6月18日 目を閉じて冒険ボードゲーム

ボードゲーム人気が高まるなか、尾張旭市が職員の提案をもとに6歳以上を対象にしたボードゲームをつくった。目を閉じたままプレーする「冒険者」が、「案内役」の指示だけを頼りにフィールドを探索。敵を倒しながら経験値や道具を手に入れ、最後にボスを倒す。

目と目とが合った相手を石に変えてしまう怪物を倒すため、2人1組でプレー。怪物と目を合わせないため、「冒険者」役は目を閉じたまま探索しなくてはならない。

もう一人は「ナビゲーター」となり、冒険者が持つ杖を操って指示を出す。フィールドには4種類のモンスターが散らばっていて、対戦しながら経験値や道具を手に入れていく。この2人1組の設定により、ボードゲームならではの面白さを味わいながら目が不自由な状況も体験。特に子供たちには障碍者と介助者の立場を理解してもらい、思いやりの気持ちを育んでほしいという狙いがある。

ボードゲームは100セットを制作した。5月中旬までに小学生らが利用する市内の児童館9カ所に配備した。

市は今後、普及を目指して一般販売や、ふるさと納税の返礼品として活用を検討するとしている。

 

2025年6月16日 朝日新聞より

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2025年6月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  
  • アーカイブ

先頭に戻る