3月16日 患者支えるチームと技術

埼玉県所沢市にある国立障害者リハビリテーションセンター
ここには「ロービジョン(弱視)クリニック」という、専門家がチームを組んで、診察や治療、生活支援、カウンセリングに取り組む施設があります。

ここで行われるのは、医師や視能訓練士による検査や診察だけではありません。
網膜色素変性症などによって視力低下などが進んだ患者に対し、”残った視力で生活の質を維持し、日々の生活を充実させる“にはどうしたらいいのか、ソーシャルワーカーによるカウンセリングも行っています。
また、実際にパソコン画面などを使って、残った視力を有効に利用するための指導を受けることもできます。

眼科医の仲伯医師は、「検査結果などに振り回されず、しっかりと病気と向き合ってもらえるよう、チームでサポートします。一緒に乗り越えましょう。」と呼びかけ、患者1人1人に勇気を与えています。

(日本経済新聞 3月16日)

3月16日 今年は花粉だけじゃない!?

スギやヒノキなどの花粉の飛散が最盛期を迎えています。今年は例年の約1.7倍の飛散量と予測されており、飛散量の少なかった昨年に比べると6.6倍だそうです。
さらに今年は花粉に加え、中国からの微小粒子状物質”PM2.5″の飛来も懸念されています。同国から飛んできている黄砂にも、このPM2.5が付着していることがあるそうです。

「PM2.5はアレルギー症状の原因である抗体を作りやすくするため、花粉症を誘発する可能性がある」と指摘する専門家もいます。
また、名古屋市内の診療所では、今年初めて花粉症の症状が出たという患者も多く、中にはぜんそくのような重症を訴える方も。

このような状況に対し愛知県は、県内のPM2.5の濃度が環境省の定める基準値を超えると予想される場合、ホームページなどで注意喚起情報を公表する予定で、今後の情報にも注意が必要です。

薬局や量販店の花粉対策用品も予想を超える売れ行きで、例年以上の対策を考える方も多いようです。
例年に比べて症状がひどいという方は、まず症状にあった医療機関を受診することをおすすめします。

 (日本経済新聞 3月16日)

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