1月22日 ボールの動き手で体験

2020年東京オリンピックに向け、ブラインドサッカーの試合展開を視覚障害者の観客にも分かりやすく伝えようとするシステム作りがすすんでいる。広告大手の電通などが設立した団体が、ボールの動きを手で触れて体感できる装置を開発し、東京パラでの導入を目指している。

その装置は、観客席で視覚障害者がイヤホンで実況を聞きながら、箱のようなものに両手をおくことでボールの動きを追えるという。箱の上には約1 1×l 5センチでサッカーのピッチが表現されており、2台のカメラで撮影したボールの位置情報が試合中リアルタイムで転送され、ボールに見立てた突起が動き回るのを手で感じ取る仕組みだ。

将来的にはパラスポーツ以外のサッカーやラグビーなどの球技でも、観戦の補助ツールとなることを見据えている。

「日本経済新聞・12 0日」

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