2015.6.16 触れる博物館

盲人文化センターの勉強会で知った『触れる博物館』に行ってきました。

「触れる博物館」は造語で、正しくは『南山大学人類学博物館』

南山大学の地下1階にあります。

2013年リニューアルというだけあって、とても新しい館内です。

 

 

今まで行った他の博物館と決定的に違うのは、展示室の資料を自由に触ることができること。

「Dont’ touch!(触らないで!)」ではなく、「Please  touch(触ってください」)の表示が。

そして、展示品にはそれぞれに点字のタグが付いています。

 

 

縄文土器や弥生土器など、レプリカではなく本物を触ったり、持ち上げたりすることは他では出来ません。

触ってみることで、視覚だけからよりも、より精度を上げて情報を得ることが出来ます。

視覚と言う手段がない視覚障害者の人たちは、私たち以上に手の触覚を張りめぐらせて物の形だけだなく、物のイメージを推測するのでしょう。

 

 

考古資料の他に、ニューギニアなどの南の島や東南アジアの民族の生活がわかる民族誌資料もあります。

ちょうど、学生さん達が実習中だったので、図々しいおばさん(私のこと)は、?と思える展示品について質問を。

「これはですねー…」と即答してくれる女子学生もいれば、「えっとー、ちょっと待ってくださいね」とヘルプを求める男子学生も。

そんなやり取りを楽しむなんて、やはり「おばさん」と自覚した次第。

 

 

“全ての人の好奇心のための博物館 Univaersal Museum”が合言葉。

小さい博物館ですので、思い立ったらいつでも見学に行けます。

触れるからゆえ、時計と指輪は外しての来館になります。

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2015.6.9 マチュピチュを見に

前回JR主催さわやかウオーキングを堪能し、今回は日曜日を空けて(空いた日曜日ではなく)再び参加。

この日は3コースあったのですが、『天空の苗木城址と六斎市を巡る』中津川発着の健脚コースを選びました。

 

中央線は何年か前に多治見の学会に行くのに乗った以来。

多治見より先は行ったことがありません。

もうそれだけで旅の気分。

それにしても中津川は遠い。

歩くためにこんな遠くまで誰が?と心配するには及ばず、駅改札はすごい人。

自分も含め約8割はおひとりさまのようです。同志、同志。

 

今回は坂道が多く、上ったり下ったり。

旧北恵那鉄道鉄橋跡を眺めながら木曽川を渡ります。

そのうち、四十八曲がり道が。

ここは、山道。

ウオーキングどころではなくトレッキング(山歩き)。

四十路でさえ結構きついのに、年長さん(50代以上)も頑張って上ります。

もう汗だくです。

登頂先は高森山の苗木城址。

天然の巨岩と人工的な石垣で作られた城郭です。

天守閣部分の展望台から見ると、まるで『岐阜のマチュピチュ』(実際のペルーのマチュピチュへは行ったことがないのですが)。

真正面に恵那山と木曽川の雄大な眺めを楽しみ、しばし休憩。

ここから中津川駅目指して再び歩くわけですが、小山を上ったり下ったりして遠回りをするので8.5キロ(全行程は12キロ)。長ーい。

中山道中津川六斎市の会場(五平餅など特産品が売っている)までたどりつくと、駅はすぐそこ、ゴールです。

 

さわやかを通り越し、熱い(暑い)ウオーキングでした。

 

名古屋に戻り「ご苦労さん会」と称し、ほおばったケーキの美味しいこと。

歩いた分のカロリーはチャラになってしまいましたが。

 

自宅から出発して帰ってくるまでの距離は14.32キロ。歩数は22536歩。階数は67階(JRツインタワーより高い!)。

 

JR東海さわやかウオーキングの企画担当さんの狙いにハマっています。

 

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2015.5.26 さわやかウォーキング

新緑の季節。

たまには走るのではなく歩いてみようと、さわやかウォーキング(JR東海主催のハイキング)に参加しました。

 

スタートはJR美濃赤坂駅。

小学生の頃、遠足に来た懐かしい町です。

どんな人が参加するのだろうと、興味津々。

顔ぶれは、夫婦連れ、男性グループ、女性グループ、単身者。

私は、もちろん最後の単身者に属するのですが、ざっと見渡した限り、自分が(勝手ながら)最年少に見えました。

 

地図をもらい、いざ出発。

自分のペースで行くもよし。

前の人たちについて同じペースで行くもよし。

たくさんの人が歩いているし、案内もあるので迷うことはありません。

家の密集度はどんどん減少、田畑は広がり、そのうち民家もなくなり小高い山とトンネルへ。

たまにすれ違う地元の人は、こんな大勢の人がキョロキョロと(全員ではないが)歩いているのを見てギョッとしたのでは?

