3月24日 聞いてみました!春のふところ事情…

花粉症の方にはつら~いこの季節。
例年、対策商品にどれだけの費用をかけているの?
全国の皆さんに聞いてみました。
結果は、「2000円未満」が30%と最多。「2000円以上5000円未満」が23%と続きました。
購入する商品としては下記の通り。
*マスク(86%)
*ティッシュペーパー(64%)
*薬(56%)
「花粉を家に持ち込まない。」「帰宅後はシャワーを浴びる。」など日頃の心がけに加え、「症状が出なくても病院で受診し薬をもらう。」など、対策は早め早めにという意識も強いようです。
早めの受診で症状プラス、経費も軽減できるかも?

                             3月15日 日経新聞

3月18日 普及進む!?「無花粉スギ」「少花粉スギ」

 ◆   「無花粉スギ」の現状
花粉症のシーズンが到来し、「花粉を減らしてほしい」と思う方も多いのでは。
その期待に応えようと、国や都道府県などが無花粉や少花粉のスギの品種開発を進め、そうした品種を植える実用段階に入ってきた。
無花粉スギは1992年、富山県農林水産総合技術センター森林研究所の研究員で元新潟大大学院教授の平英彰さんが世界で初めて発見した。
その後、研究を引き継いだ岐阜大大学院出身の斎藤研究員が、悪戦苦闘しながらも林業用品種の開発に成功。今は、無花粉スギを富山県が組織的にバックアップする。研究所には、優良無花粉スギの苗を育てるためのビニールハウスが四棟整備され、事業者の費用も県が負担。出荷本数は2012年は5000本だったが、2020年には10万本にできる見通しだ。富山県内ではスギ苗木を植える本数は年間4~5万本程度。「県内で植えるスギの全部が無花粉スギになる」という年も遠くはない。
しかし、毎年伐採するスギの本数はスギの全体の本数の一部にすぎないので、無花粉スギの効果は徐々にしか見えてこない。斎藤さんは「花粉症の人は都市部に多いので、都市近郊から重点的に無花粉スギに切り替えていくのがいいのでは」と話す。 

 関東で普及進む「少花粉」品種
実用段階に入り始めた無花粉スギより普及が先行しているのが、花粉飛散量が通常の1%以下の「少花粉スギ」。同研究所が品種を開発し、都道府県などを経由して森林の所有者などが植林するルートができていて、関東の都県の取り組みが早い。
ヒノキでも「少花粉ヒノキ」の開発が先行しているのに比べ、「無花粉ヒノキ」は昨年12月、神奈川県が「全国で初めて発見した」と発表した段階にとどまる。
スギやヒノキを伐採して木材に加工するサイクルが順調に回らないと、無花粉・少花粉の品種の普及は進みにくい。はっきりした効果が出てくるのは数十年先かもしれないが、今後の普及に期待したい。

 (中日新聞 3月17日)

3月18日 世界で初成功!角膜内皮細胞の移植手術に光

京都府立医大が今月12日、目の角膜が濁り、視力が低下する<水疱(すいほう)性角膜症>の患者に対して行った、角膜内皮細胞の移植手術に世界で初めて成功したことを発表した。
水疱性角膜症は、角膜内皮細胞が生まれつき弱かったり、事故や病気で傷つくことで発症する。患者は国内に約1万人、世界で数十万人。移植手術には、アイバンクを通じて提供される角膜が必要だが、慢性的に不足している。一つの角膜から、必要な細胞を培養で増やし、これを移植する今回の手術が定着すれば、角膜不足を補える。
京都府立医大の木下茂教授(眼科学)らは、米国から取り寄せたヒトの角膜から角膜内皮細胞を取り出し、3種類の化合物を使うことで培養。約10倍に増やすことに成功した。サルに移植し安全性などを確認した後、3人の移植手術を実施したところ、いずれも0.05~0.06だった視力が0.1~0.9に回復した。
この培養法で、数年以内には細胞を2~300倍に増やすことが可能という。
今後2年間で30人に移植手術を行い、有効性を確認する予定だ。
移植は、高齢者より若い人から提供された細胞の方が、移植後も安定するといい、木下教授は「若いドナーの細胞を増やし、移植できる効果もある」と話している。

(中日新聞 3月13日)

3月11日 「色のバリアフリー」 実現にむけて

先天的な色の感じ方の違いから、遺伝で色を感じる細胞が一部欠けたり、一部の働きが弱かったりする、いわゆる色弱は男性で20人に1人、女性で500人に1人とされる。多くは検査で指摘されない限り気付かない人もいるが、配色によって色の見分けに不便を感じる人がいる。そこで今、誰もが見分けやすい色使いを普及させる取り組みが広がっている。

名古屋市教育委員会は「色のバリアフリー」というパンフレットを教員に配布。掲示物に混同しやすい色の矢印を記す場合、一方に斜線を入れると見分けやすくなるなどの工夫を例示し、配慮を求めている。実際に現場でも、教師が黒板に書く文字は白と黄色が多く、赤のチョークはほとんど使わないそうだ。
また、色の判別で苦労した人らが2004年に設立した、NPO法人「カラーユニバーサルデザイン機構」は、企業などの依頼で、商品などの配色を見分けやすくする助言をしている。この10年で見分けやすい色使いの印刷物や案内表示などが増えたという。ただ、見分けにくい配色の程度を数値化したものはないため、色弱の人の感じ方は一般に実感しにくい。

