4月22日 若くても要注意!? スマホ老眼

情報の約80%は目から入ると言われています。

近年では、瞳の虹彩(こうさい)部分を個人識別に利用したり、眼鏡に付けたウエアラブル端末から画像が見えるようにするなど、情報技術の進歩で目に関連する情報機器や機能も向上しています。

半面、目はIT機器に酷使されています。電車の中を観察してみると、ほとんどの人がスマートフォンを見ているという光景も珍しくありません。

そんな若い世代でも起こりうるのが、「スマホ老眼」。

近くを見る状態が長く続くと、目のピント調節を行う毛様体筋(もうようたいきん)が酷使され、目が疲れます。

その状態で遠くを見るとものがぼやけ、近くを見るのも辛くなります。これは、老化で水晶体が硬くなり、ピント調節機能が弱る老眼と似た症状といわれています。

 

特に、ゲームのように物体が小刻みに動く画面は、まばたきが少なくなり、目の乾燥も助長させます。

スマートフォンに限らず、本を読むときも目を近づけすぎると、同じ状態になります。

ただ、本当の老眼と異なり、スマホの使い方を改めれば回復や予防もできます。

そのためにも、画面から時折目を離して遠くを見たり、意図的にまばたきしたりして、目を休めるようにしましょう。

 

(4月5日 中日新聞)

4月13日 デメリット理解して、満足度アップ。

年を重ねれば誰もがなると言われる白内障。濁った水晶体を取り出して新しく「眼内レンズ」を入れる白内障手術はポピュラーなものとなりましたが、術前の理解がその後の満足度を大きく左右します。眼内レンズには2種類あって、一方は“単焦点レンズ”もう一方は“多焦点レンズ”です。それぞれの特徴をご紹介します。

 

★単焦点レンズ

一定の距離だけに焦点が合うもの。生活に合った焦点距離のレンズを選べば、比較的はっきりとした見え方が期待できます。ただし、それ以外の距離を見るときはメガネが必要です。公的医療保険が適用され、機関によって差はありますが3割負担なら5~6万円ほどの費用。

★多焦点レンズ

主に二つの距離に焦点が合うもの。眼鏡なしに生活できるかも?という期待は持てますが、レンズの構造上くっきり感は落ち、夜間の街灯や車のライトがまぶしい・にじんで見えるといった現象も起こり得ます。公的医療保険は適用外ですが、先進医療として検査費などには保険適用され、片目30~50万ほどの費用。

 

このようにそれぞれのレンズにはメリットとデメリットがあります。見え方に慣れるまで数週間かかる場合があることも知っておくとよいでしょう。

術後の不満を訴える声の中には、術前の期待とのギャップがあるケースも多いようですが、一方で欠点をよく理解し、満足度を高く感じている人も少なくはありません。医師ともよく相談し、自分に合った選択ができるといいですね!

(3月29日 朝日新聞)

2月29日 女性必見!マスクメークのコツをつかんで、いつでもキレイに

今年も花粉の飛散情報が気になる季節がやってきました。また花粉を防ぐためだけでなく、風邪予防も兼ねてマスクを着けている人も見かけます。

そんなマスクも「ファンデーションがマスクにつくのが不快だし、目がかゆくてこすることが増えるのでアイメークも極力したくなくなる」と、そんな女性の声も多く、少し考えもの。つらい時期だからこそ、メークを綺麗にキープしましょう。

 

まず、マスクメークの鉄則は全体的になるべく薄めに仕上げること。カギを握るのが事前の肌作り。しっかり保湿することで、ファンデーションがきれいにつくようになります。

化粧水や乳液、クリームなどで保湿したら、下地クリームでカバーします。肌が一番きれいに見える場所は目の下の三角形部分。ここがきれいに仕上がるよう意識すれば、厚塗りの必要はありません。

 

続いてアイメーク。花粉症の人は涙で目の周りのメークも落ちやすくなります。崩れても目立たないようにするため、アイシャドーは肌に近いベージュやゴールドなどがおすすめ。クリームタイプは花粉がくっついて症状を悪化させることもあるので要注意。

マスカラやアイラインは涙に強いウォータープルーフタイプを選びましょう。色が涙目でにじむのが気になるなら、部分用つけまつげも効果的です。

 

