晩年を思う   2010.12.20

往診で個人宅のみならず、施設にも伺います。そこで感じるのは、人間晩年は一部屋に収まるだけのもので足りるということ。今自分の持っているものが、こんなにコンパクトに収まるのかということ。今年流行った断捨離(自分とモノとの関係を問い直し、暮らし・自分・人生を調えていくプロセス)。年末にかけ、今年得た大切なモノやヒトの分、過去のモノとの関係を見直してみようと思っています。

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2010年流行りもの   2010.12.13

今年のベストヒット(日経トレンディによる)は、5位:iPAD(実物見たことない)、4位:プレミアムロールケーキ(コンビニで販売していることも知らなかった)、3位:スマートフォン(人のを見せてもらっただけ)、2位:3D映画(見たことなし)、1位:食べるラー油(家には普通のラー油しかない)だそうですが、私には縁がないものばかりでした。一体誰が購入しているのでしょう?それとも私がこの一年、世間の流行りものに疎かったってことでしょうか? それでも年は越せそうですが。

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3秒で幸せに   2010.11.8

日本シリーズ終了、延長戦に持ち込んだ連夜の試合でしたが、中日惜しかったですね。さて先週の日経夕刊に3秒で幸せになる方法と題する作家の朱川湊人氏エッセイがありました。<たとえば何かをしてもらった時、相手の目をしっかり見て「ありがとう」て言うんだよ。短くてもいいから、ちゃんと心をこめて>自分も幸せになれるし、相手も暖かくなれる方法。筆者も聞いた話を書いているのですが、それがまたこのように広がる言葉の力は大きいです。これからの寒い季節でも、心はすぐに暖かく出来ますね。

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2010誕生日に思う   2010.10.4

今週は誕生日を迎えるので自分にとってのスペシャルウイークです。一つ年を重ねる前に一年の振り返りをする週でもあります。Men like wine, the best improve with age.(男(人)はワインのようなものだ、最良の者たちは齢とともに円熟する)最近のお気に入りの言葉です。聖路加病院の日野原先生(今週99歳!)はまさにこのお手本でしょう。著書に‘生きるとは、成熟に向かって努力すること’とあります。私も味のあるワインに近づきたいです。

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秋が一気に  2010.9.26

今年はお彼岸を過ぎて急に肌寒くなり、秋が徐々にではなく一気にやってきました。冬の到来は‘きっぱりと冬が来た’と高村光太郎の詩の通りのイメージですが、秋は緩やかにその気配を感じさせるように訪れてほしいものです(自然に対して無理な注文ですが)。昨年植えた花壇の金木犀は少し大きくなりました。花開き、来院される患者さんや通りがかりの方に秋の香りを届けられたらと思っています。/span>

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赤ん坊のお世話   2010.8.2

夏休み、予想外にも赤ん坊の世話をしている毎日です。後から巣を作ったツバメのヒナ(わずか10グラム!)が落下(巣が小さすぎたようです)。初めてのミールワーム(餌用の虫)に怖じ気づきましたが、ヒナ(まだ10グラム)のために、頭を取り2分割しピンセットで与えるのにも慣れてきました。黄色い口を大きく開けてせがむ姿に、子供たちの赤ん坊のころを重ね合わせています。あの頃は今のヒナみたいにたくさん食べて眠り、すくすく育ってくれることだけでうれしかったのに‥

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アーサー・ビヤードさん   2010.5.12

アメリカ人でありながら日本人以上に日本語に精通している詩人のアーサー・ビナードさん(ファンです)の講演を聴いてきました。アメリカ人としての戦争に対する考え方、、日本に来てからの変化、そして今話題の沖縄軍事基地移転(撤退が大多数の国民の希望なのに)など流暢な日本語で大いに語られました。絵本‘ここが家だ’(絵ベン・シャーン)は水爆の犠牲になった福竜丸の話ですが、犠牲者ではなく後世に事実を伝える英雄であることをアピールした絵本です。物事を一元的に見ず、違う面から見、考えることの重要さを教えられました。

