4月7日 老眼はメガネやコンタクトレンズで対応できる!? 

☆老眼とは?
└手元が見にくい、視線を遠くから近くへ移すとピントが合いづらい等の症状。

※疲れ目でも似た症状が出るが、休んでもなお続くならば老眼かもしれない。

☆原因は?
└レンズの厚みを調節する毛様体の動きが悪くなる、水晶体が固まりピントが合いづらくなる、水晶体たんぱくの性質が変わり屈折率も変わる…など。

※誰でも老眼になり得ます。

☆対処法は?
└①老眼用眼鏡(レンズ上方が遠景用、下方が近景用になったもの)を使う。

 ②遠近両用コンタクト(眼鏡同様、一枚のレンズに遠景と近景の度数が入ったもの)を使う。同時に遠景と近景を見ても、脳が上手に補い混乱はしないので大丈夫。

 ③白内障手術時に多焦点のレンズを入れる。またはレーシックなど。

※トレーニングや食品での予防に関して、現時点で確固たる証拠はありません。
※手術やレーシックは多額の費用がかかるうえ、数年で効果が消えたり、長期のリスクが不明だったり検討が必要でしょう。                     
                                              日経新聞4月7日

2月28日 子供の花粉症対策

――もしかしたら、うちの子花粉症かも?と思ったら‥

 ①花粉を払い落とし、目や鼻を洗う。
└→目は水道水で(‥とありますが、人工涙液がおすすめです/当院にも用意して
  ありますので、ご相談ください)。
  鼻は霧吹きで水をかけて鼻をかむよう促す。

 ②目を傷つけぬように、早めに病院へ。
└→かきむしるのを我慢するのは子どもには至難のわざ。
  無理させずに早めに受診しましょう。

 ③血液検査で適切な対処を。
└→スギ以外の花粉やほこり、動物でもアレルギー反応は起きます。
  原因解明をして適切な対処を急ぎましょう。

 ④マスクや眼鏡で体内侵入を防ぐ。
└→近年では子ども向けのものが増えてきました。
  (当院でも花粉用眼鏡を取り扱っていますので、ご相談ください)

 (2月28日/朝日新聞より引用)

2月20日 アレルギーの「標的」を発見。

花粉症やぜんそくの患者が増える一方、研究機関ではアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを止めるべく、発症の仕組みの解明が続いています。この分野においては日本が大きく貢献しており、症状を抑える新たなターゲットが見つかりました。

それは、HRFという物質。これが、IgE抗体という花粉やダニなどの異物と結合する物質とくっつくことでヒスタミンの放出を促していることが分かったのです。また、今まであいまいだったヒスタミンが結合する際の受容体の構造を突き止めました。

今後、新しい薬につながる研究も進んでおり、アレルギーに苦しむ人たちから大きな期待が寄せられることでしょう。

(日経新聞:朝刊/2012年2月20日)

2月19日 健康天気予報が充実!一度参考にしてみては。

天気と健康の関わりをテーマにした「健康天気予報」というサービスをご存知でしょうか。インターネットや携帯電話から気軽にアクセスできるので、一度参考にされてもよいかもしれません。

たとえば、2月は気温が低く日照量が多いため、ぜんそくの人ならば安静にすることを呼び掛ける記事が掲載されています。これは、実際に2月に夜間緊急外来が増加しているデータを元にして作っておりなかなか説得力があります。

今後はさらなるデータの蓄積と分析に力を入れていくとのこと。病気の予防や体調管理において、より信頼性の高い期待できるツールに成長することが望まれています。

(日経新聞:朝刊/2012年2月19日)

2月19日 マスクや眼鏡で花粉を大部分カット!?

ちょっと意外かもしれませんが、身近にあるもので花粉を対策できるかもしれません。実験によると、マスクと眼鏡を着用するだけで、鼻が吸い込む花粉の数は約7割削減!目の粘膜内の花粉の数も約4割削減!

これが花粉用のマスクと眼鏡になると効果はさらに高まり、鼻で8割強。目の粘膜内で6割強減らせることが分かりました。症状が出始めたら、すぐに着用するようにしましょう。また、予防を徹底しても花粉を完全には排除できませんから、すぐに病院に行くことが何よりも大切です。

(日経新聞:朝刊/2012年2月19日)

2月14日 子どもの近視とは何でしょう?

