3月25日 国で花粉症対策、課題も…

今や国民病とも呼ばれる花粉症。花粉量を一般のスギと比較して1%以下に抑えた改良スギを普及させるべく、林野庁が本腰を入れたようです。

林野庁が新年度予算案に盛り込んだのは、従来のスギから改良苗木へ植え替える場合に支給される補助金。伐採、除去、植栽などの経費に対し国と都道府県が合わせて約7割を負担し、改良苗木の供給量を引き上げたい考えです。

花粉症対策の苗木は今までにも供給されてきましたが、その成長性に対する懸念や林業の低迷が逆風となり現在は全体の約1割にすぎません。林野庁は今後、苗木の成長性の高さを訴えるなど啓発活動にも力を入れるとしています。補助金制度に加え、林業現場での理解と協力を得られるかが鍵となりそうです。

                             (中日新聞 3月13日)

3月25日 目に有害!? 紫外線を防ぐには… 

春になり暖かい日が続いています。でも油断は禁物。
太陽の紫外線は目に有害があるので、気をつけなければなりません。

▼ 紫外線とは?
太陽の光はさまざまな波長の光が集まっています。目に見える可視光は紫や青、赤などに分けられますが、波長が一番短い紫よりも、さらに波長が短くて目に見えない光を紫外線といい、英語の「ウルトラバイオレット」の頭文字をとって「UV」とも呼ばれます。

▼ なぜ有害?
光は波長が短いほどエネルギーが高く、人の皮膚や目に悪い影響を与えます。
紫外線はさらに細かく分けられますが、そのうち「A波(UVA)」と「B波(UVB)」は、目に入ると角膜や水晶体で吸収されることによってダメージを与えます。
UVAはわずかに網膜にも届き、角膜変性症や白内障の要因になることも。

▼ 予防法は?
紫外線は、「UVカット」の眼鏡で防ぐことができます。
色は関係なくUVカットのレンズなら、透明な近視や乱視用のレンズでも同じような効果があります。このような紫外線吸収剤が混ぜ込まれているものを購入するようにしましょう。
また、眼鏡と顔の間から入る紫外線をより防ぐには大きいフレームがおすすめ。
ちなみに、色つきレンズは可視光、つまり「まぶしさ」を減らす効果もありますが、UVカットでないものには、紫外線から目を守る効果はありません。
さらに、暗いところでは瞳孔が開いてより多くの光を取り込むので、濃い色のサングラスでも、UVカット機能のないものは多くの紫外線を浴びてしまうことになるので要注意です。
コンタクトレンズもUVカットであれば効果はありますが、白目の部分は保護されません。
また、お子さんも目を紫外線から保護することもおすすめします。
眼鏡、サングラスだけじゃなく、ひさしのある帽子でも紫外線を防ぐようにしましょう。

(朝日新聞 3月7日)

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