 

途中の道の駅には、知る人ぞ知る池田温泉が。

スルーして歩いて行くひとも多い中、ここまで来たら入らずに通り過ぎるわけにはいきません。

「つるすべ(つるつるすべすべ)美肌の湯」がキャッチコピーの温泉に浸かり、極楽、極楽。

ここでビールをぐいっと飲めば最高ですが、残り約6キロの道中を思うと緑茶で一服。

 

温泉ですっきり、さっぱりした後は、桜で有名な霞間ヶ渓公園にて、森林浴。ゴールの養老鉄道・池野駅まで3キロちょっとです。

無事ゴールに到着。

ゴールにはスタンプカードを手にした常連さんも多数。

 

帰りはローカルな養老鉄道(旧近鉄)にゆられ、大垣へ。

 

コース距離11.1キロ。

一人参加でも、ひとりを感じない楽しいハイキングでした。

ふっと空いた日曜日が充実したものに。

さわやかウォーキングはまりそうです。

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2015.4.28 女って

間もなくGW。といっても大イベントがあるわけでもなく…しかし小イベントくらい欲しいところ。

思いついたのは、しばらくご無沙汰しているミュージカル。マンマ・ミーアの名古屋公演です。

エスコートしてくれる殿方もなく、一人での観賞ですが、気合を入れて服と靴(久々の8センチヒール!)を新調しました。

自宅で 「似合う?」

夫「…似合う」

息子ら「わからん」

「……」(無言)

「似合う?どう?」

「自分で似合うと思えばそれでいいじゃん」

「そうだけど…‘似合う!‘って言ってくれればいいの!」

「最初からそう言ってくれよー」

「女ってめんどくさー」

(オトコだってめんどくさい)

まだ女性がどんな反応を期待しているかわからない青二才たち。

婚活男子にはまだまだ猶予がありますが、女性の気持ちを推し測るよう忠告する母でした。

 

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2015.4.21 緑のカーテン

GWが近づくと園芸店へ足が向きます。

お店もそれを見越して、野菜や花の種や苗をたくさん陳列。

我が家の緑のカーテンも4年目を迎えました。

1年目のゴーヤは、「初心者にぴったり!ぐんぐん育つ!」に魅かれて植えたところ、小さいのが2つ出来たのみ。ゴーヤチャンプルー一皿にも足らず。

2年目のキュウリも「誰でも簡単!たくさん収穫!」に魅かれてトライ。患者さんが「採れて採れて困っちゃう」と言われるのに反して、しょぼい細くて小さなキュウリが1本。サラダにもならず。

田舎育ちですが、作物を採ることくらいしか手伝わなかった結果が、ここに。

もう野菜で作る緑のカーテンはあきらめ、昨年は朝顔にしたところ結果は上々。

今年も朝顔を育てることになりました。

せっかくなので、余ったプランターで野菜を作りたくなりました。

ミニトマト、オクラ、大葉にパセリ。

街育ちの家人に「手伝おうか」と言うと「一人でやるから大丈夫」とのこと。

手持ち無沙汰にランニングに行って帰ってくると、苗はきちんと植えられていました。

「あなた作るひと、わたし食べるひと」

収穫の季節が楽しみです。

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2015.4.14 日本医学総会in京都

日本医学総会に行ってきました。

京都の桜はもう一週間早ければ満開だったはず。

散り終わりに少し残念。

学会はすべての分野の医師が参加対象ということで大盛況でした。

 

今回、日本医師会認定スポーツ医の講習内容は「リハビリテーション」

スポーツ関連ではなく、加齢や脳疾患による四肢の機能低下を早期からのリハビリで回復させようという運動器リハビリの進歩と展望。

電気刺激やロボットなど新しい試みがどんどん施行されています。

また、心臓手術をしたあとのリハビリ(心臓リハビリ)にも早期からの運動は効果が高いそうです。

病気になっても出来るだけ動かすことで、画期的な回復が得られます。

専門の眼科以外での最新の知識を得た貴重な講演でした。勉強、満足。

 

さて、せっかく京都まで来たのだから、一か所だけ観光!とホテルから一番近い三十三間堂を訪れました。

ここだけと決めると、仏像もスルーせずじっくりと拝観。京都観光、満足。

近くの鍛金工房で素敵なカトラリーを見つけ、買い物も満足。

 

嬉しいのは手ごたえ 悲しいのは口ごたえ

三十三間堂の玄関に貼ってあったお言葉。

 

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2015.3.31 お花見ゴルフのはずが…

桜の花も満開だろうと、日曜日はお花見ゴルフに行くことに。

運がよければ、しだれ梅も見られるはずと楽しみにしていました。

しかし、ゴルフ場は桜、未だ開花せず。梅は既に散った後でした。

しかも、雨に降られる羽目に。

やっと走らなくても良くなったものの、トップにダフり、あさっての方向と、梅も桜もどうでもいいという気持ちのカッパを着てのプレイでした。

花より団子。せめてお団子だけでもと茶店で一服。団子は食べたものの、お花見ゴルフならぬ、ずぶぬれゴルフとなりました。

 