そこで、独立行政法人産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は、2年後をめどに色弱の人も見分けやすい配色の規格作りに乗り出す。色の見え方や傾向の分析のため、200種類の色のカードを見比べる実験を予定しており、協力者を募っている。
「これまで、高齢者が見分けやすい色の研究はあったが、先天的に色が見分けにくい人のデータはなかった。規格化で配慮がさらに広がれば、不便さが解消され、色弱の概念もなくなるかもしれない」と期待の声も聞こえている。

(中日新聞 2月27日)

3月8日 現地で目を守る。被災3国で広がる輪

視力・眼圧検査などの眼科検診や、投薬治療に必要な機能を備えた診療車「ビジョンバン」。
米国が発祥で、2005年超大型ハリケーン、カトリーナ被害の際に被災地で活躍。
2011年東日本大震災の時には、東北の大学教授らが1ヶ月間米国から借り受け、約3500人の治療・検診にあたった。
その後、2013年3月に宮城県眼科医会により日本にも導入。
今度はその日本から、昨年11月に史上最大級の台風30号で被災したフィリピン・レイテ島に派遣されている。
診療所のほとんどが壊滅、医師の大半が避難し不在という現地では、衛生状態が悪く目の感染症のリスクが高まっている。
そんな中、「我々が支援する番」と東北の眼科医らによって派遣されたビジョンバンは、運用をフィリピンの眼科団体が担当し、往復の運送は日本の川崎汽船が無償で引き受けるなど協力の輪を広げている。
フィリピン眼科医会のハービー・ウイ会長は、「バンがあれば診療が復活できる。日・米・比をつなぐ素晴らしいプロジェクトに感謝したい」と話す。

(2月27日 日経新聞)

3月4日 必見!スマートフォンでの花粉対策

今年も花粉が気になる季節がやってきました。スマートフォンのアプリやインターネットサイトを使って、花粉の飛散状況を確認したり、症状を記録することができるのはご存知ですか?今回は花粉症対策に便利なアプリやサイトをいくつかご紹介します。

【 アプリ 】
◆    あなたの街の花粉情報(NTTドコモ)
<iphoneはこちら→   androidはこちら→
設定エリアの花粉飛散量や飛散ピーク時間がわかる。
外出の多い方におすすめ。

◆    くうきナビ(カンロ) <iphoneのみ対応
GPS機能を使って現在地を検索。今いる場所の天気予報や温度や乾燥など、空気の状況が一目でわかる。

◆    花粉症ナビ(協和発酵キリン)
<iphoneはこちら→   androidはこちら→
鼻や目の症状、日常生活への影響度などをカレンダーに記録でき、症状の変化をグラフで把握できる。

◆    花粉ブラウザ(hamano) <androidのみ対応>
環境省の花粉情報を参照。ホーム画面に常時表示できる。

【 インターネットサイト 】
◇    花粉症特集(厚生労働省)
花粉症のQ&Aや治療法の解説のほか、安易な民間療法に対する注意喚起も行っている。

◇    tenki.jp(日本気象協会)
都道府県別の飛散情報を地図上にわかりやすく配置されている。
花粉と肌のトラブルに関するリポートの公開も開始。

気持ちよく春を迎えたいという方、ぜひお試しください。

(中日新聞 2月27日)

3月4日 肩こり、原因は視力にも?

つらい肩こりを何とかしたいと思ったとき、マッサージをするという人も多いのではないでしょうか?それもひとつの方法ですが、専門家によれば「肩こりは元をたどって改善することが大切」なのだそうです。
肩こりの元の改善として、腹筋の強化や肩甲骨の運動、睡眠不足の解消も挙げられますが、目の疲れを解消することも効果的です。

眼鏡やコンタクトレンズの度数が合っていないことが原因で、肩こりになる人も多いのだそう。
例えば、遠くばかり見えるレンズを使ったり、加齢で老眼が進んでいたりすると、近くのものが見えにくくなります。その状態で手元を見ると、何とかピントを合わせようとして副交感神経が刺激され、血流が低下。その結果、目に疲労物質がたまり、肩の筋肉の温度も下がって肩こりにつながるのです。

普段、眼鏡をしていても手元を見るときはという人は、遠くばかりがよく見えているという証拠です。早いと感じるかもしれませんが、30代半ば過ぎから老眼対策を意識しましょう。理想は、遠くから手元まで自然に連続的に見えること。自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことも大切です。
また、目が疲れることを避けるために度数を弱め、遠くが見づらい状態も目に負担がかかります。
負担が少なく、ちょうど良い度数を探るには、やはり眼科を受診し検眼した上で、眼鏡やコンタクトレンズを作成することをおすすめします。

 (日本経済新聞 2月22日)

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