8月30日 iPS角膜初の移植

大阪大の西田幸二教授(眼科学)のチームは29日、人工多機能性幹細胞( iPS細胞)から作製したシート状の角膜組織を重度の疾患でほとんど目が見えない四十代女性患者に移植する世界初の臨床研究を7月に実施したと発表した。チームによると、視力は眼鏡などを使えば日常生活に支障のない程度に改善し、拒絶反応などの問題は起きていないという。

角膜疾患は亡くなった人からの提供角膜による治療が一般的だが、提供を待つ患者は全国で約

1600人に上る。慢性的に不足しており、今回の手法を5年後をめどに実用化し、補完的な治療法にしたいとしている。

「中日新聞8月30日」

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