5月28日 ゴールボール知っていますか?

この競技は視覚に障害のある選手が幅9メートルのゴールに向け、鈴の入った球を交互に投げて得点を競う。12分ハーフでチームの3人全員が視力で差がつかないようアイシェード(目隠し)をつける。

朝日新聞パラリンピック・スペシャルナビゲーターの香取慎吾さんが、パラリンピックの団体競技で日本が唯一金メダルに輝いたゴールボールを、天摩由貴主将と安室早姫選手と体験した。

音を聞き分け体をどう反応させるのか。それは体と顔を正面に向け、自分に対して音が来る方向が右か左か。それで軌道を見極める。

選手たちは想像力の大切さを強調した。「頭の中にはコート図があって足音などで3人の動きを想像し、鈴の音の鳴り方や強弱でボールの行方をイメージしています」

観客が拍手や声援を送れるのは、審判の笛が鳴って試合が止まった後。開催まで500日を切った。自国開催だからこそ、競技も応援の仕方も知っておきたい。

2019年4月26日 朝日新聞

5月24日 他人iPS移植 臨床研究の経過

理化学研究所などは備蓄した他人のiPS細胞から育てた網膜の細胞を目の難病患者に移植する臨床研究の経過を発表した。5人に移植し1年たった段階での経過は良好で安全だと確認した。

研究チームと連携する大日本住友製薬などは国の承認を目指した臨床試験(治験)を準備中。同社は2022年度の実用化を目指している。

様々な細胞に成長できるiPS細胞は再生医療の切り札とされる。理研などが初めて人に移植する臨床研究に着手した「加齢性黄斑変性」は国内患者が約70万人に上る。異常な血管が成長するのを防ぐ薬などが使われる。しかし、効きにくい人もいるので根治が難しい病気の一つだ。

2019年4月18日 日本経済新聞

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