5月12日 鯖江生まれ ARグラス
眼鏡の一大産地、福井県鯖江市で日本初の一般向け拡張現実(AR)グラス(スマート眼鏡)が誕生した。鯖江市に開発センターを置く「jig.jp」が開発したARグラスは、右側レンズの視界内にスマートフォンの通知や道案内を緑色の文字で投影。マイクを搭載し、文字起こしや翻訳もできる。定価92,400円で、別料金で近視や乱視にも対応できる。
(2026年4月21日 中日新聞)
眼鏡の一大産地、福井県鯖江市で日本初の一般向け拡張現実(AR)グラス(スマート眼鏡)が誕生した。鯖江市に開発センターを置く「jig.jp」が開発したARグラスは、右側レンズの視界内にスマートフォンの通知や道案内を緑色の文字で投影。マイクを搭載し、文字起こしや翻訳もできる。定価92,400円で、別料金で近視や乱視にも対応できる。
(2026年4月21日 中日新聞)
大阪大発ベンチャー「レイメイ」は、5月にも人工多能性幹細胞(ips細胞)から作ったシート状の角膜組織を患者に移植する再生医療等製品の実用化に向けた臨床試験を実施すると明らかにした。治験終了後、2028年中の承認申請を目指す。
治験は角膜のもとになる細胞が失われ、失明することもある「角膜上皮幹細胞疲弊症」が対象。角膜を移植する治療が有効だか、ドナー不足が課題となっている。他人のips細胞を使って角膜の細胞を作り、厚さ0.5mm程度のシート状にして移植する。臨床研究では2020年までに4人に移植し、拒絶反応やがん化などの問題は確認されず、全員に症状の改善がみられ、5年経過後も素晴らしい結果が得られているという。
(2026年3月21日 中日新聞)
~プロ、アマ所属「りはみん音楽隊」~
市総合リハビリテーションセンターで日常生活や社会参加の支援を受けた視覚障害者らで2年前に結成した「りはみん音楽隊」が15日、瑞穂区の瑞穂文化小劇場で「ユニバーサル音楽祭」に出演し、迫力のある音色を響かせた。
音楽隊はセンターで支援を受けた視覚障害者の中から、アマチュアやプロの演奏者があつまって結成された。センターのマスコットキャラクター「りはみん」の名前を音楽隊名に冠し、各地で演奏活動してきた。
アルトサックスで出演した伊藤誠治さんは、別のユニットを結成して久しぶりに音楽活動を再開していたところ、センターの山下宏司さんに誘われメンバー入り。「多くの人と一つの音楽を作っていくことができる」と喜び、会場で哀愁を帯びた音色を披露した。
唯一、プロとして出演したバイオリニスト角田育代さんは、「楽器もバラバラで最初はどうなると思った。でも皆さんで相談しながらアレンジを加えていくのは楽しい。みんないろんな壁を乗り越えてきた同士で、これからも演奏会を盛り上げていければ」と話した。
(2026年1月16日 中日新聞)
障害のある人の登山を支えるボランティアの普及を目指し、日本山岳会が全国の支部から集まった50人と目の不自由な会員9人とともに瀬戸、名古屋両市内で1泊2日の集会や支援登山を開いた。
支援登山は海上の森で、参加者がリュックにロープを巻き付け、目の不自由な人がそれをつかんで追随する。先導する人は「右にカーブします」「木の根っこがあります」と細かく伝えていた。
両目が見えないという名古屋市東区の会員・山田弘(79)さんは、大学時代から60年ほど登山を続けてきて、その魅力を「サポートしてくれる人と友だちになれる。空気や花のにおい、鳥が鳴く音など目以外の感覚から季節感を感じられる」と話す。
一行は、あいち海上の森センターから約2時間半で標高327mの物見山頂上へ。山田さんは「爽快感がある。目の見える見えない関係ないと思う」と声を弾ませた。
前日には初めて各支部が集まり、各支部のボランティア活動について情報を交わしたほか、公益社団法人として会ができる社会貢献を議論。東海支部の高橋玲司支部長(56)は「頂上を踏む以外の達成感も会員のやりがいにつながる。定期的に続けられたら」と話した。
(2025年11月21日 中日新聞)
視力が低下する加齢黄斑変性の患者に、人口網膜の技術を使うことで、一年後に文字が読めるようになった、と欧米の研究チームが発表した。
加齢黄斑変性は、視神経が集まる黄斑部の細胞が失われ、失明の原因になる病気で、進行を遅らせることはできるが視力を改善させる方法はない。
人工網膜は、視細胞が失われた患者の網膜にデバイス(チップ)を入れ、目の中に残っている細胞に電気的な刺激を与え、脳に信号を送る仕組み。
今回の臨床試験は、視力が落ちている60歳以上の患者に移植し、1年後に視力を評価すると、32人のうち26人で一定の視力改善が確認された。参加した半数に眼圧の上昇や網膜下の出血などがあったが全員が2カ月以内に回復した。
眼科医で人工網膜の開発に関わる大阪大の不二門尚特任教授は、「視力が低下した患者が本を読めるようになったのはすばらしいことだ」と評価する。
一方で、見え方に不自然さが残り、「技術的にはもっと良くなることが期待される」と話す。
(2025年10月21日 朝日新聞)
取っ手を伸ばすと地面から120センチほどの高さ。見た目は一般的なスーツケースとさほど変わらない。だが内部には、本来なら荷物を入れる空間にバッテリーやモーター、コンピューターがぎっしり入っていた。重さは28キロに及ぶ。
