4月8日 スマホ使いすぎ見直しを

若い世代を中心に「急性内斜視」の患者が増えている。一方の目の視線が鼻側に寄る「内斜視」のうち、生後6か月以降に突然発症するものを「急性内斜視」と呼ぶ。

主な症状は物が二重に見える「複視」。片方の黒目が内側に向き、物が二重に見えるようになる。斜視は眼球を動かす働きを持つ筋肉と密接な関係がある。

 

発症の引き金とみられるのがスマホ(スマートフォン)の使いすぎ。スマホはパソコンよりも目に近い位置で画面を見るため、長時間凝視すると眼球を内側に向ける「内直筋」が収縮したままになりやすい。

 

急性内斜視を発症した場合、複視の症状は特殊な屈折レンズを使ったプリズム眼鏡で矯正できる。また、ボツリヌス菌が作り出す成分を注射し、内直筋をまひさせて緩める治療もある。

 

日頃から気をつけたいのはスマホの使い方。何時間も続けて使うのを控え、目にかかる負担を減らしましょう。

3月9日 日本経済新聞

4月8日 iPS細胞移植を承認

iPS細胞から角膜の細胞を作って目の病気の患者さんに移植する大阪大の臨床研究計画を5日、厚生労働省の専門部会が条件付きで了承した。角膜は目の中央にある直径11mmほどの透明な膜でレンズの役割をする。

他人のiPS細胞を使うため、移植した際に拒絶反応が起こるリスクの説明などが条件に盛り込まれている。

 

計画では京都大が備蓄している他人のiPS細胞の提供を受け、角膜の細胞に変え円形のシートに加工。患者の角膜の損傷部を除去し移植する。移植の治療効果と安全性を確かめ、順調にいけば24年頃には実用出来る見通し。

 

角膜の移植を待つ人は全国に約2000人いるとされている。しかし日本アイバンク協会などによると、全国の角膜提供者は年間800~1000人台で推移している。移植を希望しても通常2,3年待たなくてはならない状況で、米国などからの輸入に頼っている。

3月6日 日経朝刊

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