5月16日 ちゃんと守って!中高生のコンタクト。

コンタクトレンズを使用する子どもたち…。2012年の時点でコンタクトユーザーは高校生27・7%、中学生7・3%、小学生0・2%(日本眼科医会調べ)と、中高生を中心にその割合は年々増加。その一方でトラブルの多さもわかっています。同調査の「治療を受けて治った病名」は中高生ともにアレルギー性結膜炎…4割、角膜の傷…2~3割に上り、重い視力障害になりかねない“角膜潰瘍”や“角膜炎”に進んでいた例もありました。

近年、レンズの酸素透過性は上がってきていますが、装用することで角膜への酸素供給量は減少します。決められた時間と期間を守らずに装用したり、レンズの洗浄が不十分だったりすると、角膜の傷や感染症・アレルギー反応などを引き起こしかねません。

特にソフトコンタクトでは眼の症状を自覚しにくいことが多く、使用するには眼科専門医の検査を定期的(3か月ごと)に受ける事が必須です。今中高生の間では、「受診するのは最初だけ」であったり、人気の高いいわゆる「カラコン」をネットで購入したりする人が多いという現状があります。

正しく使えば利点の多いコンタクト。保護者と子どもの両者が、装用のリスクを正しく理解しておくことが大切です。

                              (5月2日 朝日新聞)

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