものほど、またスピードがあるものほど重症度が高くなります。

ゴルフボールの場合、眼球が破裂してしまいます。

まだまだ、ゴルフルールも覚え中ですが、事故は思わずして起こるもの。

注意、注意。

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2015.3.24 休日診療所

久々の休日診療所の当番。眼科は新栄の葵町にあります。

仕事の合間の楽しみは、いつの時も食べること。

休日診療所でのお昼の休憩はいつものビストロへ。

お店は、場所柄か休日診療の日は女性のおひとり様が多く、しかもそれぞれが離れて座っているため、一人の時間が楽しめます。

窓際に座って、注文を取りに来るフランス人が主人とあれば、マドモアゼルならぬマダムの気分。

前菜・メイン・コーヒーとデザートが定番のコースを注文。「1時間で優雅に食事をして、昼からに備えよう」

もうひとつの窓際の席に珍しく母娘の二人連れが着席。

「ご注文は?」「コース1人前でいいわ。分けて食べるから」(えっ?)

それからおもむろに「今日の算数のテストどうだった?国語は?」と質問(こんな所でしないでー)。しかも矢継ぎ早に出てくる出てくる。どうも中学受験を控える親子のようです。

パリのビストロで一人ランチを楽しんでいるマダムは現実に引き戻されてしまいました。

 

さて、この日の休日診療所の患者さんで一番多かったのは、結膜下出血。

白眼が真っ赤になる病気です。見た目が派手なので、飛んで来られるのでしょう。

野球のボールが当たり出血した少年は、試合を休んで安静にしているよう伝えましたが、再度眼科に行ってくれたでしょうか?

角膜が大きくはがれ、目が開けられなかったおじさんも翌日受診してくれたでしょうか?

一期一会の診療、患者さんのその後が気になります。

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2015.3.17 耳がダンボ

先日入ったカフェ(喫茶店)で。案内されたのは隣との距離が近い席。

おばさんに突入したばかりのプチおばさんの私たちは、トーンを押さえ気味に会話。

隣からは年配のおばさま達の賑やかな話声。嫌でも耳に入ります。そして、いつしかダンボに。

なにやら健康談議。

「緑内障って言われたんだわー。年齢のせいだって!」(年齢だけで緑内障になることはありませんよ。もしかしたら白内障?)

「今年は花粉症がひどいもんで目が痒くって痒くって。点しても点しても良くならんのよ」(用法を守りましょう。他の薬に替えてもらう手も)

「ちょっと待って、目薬点すから。最近、コンタクトが乾いて、乾いて。」(それはドライアイの○○薬ですね。乾きにくいコンタクトレンズもありますよ)

「ちょっとー。これ、なんて書いてある?暗いで見にくいわ―」(老眼の典型的症状です。眼鏡を使ってみては?)

隣の席に乗りこんで、解説をしたくなる気持ちを押さえながら、心の中で突っ込みを入れてしまいました。

知人も苦笑いでした。

別れの挨拶は「お互い健康に気をつけて、またお茶しようね」身体に気を遣う年代になってきました。

いずれ、病気自慢をするおばさんになる日も近い?でも大きな声は控えようっと。

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2015.3.10 ママがいいー!

陽気も良くなりスギの飛散もピークに。

サングラス・マスク姿のランニングも様になってきたこの頃です。

そのいでたちで平針の農業センターへアイスクリームを食べに……ではなく、梅を観賞に行ってきました。

しだれ梅は満開、まさに見頃。大勢の人で溢れかえっていました。

長蛇の列に並んで食べた久しぶりのアイスは美味。子供がアイスクリームを受け取った途端落として大泣きしたことを思い出し胸がキュン。

 

花粉の季節。アレルギーの原因を調べるために採血する患者さんも多くなっています。

ほとんどが小児なので「やめて、やめてー」「ママがいい、ママがいい―!」と泣き叫ぶ子もいれば、「うん、わかった」とか「あのねー私ねー…」と世間話をするつわものも。

原因が特定できれば早期対策も出来るので、気になる方はお申し出ください。

さて「ママがいいー!」という子供の甘えたセリフ。

息子たちから毎日浴びるように発せられた嬉しい言葉も遠い過去に。

現在聞くのは、お金がいる時だけの「ママ(母さん)がいいー!」

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2015.3.3 自閉症の僕が…

ある患者さんが5年ぶりに検診に来院されました。聞くところによると、お子さんが自閉症でこの5年間忙殺されていたとのこと。

そういえば、まだ小さい赤ちゃんを斜視ではないかと連れて来られたことがありましたが、その時はまだ小さすぎて経過を見るしかありませんでした。その後、斜視ではなく、視線を合わせないことが分かったそうです。

東田直樹さん著「自閉症の僕が跳びはねる理由」によると、相手が何を言っているか聞きとろうと真剣に耳をそばだてていると、何も見えなくなるのだそうです。

自閉症の患者さんは当院にもたまに来院されるのですが、一度は上手くコミュニケーションが取れず、眼科の器械を投げつけられてしまったことがありました。これも気持ちの折り合いがつかなかったり、衝動が抑えられなくなるからだそうです。

東田さんは著書の中で「自閉症とはきっと、文明の支配を受けずに、自然のまま生まれてきた人たちだと思う」と書いています。

私たちも当事者や当事者の家族以上の現実はわかりませんが、少しでも理解し寄り添えたらと勉強していくつもりです。

自閉症の患者さん、遠慮しないで受診してくださいね。

東田さんの「自閉症の僕が跳びはねる理由」「跳びはねる思考」は待合室の本棚にあります。

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2015.2.24 ラウンドそろそろ?