ところで、ゴルフではおめでたいホールインワンですが、アイホールインワン(勝手につけた名称です。目にゴルフボールが直撃すること)の患者さんを診察したことがあります。

眼球打撲の場合、小さいもの、硬いものほど、またスピードがあるものほど重症度が高くなります。

ゴルフボールの場合、眼球が破裂してしまいます。

まだまだ、ゴルフルールも覚え中ですが、事故は思わずして起こるもの。

注意、注意。

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2015.3.24 休日診療所

久々の休日診療所の当番。眼科は新栄の葵町にあります。

仕事の合間の楽しみは、いつの時も食べること。

休日診療所でのお昼の休憩はいつものビストロへ。

お店は、場所柄か休日診療の日は女性のおひとり様が多く、しかもそれぞれが離れて座っているため、一人の時間が楽しめます。

窓際に座って、注文を取りに来るフランス人が主人とあれば、マドモアゼルならぬマダムの気分。

前菜・メイン・コーヒーとデザートが定番のコースを注文。「1時間で優雅に食事をして、昼からに備えよう」

もうひとつの窓際の席に珍しく母娘の二人連れが着席。

「ご注文は?」「コース1人前でいいわ。分けて食べるから」(えっ?)

それからおもむろに「今日の算数のテストどうだった?国語は?」と質問(こんな所でしないでー)。しかも矢継ぎ早に出てくる出てくる。どうも中学受験を控える親子のようです。

パリのビストロで一人ランチを楽しんでいるマダムは現実に引き戻されてしまいました。

 

さて、この日の休日診療所の患者さんで一番多かったのは、結膜下出血。

白眼が真っ赤になる病気です。見た目が派手なので、飛んで来られるのでしょう。

野球のボールが当たり出血した少年は、試合を休んで安静にしているよう伝えましたが、再度眼科に行ってくれたでしょうか?

角膜が大きくはがれ、目が開けられなかったおじさんも翌日受診してくれたでしょうか?

一期一会の診療、患者さんのその後が気になります。

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2015.3.17 耳がダンボ

先日入ったカフェ(喫茶店)で。案内されたのは隣との距離が近い席。

おばさんに突入したばかりのプチおばさんの私たちは、トーンを押さえ気味に会話。

隣からは年配のおばさま達の賑やかな話声。嫌でも耳に入ります。そして、いつしかダンボに。

なにやら健康談議。

「緑内障って言われたんだわー。年齢のせいだって!」(年齢だけで緑内障になることはありませんよ。もしかしたら白内障?)

「今年は花粉症がひどいもんで目が痒くって痒くって。点しても点しても良くならんのよ」(用法を守りましょう。他の薬に替えてもらう手も)

「ちょっと待って、目薬点すから。最近、コンタクトが乾いて、乾いて。」(それはドライアイの○○薬ですね。乾きにくいコンタクトレンズもありますよ)

「ちょっとー。これ、なんて書いてある?暗いで見にくいわ―」(老眼の典型的症状です。眼鏡を使ってみては?)

隣の席に乗りこんで、解説をしたくなる気持ちを押さえながら、心の中で突っ込みを入れてしまいました。

知人も苦笑いでした。

別れの挨拶は「お互い健康に気をつけて、またお茶しようね」身体に気を遣う年代になってきました。

いずれ、病気自慢をするおばさんになる日も近い?でも大きな声は控えようっと。

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2015.3.10 ママがいいー!

陽気も良くなりスギの飛散もピークに。

サングラス・マスク姿のランニングも様になってきたこの頃です。

そのいでたちで平針の農業センターへアイスクリームを食べに……ではなく、梅を観賞に行ってきました。

しだれ梅は満開、まさに見頃。大勢の人で溢れかえっていました。

長蛇の列に並んで食べた久しぶりのアイスは美味。子供がアイスクリームを受け取った途端落として大泣きしたことを思い出し胸がキュン。

 

花粉の季節。アレルギーの原因を調べるために採血する患者さんも多くなっています。

ほとんどが小児なので「やめて、やめてー」「ママがいい、ママがいい―!」と泣き叫ぶ子もいれば、「うん、わかった」とか「あのねー私ねー…」と世間話をするつわものも。

原因が特定できれば早期対策も出来るので、気になる方はお申し出ください。

さて「ママがいいー!」という子供の甘えたセリフ。

息子たちから毎日浴びるように発せられた嬉しい言葉も遠い過去に。

現在聞くのは、お金がいる時だけの「ママ(母さん)がいいー!」

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