8月27日 金環日食観察で80人が眼底に異常

日本眼科学会は8月25日、横浜市で開かれた金環日食シンポジウムで、5月21日の金環日食を観察した後、目に違和感があり眼科を受診した人は全国で約1000人、うち80人は目に異常があったと公表した。 

眼科医からの報告を集計したところ、裸眼で観察した人が多く、90%近くは1日以内~数日程度で症状が消えたが、12%は症状が継続。視野の異常やゆがみを感じる人もいた。

眼底異常と症状継続の人は、日食網膜症になった可能性も考えられている。

受診者は中高年が多く、都道府県別では愛知が172人と最多となり、次いで東京、茨城、栃木、千葉の順だった。

※    日食網膜症…日食を直視することで太陽の強い光線が目に入り、網膜障害をきたす。   
           目に痛みや熱さを感じたり、疲労感やめまいが起こったりすることもある。
           網膜の細胞が受けた損傷程度によっては、視力低下が起こり、視野
           中央に中心暗点が残ることもある。

(中日新聞8月27日)

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