視力が正常であれば、目に入った光が網膜の上できちんと像を結びます。近視は、網膜の手前で像が結ばれ、ものがぼやけて見える段階です。眼球の奥行きが標準より長く伸び、ピントが合わないのが強度近視です。

近視の要因は、近くで細かいものを見る頻度や、遺伝などが挙げられます。成長期に近視が急に進んでも、20代で止まるのが一般的です。ただ、40代以上になると網膜が引っ張られて薄くなり網膜はく離を起こす可能性が高くなるので注意が必要です。

近視を元に戻すことは不可能ですが、屋外で活動する時間を増やし、長時間のテレビゲームを控えることで近視を進みにくくできます。また、適度な度数のメガネをかけることも大切です。

(日経新聞:2月14日)

2月1日 花粉症、症状なくてもご用心!?

花粉症は国民の4人に1人が発症しているとされ、ここ10~20年間の間急激に増加しています。

その要因の一つは、人工林の成長に伴う花粉の飛散量の増加。18年ほど続くとされています。

花粉症の発症は、遺伝や環境要因も関係します。両親がともに花粉症だと発症率は6割ほど。片方の親だと4割ほどです。両親が花粉症でなくても、2割の子供は花粉症を発症します。また、中高年になってから症状が出る人も。食生活や居住環境、喫煙などの環境要因が関与しています。

今年の花粉の飛散量は例年よりもやや少なくなると予想されていますが、油断は禁物です。

昨年症状が出なかった人も多量の花粉により、異物を認識するとつくられる抗体ができた可能性があります。これは、花粉症が起きる最初の段階です。

(日経新聞:2月)

12月20日 ものが二重に見えたら「複視」かも?

片目では普通に見えるのに、両目だと二重になる――こんな事はありませんか。
これを、「複視」といい、片眼複視と両眼複視があります。両眼の場合は片目でも二重に見えます。眼球を動かす神経や筋肉の異常が原因です。

☆神経異常…神経回路の中に腫瘍や動脈瑠があるケースが疑われる。
        または、糖尿病による神経障害など。

☆筋肉異常…甲状腺機能異常など、神経と筋肉の信号伝達異常であるケースが疑われる。

まぶたが下がったり、読書やテレビを見ているときに複視が強まるようなら注意が必要です。
このほかにもさまざまな原因があるので、神経内科を受診して原因を特定しそれに対応した治療をすることが大切です。

(日経新聞より抜粋)

11月30日 加齢黄斑変性は、早期発見で改善できる!

高齢者を中心に、大幅な視力の低下をもたらす加齢黄斑変性。
インターネット上で、「中途失明の主な原因」などと紹介されており、ショックを受ける方も多いとか。

しかし、これは誤解であり、完全に見えなくなることはほとんどありません。
しかも軽いうちであれば、日常生活で困ることも少ないのです。

加齢黄斑変性には「委縮型」と「滲出型」があり、日本人は後者が多いとされています。
「委縮型」は、黄斑の視細胞が加齢で死滅するタイプのこと。
「滲出型」は、老化により黄斑部の網膜の裏側に新しい血管が生えて起きるものです。
※新しい血管は破れやすく、
 血管内の成分が滲み出て網膜が内側に膨らみ、物が歪んで見える。

近年では「滲出型」の治療法の進歩が目覚ましく、
2008年には効果の高い薬による治療がスタートしました。
治験によると、投与1年後には視力の維持だけでなく3割が改善していたことも!

早く気付き、ひどくなる前に治療を受けることが何より大切だと言えます。

(日経新聞より抜粋)

11月22日 目ヂカラメイクにご用心

目元を強調する「目ヂカラ」メークによるトラブルが増えているようです。

目の際ギリギリまでアイラインやアイシャドーを塗り込む方法は、
しっかり落とさないと炎症のもとになってしまいます。

「目が痛い」「ごろごろする」といった相談が、
国民生活センターにも年々多く寄せられるようになったとか。

まつ毛の生え際より内側の粘膜に、
落とし切れていないメークの汚れが転々と残って目に異物感を与えたり。
つけまつ毛が角膜に無数の傷をつけていたり。
接着剤による炎症も増えているようです。

異常があれば早めの受診をおすすめします。
また、過剰なメイクは角膜炎やドライアイをひきおこすので、控えたほうが無難でしょう。

(日経新聞より抜粋)

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