11月4日 シェーグレン症候群、症状を軽減するには?

 

◆   シェーグレン症候群とは?
40~70歳代の女性に多く、年間2万人ほどが治療を受けている。
リンパ球が異常に増え、涙腺や唾液腺が攻撃されることで、涙や唾液などの
分泌が減り、粘膜が荒れ、傷つきやすくなる。

◆   主な症状は?

  • 目の乾燥(ドライアイ) … 涙が出ない ・ 目がころころする 等
  • 口の乾燥 … 口が渇く、唾液が出ない、口内が痛む 等
    (これにより口内炎、虫歯、歯周病になりやすくなる)
  • 鼻腔の乾燥 … 鼻が渇く ・ 鼻の中にかさぶたが出来る 等

◆ 治療法は?

直接的な原因は不明であるため、できるだけ副作用が少なく、不快感に沿った
対症療法を選ぶことが必要。
中でも、ドライアイの症状はかなり軽減できるようになってきている!

  • ドライアイの症状に対する治療法

・目頭にある涙の排出口(涙点)を栓で塞ぐ、「涙点プラグ」の注入
・肌荒れのようになっている粘膜(結膜、角膜など)を治す目薬や、人工涙液による水分補給
⇒ ドライアイの治療には、効果を実感するまでに時間がかかる場合も
あるため、ある程度我慢して治療を継続することが大切。

  • 日常生活における対処法

・ 部屋の温度を保つ
・ 顔に直接風を当てない
・ 正しく眼鏡をかける
などの工夫をすることで症状が軽減する可能性も。

(朝日新聞 11月4日)

11月4日 あたらしい視力、「実用視力」

普段、病院や会社や学校の健康診断などで行われている視力検査。
その測定には、ランドルト環と呼ばれるアルファベットの「C」に似た記号が使われます。皆さんも、これまでに1度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ランドルト環の隙間の位置を、5m離れた場所から読み取るものを「遠見視力」、
30〜40cmほどの近くを見るものを「近見視力」といいます。
パソコンや携帯電話の文字を読むことが日常的になってきた現代では、この近見視力も重要となっています。
このような一般的な検査によって計測された視力は、その人が見ることのできる最大限の視力であり “最大瞬間視力”と言えます。

しかし、実際の生活で視力検査の時と同様に見えているとは限りません。
そこで、最近では日常の視力の状態を表す「実用視力」の計測が開発されています。「時間」という要素を加えて連続的に視力を測るもので、より現実に近い視力を確認するのに有効な検査方法として注目されています。

(日経新聞 11月4日)

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