また、肌の血色を良く見せるチークは、マスクの上からのぞくようやや広めに入れるとマスクをしていても疲れているように見えません。

資生堂の研究では、スギ花粉に含まれる物質が、乾燥や異物の侵入を防ぐ肌のバリア機能を低下させることが分かったそうです。男女とも外出時には下地クリームや日焼け止め、ファンデーションなどで防ぐよう心掛けたい。

 

また、マスク選びも大切なポイント。肌触りの良い素材やサイズの合ったものを選ぶことで、余計な摩擦を防ぐことができます。

他にも、肌色を明るく見せるピンク色のものや、香りがついているものも気分が前向きになるのでおすすめです。

 

(日本経済新聞 2月20日)

今年も花粉の飛散情報が気になる季節がやってきました。また花粉を防ぐためだけでなく、風邪予防も兼ねてマスクを着けている人も見かけます。

そんなマスクも「ファンデーションがマスクにつくのが不快だし、目がかゆくてこすることが増えるのでアイメークも極力したくなくなる」と、そんな女性の声も多く、少し考えもの。つらい時期だからこそ、メークを綺麗にキープしましょう。

 

まず、マスクメークの鉄則は全体的になるべく薄めに仕上げること。カギを握るのが事前の肌作り。しっかり保湿することで、ファンデーションがきれいにつくようになります。

化粧水や乳液、クリームなどで保湿したら、下地クリームでカバーします。肌が一番きれいに見える場所は目の下の三角形部分。ここがきれいに仕上がるよう意識すれば、厚塗りの必要はありません。

 

続いてアイメーク。花粉症の人は涙で目の周りのメークも落ちやすくなります。崩れても目立たないようにするため、アイシャドーは肌に近いベージュやゴールドなどがおすすめ。クリームタイプは花粉がくっついて症状を悪化させることもあるので要注意。

マスカラやアイラインは涙に強いウォータープルーフタイプを選びましょう。色が涙目でにじむのが気になるなら、部分用つけまつげも効果的です。

 

また、肌の血色を良く見せるチークは、マスクの上からのぞくようやや広めに入れるとマスクをしていても疲れているように見えません。

資生堂の研究では、スギ花粉に含まれる物質が、乾燥や異物の侵入を防ぐ肌のバリア機能を低下させることが分かったそうです。男女とも外出時には下地クリームや日焼け止め、ファンデーションなどで防ぐよう心掛けたい。

 

また、マスク選びも大切なポイント。肌触りの良い素材やサイズの合ったものを選ぶことで、余計な摩擦を防ぐことができます。

他にも、肌色を明るく見せるピンク色のものや、香りがついているものも気分が前向きになるのでおすすめです。

 

(日本経済新聞 2月20日)

 

1月19日 個人間は対象外…問われる意識

行政機関や民間事業者による障害者への差別を禁止する「障害者差別解消法」。今年4月に施行されるが、歩道上での衝突など個人同士の関係は対象外となっており、課題が残されている。

名古屋盲人情報文化センター職員の森幸久さん(40)はほぼ全盲で、通勤時は白杖と点字ブロックが頼りだ。昨年八月、点字ブロック上に立っていた高齢女性と衝突し、女性は救急車で運ばれた。十月には、森さんを追い越そうとした足の不自由な高齢男性が、白杖に接触し転倒。どちらも事件にはならず、相手側も事情を把握してくれたが、後味の悪い思いをしたと森さんは語る。

知人の中には、接触で破損した白杖の修理費を請求したくても、相手の言い分を受け入れるしかなく歯がゆい経験をした人もいた。白杖はその機能上、丈夫な通常の杖では代用できず、スペアがないと生活に支障をきたす。

「白杖は体の一部。私たちの特徴をもう少し理解してもらえると防げたトラブルは多い」と森さん。最近は歩きながらスマホを操作する人の増加も実感し、不安を募らせている。

 

新たな法律でもカバーできない課題。一人一人が障害者の立場をどこまで意識できるかが、すき間を埋める鍵となりそうだ。

(中日新聞 1月12日)

