リジュセア
リジュセア ミニ点眼液0.025%
~近視の進行抑制:リジュセアについて~
近視になる子どもが増えている理由
時代とともに変化したライフスタイルが、近視の子どもが増えている最大の理由と考えられます。
特に、iPhoneが日本で使われ始めた2008年以降、この10年でスマホが広く普及しました。
そして今では、子どももスマホを所有する時代になりました。
スマホが普及する前から、テレビゲームなど、夢中で近見作業するものはありました。しかしスマホは、普及率・使用時間ともに、テレビゲームの比ではありません。現在のスマホは、ありとあらゆる機能が小さな液晶画面の中に搭載されています。そして高機能化が進むにつれて、その小さな画面を眼に近づけて見続ける時間が長くなってきています。
一方で、都市空間には自由に屋外で遊ぶ十分な場所がありません。さらにこの数年では、新型コロナウイルスの感染予防のため、屋外活動も減りがちです。ますます近視になりやすい環境、ライフスタイルになってきています。
(株)ゼロメディカル HP『マイオピンスクエア』より引用

近視進行を抑制した方が良い理由
成長に伴う眼軸長の伸長に加え、近く(スマホ・タブレット・ゲーム等)を見ることが習慣化している子どもたちは、必要以上に眼球が後ろに伸びてしまうことが報告されています。
そして、一度伸びてしまった眼軸長が元に戻ることありません。
近視が進行することで回復不可能な視力低下や重篤な合併症を伴う可能性があります。
その為、眼軸長の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するために重要となります。
主な合併症は以下の通りです。
- 網膜剥離(眼球の内側にある網膜が剥がれて視力が低下する病気です。)
- 白内障(水晶体が白く濁り視力が低下する病気です。小児期でも発生する可能性があります。)
- 緑内障(眼底にある視神経という部分が障害を受けて、徐々に視野が狭くなってくる病気です。)
- 黄斑変性症(網膜の変性が原因で徐々に視野がぼやけたり、欠けて見えたり、色覚の異常が見られる病気です。)

治療対象
6歳以上の軽度近視または中等度近視の方
軽度近視 = S-3.00D未満
中等度近視 = S-3.00D~S-6.00D未満
※『度』とは、ピントが合ってしっかり見える為に必要な眼鏡の強さ
治療方法
毎日就寝前に両眼に点眼
注意 : 点眼を忘れた場合は、次の日の夜までは点眼しないでください。
点眼の作用と副作用
点眼後、まぶしく見えたり、一時的に目がかすんだりすることがありますので、必ず就寝前に点眼するようにしてください。就寝前に点眼しても、翌日までまぶしく見えることがあります。
まぶしさや目のかすむ症状が回復するまでは落下の恐れのある遊具の使用、屋外のクラブ活動や球技等のスポーツ、自転車や自動車等の運転、貴会の操作等は行わないでください。また、必要に応じてサングラスをかけるなど、太陽の光や強い光を直接見ないようにしてください。
1回に2滴点眼したり、1日に2回点眼したりしてはいけません。点眼し忘れに気づいた場合には、忘れた分は点眼せず、次の就寝前に1回1滴を点眼してください。
リジュセア治療:方法・費用・受診スケジュール
方法
毎日就寝前に各眼1滴を点眼。
点眼薬30本(0.025%) = 30日分

費用
※自費診療のため保険適用外です。
リジュセア ミニ点眼液0.025% | 30日分 | 4,380円(税込) |
年間検査料 | 17,600円(税込) |
診療スケジュール
1年目:5回の定期検査
注意
- リジュセア治療は保険外診療のため、同日に他の眼症状について保険診療を行うことは法律上禁止されております。保険診療については別日での受診をお願いしますことをご承知おきください。
- 患者様のご都合により治療を中断される場合については返金いたしかねます。
- リジュセア点眼によって近視の進行が完全に止まるわけではありません。少なくとも2年間継続して使用することで、無治療と比べると軽減できたという報告を基にしています。
- リジュセア自費診療中は近視についての診療は全て自費診療となりますが、当院では年間検査料にメガネ処方・学校からの「受診のすすめ」を受けての受診も含んでおります。