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女医の髪の長さは?   2008.5.24

雑誌(学術雑誌ではない)に載っている話題の?モデル張りの女医さんたちを見ると決まって気になるのが髪の長さです。ほとんどがロングで白衣の肩からやわらかく伸びています。本当にこの髪型で仕事しているの?といつも疑問。 私の知るところ現場での女医の髪形はほとんどショート、ミディアム(今の私くらい、肩に付かない)までで、ロングの人は知る限りきちんとゴムで結ってすっきりまとめています。医学生時代から清潔とは何か(一般の概念よりかなり厳しい)、髪の毛はいかに不潔か(洗髪の有無ではなくあくまでも医学的に)などの衛生概念を植え込まれてきた私たち普通の医師にとって、白衣に髪の毛がかかるなど医療従事者として在り得ないことと違和感を覚えてしまうのです。確かに髪が長くたらりと伸びていると女性度(セクシーさ)はアップしますが、着ている物は白衣(仕事着)です。これが白衣で無くドレスなら違和感も無いのですが、そうすると女医(よりはサービス業ぽくなってしまい)をアピール出来なくなるからでしょうか。そもそも女医としてセクシーさをアピールする必要があるの?(職業上意識しない女医のほうが多いはず) せめて実際の医療現場では髪の毛たらりでないことを望みます。

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地球に優しく…   2008.4.11

緑区では昨年10月からほとんどのスーパーでレジ袋が有料になりました。最近では全国的にマイバッグ運動が広がっていますし、名古屋市では全市に渡ってレジ袋有料化が推進されています。無料だとどんどんもらっていたレジ袋でもたとえ5円でも有料となると財布の紐は硬いのが庶民の心理。最初は袋を忘れてハンドバッグに詰め込むこともありましたが、今ではマイバッグを持って買い物に出かけることが習慣になっています。地球温暖化が叫ばれてる昨今、京都議定書の温室ガス排出量6%削減を達成するには08~12年度の平均で、年11億8600万tにしなければならないらしく、排出量は90年度比で全体が6.4%増に対し家庭部門では30.4%増で政府も対策強化を急いでいる部門の一つなのだそうです。(朝日新聞より)小さなことから、できることから取り組むことはとてもいいことだと思います。この小さな積み重ねも世界の将来、地球の将来には大きな影響を及ぼすことでしょう。今年はドラえもんの映画も環境をテーマにメッセージのある内容でした。それ以外にCO2削減出来ることは?往復2キロを自動車から徒歩や自転車にするとレジ袋9.8枚分CO2削減!これを知ってから、半径1キロ以内は自転車で出かけることにしました。ただし自転車のかごに入る量の品物に限りますが。日頃のエアロバイクの成果か漕ぐのには抵抗がなくなっている私。環境にも身体にもいいといい気になっていたら、どうも最近涙でしょぼしょぼ、アイシャドウが落ちやすい、くしゃみが多い‥もしかして?と採血すると今までアレルギーの無かった私ですが何とスギ+!’それぞれ個人によって許容量の違うコップがありそれが一杯になると発症する’とアレルギーの患者さんに話している通り。今年の春は、CO2削減にひとり躍起になりすぎてスギ花粉症を発症させてしまったトホホ‥の私です。

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映画SICKOを観ました。   2008.3.25

遅まきながら愛知県保険医協会(医師歯科医師の医療を考える団体)主催の映画会がありSICKO(マイケル・ムーア監督)を観てきました。気になっていたものの、一般映画館で上映中に観られなかった私としては絶好のチャンスでした。アメリカでは国民皆保険の医療制度が無く、個人で民間保険に入っていたとしても保険会社の損得で実際に疾病にかかった時も必ずしも支払われるものではなく病死や破産に至ることもある現状を体験者の実話に基づいて放映されています。また対比して隣のカナダ、イギリス、フランス、キューバの医療費無料制度(すべての人が対象!)を報道しています。かといって医師が疲弊(日本の医師は滅私奉公、自分や家族を犠牲にしても職を全うすべしと洗脳されてきました。しかし医師も人間です‥)しているわけではなく、日本と違い労働時間も報酬もきちんと保証されているようです。アメリカでは国民皆保険制度は社会主義につながるという上層部(保険会社やそれに絡む政治家)からの洗脳があるようでした。旧ソ連を意識しているのでしょうか。
それはともかく、日本は国民皆保険制度があり素晴らしいと言われていますが、すべての国民の医療費が無料である国々がある現実を知ると、政府の医療費削減計画は一体どうして?と考えざるをえません。ミサイルや軍艦を買うお金があれば医療や福祉にまわすべき。現場を知らない官僚たちに、国民みんなが考え訴えないといけませんね。フランスの医療福祉制度が充実している理由に、「政府は国民の不満から革命が起こるのを恐れているからでしょう」という台詞がありましたが、日本ではそこまで熱くなれず、国が決めたことに渋々ながらでも従ってしまいます。国民性の違いでしょうか。4月からまた医療制度が変わります。日本はどうなっていくのでしょう?

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