ゴルフの倉本昌弘プロの講演を聞いてきました。82年の全英オープンで日本選手歴代最高の4位に入りその後も活躍。現在は日本プロゴルフ協会の会長をされています。

始めて2年目に入ったゴルフ初心者としてはゴルフの極意!の話を期待していたのですが、ゴルフ協会の活動や近年の動向が中心に。

30~40代でゴルフを始めて2年以内のやめる人は6割。ゴルフ愛好者が周囲にいない、お金がかかる、ゴルフ場の敷居が高いのが原因だそうです。確かにランニングより、道具からしてお金がかかります。

ゴルフの良さは、「自分は自分のゴルフが出来ること」と言われても、インストラクターから「身内以外とのプレーはもう少し我慢しましょうね」と言われている身としては、自分のゴルフは遠い、遠い。

倉本プロの03年アコムインターナショナルでマーク59。9ホールでもそのスコアなら羨ましいと思う現状。

ゴルフは精神面が7~8割。下手なりに自分のゴルフが出来るようにクラブを振る日々。身内以外とのラウンドはそろそろ?

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2015.2.10 講演会in稲沢

愛知県商工団体主催の「いのちと健康を守る学習交流会in稲沢」で講演をしてきました。

今回の題目は「中高年の目の病気」

1時間の持ち時間を使い、「VDT症候群」「ドライアイ」「白内障」「緑内障」「飛蚊症」「網膜剥離」「糖尿病眼合併症」「加齢性黄斑変性症」と盛りだくさんにお話をしました。

途中、10秒目を開けていられるかといったドライアイの疑いや加齢性黄斑症の初期のゆがみの有無の確認など簡易チェックをして、少々頭を休めていただきながら、話を進めていきました。

熱心にメモを取っていただく姿もあり演者としては嬉しい。

その後40分ほど質疑応答の時間。新聞などでドクターとの紙上相談室がありますが、そのリアル版。

病気そのものの質問よりは、ご自身の目に関する質問が多かったように感じました。

1時間40分の持ち時間は無事終了。少しはお役に立てたでしょうか?

 

久しぶりの名鉄電車。JRに比べて揺れもシートも庶民的。

初めての国府宮(名鉄の稲沢の駅名)。

奇祭で有名なはだか祭りは3月3日。

一度ははだか祭で訪れてみたいものだと雨の稲沢を後にしました。

 

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2015.2.3 そろそろスギ花粉

ランニングを終えると鼻がムズムズするこの2、3日。早速花粉症の予防薬を始めました。

スギ花粉飛散開始予定日は、1月1日からの最高気温の合計が400度に達した時点とされています(花粉情報協会)。今年の予想は2月12日頃。3月上旬から中旬がピークになります。

例年の1.5倍、昨年の3倍ほど。

外出には、マスク、メガネ着用で。花粉が付きにくいコンタクトレンズもあるので、どうしても素顔を見せたい人にはお勧めです。

毛、フリースなどの洋服は花粉がつくので表に着ないのが無難。ナイロン製でも静電気発生により花粉が付くので静電気除去スプレーをかけると効果的です。

お洗濯も静電気防止に柔軟剤使用を。また、トマトを食べて喉のイガイガなど感じる人はスギ花粉症かも?口腔アレルギー(口や喉がイガイガ)を起こす物質が、スギ花粉とトマトの中に含まれている物質と類似しているためなのですが。逆にスギ花粉症の人でも、トマトを食べてイガイガしなければ大丈夫ですよ。

 

これからの時期はサングラスに加え、マスク着用のランニング。サングラスは曇るし、若干息苦しいのですが、心肺機能は向上しそう。

診察室で院長がマスクをしていたら、花粉症でかなり苦しんでいると察してください。そんなことにならぬよう、今から予防予防。「って走らなければいいじゃん」という声が聞こえてきそうですが。

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2015.1.27 お年玉年賀状

必要な事以外めったに連絡を取り合わない母娘ですが、先日の午後電話がかかってきました。

相手先が入力してある携帯電話なのに「もしもし、公ちゃん?」「そうだけど、何だった?」「あんたん(あなた)とこから来た年賀状が当たっとったんやてぇ」「へえー、何等?」「3等。これは公ちゃんにいいことあるわー」たったそれだけの会話でしたが、何やら温かい気持ちに。

子供のころ、年賀状のお年玉発表がある日は、父の号令の下、子供たちが家族中の年賀状を末尾の1から順にグループ分けをし、父の読み上げる番号を確認していったものでした。

当たった切手シートは、切手蒐集アルバムに。今では蒐集切手も一生に使いきれないまま残っています。

電話を切った後、久しぶりに年賀状のお年玉当選番号を確認してみました。当たっていたのは切手シートが3枚。

 

その中に患者さんから届いた1枚もありました。

次回Nさんが来院されたら「年賀状、当たってましたよ。Nさんにきっと良いことがありますよ」と言うつもりです。

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