子どもの目、紫外線から守る

日差しの強まる季節がやって来た。

背丈の低い子どもは紫外線を多く浴び目に異変を起こしやすい。金沢医科大の教授が部活動をする中学生の目を調べたところ、野球では6割、サッカーでは4割に瞼裂斑が見つかった。

瞼裂斑とは白目の一部がシミのように濁って盛り上がる病気。これ自体は無害だが、翼状片に進行する可能性がある。翼状片は悪化すれば視力が低下し手術が必要になることもある。目の病気の予防には、

 

①つばの広い帽子

②紫外線カット効果のあるサングラスや眼鏡

③紫外線カット効果のあるコンタクトレンズ

 

…が有効。複数の対策をうまく組み合わせると、目に入る紫外線をほぼ防ぐことができる。はやいうちから対策をとることが欠かせない。

 

※関連時期として公センセの部屋 →「夏は眼もご注意」も併せてご覧ください。

 

(6月6日 朝日新聞)

下まぶたのけいれん続く…Q&A

Q.下まぶたの痙攣が続いています。加齢やストレスのせいだと言われ眼科や心療内科を受診し点眼薬を使っていますが治りません。

 

A.瞼のけいれんの多くは、目を酷使することで起こります。

特に下まぶたに見まれますが、適度な休息により改善します。

それでも症状が改善せず目が開けづらくなったり、まばたきが増えたりする場合は「眼瞼けいれん」とよばれる運動障害の場合があります。

眼瞼けいれんの多くは原因不明で、根本的な治療法は見つかっていませんが軽度の場合は漢方薬の抑肝散が有効な場合があります。

目をつむってしまう重症例では「ボツリヌス毒素」の製剤を注射する方法があります。限られた医療機関でしか行われていないので事前に調べて受診される事をお勧めします。

 

(6月5日 中日新聞)

緑内障は早期発見が鍵!まずは健診を

視野が狭くなり、部分的に欠けて見えなくなる「緑内障」。

日本人の失明原因のトップで、40歳以上の20人に1人がかかっているとされていますが、自覚症状がないまま進行するため、自分では気づかないケースが多いのです。

 

6月7日は「緑内障を考える日」。視神経に障害が出ると元には戻らないため、定期的な検診で早期発見を、と呼び掛けています。

緑内障の症状としては、少しずつ視野が狭くなり、進行すると視野も低下しますが、両目同時に症状が進むわけではありません。また、見えなくなった部分はもう片方の目をカバーするため、自覚症状がなく発見が遅れてしまうといいます。

 

40歳以上の人は眼科の定期受診が欠かせません。加齢と共に発症率は上がるので、自覚症状がなくても5年に1度は検査を受けるように心がけましょう。

(6月5日 中日新聞)

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