2月15日 みんなが読める点字

視覚障害者が指で「読む」点字の凹凸に片仮名やアルファベットを重ね合わせ、目の不自由な人も健常者も意味が理解できる独特のデザインがじわりと浸透しはじめている。「共生社会の考えにぴったりだ」として東京・渋谷区役所が新庁舎の案内板に採用した。

発案したのは東京都中央区のデザイナー、高橋鴻介さん(25)ある日、点字を見ながら「なぜ僕は点字を読めないのだろう」と疑問に思ったのがきっかけだ。

試行錯誤を重ね、昨円3月に自身のツイッターで紹介すると国内外から「点字を学ぶのに役立つ」「盲学校に通う子どもの教材が読めるようになれたらうれしい」と多くの反響があった。

高橋さんによると、デザインは複合施設「渋谷ヒカリエ」で一時使われたほか、電通本社で採用されることが決まった。渋谷区役所が案内板に使うと、広島、岡山の両県庁から区役所側に問い合わせがあったという。

 

 (2月6日 日経新聞)

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