大まかな仕組みはこうだ。まず、利用者は取り付けられたスマートフォンでAIと対話し、目的地を設定。車輪を動かすモーターがスーツケースを自立走行させ、目的地まで誘導する。その際、センサーやカメラの画像により障害物を認識。ルートを常に自動計算しながら、人や物にぶつからないように案内していく。約3センチまでの段差なら問題なく走行できる。
握っているハンドルの上部にはコインほどの大きさの円盤は取り付けられ、そこに親指を当てておけば、スーツケースが進む方向を円盤が動いて示してくれる。速度も手元で調整でき、スーツケースが勝手にスタスタと進んでしまうことを防げる。
日本IBMなどの企業でつくるコンソーシアムの事務局長、及川政志さんは「もっとスムーズに動くようにするなどの技術的な課題はある。法整備、社会的に受け入れられるかという点でも社会での活用にはまだ遠い」と話す。それでも「このスーツケースに安心して身を任せることによって、視覚障害者の人たちが周りの雰囲気を楽しめるような余裕が生まれる。新しい場所に迷わず行けて、いろいろなことが楽しめるようになる。そんな世界が実現すればいいなと思っています」と力を込めた。
2025年8月25日 中日新聞
「高齢期の斜視は、アイフレイル(視機能の衰え)の一種。軽視すべきではない。」
国際医療福祉大医学部教授で同大熱海病院(静岡県熱海市)眼科部長の後関利明さんはこう指摘する。
高齢期で特に多いのは、眼球を支える組織の老化による「サギングアイ症候群」だという。
眼球や目を動かす筋肉を支える組織が、加齢に伴い薄くなってたるんだり、断裂したりして、目を動かす筋肉もずれを起こす。その結果、周囲に気づかれにくい程度の小さな角度の上下回旋斜視になったり、視線をうまく調節できず、遠くを見るときだけ内斜視になったりする。
「車を運転していてセンターラインが二重に見える」という「複視」の訴え以外にも、視線のずれが「ぼやける」「焦点が合いにくい」「距離がつかみにくい」といった乱視のような症状で現れることも。後関さんによると、内部の支える組織と表面の皮膚組織の変性は類似するといい、瞼が下がる「眼瞼下垂」や、上まぶたが瘦せてくぼむといった特徴が顔に出やすいという。
予防法は今のところない。治療は、眼球を動かす筋肉のバランスを改善するための筋肉を付け替える手術をしたり、視線のずれを補正するプリズム眼鏡をかけたりする。
後関さんによると、手で片方の目を覆って物を見て、両目でみるよりくっきりと見えれば、斜視の可能性がある。それを眼科で伝えると、診察の助けになるという。
2025/7/8中日新聞より
県立名古屋盲学校小学部の児童8人が、中川区にある大相撲名古屋場所(中日新聞社共催)の八角部屋名古屋宿舎で力士と交流した。
児童たちは手の大きさを比べたり、両手で力士の腹を押してみたり。力士同士がぶつかり合い「バチン」と音が響くと「迫力がすごい」と声が上がった。
2年の金田一斗真さんは「手がお父さんより大きかった。抱っこしてもらえてうれしかった」と笑顔。「ご飯をどのくらい食べるの」と質問した2年の永田美結さんは、丼で3~4杯は食べるとの答えに「そんな食べられるなんて不思議」驚いていた。
参加した序二段力士の北勝伊(ほくとよし)さんは「みんな元気で応援もしてもらい、パワーをもらった」と笑った。
名古屋市千種ライオンズクラブが2日に開催。目の不自由な子どもたちに相撲や力士のすごさを知ってもらおうと企画した。八木茂前会長は「力士や土俵に触れたのを良い思い出に、いろんなことに挑戦してほしい」と話した。同クラブは同部屋に米100㎏を贈呈した。
2025年7月5日 中日新聞より
食品メーカー味の素は、視覚障害者も使いやすいレシピサイト「音でみるレシピ サウンドフルレシピ」を公開している。
同社は、視覚障害者の声をサウンドフルレシピに生かした。混乱の元である広告は挟まず、読み上げ間違いを防ぐ工夫もこらす。
たとえば、自動音声が100gを「100ジー」、1/2を「1スラッシュ2」、主菜を「ぬしな」と読み上げてしまうのを防ぐため、あらかじめ「100グラム」「2分の1」「しゅさい」とかな書きなどにした。
2025年7月4日 朝日新聞
目が見えなくても、一人で調理ができるし、過程を楽しめる。「見えなくなったからこそ出会えた料理の楽しみ方を、見える人にお裾分けしたい」。そんな思いで発信する人がいる。
「料理大好きのみき」こと声楽家の川端美樹さん。弱視だったみきさんが視力を失ったのは、広島の実家を離れて通っていた特別支援学校高等部のとき。寮で一人暮らしで、その頃から料理を始めた。
いまは視覚障害者がある夫と二人暮らしで、毎日弁当を作る。食品のパッケージのなかには、形など触っただけで判別できないものも。そんなときは文字は画像などを音声で伝えてくれるアプリを起動し、スマホをかざして読む。
「もし、当事者が料理をしたがっていたら、周囲はできるだけ手を出さず、挑戦させてあげてほしい。怖がらずやってみる。失敗は改良の糸口。何事もなれです」
2025年7月4日 朝日新聞
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