お米を食べて花粉症を治す!?

スギ花粉による花粉症は、日本人の約4人に1人。

花粉症の原因物質を少量口に含んだり、注射して症状を抑える治療法もありますが、3~5年かかるそうです。

 

しかし、お米を食べるだけで花粉症を根本から治す研究が行われている事を知っていますか?

お米は日本人には身近な上、胃で分解されずに腸まで届くたんぱく質を含んでいます。

茨城県で作られている「花粉症緩和米」は、花粉の原因物質の目印となる部分が米粒の中で作られるよう遺伝子組換えされており、これを花粉症の人が毎日食べる事によって、体内の免疫機能がこの目印に慣れ、過剰に反応しなくなると考えられています。

原因物質そのものは含まれていないため強いアレルギー症状も出ません。

この研究により、悪さをする免疫細胞だけを増えないようにする事ができ、花粉症の根本的な治療になる可能性があるそうです。

 

つらい花粉症、お米を食べるだけで治せたらうれしいですね。

 

(10月26日 中日新聞)

10月25日 白内障手術 レーザーで

白内障は国内に患者が約4000万人いるとされ、80歳代だとほぼ100%に症状がある。

その手術はメスを用いて、眼球の中にある濁った水晶体を取り出し、人工レンズに置き換える方法。

そんな中、「熟練した医師でも、完全に満足のいく手術は7割程度。一方、『フェトム』なら、95%はうまくいく」との声も。

 

『フェトム』とは、1000兆分の1のこと。その名の通り、1000兆分の1秒という極めて短時間の光パルスを連続的に照射するフェトム秒レーザーを使う手術法である。

光が当たる時間が短いので、近くの組織への影響が少ないのが特徴で、所要時間もメスによる手術より短い。

 

ただ定着には時間がかかりそうだ。ほとんどの医療機関では自費診療としており、費用は東京歯科大の場合で50~60万円に上る。年間140万例の白内障手術の内、フェトムによるものは1万例にも満たない。実績が増えないと保険適応にも時間がかかるだろう。

さらに、フェトム秒レーザーで患者にどんなメリットがあるのかは、はっきりとわかっておらず、メスの方が切開面がきれいとの見解も。

 

高齢化社会の進行に伴い、白内障患者は増えるとみられる。どんな手術方法を選択するか、医師と相談しながら考えていく必要がある。

 

(10月23日 日本経済新聞)

10月7日 スマホでドライアイ

朝晩は涼しく、秋を感じる天候が続いていますね。
秋と言えば読書の秋。ゆっくりと活字を追うにはいい季節です。
ところが、最近の日本人の読書量は年々低下しており、50%近くの人は全く本を読まないそうです。

仕事や勉強が忙しく、近視や老眼などで視力が低下していることも原因のようですが、スマートフォンやパソコンなどに時間がとられることも影響しています。

特に携帯端末でメールやゲームなど細かい作業を続けると、目のピントの調節力が低下してしまいます。さらに、まばたきの減少でドライアイにもなりやすく、文字を読むことがつらくなります。
涙の量が正常でも、涙が蒸発しやすいために起こるドライアイも急増しており、ドライアイは目を酷使すれば誰にでも起こりえる病気と言えます。

この秋はスマホを本に変えて読書を楽しむのもいいかもしれませんね。

(10月5日 中日新聞)

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