12月21日 相手思い、点字打つ

岡崎市光ヶ丘女子高校の“点訳部”は、今年なんとか廃部の危機を免れた部活動。

1~3年生で計6人の部員全員が、今春から入部したばかりです。部員がいなくなると聞いて、「せっかく特色ある部活なのに、なくなるともったいない」と入部しました。

点訳部の歴史は古く、発足は1972年。その翌年から現在まで、県立岡崎盲学校との交流が続いています。

活動は週に2,3回、1時間半ほど。点字器を使った打ち込み作業でカレンダーや絵本を作成し、岡崎盲学校へ寄贈するほか、携帯ストラップやクッキーを委託販売し、売り上げを盲導犬育成の団体へ収める活動などに携わりました。

1年の鈴木萌花さんは駅などで点字プレートを見かけ、「実際に点字が役に立っているのを知るとうれしい」と話します。一方、全員が口をそろえるのは、バリアフリーで気になることが多いということ。「トイレの音声案内とか、新しい施設は充実しているけど、古い施設は対応できていない所が多いことに気がついた」など、見えてきたものも多いようです。

「時には世間話もしながら楽しくやってます」「入部して良かった」と笑う部員たち。

この学校の芳野教諭は、「視覚障害者のことをどんなに本で読んでも分からないことがある。盲学校などで実際に触れ合い、一緒に時間を過ごすことが大切。」「生徒たちには、相手の事を思って点訳作業に打ち込める人になってほしい」と語っています。

 

(朝日新聞 12月8日)

12月11日 このポーズ、あなたへのSOS!?

image001

 

これは、「『白杖(はくじょう)SOSシグナル』普及啓発シンボルマーク」。

視覚障害のある人が周囲に助けを求めるポーズを岐阜市が図案化し、内閣府のホームページに掲載された。

この白杖を頭上五十センチ程度に掲げるポーズは、視覚障害のある人が道に迷った時などに、周囲に「SOS」と伝えるもの。口頭で叫ぶだけでは、雑踏の中で気づいてもらえない恐れもあるため、福岡県盲人協会が1977年に考案した。

しかし、浸透は十分とはいえない。実際には、点字ブロックの場所が分からなくなった時などに白杖を掲げても、素通りする人は多いという。

ポーズの意味を伝えるマークがないことに着目した岐阜市は、今年五月に視覚障害者団体の全国大会で発表し、視覚障害者の全国組織「日本盲人会連合(日盲連)」も利用促進を決めた。

市は県と協力して、マークを紹介するパンフレットとポスターも配布。マークは市に連絡すれば、印刷物などに自由に使えるようにもした。

マークが普及することで、思いやりの心が育つことを担当者は望んでいる。

 

(中日新聞 11月30日)

12月11日 老眼鏡選び、ヒントは「生活スタイル」

40代になると、近くのものが見えづらくなってくる人は多い。それは年を重ねていくと目の調節力が衰える「老眼」になるため。

目は眼球の中にある水晶体の厚さを調節してピントを合わせている。しかし、加齢により水晶体の弾力性が失われたり、水晶体の厚さを変える毛様体という筋肉が衰えたりすると、水晶体を十分に厚くすることができなくなり、近くのピント合わせが難しくなる。

老眼は老化によって起きるが、実は調節力の低下は10代からゆっくり始まっていて45歳を過ぎるころから症状が表れる。目から30センチくらい離さないと本が読みづらくなるのが老眼と判断する際の目安となるという。しかし、中には目の調節力が衰える老眼ではなく、白内障や緑内障など病気が潜んでいる例もあるため、目が激しく疲れたり、生活に支障が出たりした場合は眼科専門医に相談することが大切。

 

では、老眼鏡が必要になったらどう選べばいいのだろうか。その際に大切なのは、自分の生活様式に合わせること。既製品で安価な老眼鏡はピントなどが合っていないケースがあり、使い続けると激しく疲れることが多いという。

たとえば、外を歩き回る営業職なのかデスクワークが中心の内勤なのかによって手元を見る回数が違うほか、趣味などによっても眼鏡の使い方が異なる。

 

さらに、老眼鏡には大きく分けて3つの種類がある。レンズ全体が近くのピントだけに合わせてある「単焦点レンズ」と、1枚のレンズに遠用と近用の2カ所にピントが合う「二重焦点レンズ」、遠くから近くまでピントが段階的に合う「累進屈折力レンズ」だ。

