8月23日 ロービジョンケアで、雇用率UPをはかる。

●ロービジョンとは…良い目の視力が0.5未満である状態。全国で推定165万人。
          糖尿病患者が併発する網膜症や、緑内障、網膜色素変性症などの
          病気によって視力が低下する場合が多い。

●ロービジョンケアとは…リハビリや訓練を通じて日常生活の支障を軽減させること。

【主な取り組み】
・拡大鏡など、その患者にあった補助具を医師や視能訓練士が選び、使用方法を指導。
・日常動作(歩行や階段の昇降、電車の乗り降り)の訓練。
・点字の練習や、音声読み上げソフトを利用したパソコンによる職業訓練/就労指導

→→→働きたいと考える視覚障害者の増加や、企業に義務づけられる障害者雇用率の
   引き上げを追い風に、今後障害者雇用がさらに進むかもしれない。

   ※ロービジョンケアに携わる眼科医は現状まだ少ないが、厚生労働省では
    今後ロービジョンケアを可能とする医師を増やし医療の質を高める意向を
    示している。

(日経新聞8月23日)

8月23日 ~視覚障害柔道で金メダルを狙う~

ロンドン・パラリンピックの開幕が今月の29日に迫っています。
そこで今回、愛知県出身の選手である広瀬選手をご紹介します。

広瀬誠選手(35)は、西尾市出身。高校二年のときに、視覚神経の病気である
「レーベル病」と診断されました。2.0あった視力はたった二カ月で0.2へ。

本が読めなくなり、将来自動車の運転もできないだろうと絶望にうちひしがれる中
好きな柔道だけはあきらめずに続けていたそうです。

岡崎盲学校の盲学校教員になるためにその後筑波大理療科へ進学。大学生になっても教員試験の勉強と柔道を両立し、2004年には名古屋盲学校の教員になりました。

現在も職場に近い田代道場(名古屋市千種区)で稽古にいそしんでおられるそうです。

 アテネでは銀メダルでしたが、北京では7位。減量に苦しみ一度はパラリンピックを断念しようとさえ思ったことも。しかしやはり「勝ちたい」という思いが強く5月の選考会決勝で勝利し、「やるからには金」と公言しているそうです。ぜひ応援しましょう。

 中日新聞(8月23日)

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