2月1日 iPS角膜移植計画 初めての実施

大阪大の西田幸二教授の研究グループは16日、iPS細胞から目の角膜の細胞を作って患者に移植する再生医療の臨床研究計画を国に申請した。所管する厚生労働省の審議を経て承認されれば今年半ばにも1例目の移植を実施する予定だ。

計画は患者以外のiPS細胞から角膜の細胞のもとになる厚さ0.05ミリメートルのシートを作り移植する。角膜が濁って視力障害などを起こす「角膜上皮幹細胞疲弊症」の重症患者4人を対象に実施する。臨床研究では移植の効果のほかに安全性なども確かめる。阪大は2018年12月、研究チームの計画を学内の審査委員会で大筋で承認した。iPS細胞を使った目の再生医療の臨床研究は14年に理化学研究所などが世界で初めて網膜の細胞を移植する手術を実施した。角膜の疾患については今回が初めてとなる。

 

 (1月17日 日経新聞)

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