レンズによって目の疲れやすさや利便性等は様々なので、眼鏡店で相談することをおすすめしたい。

また、老眼は年をとるに従って進むため、いったん老眼鏡を作っても時間が経過したら眼鏡店でみてもらうことも大切だ。目安は長くても3年半から4年半が望ましい。

老眼鏡にはコンタクトレンズもあり、眼鏡とは仕組みが違うものの、二重焦点では近用と遠用の2つが1枚のレンズに入っている。眼鏡とコンタクトレンズを組み合わせる人もいる。最近は眼鏡よりもコンタクトレンズを好む人も増えてきているが、乾燥や疲れなどの症状が出ることもあるので、使う際は気を付けたい。

 

人が五感で得る情報のうちの約8割は目からといわれる。手元が見えにくくなって生活に支障が出るようになったら、眼科医に診てもらうことが大切だ。

 

                           (日本経済新聞 11月26日)

12月4日 気分華やぐメイク術。見えなくても自信に

目が不自由でもきれいに仕上げられるお化粧法があるって、ご存知でしたか?

“ブラインドメイク”は、自分で化粧をしたいという目の不自由な女性たちのために考案されたメイク法。日本福祉大学院研究生の大石華法さん(50)が、「お化粧ができない」という視覚障害者の悩みに触れたことで考案したものです。

試行錯誤の末にたどり着いたのは、スポンジや筆などの道具は使わず手や指で施す方法。ファンデーションは液状のものを両手のひらで温めてから、顔に何度も押しこむようにのせるとムラながなく、アイシャドー、チーク、口紅は指先にのせて両手を左右対称に動かすと、きれいに仕上がるそうです。

「引きこもりがちだった私が、こんな風に外を歩けるなんて思いもしませんでした。」「自分に自信が持てるようになった気がします。」と話すのは、視力を失った女性や生まれつき目の見えない女性たち。“ブラインドメイク”のレッスンを数回受け、一人でできるようになりました。

大石さんはこれまで、同行援護従業者や視能訓練士にその教授法を伝えてきましたが、来春からは大阪市内の美容や医療福祉の専門学校で講座をスタート。さらに裾野を広げる予定です。

このブラインドメイクについて、視覚障害者のケアに詳しい眼科医の安藤伸朗さん(62)は「個人の幸せ、尊厳の回復をもたらすものだ」と語ります。

自信をとり戻し、気分をパッと明るくさせることができるブラインドメイク。問い合わせは日本ケアメイク協会にメール(info@caremake.jp)で。

                           (朝日新聞 11月12日)

11月30日 日本チーム、リオへ

リオデジャネイロ・パラリンピックの種目の一つ、「ゴールボール」。攻撃側が鈴の入ったボールを転がしてゴールを狙い、守備が鈴の音を頼りに防御するという視覚障害者による競技だ。

12日中国の杭州で行われたアジア・パシフィック選手権は、リオへの出場権を懸けた戦い。結果は日本女子が1-0で中国を下し、四大会連続の出場を決めた。一次リーグで敗れていた中国から先制点を奪った日本は、持ち味の堅守で逃げ切った。

日本男子は3位決定戦で3-8と韓国に敗れたが、今後の日本チームの活躍に注目したい。

                            (中日新聞 11月13日)

11月9日 冬になっても流行続く!? 今年の「はやり目」は要注意!

「はやり目」と呼ばれる流行性角結膜炎の流行が例年よりも拡大していることが4日、国立感染症研究所の調査で分かった。

 

流行性角結膜炎はアデノウイルスの感染で起こる目の病気で、結膜の充血や涙、目やにが特徴。涙や目やにを介して感染し、特別な治療法はなく対症療法が中心となる。

 

例年であれば秋には患者が減るが、今年は勢いが衰えないまま患者が増える冬場に突入する恐れがあり、注意が必要だ。今季は過去5年以上大きな流行がなかったウイルスのタイプが主流であることが、患者数が増えた原因とみられている。

 

アデノウイルスは感染力が強く、かかった場合は学校保健安全法の規定で幼稚園から大学までの学校で出席停止となる。停止期間は感染を広げる恐れがなくなるまでで、7~10日間程度が多い。

 

さらに、今年は家庭内感染が多いとのこと。感染を防ぐため、タオルの共有はせず、手洗い、うがいを徹底することが大切だ。

 

                           (日経新聞 11月5日)

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2025年7月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
  • アーカイブ

先頭に戻る